トライアンフが誇るアドベンチャーバイクの旗艦、TIGER1200が2024モデルでアップデートされた。エンジンの細部にわたって手が入るビッグマイナーチェンジの結果に期待がかかる。旧TIGER1200を所有する、当編集部が実走リポート TRIUMPH TIGER1200 GT Pro ¥2,435,000（税込）〜 カラー：スノードニア・ホワイト、カーニバルレッド、サファイア・ブラック 新型モデルの主な変更点 ・クランクシャフト、オルタネーター、バランサー、マッピングを変更して低速の扱いやすさを向上 ・クラッチ周りの刷新 ・GT ProおよびGT EXPLORERではステップの位置を引き...

MVアグスタから新型アドベンチャーバイク「ENDURO VELOCE」が登場しました。個性的なオンロードスポーツモデルのイメージが強いメーカーですが、ルーツを辿っていくと1940年代にオフロードレースでの活躍が見えてきます。1946年、オフロードレース「Golfo di La Spezia」に「Super Veloce 98」で出場すると初優勝を獲得。その3年後には伝説的なレーサーであるカルロ・ウリバリをライダーに迎えて「British Six Days」に同マシンで出場し、タイトルを獲得しています。今回発表された「ENDURO VELOCE」は、この「Super Veloce 98」を...

KTMは2025年ニューモデルとなる「SX」「SX-F」シリーズを発表しました。 2023年モデルでフルモデルチェンジしてわずか2年、2025年モデルはフレームの大幅な刷新が目玉アップデートとなりました。さらには2ストモデル「KTM 150 SX」の復活も発表。 最も大きな変更となったフレームについては、フロント、エンジンマウント、リアショック取り付け部、チューブ肉厚が変更されました。これにより安定性を損なわずシャーシのフレックス（弾性）特性を改善。重量は約300g軽量化されています。 リアのWP製XACTショックは、KTMファクトリーレーシングチームのセッティングがフィードバックされて...

イタリアで50年以上の歴史を持つ老舗ヘルメットメーカーNOLANから、アドベンチャーヘルメットX-552 ULTRA CARBOが発売されます。 このヘルメットは、ツーリング向けフルフェイスヘルメットX-903UCをベースに、バイザーを装着してマルチユースに対応したモデルです。空力テストによって高速走行の際も首の負担が少なくなるよう設計されており、ベースがフルフェイスモデルのため、バイザーを外しても違和感なく、状況に応じて着脱をして使い分けができる仕様となっています。 アウターシェルはカーボン＆コンポジットファイバー製で、UV400タイプのインナーバイザーが内蔵されているほか、SG規格に...

サスペンションサービスのテクニクスが、ヤマハTENERE700専用のKYBビレットアクスルブラケットの販売を開始しました。 純正と同じKYB製ながら性能もルックスも格上げされたこのブラケット。純正と比較して、剛性の向上によってフォークの作動性と直進安定性が増していること、強度の高い無垢材を高精度切削加工することで車軸とサスペンションの組み立て精度が向上し、同時に切削加工痕により高級感が出る上、表面の輝きが長時間保たれ、汚れも落ちやすいことなどが特徴として挙げられます。 KYBビレットアクスルブラケット単体での販売だけでなく、テクニクスではそのブラケットにDLCインナーチューブを組み込んだ...

2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震の影響により開催延期が報じられていたツーリングラリーイベント「SSTR2024」ですが、延期日程が10月5日（土）〜10月20日（日）と発表されました。 能登の復興支援をテーマに被災地の持続的支援に繋がるように開催期間が16日間と長期になっています。 SSTRは「サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー」の略称で、2013年からスタートしたラリーです。日本列島の東海岸側から自分で選んだ地点を日の出とともに出発、指定されたポイントを通過しながら、日本海の千里浜へ日没までにゴールするというラリーとなっています。 2013年は130台の参加台数...

エントリーユーザーの味方、DFGがやってくれました。同ブランドは去年からブーツ・ウエア・グローブとライディングギアを発売しており、その性能とコスパの良さに注目が集まっていました。そして今回、DFG「エースヘルメット」の発売が5月に決定。これによりつま先から頭まで全身DFGで揃えることができるようになりました。 オフロードライディングの入門用ヘルメットとして必要十分な性能を持っているのはもちろん、特に「ERT」と呼ばれる衝撃を軽減する特許技術を採用しており、安いだけで終わらせてこないDFGの意気込みを感じます。 詳しくはこちらでじっくり解説しています↓ オフロードの文脈をわかりまくってるD...

ダートフリークのギアブランドDFGから、オフロードウエアの新作が登場しました。 「勝つための選択。」とのキャッチコピーが印象的なワークスジャージ・パンツは、プロライダーの要望とテストにより開発された競技用モトクロスウエアです。ワークスジャージの素材には縦横4方向に伸縮する4WAYストレッチメッシュ生地を採用し、レース中の激しい動きに対応しています。首周りにも伸縮性に優れたメッシュ素材を使用しているため、前傾姿勢の際も背中がつっぱりづらく、汗でジャージが肌に張り付いてしまうストレスも軽減できそうです。それ以外の部分も脇から脇腹にかけての部分はメッシュ生地、襟元は柔軟性のある生地と、それぞれ...

雨に見舞われ過酷なコンディションとなったJNCC第2戦ビックディア広島。新たな開拓を行い大幅にコースレイアウトを変更して生まれ変わったテージャスランチ。しかし前日からの雨により、コース全体がマディと化した大会は、トップライダーたちをも苦しめる戦いを求められた。そんな極限の環境を制したのは、豪州から参戦したステファン・グランキストだった JNCC Rd.2 ビックディア広島 日時：2024年3月24日 会場：テージャスランチ リザルト：AA1クラス 優勝 ステファン・グランキスト（オーストラリア・BIVOUC大阪/GASGAS EC350F） 2位 矢野和都（日本・RG3 Racing/K...

3月30日（土）、ミズーリ州のセントルイスにあるザ・ドーム・アット・アメリカズ・センターにて、AMAスーパークロス選手権第12戦が開催されました。 今回のレースはトリプルクラウン。250SXクラスは10分＋1周、450SXクラスは12分＋1周のレースを3回行い、総合優勝を決めます。Team Honda HRCから250SX WESTに参戦する下田丈は2連続3位表彰台を獲得しており、ここからさらに一歩上がることができるのか、期待が膨らみます。 レース1、中央ややアウト寄りのグリッドから飛び出した下田は伸びのよい出足で、ファーストコーナーで少しアウトにはらんだものの、ジュリアン・ブーマー、リ...

D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ2024 第4戦SUGO大会と第7戦スーパーモトクロス関東大会にて、「Yamaha YZ125 bLU cRU Cup」が併催されると発表されました。日本モーターサイクルスポーツ協会（MFJ）とヤマハ発動機株式会社が企画したもので、全日本モトクロスおよび世界へ羽ばたくライダーの育成を目的としているとのことです。対象マシンはヤマハYZ125／125Xに限定されており、大会当日に満14歳以上（※1 2024年の有効なモトクロス国内B級またはA級ライセンスを所持する14歳未満も対象）のライダーが参加可能。です。さらに、決勝成績1～3位には正賞とbLU ...

史上初のオートバイによる北極点・南極点到達、チョモランマ（エベレスト）世界最高高度6005m達成、パリ・ダカールラリー二輪部門へ日本人として初めて挑戦、などなど……。これまで数々の挑戦を成し遂げてきた風間深志氏が、実は本人にとってこれが初めてという日本一周ツーリングに出発。連載Vol.8をお届けします！ 今日は磐田市から和歌山県串本町にある本州最南端、潮岬を目指すルートである。朝8時、GSで颯爽（自分で言ってしまおう）と走り出したら昨日と打って変わって風が冷たい。気温はわずか12℃しかない。 国道一号線で浜松市内の通勤ラッシュを抜け、日本列島の中央に位置する愛知県は伊良湖岬へ。10時ちょ...