3月25日 記者会見から

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市長が3月25日の記者会見で、中国新聞社の社長宛に添付した抗議文を送付したと報告しています。市長の抗議に正当性があるのか見ていきます。



中国新聞は、議事録の市長発言について、


① 市長の陳情・要望の実績

② 市長の陳情・要望に対する考え方



を記事にしています。



市長が、中国新聞が隠したとする「重要部分」は、次の部分です。


① 元市長の陳情・要望の実績


② 元市長と比較した自分の優秀性の誇示



これに対して、市長は抗議文で次のように主張します。



重要部分を隠した議事録の抜粋を掲載し、「陳情・要望の数が以前より多い」という内容が読み取れない形に変えられています。

これは、極めて悪質な情報操作と言わざるを得ません。



議会での答弁は、議員から質問されたことに応えればいいものを、元市長と比較して自分の優秀性を誇示するような答弁をしています。

しかも、議会の場で次のようなチャラい答弁をするようでは、市長としての品格が疑われます。



必死に勉強して80点という横で、いや、勉強していないけど100点取っちゃいましたみたいな。

あえてこれを強調しようと思ったことはなかったんですが、調べてみるとこういう数字になってました。




中国新聞の記事は、市長の実績と考え方を紹介しており、元市長の実績とそれを根拠に自分の優秀さを誇示するチャラい答弁を掲載しなかっただけです。

どこが情報操作になるのでしょうか。

むしろ市長のチャラい答弁を載せれば、読者は市長の軽薄さにあきれるだけです。

市長は、中国新聞に感謝するべきで、抗議する筋合いはないのでないですか。



本会は、以前から「市長は非常に称賛願望が強い」と指摘してきました。

今回の場合も、市長のこうした体質が行動原理として公の場で出たと見れば理解できます。

市長は、自分が称賛される議会答弁(市長が勝手に思い込んでいるだけ)を中国新聞が載せないことが許せないのです。

同時に、これを記者会見で騒ぎ立て、自分が称賛される動画のネタづくりをしているにすぎないのです。



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