北桜高校開校式 県立高校再編で「一戸」と「福岡工」が統合 新たな歴史刻む 岩手県
岩手県立の高校の再編で「一戸高校」と「福岡工業高校」が統合して、「北桜高校」が誕生しました。新たな学校のスタートとなる開校式と入学式が9日、二戸市民文化会館で行われました。
岩手県教育委員会佐藤一男教育長
「ここに岩手県立北桜高校の開校を宣言いたします」
開校式には、在校生や来賓などおよそ400人が出席しました。式では新しい校章が入った学校の旗、校旗が佐藤教育長から高橋校長に、そして生徒の代表2人に手渡されました。桜の花びらが円を描くように風に舞う様子がデザインされた校章には、『永遠』と『伝統の継承』の思いが込められています。
生徒代表 電気情報システム科3年 漆原悠さん
「私たち北桜高校生は新たな歴史が始まることを生徒一同大変喜ばしく思っています」
生徒代表 総合学科3年 田中大翔さん
「支えてくださる方への感謝を忘れず北桜高校が地域に愛される高校となるよう手を取り合い新たな歴史を築いていきたいと思います」
県立北桜高校は既存の複数の校舎を活用する「校舎制」をとり、工業に関する学科は旧福岡工業高校の校舎で、総合学科は旧一戸高校の校舎で学びます。一方で、体育祭や文化祭などの行事や部活動は一緒に行い、生徒同士の交流を深めます。
校歌
「君と歩いた日々いつも語り合って栄光の未来へ手をかざすのさ」
作詞と作曲を担当した、二戸市出身の4兄弟バンド「SaTo Mansion」の三男で、一戸高校の卒業生の佐藤和夫さんのギター伴奏で校歌を斉唱し、新たな門出を祝った生徒たちは。
在校生
「待ちに待った感じです心を新しく変えて北桜高校として頑張っていきたい」
SaTo Mansion 佐藤和夫さん
「(校歌は)在学中はたくさん歌うことがあると思う。歌わされるというかそういう気持ちで歌うのが校歌だと思う。でも卒業してからも自分がいろいろ迷ったり 悩んだときに、この歌に立ち返ってほしいなと」
午後には北桜高校の真新しい制服に身を包んだ1年生97人が入学式に臨みました。新入生、在校生はともに10日から気持ちも新たに学校生活をスタートさせます。