統合後の小学校名が二転三転、暫定開校後にもまた変更…倉吉市長が陳謝「すべては子どもたちのため」

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 統合後の校名案が二転三転した鳥取県の倉吉市立 打吹うつぶき 小学校(仲ノ町)で10日、校名の披露式があり、児童約120人と教職員らが参加した。広田一恭市長が長期の混乱を陳謝した上で、「名前の由来である打吹山は市のシンボル。ふもとの打吹小で、元気に勉強や運動に励んでください」と呼びかけた。

校名決定の経緯を説明する広田市長(倉吉市立打吹小で)
校名決定の経緯を説明する広田市長(倉吉市立打吹小で)

 広田市長は式辞で「ご心配をおかけした」と、一連の混乱を謝罪。児童がいる世帯などを対象にした校名の投票結果を尊重し、「打吹」に決まったと説明した。

 山名毅校長は「尽きない議論があったかもしれないが、すべては子どもたちのためという気持ちから。打吹小という名前を大切にしていきましょう」とあいさつ。打吹山が歌詞に入った校歌を全員で歌った。

 成徳小と灘手小の統合後の校名案は2022年6月以降、「 至誠しせい 」や「打吹至誠」が浮かんでは消えた。23年4月に「成徳」で暫定的に開校したが、同12月の市議会で「打吹」に最終決定。今月1日に校名変更された。

 式の後、広田市長は報道陣の取材に校名案が二転三転したことに触れ、「もっと早く、喜んでもらえる校名でスタートしたかった。長期間にわたり、みなさんに苦労をおかけしたことをおわびする。この経験を生かし、納得いただける行政を進めたい」と話した。

 同市では、北谷小と高城小が統合した久米小の開校式が9日、小鴨小と上小鴨小が統合した小鴨小の開校式が10日にあった。

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