吉野千鳥(通称チドリ)はペルソナ3に登場する主人公達の敵グループ「ストレガ」のメンバーの一人である。CV沢城みゆき チドリの見た目は真っ赤な長い髪の毛に真っ白なゴスロリを着ていて割と可愛い顔をしている。あの首相も読んでた某マンガ(ローゼンメ×デン)のある不人気キャラに酷似しているが、声優も同じである。 物語では主人公ではなく主人公の仲間キャラ伊織順平(通称お手上げテレッテ)に深く関係する。ある日チドリが町で趣味の「絵」を描いているところに伊織順平が偶然出くわしてしまう。当初順平はチドリの描く「絵」のあまりの前衛的さに若干引くが、二人は仲良くなってしまう。しかしある日順平がつい自分がペルソナ使いであることをチドリにしゃべってしまい、チドリは順平達を「敵」と判断する。最初は順平に召還機(ペルソナを使う為の道具)を奪われ戦うことなくイベントのみで終わる。その後桐条美鶴らの手によって極秘に病院の一室で保護されることになるが、そこでもお絵かきばかりしていた。順平は彼女に惹かれて(ぶっちゃけると恋)何度もお見舞いに行き、チドリもだんだん順平が好きになっていき「順平といると楽しい」と言う。(実際順平のギャグセンスは見事なものである例お手上げ侍・空気詠み人知らずなどの発言)しかしチドリには自分の手首を切る癖があり(いわゆる「リストカット」)この原因はチドリが「人工ペルソナ使い」であり、ペルソナを制御するための薬を常用し、その薬の副作用のせいで寿命が縮まってしまったから、要するに「死」が怖かったのである。「死なんて明日身体が動かなくなる、ただそれだけじゃない」という台詞もあるが、これはかなり無理して言っていると考えられる。なぜなら「リストカット」をするという行為は「死にたい」人間のやることではなく「生きたい」人間のやる行為だからである。誤解されやすいのでもう一度書くが、「リストカット」は死ぬためにやるのではなく「生きる」ためにやるのである。寿命が短い、自分はもう長くないという恐怖、そして順平が好き、だから離れたくないという気持ちから「順平といると苦しい」と言って途中から順平にもう来ないように言う。まさに「愛ゆえに人は苦しまねばならぬ。愛ゆえに人は哀しまねばならぬ。」である。結果「ストレガ」のメンバーに見つかり、主人公達と戦うことになる。そして倒すと「ストレガ」の残りのメンバーが現れ、タカヤという男の撃った弾丸にあたり順平が死んでしまうが、チドリの最後の力を使ったペルソナ能力(山岸風花曰く命をあたえるペルソナ、実際に一度順平の前で枯れた花を生き返らせている)により順平は生き返り、チドリは死んでしまうことになる。チドリが死んだことで、順平はペルソナが進化するが順平はまだ落ち込んだままだった。しかしある日みんなでチドリが描いた絵を見ると順平は「チドリの絵は前衛的すぎてわかんねえぜ」と言ったのに対し、見事に写実的に描かれた伊織順平の絵が描いてあった。これにより順平は立ち直り、元の明るい順平に戻る。チドリもまた愛深き女性であった。哀しき女よ・・・誰よりも愛深きゆえに・・・ 戦闘時のチドリはメーディアというペルソナと手斧を使って攻撃してくるが、そんなに強い相手ではない。というか正直に言うと「ストレガ」のメンバーは全員弱い。筆者はパラメータMAXのノルンのコンセントレイト→万物流転で一撃でした笑アルカナは「刑死者」、ちなみに主人公は「愚者」、伊織順平は「魔術師」、山岸風花は「女教皇」、岳羽ゆかり(通称ゆかビッチ、その名の通り素晴らしいビッチっぷりである)は「恋愛」、真田明彦(通称肉彦)は「皇帝」、桐条美鶴は「女帝」、荒垣真次郎は「法王」、天田乾は「正義」、コロマルは「剛毅」、アイギスは「戦車」、「ストレガ」のリーダータカヤは「運命」、「ストレガ」の最後の一人ジンは「隠者」である。戦闘開始時と攻撃時にカットインが出るが、かなり病んでいてカッコ良い。アダッチーに通じるものがある。見たい人がいればグーグル画像で「チドリ カットイン」でやれば出てくるので見てみよう。また戦闘中に攻撃されると「こんな痛み・・・今の胸の痛みに比べたらどうってことない・・・」という哀しい台詞を言う。チドリもまた「死」というペルソナ3のテーマを扱う上ではずせないキャラであろう。 ちなみにペルソナ3フェスでは生き返る。ただし記憶はなくなっている、が、「優しい人」がいて、その人を見つけたいという感じのことを言う。筆者的にはそこは生き返っちゃダメだろ・・・という感想である。 「リストカット」をさらに詳しく説明すると、略すと「リスカ」であり、腕全体をやる場合は「アームカット」と呼ばれる。前述の通り死のうと思っている人は普通やらない。本能で「リストカットでは死ねない」ということがわかっているからである。(ただしやりすぎると心臓に弁ができて死にます。絶対にやらないように。)ではなぜ「リストカット」するのか、近年ではピアス感覚でやる者もいるが、たいてい「リストカット」する人には「悩み」があり、(主に家庭内の悩みが多いがイジメなどの悩みや受験などの悩みも多い)それを他人に(主に家族に)「どのくらい自分が苦しいか」知らせるためにやるケースが多い。そのため「リストカット」をやる人はネット上に「リスカ」の跡を写真で載せる者が多い。某大型掲示板では「リストカット」するものを「メンヘラ」(メンタルヘルスの略)と呼んでいわゆるただの「かまってちゃん」だと表現し、近寄るなと言うが、「リスカ」をする人は本当に悩んでおり、誰かに知られたいと思っているので、このようなあだ名や行動、言動は避けた方がよい。しかし、「リスカ」をする人は「サディズム」(実は「マゾヒズム」もだが)が強いケースが多いので、安易に近寄るのもよくないのは事実である。結論から言うと心療内科や精神科に通わせるようにするのが最良である。 なんで筆者がこんなに「リスカ」に詳しいかはお察し下さい。 ちなみに関係ないが、ペルソナ3では桐条美鶴と並んで筆者の好きなキャラである。 ヴァイスシュヴァルツ(カードゲーム)では、「順平は、こんなところで死んじゃダメ」という熱烈な発言がある。正直順平がうらやましい。(キタロー) |