この春開校した鹿角市の鹿角高校で入学式が行われ、162人が最初の1年生になりました。
鹿角高校は、鹿角市と小坂町の3つの高校が統合し、元花輪高校の校舎を改修するなどし、今年度開校しました。
5日の始業式で在校生333人が転入を果たしていたのに続き、8日は入学式が行われました。
普通科139人、産業工学科23人の名前が一人一人呼ばれたあと、佐藤貢校長が入学許可宣言をしました。
式辞で佐藤校長は、「鹿角高校の輝かしい歴史と伝統をつくりあげていってくれると期待しています。互いに切磋琢磨し、志高く、皆さんが掲げる目標の達成に向けて努力し続けてください」と呼びかけました。
新入生代表の佐藤優衣さんは、「何ごとにも一生懸命に取り組み、夢に向かってしっかりと歩んでいきたい。先輩たちとともに歴史や伝統の礎を築いていけるよう、この鹿角高校の生徒として誇りをもって学校生活を送ります」と誓いました。
入学した女子生徒の一人は、「統合したばかりの高校なので、出会いがたくさんありそうで、楽しみにしています。いろいろな人と交流して、多くの考えを聞きたい」と話していました。
また男子生徒の一人は、「高校は学校行事が盛んと聞いていたので、積極的に関わりながら、仲間と楽しんでいきたい」と話していました。
統合前の3つの高校では、統合に向け、カリキュラムや制服が学年ごとに違っていましたが、いよいよ3学年でそろいました。
全国屈指の強さを誇る部活動や、地域に根ざした学校行事など、3つの高校の伝統を引き継ぎつつ、新たな歴史が刻まれていきます。
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