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JR四国連携 高知中心部、食と街歩き
「はりまとやばし」記念撮影
高知大学の学生が企画したJR四国の日帰り旅行ツアーが17日、高知市中心部で行われ、参加した12人の観光客が街歩きなどを楽しんだ。はりまや橋では、人気キャラクター「はりまとやばし」も出迎え、学生らが橋の歴史を説明しながら巡った。(上田昌義)
四国の4国立大学とJR四国の連携事業として、学生が地域資源を生かした旅行プランを競う「地域観光チャレンジツアー」で選ばれた8プランのうち、「土佐の地酒と食、まちあるき」。高知大地域協働学部で「中心市街地活性化論」を学ぶ2年岡田始門さん(20)と3年佐々木暖花さん(21)が考案した。
松山市や高松市などから参加した観光客らは、日曜市を散策した後、料亭「
はりまや橋では、岡田さんらが「『がっかり名所』と言われますが、実は四つも橋があるんですよ」と言いながら、明治期の橋や地下道の朱塗りの欄干などを案内。はりまとやばしもゲストとして参加者と記念撮影するなどしてPRした。
「街の店にも経済が回るように」と、ツアーは帯屋町商店街で自由解散とし、引き続き食事や買い物を楽しんでもらえるようにした。松山市の会社員川村真由さん(28)は「何度か高知に来たけど、街中をゆっくり回るのは始めて。元のはりまや橋が赤くなかったことなど、歴史も知ることができて楽しかった」と喜んだ。
高松市の女性(71)は「街の経済のことなど、学生さんが一生懸命考えたことが伝わるいいツアーだった」と感心していた。
岡田さんらは「高知城などの観光スポット以外にも面白い場所があることを知ってほしかった。商店街やはりまや橋について学んできた成果を発揮できた」と話した。
地域観光チャレンジツアーは、ほかに「藤の花×遊山箱!エシカルに#ヌン活」(徳島大)、「食と酒で感じる清流・四万十川」(高知大)などがあり、順次実施していく。