反コロナ・反ワクチン派の人たち(7)

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2022/11/7 改訂

金城信雄

Twitter:@UvyzfjMitbDAKrQ
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かねしろクリニック(大阪府豊中市)院長

Amazonの職域接種会場の問診時に接種をやめさせるように不安を煽ったことがあります。当クリニックのお知らせには「新型コロナワクチンは推奨しません」といったようにれっきとした反コロナ・反ワクチン思想の持主といってもいいぐらい。

ちなみに、このクリニックもマスク禁止の診断書を作成したり、高圧的な態度でまともに診察を診ていないという口コミもあったりとひどい状況といってもいいぐらいです。

上久保靖彦

京都大学大学院特定教授。2020年3月まで京大病院血液内科外来非常勤を担当していました。

彼は「日本ではすでに新型コロナウイルスに対する集団免疫を達成している」といったデマを発したほか、「年末には新型コロナは終焉を迎えるはず」といった楽観論を主張したことがあります。どちらもファクターX仮説に基づいているが、2022年11月現在でもコロナ禍が続いていることから外れていると言わざるを得ません。

上昌広

Twitter:@KamiMasahiro

行田総合病院(埼玉県行田市)非常勤内科医。NPO法人医療ガバナンス研究所理事長や帝京大学医療情報システム研究センター客員教授なども兼任しています。

彼は誤った認識による行政・医療批判を多数行っており、新型コロナが流行しだした当初、ロシェ社の簡易検査キットを導入しない点を批判したり、2020年2月25日分の『NEWS23』(TBS)においてPCR検査が韓国に比べて圧倒的に少ないことについて「厚労省がよほどやりたくない」という誤った認識によるコメントを出したことがあります。

なお、日本だけ十数倍に引き伸ばすという改ざんしたグラフを自身のTwitterで提示するなどデマに加担したことがあるとか。

神谷宗幣

Twitter:@jinkamiya
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参政党所属の参議院議員。龍馬プロジェクト会長やCGSというインターネットチャンネルをYouTube上などで立ち上げるだけでなく、イシキカイカク大学も運営しているとか。

彼はどちらかといえば陰謀論やスピリチュアル、歴史修正主義などの要素を取り入れた保守政治家といった感じで、演説においてもその傾向がうかがわれます。というのも、彼が運営しているイシキカイカク大学には吉野敏明氏や武田邦彦氏などと言った医療デマを流す人だけでなく、並木良和氏などといったスピ系の方を講師に招くなどトンデモ分野に幅広い人脈を持っているとみられます。

また、彼も「ワクチンや医薬品販売による莫大な利益獲得を目的とするあの勢力がコロナ禍の恐怖を過剰に煽るために、新聞やテレビなどのメディアを利用して盛んにマスク着用呼びかけている」と自身の著書で述べているだけでなく、WeRise実行委員のメンバーだったり、須藤元気議員とともに「子どもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟」に参加するなどバリバリの反ワクチン派といっても過言ではありません。

川田龍平

Twitter:@KawadaOffice

立憲民主党所属の参議院議員

彼は薬害エイズの被害者であり、原告の1人として国と製薬会社を相手に裁判を起こしたことがあります。なお、薬害エイズについては1996年に和解という形で終結したものの、今度は人権アクティビストの会などを立ち上げて薬害と人権問題に取り組み、国と製薬会社をはじめとする大企業の癒着体質を追求し続けているといった感じです。

しかし、HPVワクチン接種後の副反応をめぐって彼は薬害エイズのようなことが再び起きていると思い、ワクチンを否定しだしたのではないかとみられます。

なお、新型コロナワクチンについてもHPVワクチンと同様に否定的な立場を取っており国会の場で「接種してから一定期間が経過すると逆に感染しやすくなる」などと荒唐無稽な発言をしたり、「子どもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟」に参加しています。

河村たかし

Twitter:@kawamura758

名古屋市長

2022年の新年のあいさつでイベルメクチン推しとみられる発言をしてしまい、そこからワクチン後遺症を信じたりとおかしくなったという感じです。

余談ではあるが、武田邦彦氏らとともに大村秀明愛知県知事の不正リコールに加担したり、HPVワクチンのときも「名古屋スタディ」で薬害が否定されたのに結果の開示を拒むなどと反ワク派になりうる気配はあったと思います。

木原くにや

Twitter:@kiharakuniya
Instagram:@kiharakuniya
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弁護士。新型コロナ関係としては反ワクチン訴訟の主任弁護士や神真都やまとQが起こした事件の弁護人を務めています。

ちなみに、彼はビル・ゲイツの講演での発言を取り上げ、「ワクチンで人口を10~15%減らせる」などといった荒唐無稽なことを理由に訴訟を起こしたことがあり、2021年10月12日に東京地裁で行われた第1回口頭弁論では数百人がマスクを着用せずに庁舎内に入り混乱を起こした挙句に入廷からたった5分で廊下に投げ飛ばされるという形で退廷させられました。

この裁判の第一審は原告側の全面敗訴という形で終結し、現在は東京高裁に控訴しています。

なお、彼は2022年参院選をはじめ、過去に二度国政選挙に挑戦しているが、今のところすべて落選しています。

木村盛世

Twitter:@kimuramoriyo

元厚労省技官。彼女は2009年に国会の場で新型インフル対策を批判したことがあるだけでなく、『正義のミカタ』(ABCテレビ)をはじめテレビ番組に出演したことがあります。

なお、新型コロナについては季節性がある風邪と位置付けるとともにコロナ禍初期から指定感染症から季節性インフルと同様に5類感染症に引き下げるべきなどといった新型コロナを軽視しているとみられる主張をし続けており、それを公共の電波で発言してしまったことから悪質と言わざるを得ないと思います。


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