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長野市に新しい小学校開校 英語に重点 目指せ“グローバル・ジャパニーズ”  

2024年4月12日 12:10
長野市に新しい小学校開校 英語に重点 目指せ“グローバル・ジャパニーズ”  

グローバル化が進み、日本と世界の間に距離を感じなくなる日がすぐそこまで来ているのかもしれません。そんな時代を見据えた新たな学校が長野市に誕生し、話題を呼んでいます。

大きな拍手の中を恥ずかしそうに、でもどこか誇らしげに入場する子どもたち。47人の新一年生がピカピカの制服に身を包み、新たなスタート切りました。

ここは長野市で今月開校したばかりの新しい小学校。ある特徴があります。

先生のあいさつが…英語!?

「Good morning! How are you?」「I'm fine. Thank you.」「Have a good day!」

長野市三輪のサミットアカデミーエレメンタリースール長野。英語と探求的な学びに重きを置き、グローバルに活躍できる人材の育成を目指す学校です。佐久長聖高校を運営する学校法人が4月、開校しました。

その大きな特徴が…。

スーザン先生「When I call you name...」

日常生活と授業のおよそ6割を英語で行うことです。担任は外国人教師と日本人教師の2人体制。

英語だけでなく、算数・理科・図工など7つの科目が英語で、国語や道徳といった科目は日本語で行われます。

英語を学ぶのではなく、いろいろな教科を「英語で」学んでいく。この学校が取り組むイマ―ジョン教育という方法です。

イチカワドイルウォルター校長
「世界では今、2か国語以上を話せる人材が求められています。特に英語は役に立つ言語になっています」

実は今、県内でもグローバル社会を意識した教育を行う私立学校が増えています。特に、早いタイミングから英語教育を始めることへ親子の関心が高まっています。

保護者は
「英語も話せるようになって将来やりたいことの選択肢がたくさん増えると言いかなと思ったので」
「小さいころからずっと習っていたので、それも生かして大きくなっていってほしいというのがあったので」

Q.いっぱい英語も勉強するみたいだけど大丈夫?
1年生は「うん」

学校が始まって4日目、子どもたちは…。

スーザン先生
「Take your "Coupy-Pencils" out of your desk and put them on the top.」

日本人教師
「色鉛筆を出しましょうって!」

児童「ありませーん!」

英会話を学んで来た子もいれば、英語はまったくという子どもも。

スーザン先生
「子どもたちは聞けば聞くほど、自然と英語を身に付けていきます。むしろどれだけ早く習得するのか楽しみにしています」

イチカワドイルウォルター校長
「少しずつ生徒の緊張もほぐれてきています。英語を話そうと努力しているし、この学校の環境も理解し始めているように見えます。この学校を卒業する時には、日本でも海外でも、次の教育を好きな場所で選べるような“グローバル・ジャパニーズ”になってほしいと思っています」

グローバルな未来に向けて子どもたちが新たな一歩を踏み出しています。

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    ケンミン記者
    いのち
    • テレビ信州NEWS NNN
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