反ワクチンというカルト#4
前回はオンラインサロンを焦点に反ワクへの入り口を探っていたが、今回もその続きです。前回のまとめはこんな感じでした。
反ワク界隈に入るきっかけとして健康系セミナーやオンラインサロンが関与しているケースがある
健康系オンラインサロンといってもニセ科学(フードファディズムやイベルメクチン万能薬説など)が出てきたら要注意
という具合に、健康系サロンについて切り込んでみましたが、今回はそういった怪しいサロンの狙いなどといったことを考察したいと思います。
伝道師
前回、吉野敏明氏とチョーさんのサロンを触れましたが、このサロンはどのようにして作られたのだろうか?実はこのサロンが立ち上がったのは2020年9月でした。
また、チョーさんの過去のツイートから吉野氏が登場しだしたのが2020年3月下旬頃でそれ以前は健康に関することも「栄養、休養、運動の3つを心がける」いったように無難なものばかりで健康に気を使っている経営コンサルタントといった感じでした。
一方、吉野氏はというと
「食べ物の種類でなく、食べる順番などでも慢性疾患が発症する」といったぶっ飛んだ主張をしています。しかも、栄養科学を取り違えているし…。それもそのはず、この段階から科学的根拠を無視した発言を繰り返していました。したがって、吉野氏の主張を広げるために経営コンサルタントのチョーさんと組んでサロンを立ち上げたとみられます。この点は吉野氏がエバンジェリスト(伝道師)の立場ではないとか思いますね。なお、こういった代替医療やトンデモ療法に対して伝道師や詐欺師が関与しているという点はKヒロさんのnoteで指摘しています。
陰謀論ビジネス
前節では怪しそうな健康法やトンデモ医療に対して伝道師や詐欺師が関与しているということを述べましたが、もう一つ、気になるものがあります。というのも、サロンの運営に関して指南役と呼ばれる人がいるのではないかと思ったのです。チョーさんを調べていくうちに人生逃げ切りサロンという人生健康サロンと類似した名前が浮上しました。ちなみに、人生逃げ切りサロンはやまもとりゅうけんさんが主宰しているオンラインサロンであり毛色も違いますが、彼はチョーさんのことを高く評価するなどWin-Winの関係といってもいいだろう。
しかも、彼はこんな黒い話をしています。
つまり、「スピリチュアルや陰謀論を利用して人脈をかき集めて実業に持っていくのが近道」といっているのです。ちなみに、反ワク勢は陰謀論由来と情報商材由来の2つに分かれると前回述べましたが、情報商材を提供する方(サプライヤー)がいてそこから情報を仕入れているというのが流れじゃないかなと思います。ちなみに、サプライヤーに該当する方としてやまもとりゅうけんさんやイケハヤ大学を主宰しているイケダハヤトさんなどがいます。
反ワク医と呼ばれる人にホメオパシーやオーソモレキュラーといったトンデモ医療をやっている人がいるが、それを売り込むためにワクチンに関する陰謀論を利用しているというのが実情だといえますね。
次回は反ワク派になる方について考察したいと思います。
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