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反コロナ・反ワクチン派の人たち(2)

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2021/12/16 改訂
2022/9/25 再改訂

荒川ひろし

免疫学者で現在イタリアのミラノにある分子腫瘍研究所(IFOM)に所属していますが研究主宰者ではありません(笑)。

ちなみに、京大出身でヨーロッパの研究所を歴任するなどすごい経歴を持っているうえにh-indexが33と生命科学分野では驚異的であることから彼を絶賛する人がいますが、彼は畜産・獣医学が専門分野であって人の免疫については専門外だったりします。なお、PubMedで検索したところ新型コロナについての論文は皆無でした。

彼は分子生物科学者、免疫学者という立場で新型コロナワクチンについて自身のnoteに伝えているものの、ワクチンの効果を示した論文をネガティブな結果に改ざんしたり、「コロナワクチンを投与されたネコのADEによる死亡」という時代遅れとなっている論文であってもワクチンに不利なものはエビデンスの有無に関わらず無条件に飛びついたりと「コロナワクチンは危険」という結論ありきの内容となっています。しかも最近、『コロナワクチンが危険な理由:免疫学者の警告』(花伝社)という自身のnoteの記事をまとめた本を出すなど悪質さが目立つといった感じですね。

有本香

Twitter:@arimoto_kaori
Instagram:@arimotokaori
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ジャーナリストで主に『真相深入り虎ノ門ニュース』などに出演しています。

テレビなくて見ないので質問なのですが虎ノ門ニュースにも見識のある出演者がいるけどいっぽう医療に関してはデマや的外れな発信をして医療現場を妨害し人の命を危機に陥れている出演者がいて、それが武田邦彦さんと有本香さんということなのでしょうか?

上田亮のツイート(現在は凍結されたためにリンク切れ)

彼女の場合はチベット問題や中国、インドの社会問題、国際関係などを中心に執筆活動を行っていますが、『はじめての支那論』(幻冬社)で小林よしのり氏と共著したり、有本香Channelで宮澤大輔氏を呼んだことがあるなど反ワク界隈とのコネクションがあるみたいです。

Alzhacker

Twitter:@Alzhacker、@alzhackers(サブ垢)

アルハカとも。医師ではないが、主にアルツハイマー病に関する海外の論文などを翻訳するなど難病に取り組んでいるだけでなく、新型コロナについてもコロナ禍初期の段階から熱心に取り組んでおり、自身のブログにまとめられています。

しかし、イベルメクチン10の利点という誤った情報を流したのをきっかけにおかしくなってしまい、ロバート・マローンやファン・シャミーなどといった海外の反ワクチンやイベルメクチン推し、陰謀論などを展開する方を翻訳しては発信するようになったのではないかと思います。

いいな

Twitter:@iina_kobe(凍結済)、@iinakobe2(現垢)

自称、生物学者。

mRNAワクチンのリスクを強調したり、イベルメクチンを推すなど不適切な情報を発信するだけでなく、知念先生や上松先生などといった正しく情報を発ししている医師らに対してデマ呼ばわりするといった問題行動を起こしたことがあります。

ただし、ノババックス製ワクチンについてはとくに反対しているわけでもなさそう。mRNAワクチンなければ別にいいということなのかもしれませんね。

池田としえ

Twitter:@toshi2133(凍結済)、@esitoutosa
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東京都日野市議会議員。

自民党に所属していたが、反コロナ・反ワク運動を続けているために除名されました。彼女は街宣や講演会を開いて反コロナ・反ワクチンを訴えており、2021年6月に高橋徳氏や中村篤史氏らとともに「新型コロナワクチン接種中止の嘆願書」を厚労省に提出しています。最近では東北有志医師の会が仙台市内の電光掲示板で流した反ワクチンの広告を日野市議会の場に持ち込んだこともあります。

また、全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会の事務局長を務めるなど反HPVワクチン運動の中心人物でもあり、「HPVワクチンは、公衆衛生の名に恥じる」と問題発言をしたことがあるみたいです。

反ワクチン・反医療以外の分野でも人工地震やアメリカ同時多発テロやらせ説をSNSで発信するなど陰謀論者といっても差し支えないといえるぐらい異常だといえます。

それにもかかわらず、2022年2月に行われた日野市議選には2278票で当選を許してしまいました。

池田信夫

Twitter:@ikedanob

経済学者で『アゴラ』というオピニオンサイトを運営しています。

彼は木下先生や峰宗太郎先生などを「適当な医療情報を流して世間を混乱させる医療系インフルエンサー」と誹謗中傷をしていたのに加えて、「緊急事態宣言は空振り」とか「オミクロンはインフルよりもはるかに軽い風邪」などと新型コロナを軽視しているといっても過言ではありません。

新型コロナ以外の分野でも「メーカーが転売屋が嫌うのは安値で叩き売るから」などと事実と異なるデマ情報を流し続けており、中には名誉棄損で訴えられたというケースがあります。

池田正行

香川大学医学部客員研究員。神経内科医であると同時に培養神経細胞の基礎研究や病理解剖なんかも携わっているみたいです。

ただ、自身のサイトにある「新コロバブル物語」があまりにもひどすぎで、「新型コロナを5類にすべき」だとか、ワクチンは効果ない上に甚大な被害を被っているという反コロナ・反ワクチンを主張している内容となっています。しかも、大学病院医療情報ネットワークのドメイン内で展開しているということもあり、たちが悪いといえますね。

石井仁平

Twitter:@jinpeiishii
Facebook

新潟県岩船郡関川村在住の救急医。予幸医学を提唱しているとか。

彼は反マスク・反ワクチン派の医師であり、ワクチンのことを毒チンと呼んだり、「マスクはウイルスのお持ち帰りパック」などといった具合にワクチンの効果やマスクの着用についてネガティブな内容を自身のnoteやSNSなどに発信し続けています。ちなみに、これらの内容のほとんどがファクトチェックで否定されており、信憑性が低いと言わざるを得ません。
なお、高橋徳氏らの「新型コロナワクチン接種中止の嘆願書」に署名したことがあるだけでなく、『5才から11才の君へ』という絵本の文を担当するなど悪質な点も見受けられます。

その一方で、新型コロナにビタミンDとそれを吸収するマグネシウムが有効と主張していますが、民間療法にすぎないとみております。


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