[PIXTA]【重要】PIXTA利用規約改定について

いつもPIXTAをご利用いただき誠にありがとうございます。

PIXTA利用規約第2条に基づき、2023年8月29日(火)を改定日として、
利用規約を一部変更する旨をお知らせいたします。

この度の利用規約改定においては、ドローン撮影、生成AIをめぐる論点及び
本年10月に開始するインボイス制度への対応など、
主にコンテンツを取り巻く環境や制度の変化に対応するための改定を行っております。

目次:

  1. 利用規約の主な変更点
  2. よくあるご質問

1.利用規約の主な変更点

今回の改定による利用規約の主な変更点は以下の通りです。

PIXTA利用規約:コンテンツ使用許諾契約

第16条第13項xvi号(新設)
当社においてコンテンツの使用許諾を適切に管理するため、
コンテンツを使用するにあたっての禁止行為に生成AIモデルなどAI学習目的での
使用を追加しました。
機械学習用途での使用をご希望の場合は、こちらのページで詳細をご案内しております。
ご確認の上お問い合わせください。
https://pixta.jp/machinelearning-dataset

PIXTA利用規約:コンテンツ提供契約

第23条第2項、12項(新設)
第24条第4項、第5項vii号(新設)
第25条第4項

機械学習の学習データとしてのコンテンツの需要は、今後もますます増加するものと
考え、クリエイター会員の皆様の利益増大のためにも当社として重視してまいりたい分野です。
今回の改定は、昨今の生成AIをめぐる議論を踏まえて、
クリエイターの皆様に当社の方針をわかりやすくご説明することを目的としたものです。

なお、当社の機械学習用途でのコンテンツの取扱いについてのより詳しい説明は
以下のFAQもご参照ください。

その他、規定や用語の整理や説明の追加等、ユーザーの皆様にとって
よりわかりやすい利用規約となることを目指して調整しました。

新しいPIXTA利用規約は、下記リンク先でご確認いただけます。
https://pixta.co.jp/images/pdf/terms_jp_20230829.pdf

今後もさらに多くの方にご活用いただけるサイトを目指して
改善を重ねてまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。

2.よくあるご質問

機械学習の学習データは何に使われますか?また、サイトで販売された画像が画像生成AIの学習データとして使用されることはありますか?
まず、「機械学習」とは、コンピューターに大量のデータを読み込ませ、そこに内在する規則性を学習させることで、未知のデータが与えられた際に、学習結果に当てはめて予測・判断・分類などを行えるようにするデータ解析技術です。いまや「機械学習」は、画像認識、音声認識、その他の形で、様々な場面・用途で利用されており、近年話題の画像生成AIは、その一例となります。
当社では、これまで顔認証や物体検知などといった主に画像認識のための機械学習の学習データとしての使用を想定し、写真素材を機械学習用データセット等としてライセンスしております。
画像認識又はパターン認識では、一般的な例を挙げれば、工場等での安全管理のために人間による危険な動きをAIで察知したり、商品などの検品作業をAIで代行したり、商品とその価格を自動で認識するAIレジなどが挙げられますが、そのような画像認識モデルの学習データとして、当社で取り扱うような日常・ビジネス等様々なシーンの写真素材で、かつ、誰がアップロードしたのか明らかで安心して使用できる素材のニーズは日々高まっています。
画像認識モデルの学習データの場合、写真素材は情報解析され、写真素材として従来のように表示して使用されることは基本的にありません。例えば、AIレジのためのプログラムでは、たくさんの商品の画像データを学習・分析していますが、学習した画像データをAIレジで顧客等に表示する必要はありません。したがって、クリエイターの皆様及びモデルの皆様の利益を害する用途ではなく、かつ上記のとおり、今後も機械学習向けの学習データのニーズ・売上が増加することに伴うクリエイターの皆様への利益を考慮すれば当社としても機械学習用データセットの訴求は積極的に取り組んでいくべき分野と考えています。なお、当社による機械学習用データセットとしてのライセンスの条件では、「機械学習成果物にコンテンツを表示させて使用すること」及び「画像生成モデルの学習データとして利用すること」は原則として禁止しています。
ただ、AIや機械学習の発展とともに、学習データとしての用途も画像認識にとどまらず多様化していくことが予想されます。
今後も画像認識モデルの学習データとしてのライセンスが主流であると考えますが、昨今の生成AIの急速な発展状況に鑑みれば、生成AIとの共存は不可避と考えざるを得ません。さらに、生成AIの分野については、これから予定される法規制等にも注意する必要があります。
当社では、今後、画像生成AIの学習データとして利用する場合で、クリエーターの皆様の利益に影響が懸念されるようなときは、細心の注意を払い、クリエイターの皆様への説明を行うなど、十分透明性をもって取り組んでいけるよう努めてまいります。
機械学習の学習データとして提供される画像にはイラストも含まれますか?
当社では、これまで顔認証や物体検知などといった主に画像認識のための機械学習の学習データとしての使用を想定し、写真素材を機械学習用データセット等としてライセンスしております。画像認識モデルという性質上、これまでイラスト素材のライセンス実績はありません。ただ、AIや機械学習の発展とともに、学習データとしての用途も多様化し、イラスト素材のニーズも今後発生することが予想されます。
今後も画像認識モデルの学習データとしてのライセンスが主流であると考えますが、昨今の生成AIの急速な発展状況に鑑みれば、生成AIとの共存は不可避と考えざるを得ません。さらに、生成AIの分野については、これから予定される法規制等にも注意する必要があります。
当社では、今後、画像生成AIの学習データとして利用する場合で、クリエーターの皆様の利益に影響が懸念されるようなときは、細心の注意を払い、クリエイターの皆様への説明を行うなど、十分透明性をもって取り組んでいけるよう努めてまいります。