少し僕にしては長い話になる。
僕があまり「発達障害は個性」論争に口出さないのは、そもそも個性そのものがニ人称視点から見た「個々の性質」であるからなんだ。
つまり、人によって発達障害に対する見方が変わるんだよ。
よく引き合いに出すんだが、僕は身長が194センチあってね。
身長が高いんだ。
世の中では「背の高い男はモテる」と言われてるけど、歳取ったら腰や膝に爆弾抱えるし、今の時点でも天井が低いと余裕でぶつかるから猫背になりやすい。
僕の中では、この高い身長は「障害」なのだ。
でもほとんどの人は羨ましがる。
なぜなら「ニ人称視点」であるから。
だから一概に「障害は個性ではない」と断じることが出来ないんだ。
「障害は個性である」というのも同様に言えない。
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