「隠さなきゃいけない、隠れなきゃいけない存在なのか…」
そして、常に傷つけられてきたのが、「若いシングルマザー」への偏見です。
中学校卒業後、出産の報告で先生を訪ねたところ、現役の生徒から隠すように部屋に入れられ、早く自宅に帰るよう促されたといいます。
(横井桃花さん)
「隠さなきゃいけない、隠れなきゃいけない存在なのかなと。周りからの目や偏見、厳しい視線を浴びせられる」
卒業後、すぐに働かなければならなくなった横井さん。何社も面接を受け、やっと就職できた会社でも…
(横井桃花さん)
「いじめを受けたり、シフトを削られたり…」
働く上で差別を受けていたという横井さんですが、3月から、お兄さんのヘッドスパの店で働くことに。
(兄 名波大知さん 29歳)
「兄としてやってあげられることは、仕事を用意することくらいしか。本部の社長からも(横井さんが)『ものすごく優秀だ』という言葉をもらっている」
(横井桃花さん)
「写真だよ、写真撮ろう。行こう」


撮影中もわんぱくな幸希くん。
(横井桃花さん)
「お姉さん見て。違う、上らないの。ここにいなきゃいけないの」
(横井桃花さん)
「(周囲からの)若いからという偏見があるので、余計に『言うときは言う』というメリハリをつけるようにしている」


4月からいよいよ小学生…リボンをつけてランドセルを背負って、記念撮影です。
(横井桃花さん)
「もう小学生なんだって、実感がふつふつと沸いてきて、寂しい反面、うれしいで複雑な気持ち。小学校生活は自分のやりたいことをやってほしい」
記念写真もけっして安くはありませんが、幸希くんに関わることはお金を惜しまないと決めています。


(横井桃花さん)
「幸希がいなかったら、自分一人で生きていけない。本当に宝物」
(幸希くん 6歳)
Qお母さんのこと好き?どのくらい好き?
「もっともっともっと」
