「……予定時刻だな。……それでは、若手会議を始めよう」
克人が会議を取り仕切り、第1回若手会議が開かれる、はずだった。
「申し訳ない、克人さん。先に良いですか?」
俺がその出鼻をくじいた。気勢を削がれたと言うか、スタートダッシュから躓いたような状態になり、皆がわずかな動揺を込めた視線を俺に向けている。
「ど、どうした?四葉。何かあったか」
「ええ。何かあった、いや、何か居ると言う方が正しいでしょうか。……九島蒼司さん。貴方の隣に居る方は、何処のどなたですか?」
俺は九島蒼司、そしてその隣に居る闖入者を睨んだ。そうすれば、動揺を込めた皆の視線、それが向けられる先は、俺から闖入者へと急転換する。九島蒼司だけは、ばつの悪い顔をして俯いているが。
「……クク、……カーッハッハッハッ!」
闖入者は、20代前半の姿をしながら、その少ししわがれた笑い声を響かせた。
皆、その姿に見覚えはなかったが、その声には聞き覚えがあり、動揺を強める。
「全く。酷いじゃないか、十六夜君。ここまで通してくれるものだから、最後まで見逃してくれるのかとばかり思っていたよ」
「趣旨をご理解ください。貴方様が居られたら、この会議は意味を失いますよ?老師」
最後まで居るつもりだったという闖入者の思惑を砕いたのだが、それにしても、悪戯が成功した事を喜んでいるように上機嫌な彼。俺はしっかりと、彼を追い出す理由と、彼の正体を言及した。
そう。闖入者の正体は、九島烈だったのだ。『パレード』で姿を偽っていたが、それを解いたようで、偽った姿がフェードアウトするのに合わせ、烈の姿がフェードインしていく。
『閣下!?』
『老師!?』
この会議室に居るほぼ全員が、まさかの闖入者に、そしてその正体が烈であった事に驚きの声を上げた。声を上げていないが、達也も目を見開いている辺り、完全に騙されていたのだろう。どれだけ巧妙に精神干渉系を仕掛けていたのか。
蒼司は精神的に痛めた頭を押さえている。多分、烈の悪戯を止めようとしたが、結局付き合わされる事になったのだろう。『だから止めてほしいと、私は言ったんだ』なんて蒼司の呟きを、俺の超人的な聴覚がギリギリ拾い上げていた。心中お察しする。
「老師、改めて明言させていただきます。この場は意見交換、いえ、交流会の意味合いが強い場。老師が居られますと、皆が委縮し、その目的を達成できない事が懸念されます。申し訳ありませんが、ご退出をお願いします。それと、盗み聞きなり、後で報告を受けるなりするとしても、趣旨を理解した上でお聞きください」
「分かっている。分かっているとも、十六夜君。私がこの場に潜入しようと思ったのだって、若者の意見、斬新で、前衛的で、活気にあふれたそれが聞きたかったからだ。君が二十八家の現当主、そのほとんどを省いたのも、そういう狙いだろう?」
「分かっているなら、なおさらこんな悪戯はしてほしくなかったんですが……」
老師がこの会議の顛末を聞く。その可能性があるだけで皆が委縮し、言葉を慎重に選んでしまうだろう。
この場はあまり慎重にならず、積極的に意見を出してほしい場なので、烈の登場は全く嬉しくないサプライズだ。
いや、だからこそ、なのか。九島が十師族に返り咲くため躍起になるだろう蒼司。彼が醜態を晒さぬように、釘を刺したかったのかもしれない。
この会議の趣旨から逸れる危険性を押してまで出てきたという事は、烈以外の九島が暴走しかけているのか。
(九島を警戒すべきって事か?)
俺は少し探るような視線を烈へ送った。その視線に気付いたのだろう烈は、わずかに口角を下げ、頷いている。
(……後でしっかり聞いておくか)
擦れ違いが起こるのも怖いし、聞けるなら詳細に聞いておきたい。俺は、烈と話し合う機会を設ける事にした。
「十六夜君に怒られてしまったし、私はこれで退室させてもらうよ?諸君、この会議の趣旨を理解し、しっかりと議論を交わすようにな。ハハハハハハハハハッ」
烈は満足した様子で、会議室を出ていく。
台風が過ぎたように、一同は静まり返り、同時にそれぞれがそれぞれに目配せしていた。
全体の意志が、まずとある事に集約されているのだろう。
「……コホン。……では、改めて。会議を始めたいと思う。各々お忙しい中で集まってくれた事でしょう。自己紹介は省き、本題から入らせていただく。今回の議題は事前にお伝えしている通り、反魔法師運動に対して、我々魔法師はどうしていくべきか、です。皆々様からは、忌憚のない意見を頂戴したい」
「失礼、一条将輝です。意見を述べる前に、この会議の趣旨を聞かせていただけないでしょうか。どうして各家の当主を招集するのではなく、各家の若手を招待したのか」
意志が集約されている事を表すように、克人の開始宣言直後、一条が会議の趣旨を尋ねてきた。趣旨を理解するようにと、皆が老師や閣下と慕う烈の言葉があったのだ。一条と同じように、皆は趣旨を明確にしてほしい事だろう。
そうして訊いてきたのが一条なのは、彼が皆を代表してというより、周りを窺うような腹芸が彼にはできないためだ。まぁ、皆代表を務めたかったと言うよりは、本来自身の中で読み解くべき事を訊ねるという未熟な行為を誰に押し付けるかと言う、責任の押し付け合いに近かったように感じられるが。
ならばこそ、ここで一条が訊くのは悪くない。彼は若手が集まったこの場においてもなお若い方で、と言うか、一番下が16歳の七宝で、その次が17歳の俺、達也、一条になる。下から二番目の、未熟でもまだ許される年齢の一条が、訊く役に適任という訳だ。俺は主催者側だし、達也は深雪を守る事以外どうでも良いし。
「……克人さん、智一さん。順序立てて説明すべきかと」
「そうだな」
「ええ。……七草智一です。趣旨を説明する前に、まずこのような会議の開催を十文字さん、四葉さんに持ちかけた私の動機からお伝えしたいと思います」
俺の意見に克人と智一が賛同し、順序の最初を説明すべく、その役に適した智一が皆に向けて語る。
「反魔法師運動を煽ろうとした件のテロリスト、ジード・ヘイグ。私はそのテロリストを捕まえる作戦の指揮をした者として、痛感した事があります」
ある意味でこの会議のきっかけになっただろう件のテロ。ここに居る皆は当然知っており、今さらテロリストについても、捕縛作戦についても詳しく聞こうとする者は居ない。
いや、蒼司は何か物申したいように顔をこわばらせるが、烈に釘を刺されているせいか、少なくとも途中で話を脱線させるような遮りは控えたようだ。
「非魔法師の中にも、我々に肯定的な方々は居る。しかし、その方々は、反魔法師主義者の過激な行動に怯えていました。結果、彼らの協力は得られず、テロリストの捕縛は失敗する事となりました」
ジード捕縛作戦の時、智一は広く聞き取り調査を行っていた。ただ、その調査は成果が芳しくなかったのだ。
彼が聞き取りを行った者の多くは、反魔法師主義者という
そんな多数派は情報を持っていても、どうしてもその情報開示を渋ってしまう。手助けしたい気持ちがあっても、どうしても行動を躊躇してしまう。
故に、智一の聞き取り調査は成果をほとんど得られなかったのである。
「失礼、八代
八代家現当主の弟にあたる八代隆雷。非魔法師の協力という些細な違いで作戦成功の可否は変わったのか、強く関心があったのだろう。彼は本題から逸れると知りながらも、そこを追求した。
「そうですね。協力があれば捕縛は成功していたと、断言はできません。ただ、調査が遅々として進まなかったのは事実です。現状のままであれば、また似たような事件が起こった際、その調査も今回と同様になるでしょう」
「……そうですか。……現状を改善しなければ過ちを繰り返すだろう、という意見には賛同します」
断言したような形にしてしまった事を危機感の表れだったように取り繕い、あくまで失言ではないとした智一。あくまで、些細な違いで成功の可否が変わったのか聞きたかったのだろう隆雷は、協力があっても成功の可否を断言できないとされた事に不満を覚えつつ、智一のその危機感について対してのみ同調した。
隆雷としても、魔法師に好意的な多数が煩い少数に押されて声を上げられない現状については、問題視しているようだ。
そうして、隆雷への返答は終え、次に進もうとした時だ。
「申し訳ないが、件の捕縛作戦について、その詳細をお聞かせ願いたい」
捕縛作戦について追及する声が上がった。その声は、九島蒼司のモノだ。
「九島家の九島蒼司です。私は、テロリスト捕縛が失敗した事に、どうしても疑問が尽きない。十師族の双璧と言われる四葉家と七草家、そこに十文字家、さらにはUSNA軍が協力して、何故テロリスト1人の捕縛も叶わなかったのでしょうか。それだけの精鋭が揃いながらテロリストを殺すという次善案に出るしかなかったというのは、どうしても信じられない」
捕縛作戦について自分以外が口を挿んだ事、それを好機と捉えたのだろう。蒼司は捕縛作戦実行役に問題追及するような言葉を並び立てた。
こっちは、隆雷と違って揚げ足を取ろうとしている雰囲気が窺える。九島を十師族に返り咲かせるため、捕縛作戦実行役だった3つの家、どれか1つを席から降ろしたいのかもしれない。
この追及を受け、克人と智一がどうするかと、俺へ伺う視線を送り、そうして俺は諦めるように頷いた。具体的に諦めた内容は、USNA軍との協力関係における実態の隠匿、そして、説明を俺以外に押し付ける事、である。
USNA軍と取引する作戦を立て、実行したのは俺なのだ。その説明は俺が適任となってしまっている。
「四葉十六夜です。その事に関しましては、俺の方から説明させていただきます」
一応挙手してから自分の名前を告げれば、先程まで説明していた智一へ以上の注目が、俺へと集まった。それらの視線は、期待感や羨望が混じっているモノだったたり、品定めするようなモノだったり。何と言うか、それらの視線のせいで気勢が削がれそうだった。だからと言って、説明責任を放棄する事はないが。
「まずお伝えしますと。ジードを殺害したのは、USNA軍との契約上にそうするしかなかったからです」
俺がそう開示した事で、会議室は少しざわつきだす。
俺はそのざわつきを制するのではなく、そのざわつきが起こった理由を解消するため、説明を続ける。
「どうやら、USNA軍はジードが我々の手に渡り、情報を攫われる事について恐怖感を抱いているようでした。だから、USNA軍はそもそも、我々捕縛作戦実行役と手を組むのではなく、自身たちの手だけで処分したかったようです」
「あちらには、手を組む気がなかったと?では、実行役の方から協力を申し出たので?」
「はい。俺の方からUSNA軍と協力・取引する事を実行役全体に提案し、そしてUSNA軍と交渉しました。テロリストの殺処分を許可する代わり、USNAが掴んでいるテロの証拠を提供する事と、こちらにも死亡確認をさせてもらう事を求めました」
「十文字克人です。補足させていただきますが、四葉、いや、十六夜殿が交渉に乗り出してくれなければ、我々実行役はジードの死亡確認はおろか、テロの証拠すら充分に得られなかったでしょう。十六夜殿の交渉は英断であり、十文字克人も、七草智一も了承した作戦行動です」
俺のした蒼司への回答が愚策、あるいは日和見とされるのを恐れたのか、克人は俺の取引が如何に有効だったのかを捕捉した。
「USNA軍に事実上の妨害をされていた、というのは理解しました。ですが、本当に捕縛は叶わなかったのですか?実行役には十文字克人殿、七草智一殿、一条将輝殿、四葉の十六夜殿と達也殿が居たのでしょう?これだけの精鋭が居れば、USNA軍と取引せずとも、テロリストを捕縛できたのではないですか?」
俺の回答や克人の捕捉ではまだ引き下がらず、難癖をつけた蒼司。厄介なのが、そんな彼の意見に賛同しているような、こちらを疑っている視線がいくつか投げかけられている事だ。参加者の中に何人かが、難癖ではなく心から、俺たちがジードを捕まえられなかった事について疑問に思っている、という訳だ。
「USNA軍の妨害を強硬手段で突破する事は、可能だったと思います」
だから、俺はあえてその疑問を肯定した。実行役なら、俺たちならUSNA軍にも引けを取らなかったと、言葉にしておく。
「ほう……?では、ご自身の失敗をお認めになられると?」
「捕縛作戦の失敗は認めています。会見の時にも、俺はそう述べたつもりです。ですが、USNA軍と戦わない、その選択は、失敗ではないと考えています」
全てが非であったように言ってくる蒼司に対して、俺は一部の非を認め、しかし、全てが非であるとは認めなかった。
そう。USNA軍と戦わない選択は、長期的に見て正しいのだ。
「その選択が失敗ではないと考えた、いくつかの観点をお話します。まず、USNAとの関係という観点。かの国と我が国は友好国です。ですが、もしテロリストの処遇について対立し、戦闘してしまえば、その関係には小さな罅が入り、大きな亀裂を生むと思いました」
USNAと日本の国交。現状では友好国という体裁を保っているが、残念ながら潜在的敵対国という認識を両国の高官は持っているだろう。願わくば、それが一部であってほしいものだが。
とにかく、どう考えたってまだ体裁を保っていた方が、敵対した場合よりはるかに損害が少ない。その損害に目を瞑れる程の利益がなければ微妙な関係だったとしても、敵対する意味は薄いのである。
「次に、捕縛作戦実行役はそれぞれの家から戦力を借りているという観点。もし強硬策に出て、克人さんが、智一さんが、一条さんが、達也が重傷を負ったとしたら、実行役間の協力体制に罅が入る。さらには、その罅は家々の関係にまで伝播する恐れがある」
十文字家、七草家、一条家、四葉家の協力関係。十師族に纏められる家々ではあるが、正直十師族という枠組みは互助組織というより、それぞれがそれぞれの家を牽制するという意義の方が大きいように感じられる。
そう考えると、借りている戦力に大怪我を負わせるなんて、友好関係を崩す恐れがあるし、非難する材料を手渡すような事である。友好を結びたいなら、ただの牽制のし合いで留めたいなら、それは是が非でも避けなければならない事なのだ。
「以上2つの観点から、俺は俺が考え得る中で最善の安全策を取りました。反対意見や批判の声があるのは認めます。ですが、あの選択が完全なる失敗だったとするならば、どうすれば良かったのかを教えてください。テロリストを捕縛し、なおかつ十師族間や日米間で軋轢を生まないには、どうすれば良かったのかを」
俺の作戦が日和見によるモノだとする勘違いを取っ払うため、俺は軋轢を生まない方法と条件を付けた上で、あれが最善だったと強情にも言い切った。
そうすれば、蒼司以外からの疑念は払われる。俺に疑念を向けていた者たちは、皆ばつが悪そうに目を逸らす。
「……深い思慮があっての作戦であったと、納得しました。……お答えいただき、ありがとうございました」
下手な反論では自分が周りのヘイトを買うと思ったのだろう。蒼司は少し顰めた顔で感謝を述べながら、矛を収めた。
他の発言が出ないのを見てから、話題の軌道修正に、智一が口を開く。
「話を戻しましょう。……私は、過激な反魔法主義を行う少数に、魔法師へ肯定的な大多数が怯えている現状をどうにかしなくてはならないと、そう思っています」
智一は自身の思いを言い切ったのに、その顔に憂いを染みさせる。
「反魔法主義運動については、十師族現当主たちも問題視しています。ですが、その反魔法主義運動が活発になろうとしていたテロ事件の直後、師族会議で決定された対策は、テロの模倣犯を生まないようにする監視の徹底、そういう消極的で受動的なモノでした」
「七草智一さんの発言が事実である事は、六塚現当主である私が証言する。師族会議で対策を話し合ったが、各家が担当地域の監視を各々徹底するという方策しか合意を得られなかった」
師族会議の惨状を憂いる智一の言葉を、反感を買う事も恐れず、師族会議の当事者である六塚が証言した。確認される前に十師族の不甲斐ない点を自ら曝すその態度は、とても誠実に感じられる。
「す、すみません、七宝琢磨です。発言よろしいですか?……十師族が集まった場で、何故そんな消極策にしか出られなかったのでしょうか。力のある家々が集まっているなら、もっと有効な策に出られると思うのですが」
おっかなびっくりであるが、意見を述べようと勇気を振り絞った七宝。周りから視線が発言を許可する者と受け取り、稚拙ではあるが忌憚のない意見を出した。
その意見を出すのは、ある意味彼が適任だったかもしれない。十師族になりたいと、暗に十師族への羨望を持ち、そうして十師族になって日の浅い七宝だからこその意見と言える。
「それは、十師族当主が直接協力し合う場合、緊急時を除いて、それには多くの制約を課されるからだ。いざ協力するとなっても、まず政府へ届け出をして、許可が降りるのを待たねばならない。そして、その許可が降りた事例は、稀有と言える程少ない。つまり、反魔法師運動の対策という名目だったとしても、十師族当主同士の協力が認可される可能性は、恐ろしく低い」
七宝の意見に、六塚が応答した。彼女は率直に、十師族という枠組みの実態を、集まって話し合っても手を取り合う事ができないという歪さを、七宝、及びこの場に居る者たちへ聞かせた。
牽制し合う以外ほぼできないような師族会議のその実態に、七宝以外の十師族子息令嬢は改めて呆れ、七宝含めた師補十八家の者たちは呆気に取られている。
「ですが―――」
俺は、あえてその重くなった雰囲気に切り込む。
「その制約・規則には抜け道があります。それらはあくまで十師族現当主を対象としたモノであり、十師族次期当主であっても適応されないのです」
俺がそうルールの抜け道を語れば、ほぼ全員が察する。
この会議の趣旨は、そこにあるのだと。
「そう。そのルールは、この場に集った皆様方には適応されません。我々ならば、堂々と手を取り合えるのです」
当主たちにはできないが、自分たちならできる。
十師族現当主同士の協力体制に比べれば、二十八家子息令嬢の協力体制は見劣りするだろう。だが、確かな力を持ち、なおかつ前者にはある制約が後者にはない。
二十八家子息令嬢の協力体制には、実現性と実行力が期待できるのだ。
「皆様もうお察しかと思いますが、最初の質問に答えるために、はっきりとこの会議の趣旨を明言させていただきます。……『若手会議』の趣旨とは、日本魔法師界が抱える問題の対策に関して、確かな実行力を持つ組織を実現させる事。第1回となる今回は、その実現を目指して交流を深める事にあります」
俺は本来の趣旨を少し盛って、壮大な理想を掲げた。
本来の趣旨は、本当に反魔法師運動対策を話し合うだけの場。対策の実行を目指す趣旨はなかった。
ただ、せっかく影響力のある者がこれだけ揃っていて、しかも揃える者をさらに増やす予定なのだ。なら、その揃う者たちで対策の実行まで視野に入れた組織を作った方が良いと、俺は思っている。
そんな思いを理想の形にして掲げたのである。理想を突然聞かせられた参加者は当然、本来の趣旨が盛られているため、主催者側の智一と克人も瞠目しているのだった。
閲覧、感謝します。
次回の更新は、10月22日の予定です。