三菱重工業(株)【7011】の掲示板 2023/08/09〜2023/08/16

日本にも「勝てば官軍」という慣用句があるが、旧ソ連は、たまたま第二次世界大戦終了時に米英と同じ側だったおかげで、モロにこの「勝てば官軍」の恩恵を享受した。
独ソ対決までは、ナチスドイツと競うように周辺国(ポーランド、バルト三国、フィンランド)を侵略して回ったが、1930年代の侵略の罪は「戦勝国」という御旗の下に全て不問となり、
更には戦勝国特権の拒否権を乱用して1950年代のハンガリー動乱、1960年代プラハの春潰し、といった侵略行為への弾劾決議も全て葬った。

これに味を占めたスターリンの後継者プーチンは、ウクライナ侵略における戦争犯罪についても「勝てば官軍」がまかり通ると判断、
勝つ為なら、いかなる卑劣な手段(民間人の虐殺、ダムの破壊、食料輸出の妨害、原発攻撃)も辞さない気で居る。
今回も旧ソ連以来の「勝ちさえすれば何をやっても許される」という甘えを阻止しなければ、
ロシアは永遠に世界中に迷惑を掛け続ける国となるだろう。
西側諸国には、この耐久レースにとことん付き合う覚悟があるのだろうか。