あばれる君が教える「サバイバル術」…ペットボトルで浄水フィルターを作ろう!

いざというとき水をキレイにする方法
頻発するゲリラ豪雨や土砂崩れなど、自然災害に対する備えが必要な昨今。そんな時代に、あばれる君はテレビ番組の無人島脱出企画で圧倒的な勝利数を誇り、自ら「サバイバー寄りの芸人」と語るほどのサバイバルテクニックをもつ。そのあばれる君が、アウトドア初心者向けにサバイバルテクニックをまとめた『あばれる君のすぐに使えるサバイバル大全』を責任編集。今回はいざというときのため、ペットボトルを使った「浄水フィルター作り」のテクニックを伝授しよう。作り方の動画もついているので、ぜひ参考にしてほしい。

※第1回は火起こし編(2022年8月4日公開)、第2回は竹はんごう編(8月10日公開)

自ら「サバイバー寄りの芸人」と語るあばれる君。今回はペットボトルを使った「浄水フィルター」の作り方を教えてくれた(写真『あばれる君のすぐに使えるサバイバル大全』より)自ら「サバイバー寄りの芸人」と語るあばれる君。今回はペットボトルを使った「浄水フィルター」の作り方を教えてくれた(写真『あばれる君のすぐに使えるサバイバル大全』より)

水の確保はサバイバルの最低条件!

よく言われることに、「3・3・3の法則」というものがある。

これは、空気がなければ3分、そして水がなければ3日、食べ物がなければ3週間しか生きられないという、世界中の救助隊などで合言葉のように言われているもの。

一般的な成人男性で、1日に2〜3ℓの水が必要だとされ、サバイバルでは水の確保は、最重要課題のひとつとされている。

そしてもし仮に、水を見つけたとしても、その水をそのまま口にするわけにはいかない。

やはり、よごれた水をキレイにする浄水方法は、キャンプや災害に対する知識のひとつとして、絶対に知っておくべきことなのだ。

(編集部注:この記事で紹介する浄水フィルターは、細菌・化学物質を取り除くものではありません。4ページ目に掲載の「あばれる君からフィルター使いのアドバイス!」をよくお読み頂き、濾過した水の使用方法については、充分に確認した上でご判断下さい)
 

用意するのは、意外と身近にあるもので充分!

まずは、用意するもの。

ペットボトル(写真外)に加えて、布、砂、じゃり、小石、炭(今回はたき火の残りの木炭)など(写真『あばれる君のすぐに使えるサバイバル大全』より)ペットボトル(写真外)に加えて、布、砂、じゃり、小石、炭(今回はたき火の残りの木炭)など(写真『あばれる君のすぐに使えるサバイバル大全』より)

布は、タオルでもTシャツでも脱脂綿でもいいが、清潔なもの。

砂やじゃりなどはフィルターに使う前に、きれいに洗っておく。

そして、活性炭代わりに使う炭は、使い古しの冷蔵庫の脱臭剤を利用してもいいし、たき火のあとから拾ってもいいが、これも黒い汚れが出なくなるまで洗っておく。

もちろん、ペットボトルもキレイに洗っておこう。

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