水原一平「ジャンケットバンク……？」

司会「さあ！『デッドボール・ワールドコール』も終盤戦に差し掛かりました！果たして水原は逆転できるのか？それともこのまま胴元が圧勝を収めるのか？必見です！」
胴元「ククク……悪いな水原。この勝負、俺の勝ちだ」
水原「大谷翔平」
胴元「は？」
水原「君の本当の目的。それは借金を肩代わりしてくれてる大谷翔平もカモにすること。僕を脅すことはその初期段階だ。そうだろ？」
胴元「……それがどうした？ククっ…バカが！今さら分かったところでもう遅いんだよ！大谷は泣くだろうな。親友のせいで全財産を奪われることになるんだからなwww」

水原「『大谷翔平に借金を肩代わりしてもらった』というのは僕の嘘だ。僕は大谷の口座から金を盗んでいた」

胴元、ここでピカソ顔になる。

胴元「なっ、ふっ、ふ、ふざけんなぁぁぁぁあぁぁぁ！！！！！人の口座から勝手に金を抜き取っていただと！？ありえないありえない！！お前は大谷に借金の肩代わりを頼んだはずだろ！？」
水原「あれはギャンブルが発覚した『後』の話さ」
胴元「まさかお前は『口座から金を抜き取っていたのがバレた後にも関わらず、その被害者本人に自分の借金の補填を頼んだ』のか！？つ、面が厚すぎるだろ！」
水原「勝負は君の勝ちだよ。ただ君は金を回収することができない。全部僕が盗んだ汚いお金だからね」
胴元「くっ、糞おおおおおおおおおおお！！！」
水原「これでもうわかっただろ？胴元さん」

水原「口 座 の 中 に 、 君 を 助 け る お 金 は な い」

司会「決着ゥゥゥゥ！！！ワンヘッド戦『デッドボール・ワールドコール』の勝者は、水原一平ｨｨｨｨｨｨｨｨ！！！！！」

水原「人とのコミュニケーションは通訳のようなもの。"誤訳"には気を付けないとね。胴元も、大谷も」

～END～

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