2024年4月7日日曜日

最高の投資方法(15)知らずに投資しても良い、知って投資しても良い、結果がすべてだ

株式投資には参加資格がない

投資する銘柄やその時の経済環境など知らなくて投資できる

銘柄や経済環境を知ってからじゃないと投資しない人もいる


チャートだけで投資する人もいれば、財務分析しないと投資しない人もいる
何を根拠に投資するかも自由だ


男性も女性も、日本人も外国人も、高齢者も若者も、投資する資金さえあれば自由に平等に売買ができる


そして結果がすべて

1年間で、2000万円儲かった投資家が3人いたとする、3人の投資手法はバラバラだ、という場合、3人の評価は同一だ
富士山の頂上に到達した時間が同じなら、どの登山道を選択したかは無関係なのだ

そして結果とは、今日の利益、来月の利益、来年の利益、、と永遠に続く投資活動で結果を出し続けるのが良い投資家

だから自分にフィットした手法・ツール、好きな手法・ツール、自分が結果を出せる手法・ツールを見つけて、それを継続して良い結果を出し続ければ、それで良いのだ


他人がどうやっているか、気にしなくても良い、あなたは他人にはなれないし、他人もあなたにはなれないのだから

結局、自分の投資の選択は、自分の人生の選択と同じなのだから

徒競走でも、テニスでも、ゲームでも、上手下手が生じ、順位が付される

自分よりも上手な人はたくさんいる、世界には自分よりも優れた才能を持った優秀な人が多いものだ

その結果は受け入れるべきだ、受け入れと諦めは違う、現状の自分を受け入れれば、冷静になれるし、そこから成長が始まる




2024年4月6日土曜日

最高の投資方法は (14)やらない事を決める

良いパフォーマンスを出すには、ありとあらゆる知識、経験、手法の習得が必要だと心配になる

ファンダメンタル、チャート、マクロ経済、財務諸表、決算説明会資料、、、どこまで理解拾得しなければならないのだろう???

そんなこと自分にはできないと悲観してしまう


ご心配なく!
ほんの少しだけ、投資の基本動作さえ継続実行できれば良いのです
春山も、それしかやっていません
それだけを毎日毎日欠かさずやっているのです


そうなんです、投資には特別な超絶な難易度の高い習得項目は無いのです

必要なのは、基本動作を毎日欠かさず継続実行する意志の強さなんです


換言すれば、基本動作以外の事をやらない、という事が重要なんです


具体的な投資行動や投資判断に関しても、不得意な分野、波長の合わない銘柄群、理解のできない国・セクター、、、それらには触らない、投資しない、考えない

そんな「やらない事を決める」事が、無駄な行動をしない、という点で重要です


春山は、・・・・

1:エネルギー関連の理解が低いので、エネルギー株には投資しません
2:金融も波長が合わないので、よほどの事が無い限り、投資しません

3:薬品やバイオも理解できないので、これもよほどの事が無い限り、投資しません
4:ITは社会人になって以降、趣味でやっていたし、好きだからドンドンやります
5:循環株は過去10年間勉強したので、ようやく過去5年間は積極的に取り組むようになりました

6:空売りは練習を始めて5年ほどですが、資産の1~2%に限定して実行するにとどめています


あれもこれもやろうとする、でも実力が伴わない

そんな状態で無理やり判断して売買すると・・・やってもやっても損をする、という悪循環になります

損をするぐらいなら、やらない方がbetterです
マイナスよりもゼロの方が良いパフォーマンスですから


投資の基本動作は、初級で説明していますが、別の機会に抜粋して書いてみたいと思います


2024年4月5日金曜日

最高の投資方法(13)誰に向けて話していますか? 誰がターゲットですか?

書いたり、話したり、情報を発信する際に留意していることがある

誰に対しての情報発信か?

どんな性格・傾向を持った人に対してか?

その種の情報をどの程度理解しているグループに対してか?

真剣な解決策、回答を求めている人に向けてか?
単なる軽い興味で聴いてみただけ、というレベルの人に向けてか?


上記のような留意点なのだが、何故それによって発信内容を変更する必要があるのか?


1:解説や意見は、2-3行、2-3分では済ませられない

2:真剣な人以外は、1分程度しか聞きたくない

・・・という情報発信に際してのジレンマがあるからだ


真剣な人に対しては、少しずつ話して、その人がストップというまで話の内容を深めていける

それ以外の人に対しては、1分で話し終わる必要があるから、当たり障りのない表面的な事を言うしかない

5項目を話したくても1項目目で聴くことを辞めるので、真意が伝わる前の部分的な意見や情報で「春山は**と言っていた。春山は*+*な人だ」と決めつけられる、レッテルを貼られてしまう

多種多様な人が集まっている会場で、複数人がひな壇に座っていて、一人30秒~1分しか話せないという事が多いのだが、それでは真意を伝えることが困難になる
それゆえ、そのようなモノには参加しない事を決めている。(もう最近は、お誘いが無いけどね)

なお、当該内容に関して理解していない人は、知らない情報に対しては反射神経的に拒否反応を示す傾向が強い、だから相手の反応を見ながら話せる対面セミナーの方が相互に理解が深まるし、誤解も少なくなる

上記のような事は会社経営にも妥当する

企業が提供する商品やサービスが誰に対して提供されるのか?

それを経営者が明確に認識して商品やサービスを開発しているか?


投資家としては、その商品やサービスの賞味期限、使われ方、価格settingの宿命、ライバルの参入の困難/容易さ、などビジネスモデルに関係する様々なことが察知できる

そして、これらは銘柄を選択するに最も重要な項目なのだ


目次





2024年3月30日土曜日

目次:最高の投資方法は

1:一番上がる銘柄を買う

2:どうやって、その銘柄を見つける

3:知る、納得する、できる

4:不安なものほど良く上がる

5:法則を発見しない<その1>

6:法則を発見しない<その2:多分こうなっているから、方程式化が困難>

7:失うものは過大評価され、チャレンジで得られるものは過小評価される

8:買いは単純、売りは複雑

9:株価の上昇はユックリで、株価の下落は急速だ

10:バブルは滅多なことでは発生しない

11:空白スペースは多い方が良い

12:下げには順番がある

13:誰に向けて話していますか? 誰がターゲットですか?

最高の投資方法(12)下げには順番がある

順調に上がっていた相場が何かの拍子に下落を始める。その多くはガス抜き下落フェイズと呼ばれる相場の休憩だ


ガス抜きフェイズでは、不安になった投資家が脱出するが、多くの投資家は儲かっているのでhappy profit takingだ

脱出組だが、、、その後の下落局面を上手にとらえて売却価格よりも安価に買い戻す投資家、反転後に高い株価で再参入する投資家、上がっていく相場を指をくわえて見ている投資家、、、に別れるが、つまり全員が再参入するわけではない
最参入しなかった投資家の分は、新規参入投資家が埋め合わせるのが通例だ


相場の休憩であるが、全部が一斉に一律に整然と下がるわけではない

先に下がるグループ、真ん中で下がるグループ、最後に下がるグループ、のような順番がある


頻繁にみられる下げの順番は・・・

1:傷のある銘柄、直前決算でミスをした銘柄、悪材料的なニュースが出ている銘柄、これらは先に大幅に下がる


2:普通の銘柄は、序盤の下げは大したことはないが、中盤で大幅に下がる


3:この銘柄だけは残しておきたい、今の投資テーマの中心銘柄、こういう銘柄は序盤と中盤ではほとんど下がらない、もしくは上がったりするが、後半で大幅に下がる


・・・こんな状況が典型例だが、様々なニュースが流れ込んでくるので、リズムやパターンが乱されてることが多いのも相場だ


とは言え、売らなければ!、と投資家が判断したとき

次に投資家が考えることは、何を売ろうか?という売却銘柄の選択だ

その選択の結果が、通常は、1,2,3の順番で売りが出る、というエッセンスは古今東西共通だ


下落の最悪ポイント(単純にレベルの最安値ではない時もあるが・・・)を通過すれば、その後は相場の癒しフェイズに移行する

癒しフェイズは、少しイライラするものだ
そもそも、下げ速度は上げ速度の三倍だから、上げはスンナリではない

上値には、「売り損なったので、この値段に来れば今度こそ売るぞ!」という売りオーダーが並ぶ
だから、売りを吸収しながらの上昇になる
それがイライラしながらの上昇フェイズとなって表れるのだ

目次

最高の投資方法(11) 空白スペースは多い方が良い

何かを考える時、脳は二個の作業をする
1:過去の記憶(蓄積されたBigData)を引っ張り出す
2:現状を過去の記憶(蓄積されたBigData)と比較検討する


PCに例えれば、過去の記憶(蓄積されたBigData)を引っ張り出す、現状を過去の記憶(蓄積されたBigData)と比較検討する、この処理能力はCPUの処理速度に依存する


また、蓄積されたBigDataと現状を比較検討するための場所の広さも重要で、これはPCで言えばメモリーの大きさ、なかでもDramの大きさに依存する


人間の脳で言えば、記憶を引っ張り出す速度はミュータントでもない限り、普通の人間には差は無い
そして脳内の「蓄積されたBigDataと現状を比較検討するための場所の広さ」にも差が無い


しかし、同じ広さを持っていても、投資以外の何かに使っている脳のDramは、使用済みであり、今作業しようとしている「蓄積されたBigDataと現状を比較検討する」ためには使えない



実際に使えるメモリーの大きさが不足する時、PCならメモリーの増強(16G→32Gのように)をすればよい

しかい、メモリーを増強ができない人間では投資判断の雌雄を決する差が生じてしまう

普段から、実際に使える脳のメモリー領域を広くする癖・努力が大切だ


春山が思うには、もったいないと感じて物を捨てずにとっておく癖のある人、机や部屋が整理整頓されていない、ゴミ屋敷になりがち、そういう人は「蓄積されたBigDataと現状を比較検討する」ために必要なメモリー領域が小さくなる傾向がある


換言すれば、場所を占有される、心を占有される、占有しているモノにこだわる、とらわれる、という事だと思う


人間の基本的な能力の面積は一定だ

場所や心を占有している部分を差し引いた部分しか、あなたは使えない

占有しているモノはあなたの足を引っ張る

現在と未来のあなたを阻害するのだ


占有しているモノの弊害は・・・・

1:新しい事に踏み出すパワーが低下する

2:判断力が低下する

・・・だろう