4 控訴審のスケジュール

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さて、今回の控訴審はどのようなスケジュールになっていくのか、一般的な例を見てみます。



控訴審の流れは、一般的に次のようになると言われています。

① 第1審判決      12月26日

② 控訴期限       1月 9日

③ 控訴理由書提出期限  ②控訴後50日以内(2月28日)

④ 控訴答弁書提出    ③控訴理由書提出から1か月程度(3月下旬)

⑤ 控訴審第1回期日   ④控訴答弁書提出から1か月程度(4月下旬~5月上旬)

⑤ 控訴審判決      ⑤控訴審第1回期日から2か月程度(6月下旬~7月上旬)


  
ちなみに、市長の選挙ポスター等未払い控訴審は、次のような日程でした。

① 6月 1日   控訴

② 9月27日   控訴審第1回公判

③ 12月13日  控訴審判決



以上のような例を見ると、今回の控訴審は、控訴理由書に示された争点があまりにもお粗末ですから、遅くとも7月下旬までには控訴審判決が出ることになりそうです。



令和4年の司法統計によれば、控訴審で逆転できる確率は15%程度しかありません。

控訴審で逆転勝訴することは、非常に難しいことがわかります。



控訴審では、第1審の効力は控訴審にも及びますので、新たな証拠を提出し、原判決の誤りについて争い判断が下されます。



今回の控訴審では、被告石丸伸二には新たな証拠はありませんし、「恫喝発言はなかった」ことを認めたうえでの事実誤認を争うのですから、逆転勝訴の可能性は皆無であると言ってもいいでしょう。
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    sst1192296

    2024-04-03 10:51:34