小誌が入手したその“社宅”の画像や動画には、雨漏りする部屋の様子などが映っている。“ボロ家ハラスメント”といえる有様に直接、会社に抗議をした新入社員の保護者もいたという。

取締役の稲葉優子会長が社員の待遇を指示

 また、給料についても、入社直前になって、募集要項に明記してあった額よりも3万円ほど少ない額を提示されたという。

 労働問題に詳しい佐々木亮弁護士が語る。

「入社前に会社が示していた条件と相違があれば労働者との契約違反となります」

 いなば食品の現役社員が、嘆息する。

「社長夫人で現在は取締役の稲葉優子会長が、社員の待遇を指示しているんです」

 社内で「逆らうと、どうなるかわからない」と恐れられる“女帝”とは何者なのか――。

 4月10日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および4月11日(木)発売の「週刊文春」では、新入社員が受けた信じがたい会社側の説明や、“ボロ家社宅”の画像、稲葉会長夫妻から命じられる驚きの業務について詳報する。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年4月18日号)