善人の皮 | かさまち日記

善人の皮

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「お前はそんなに可愛い服を着て、醜女であるのに服の意味がないだろう」

と自分に思うのだけれど、

そんなことを誰かが誰かに言っていたら酷いことだと思う。


今わたしがめちゃくちゃほしいものがある。


これ。

基本ジャンスカとブラウスは揃ってないと着れないので、一セット買ったら約六万円。ちなみに某クリニックで鼻にプロテーゼ入れたら二十万円。(プロテーゼだけ入れることってないと思う複合手術になるだろうからそれじゃ済まないけど)


可愛い服とかわいい顔ってどっちを手に入れたらいいのかって言ったら、やっぱり顔なんだろうか。

プラシーボ効果についてのツイートで、自分をブスと言ってたら本当になるぞ😱というのを見たけど、わたしは最近では自分のことを可愛いと言うようにしているけど、加工がついてない写真とか鏡を見ると猛烈に気分が悪くなると言うか、不細工だと思う。

この不快感と劣等感とコンプレックスを内に秘めておけってどれだけ難しいことなのか元から恵まれてる人や外見に気をつける必要がない人にはわからないんだと思った。


わたしは自分の顔が不快。画面の中の加工されたわたしは好き。そう言う人ばかりだと思う。


みんな美容整形クリニックのTikTokを見たことある?

色んなインフルエンサー、普段はゴリゴリ加工してる女の子たちが案件で整形するために無加工を晒してて、その顔の平凡さにほっとしたりする。性格が悪いので。


そして、それと同時にわたしはわたしの顔を見て同じようにホッとしている人がいるのだろうと思う。

それがやるせないほど嫌だ。

他人に圧倒的な劣等感を抱かせるぐらいかわいくなりたいという願望はある。熱烈ではないから現実にならない。


プロテーゼ使うと抜去が怖いとか、一生メンテしなきゃいけないからとか、悩む理由は色々あるけど、結局めんどくさいだけなんだと思う。努力不足なんだと思う。


そう言うふうに考えて死にたくなる。死にたいと言いながら死なない自分が嫌になる。


最近、自分の善人の皮が剥がれそうになったことがある。

知人が手帳を取ったので障害年金を取りたいと言う話をしていたところから始まる。

そもそも一年前にうつ病として退職して傷病手当で生活していたそうなんだが、色々あって医者に嘘の病状を申告していて、本当は抑うつと発達障害だと診断された人が、二級の手帳を貰っていた。

人間としての苦しさは小さい頃からあったらしいけれど不登校には至らず大卒までしている。ちな美大。家庭環境がかなり毒なこともあり苦しかったと言いつつも就職して働いている内に鬱になり退職したらしい。

他人の前では平気なフリをしてしまう、自分を前向きに見積り過ぎてしまうらしいと言う話を聞いた。


対して、その話を聞いていたわたし。中学から不登校、その為友達もなし、玄関から一歩も出なかった年が2年ぐらいある。今でも月に3日4日しか外に出ない。電車も気軽になんか乗れない。風呂にも1人で入れないし、日によっては起き上がることも1人でできない。もちろん大学はおろか高校にも行っていない。無論働いてもいない。(バイトは全て挫折に終わっている)。

そして、わたしも手帳は二級だ。


冷静に思うことはある。

わたしが玄関から出れないだの起きれないだの風呂に入れないだのとのたまっていられるのは家庭環境に恵まれているからで、毒親のもとに生まれていたら、わたしは外に出て働かざるを得なかったし家事をして風呂にも入っていたのではないか。出来ないのではなく追い詰められていないからしていないだけなのではないか。

そう思う。


でもその反面で、こうも思う。

なぜ、一人暮らしが出来て風呂に入れて食事を自分で用意できて中学高校大学それぞれの友達がいて彼氏がいて就職できるし旅行もできるような人間がわたしと同じ二級なのか。


これは思っても口にしたら人間関係が壊れかねないことだとわかってる。だからこうして鍵垢のブログにちみちみ書くだけに留めている。


彼女が障害年金を取りたいと言った時、わたしは別に止めなかったし、今の生活が辛そうだったので取れれば良いと友人として思った。

障害年金というのは基礎年金にしか入っていない人は二級と一級しか階級がない。手帳は三級がある。

一級はそれこそ寝たきり状態のような人の階級らしい。年金事務所かなんかで聞いた。

つまりわたしは二級なんだけど、彼女がもし申請して通るとしても二級だと思う。


……14歳の時から、10年引きこもりで、なんの人間関係も持っておらず、何からも自立出来ていないわたしと、

うつ病は一昨年やそこらで診断を受け、中高大ストレートに進学し、友人もあり趣味にも活発である、一人暮らしの彼女が、

同じ支援を受けるのか?

それっておかしくない?


そう思ったモヤモヤが後から膨らんできて、わたしは嫌になった。自分のことも何のことも嫌になった。

思うだけなら良いけれど、こうしてどこかに書かずにはいられないほどそのモヤモヤとそれに対する自責の念が毎日毎日わたしにお前のような性悪のブスは死ね、自殺しろ、と言ってくる。


そもそもとして、わたしは年金をもらわずとも生きていける。なぜなら実家暮らしであり、両親はまぁ離婚しそうだけど離婚したとて食うに困るほど貧困にはならないだろうし、母とも妹とも仲がいいので居場所がある。

しかし彼女は傷病手当が無くなり再就職もしないとなると、貯金が尽きて毒実家に帰るしかなくなる。

この間実家に帰った際の彼女の様子は本当に痛々しいものであったので、それは可哀想だとは思う。つまり年金が支給されないと家にも困るのは彼女の方なのだ。(というか、障害年金は月七万なので受給者になってもそれだけで食っていくのは厳しいと思うんだけど)


それだと言うのにわたしは、彼女に対してこう思っている。

「わたしの方が辛い思いをしている!友人も恋人もおらず地域に居場所もなく趣味もなく高校にも大学にも行けなかった!なのに昨日今日抑うつになったあなたがわたしと同レベルの援助を受けるのは傲慢だ!」

ということ。これがわたしの本音なのだ。普段彼女の話を聞いている時は心配のヴェールで隠しているが、本当はわたしはこう思っている。ずるい、と思っている。だってわたしが欲しかったのは友人、恋人、中高大の通学や学歴、そこで学んだもの、それらだから。


こんなことは気付いても心のうちにしまっておけばいいのだけど、最近は彼女が年金の話を振ってくることが多いので、もう口が滑ってしまいそうで堪らなくて、これを書いている。


でもわたしが悪いのはわかっている。悪い、というか、わたしが不当だの何だのと言う権利はないし、実際わたしにもその階級は不当ではないことがわかっている。それなのにうだうだ思っていることを、わたしはわたしの性根が悪いと思うのだ。


なんでこんな他人のことばかり気に病んでいるんだろうか。書いてたらアホらしくなってきた。


とにかくわたしは悪いし、ブスだし、孤独だし、死んだ方がいいのだ。ちなみにわたしはやっぱり何度考えても理解のある彼くんのいるメンヘラ女が1番嫌いだ。


その点についても彼女はわたしのコンプレックスにブッ刺さるので(見た目に頓着がないが肌が綺麗なので清潔感があり飯を作りにきてくれる恋人がいて中高大の友達がいる)多分もうこれ以上考えても何も出てこない


こんなコンプレックスを解剖しても何にもならない。やめよう


わたしはかわいくなりたい。そして働きたい。お金があったら大学か専門学校に行きたい。お母さんに恩返ししたい。そしてそれらが一切叶わないとわかっているので、わたしは何よりも死にたいと願っている。

願っているだけで死ねたら、こんなに楽なことはないのに。

ダ飯の世界にトリップしてシスルと恋したい。そういうことぐらいしか考えられない。リアルなことは、ダメだ。はは……