いなば食品公式サイトより

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 いなば食品は12日、公式サイトに一部報道について謝罪コメントを掲載。さらに「由比のボロ家報道について」として1000字超の文章をつづり、記事に対する同社の見解を発表した。

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 「週刊文春」が、「『CIAOちゅ~る』『ライトツナ』いなば食品《新入社員9割が辞退》女帝の“ボロ家ハラスメント”」などと報じたもの。報道によれば、今春に一般職採用予定だった19人のうち9割にあたる17人が入社を辞退したという。

 これを受け、いなば食品は「この度は、由比のボロ家報道につき皆さま方に多大なるご不快をおかけいたし、心よりお詫び申し上げます。ご指摘の点につき、誠意をもって改修に全力を挙げております。誠に申し訳ございませんでした」と陳謝。

 「全てのシェアハウスに関して3月20日~26日にかけ、全家屋の点検・クリーニングを実施、完了」と記しつつ、「実は」と切り出し、副社長が昨年10月26日に間質性肺炎の急逝憎悪で緊急入院し、1月10日に死去、2月1日に社葬を行ったと明らかにした。「いままでシェアハウスの改修のほぼ一切は逝去した副社長の担当」で、空白期間ができたことが、改修できなかった理由だとした。

 新卒社員は「計98人」が入社済だとし、内訳は一般職43人、総合職55人と説明。一方で「今回職場異動のない新卒一般職の16名の方々がご入社辞退となり、心よりお詫びいたします」とした。報道された辞退人数とは異なった。

 また、シェアハウス入居者に対して「ご負担にならないよう実質家賃の請求を0円にて検討し、実施する決意」とつづったほか、「写真のコンクリート剥き出しの場所は洗濯機置き場で、現在は既に洗濯機が置いてありますので現状の映像は異なっています」、「雨漏りは改修手続きを既に開始しております。また畳の交換も明後日(14日)中に完了です」などと具体的に記した。

 最後は「このたび、責任者の死亡により作業指示が大変に遅れ、皆さまに非常に不快をおかけしています。早急に誠意をもって、早期の改修を完了いたします」と伝えた。