イラン領事部ミサイル、死者13人に…イスラエルが攻撃認めると米報道
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【テヘラン=吉形祐司】シリアの首都ダマスカスのイラン大使館に隣接するビルに対する1日の攻撃について、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は同日、領事部ビルがイスラエルのミサイル攻撃を受けたと主張し、現地司令官ら7人が死亡したと発表した。イランの大使は死者数がシリア人を含め計13人と明らかにした。パレスチナ自治区ガザ情勢で対立する両国間の緊張が高まるのは必至だ。
イスラエル側は、空爆について公式反応を示していないが、米紙ニューヨーク・タイムズは複数のイスラエル当局者が攻撃を認めたと報じた。イランの最高指導者アリ・ハメネイ師は「邪悪な(イスラエル)政権は勇敢な男たちの手で罰を受ける」と報復を宣言した。
イスラエルは、ガザで戦闘を続けるイスラム主義組織ハマスをイランが支援していると指摘。昨年10月のガザでの戦闘開始後、シリア駐在の革命防衛隊隊員を空爆などで殺害してきた。
イランは攻撃を受けるたびに報復を宣言したが、ガザの戦闘への直接介入は一貫して否定。イラン、イスラエルともに慎重姿勢だったが、紛争拡大の懸念が強まっている。国連安全保障理事会は2日午後(日本時間3日未明)、この攻撃について協議する緊急会合を開催する予定だ。