「新たな伝統つくりたい」 義務教育学校「球磨清流学園」で開校式 熊本豪雨被害を機に再編
義務教育学校「球磨清流学園」の開校式が8日、熊本県球磨村の旧球磨中体育館であり、新校の門出を約250人で祝った。9日に入学する新1年生を加えて、9年生までの児童生徒156人が旧球磨中(5~9年)と、隣り合う旧一勝地小(1~4年)の校舎で学ぶ。
松谷浩一村長が開校宣言。森佳寛村教育長が新たな校章の意味を「カワセミやヤマザクラなどの村の象徴が、子どもたちを守り育てる」と説明し、校旗を学校に渡した。
児童生徒を代表して、9年の女子生徒が「力を結集して新たな伝統をつくりたい。誰もが笑顔で過ごせる学校を目指す」と誓った。最後には、旧球磨中の歌詞を一部変えた新校歌を児童生徒全員で歌った。
2020年の熊本豪雨で渡小が使用不能になったことを機に、村内全てとなる球磨中と一勝地小、渡小を9年制の義務教育学校に再編した。村山茂校長は「明日から球磨村の子どもたちは全員、同じ学校の仲間。仲良く助け合いましょう」と呼びかけた。(金村貫太)
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