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総項目数 2503 最終更新時間 2023 年 11 月 17 日 21 時 08 分

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カテゴリ一覧
[悪魔][剣][銃][弾丸][鎧][兜][籠手][靴][道具][魔法][特殊攻撃][地名・場所]
[人名・キャラクター][コマンド][出来事][言葉][発言・表示][数][他] 自分も書き込む



か...こ

カーシー〔かーしー〕 悪魔
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スコットランド語ではクー・シー、「妖精の犬」。満一歳の牛位の大きさで、ダークグリーンのもじゃもじゃの毛に覆われ、長い尾を背中の上から巻いたりしている。妖精の丘に人間が近付かない為の番犬で、獲物を追う時には轟く吼え声で三度鳴くという。真1に魔獣として登場した。なんか黄色いビーグル犬の耳が伸びた感じでカワイイ。真2からはより原典に近い姿になり、長い尻尾と緑色の体色になり、音を立てずに歩いたという伝承からか、耳が翼風にアレンジされている。序盤の魔獣系仲魔として世話になる事もあるだろう。(willseek)アバタールチューナー2に登場。トリプヴァーナの一人でマッド&面白担当の「気」が変身する。弱点属性は火。外見は新規描きおろしでもないので変身前後のギャップが凄い、空も飛べるらしい(RY)

カーバンクル〔かーばんくる〕 悪魔
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一般にはザクロ石、ルビー(紅玉)を指す名前。また医学用語では広い範囲に出来る腫れ物の事も指す。幻想生物としてのカーバンクルは16世紀、南米でスペイン人により発見されたという。この動物の頭の赤い輝きがザクロ石またはルビーに似ていた事から、その動物をカーバンクルと呼ぶようになったとされる。この頭にある宝石(に見えるもの)を手にする者には富と幸運がもたらされると信じられた。さて、現代日本において二次創作文化は盛んだが、大作ファンタジーRPGにおいて魔法防御に優れた召喚獣として、また落ち物パズルゲーム及びその原作ファンタジーRPGでカレーを好む謎の怪生物にカーバンクルの名が用いられている。額の宝石というワンポイントは共通のようだ。ファミコン版2に最序盤レベルの妖鬼として登場した。アンチファンシーコンセプトなのか、火炎のようにとげとげしい形状の中に複数の眼球があるようなデザインだ。ジオを所持しており、これは最初のボスになるデビルバスター内のミノタウロス打倒の要の攻撃手段になる。(willseek)

カーマ〔かーま〕 悪魔
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ヒンドゥ神話の性愛の神。オウムに乗ったハンサムな若者の姿で描かれる。ミツバチを弦とする、サトウキビで作った弓を持ち、先端に花を付けた5本の矢を放つ。この矢に射られると、恋心または情欲をかきたてられるという。その力が神秘的で広範に影響を及ぼす事から、マーイー(幻惑する者)、ディーパカ(燃え上がらせる者)など多くの異称を持つ。ある時強大なアスラ打倒の子作りの為にシヴァに情欲の矢を射かけたが、修行の邪魔をされたシヴァは怒り、カーマを第三の目の光で焼いた。だが妻の女神ラティの懇願で生まれ変わって身体を取り戻し、アナンガ(身体のない者)と呼ばれるようになったという。愛には決まった形はない、という寓意と思われる。なおインドの有名な古典性愛指南書「カーマ・スートラ」もこの神の名に由来し、意外に男女対等にそれぞれの心情に則した愛撫方法や人間関係のあり方が解説されている。デビルサマナーに登場した上位秘神。魔力攻撃に対する耐性が強く、特技ジャッジメントも強力。合体で狙って作るのは大変だが。(willseek)

カーリー〔かーりー〕 悪魔
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ヒンドゥの「黒き者」を意味する名を持つ破壊と殺戮の女神。肌は黒く(絵画では青黒い肌が多い)、舌を出し、腕を4本以上持ち、その手に武器や生首、頭蓋骨などを持つ。首飾りや衣装飾りにも生首や髑髏が使われている。また額にはシヴァの第三の目と三日月を持っている。シヴァ神妃パールヴァティの変身とされたドゥルガーがアスラに対して怒った黒く染まった顔から飛び出し、アスラ達を喰い殺したという。南インドの土着の地母神の性質をヒンドゥの神話体系に習合したものと考えられている。特にベンガル地方での信仰が篤い。シヴァと同じく舞踏の神とも考えられ、暴れる彼女を鎮めようと横たわるシヴァの上を踊るカーリーの図案もよく描かれる。破壊と創造の活力という、一見矛盾しているように思えるものをこの女神も内包しているのだ。ファミコン版1から登場し、その登場頻度はパールヴァティをも上回る。前衛戦闘力としてかなり優遇されている。鬼神、鬼女、地母神とその荒々しさを意識した種族に配置されてきた。本場のカーリー像は比較的優美なものもあれば骸骨みたいにやせ細っていたり黒い石に三つの目を描いただけのものと様々であり、これからも面白いデザインのカーリーが見られるかも知れない。ところでファミコン版1・2のカーリーの髪型はカーリーヘアって事でいいんだろうか。(willseek)

怪異〔かいい〕 悪魔
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怪しい出来事全般を指す用語。転じて妖怪や怪物と同義にも使われる。古の人々は常識で推し量れない不可思議な出来事や見聞物をとりあえず怪しげな物事、怪異として語り伝え、記録してきた。これは現代において語り継がれる都市伝説の類となんら変わらぬものである。この種族で登場する悪魔達は人々が共有する伝承の中から生じた妖怪魔物の類である。あかマントやむらさきカガミ、死者の魂を核としたスピードデーモンなど、人々が共有する伝承の力は現実にも影響を及ぼしていく。(willseek)

戒厳令発令〔かいげんれいはつれい〕 出来事
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真1物語の混迷深まる199×年の東京にて、五島率いるクーデター部隊により発令された。戒厳令とは戦時の非常事態時に移動などの国民の権利を一時的に停止し、行政・司法権を一時的に軍の統治下に移行する措置である。この事で東京の交通路線は利用できなくなり、東京の緊迫感は悪魔の跋扈もあって日増しに高まっていくのであった。葛葉ライドウの物語では後半、陸軍の名の下に発令され、市民の街の間での移動が大幅に制限され、往来の人通りもめっきり少なくなってしまった。戒厳令下で軍に睨まれると、逮捕されても尋問・拷問されても文句を言えない。治安を維持する為とはいえ、物騒な事態である。(willseek)

カイザーアーマー〔かいざーあーまー〕
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真2が初登場の、古代ローマの意匠をあしらった金属製胴鎧。最序盤ではそれなりの防御力で、衝撃属性に耐性を持つ。銃撃にも耐性があったがif...では無くなった。カイザー(皇帝)は元々ローマ帝国建国の基礎を固めた英雄的武将にして独裁官、ガイウス・ユリウス・カエサルに由来している。カエサルの養子にして初代皇帝であるオクタウィアヌスはカエサルの家族名を名乗り、これが後々まで続いた為にカエサルそのものが皇帝を意味する一般名詞と化していったのである。ちなみにカイザーはカエサルのドイツ語読みだ。(willseek)カエサルの英語読みはシーザーとなり、ペル1では「シーザーアーマー」として登場。ヘルム・ガード・レッグの一式が揃い、いずれも高位の防具である。こちらは名を冠しただけのものではなく、彼自身が用いた甲冑であろうか。(ICBT)

カイザーナックル〔かいざーなっくる〕 籠手
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別名「メリケンサック」。不良が喧嘩のときに指に装着する、金属のわっかが五つついたアレである。ゲームでは破壊後の新宿に売られている。これを買うくらいなら頑張ってお金を貯めてサイバーアームを買おう。(ARL)ちなみに拳にはめて使用するタイプの武器の総称を「ナックルダスター」と呼ぶ。拳の攻撃力を上げるだけでなく、意外に折れやすい指の骨を保護するのに役立っている。(willseek)NINEでは地霊ティターンがドロップする拳系武器として登場し、終盤でも通用する強力な性能を持つ。これは一般の実物ではなく、漫画「リングにかけろ」に登場した同名アイテムをモチーフとする。(ICBT)

会心〔かいしん〕 特殊攻撃
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どういう理屈か知らないが、相手に会心の一撃を与える技。普段の攻撃より大きめのダメージを与えてくれる。決して「改心」では無いので注意。(ARL)

怪獣〔かいじゅう〕 悪魔
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正体の不明な獣・動物を呼称したもので、由来から怪物・怪異とほぼ同義と考えてもいい。一連の特撮TV番組・映画の中で描かれた、非常に巨大で超能力や破壊光線などの常識はずれで強大な攻撃能力や防御力を兼ね備えた多くの怪獣が有名だ。これらは欧米特撮の巨大生物のような常識の範疇で打倒可能な存在とは一線を画しており、これは暗に日本の怪獣達が驚異なる自然や宇宙の神秘が超越的存在の形で姿を現しているというメタファーを示している。日本の怪獣文化は近代合理主義を超えた視点から生み出された、神々や悪魔の一形態なのか。ファミコン版2で登場した強大な種族。莫大なHPと怪力を誇る悪魔が多い。一部はボス悪魔を超える強さすら持っている。救い手たる光の巨人はいないので、自らが武器と悪魔を駆使して戦っていくしかない。(willseek)

カイチ〔かいち〕 悪魔
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中国に伝わる瑞獣。漢字では(けもの偏+解)豸。青い毛に覆われた羊に似た姿をしており、額には一本の角が生えている。正邪を正しく示すとされ、優れた王者が公正な裁判を行う場に現れたり、裁判で偽の証言を行う悪人の前に現れ角で指し示して指摘するのだという。朝鮮半島に伝わるとヘテという名の犬に似た姿になり、狛犬に変化して日本に伝わったともされる。デビルサマナーで初登場した聖獣。真3では神獣として合体で仲魔にできる。羊型のユニコーンという感じだ。ひとえにどんなスキルを継承させるかで活躍できるかどうかが変わってくるだろう。(willseek)真3では非常(というか異常)に地味であり、悪魔全書コンプリートを目指した際、仲魔にしてない悪魔が分からなくなった時に真っ先に疑われてしまう程である。何故地味なのか?まず、種族が悪いことが挙げられる。神獣はなかなか出ない種族で、精霊合体もできない。次にレベルである。マカミを除くと種族内でのレベルでは最下位であり、レベルが低すぎて狙わないと一つ上のヤタガラスが出来てしまう。カイチが26レベルなのに対し、ヤタガラスは46で、非常に差が付いている程なのだ。そして、他の同種の悪魔と違い「普通」の悪魔であることが問題である。マカミはイヌガミから変化し、ヤタガラスとバロンはそれぞれアマテラスとシヴァという超大物悪魔の特殊合体素材なのである(ここまで来ると、むしろカイチの方が神獣の中では特別な気がするが…)。カイチよ、君は泣いて良い…君も頑張ってデ○リュウに進化するんだ(違)(テラダイン)

カイム〔かいむ〕 悪魔
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ソロモン72柱魔神の一柱である地獄の統領でカミオとも呼ばれ、30の軍団を従える。ツグミの姿で現れるとされ、鳥も含めた動物や異国の言葉を召喚者に判るよう通訳できる。地獄一の詭弁家であり口論では負けないとされるが、人の言葉は話さないとも言われる。ファミコン版1に鳥の頭部を持つ夜魔として登場した。if...で堕天使として再登場し、より原典を反映した姿になっている。ゲーム中の強さはあまり特筆すべき点はない…。(willseek)

開明獣〔かいめいじゅう〕 悪魔
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山海経などに記載がある、中国神話で崑崙山の天帝が住むとされる宮殿を守っている神獣。天帝の宮殿には9つの門があり、その内東側の正門である開明門の前にいてそこを守っているのだという。その姿は人面を持つ虎で9本の尾を持つとも、9つの人面を頭部に持つ大虎ともされる。その名に「開明(知識に優れる)」とある事から、大いに知能に優れるとされる事もある。ソウルハッカーズ登場の上位神獣。九つの人面が融合したような頭部だが、その顔は人面というより獅子っぽい感じだ。電撃攻撃に優れるが、意外に手持ちの集団回復魔法も強力で頼りに出来るだろう。(willseek)

怪力乱神〔かいりきらんしん〕 特殊攻撃
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〔Berserker God〕
真・女神転生STRANGE JOURNEYに登場する攻撃スキルで、敵単体に物理属性大ダメージを与える。 デビルソースではモムノフ、タケミナカタ、ティターン、アレスが実装している。特筆すべきはモムノフ・ティタンソースには物理攻撃力を倍にするチャージ、アレスは物理ブースタを同時に備えている為、ソースを使用して「怪力乱神」の継承を行った場合、即戦力の投入が可能になるのだ(特にモムノフはカリーナ前後で仲魔にできる)。以上のことから同系統上位スキル「モータルジハード」以上に活躍の幅が広いスキルと言える。出典は孔子の「論語」述而に記される“子、怪力乱神を語らず”の一節。「怪力乱神」とは、不思議な事象(怪)、非常に優れた勇気(力)、人道から外れた事象(乱)、神秘的な事象(神)のこと。また二字ずつに分けて、怪しげな作用(怪力)、掴み所のない神業(乱神)を指すとされる。まとめれば、人間の理性や常識では測れず説明しきれない不思議な事象のことである。なお、“語らず”とはそのまま口にする、語り継ぐということではなく、正道を歩む者や政治を行う者は人間の理外にある力「怪力乱神」に頼ったり使ったりしてはならないという戒め・姿勢を表している。スキル名としては並外れて強い力を指す言葉“怪力”を強調する為に使用したものと思われる。また、US版表記の「Berserker God」は“乱神”をそのまま訳して当てはめたと考えられる。以上の「怪力乱神」を女神転生に当てはめれば登場悪魔から物語、設定まで全てを意味するといえなくもないだろう。また、葛葉ライドウの称号「怪力乱神を語り継ぐ」には、ヤタガラスの所属と言う政治的意味と魔を使い魔を討つデビルサマナーとしての姿が見て取れるように思える。(HUM)

会話〔かいわ〕 言葉
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人と人を結ぶコミュニケーションの基礎。悪魔を仲魔にするための一番ポピュラーな手段。なんとか交渉に持っていき、自分に従うことを誓わせるのである。しかしそれはまるで街中で女の子をナンパするのごとしである。男と言うものはあの手この手で女の子を口説き落とそうとする生き物なのだ。しかしピクシーあたりに金だけふんだくられると非常に悲しい。思わず「てめぇ****!!!」と叫びたくなってしまう。(ARL)メガテンにおける画期的なシステム。交渉次第で仲魔にしたり、マグネタイトを貰ったりできる。()

火烏〔かう〕 悪魔
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フオウー。中国の神話で太陽そのもの、もしくは太陽の化身を指す、瑞鳥ともされた三本足の白ガラス。天帝の子であり、西王母に仕えているという説もある。「淮南子」では広々とした東海のほとりに扶桑の神樹があり、10羽の火烏が住んでいたとされる。この火烏は口から火を吐いて太陽になるとも太陽を背に運ぶともされ、火烏は扶桑の木の枝から空に昇り、西方の若木を経て地下の虞淵に至り太陽の運行を司っているとされた。当初は順番に太陽として出ていたが、五帝の一人・尭(ヤオ、ギョウ)の時代に10羽一度に太陽になって出て来た為、地上は灼熱地獄と化した。やむを得ず天帝は弓の名手である英雄イー(ゲイ、羽の下に廾と書く)を派遣し、火烏を射落とさせた。この時余りの腕前に太陽が全て落とされる事を懸念した尭は矢を一本抜き取っておき、おかげで一羽だけが現在の太陽として残ったという。また天帝は自分で派遣しておきながら自分の子を殺された事を不快に思い、イーに天界に戻る事を禁じてしまった。デビルサマナーに登場した最上位クラスの凶鳥。神話では悪というより神鳥であり、たまたま地上に害をもたらしただけの存在ではあるのだが。炎の燈台を背負っているだけに強烈な火炎系攻撃を持ち、逆にアギ系攻撃は効かない。(willseek)TCG版の英語表記、及びSJのUS版名「Huoniao」は漢字に直すと「火“鳥”」であり、“烏(からす)”を“鳥(とり)”と取り違えた誤訳である。実際、PC上の小さめなフォントサイズだとこの二文字は同一に見えもするが。「火鳥Huoniao」の名の場合、所謂火の鳥としてフェニックスや鳳凰など神話上で火に関わる鳥全般を指す名を中国語に訳したとも解釈出来、その中には火烏Huowuも含める事が出来る。余談となるが、US版ではこの「火の鳥」系の悪魔であるフェニックス・朱雀・鳳凰の3体が混同されており、作品毎にこれらの名称が尽く入れ替わるという失態をやらかしている。(ICBT)

火炎瓶〔かえんびん〕 道具
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手軽なハンドメイドの焼夷弾である。コンクリートに叩きつければ割れる程度のガラス瓶に燃料を入れ、布やティッシュペーパーで作った紐の片側を燃料の中に浸し、もう片側を口から出しておいて、あとは粘土等で口を塞ぐと完成である。使うときには栓から出た紐に火を付け、堅い物に投げつければ良い。ゲームではアギと同じ効果がある。しかし逆に言えばアギの効果なんて火炎瓶と同じということか?なんだか変な話である。(ARL)

CHAOS〔かおす〕 言葉
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破壊。混沌。真シリーズにおける属性の一つ。「法を投げ捨て争い続けることこそ、真の自由であり平等である」という考え。ガイア教の根本的主義である。現在の我々は、法の下にではあるが他人と争いながら生きている。それは勉強であったり仕事であったり恋愛であったり…。普段それを「悪」として問われることは無いが、それで本当に良いのか?自分勝手に生きることを信条にしている人は、自分のことを「カオスだよ~」なんて語ることが多いのだが、極カオスの人なんてそうそう居ない。力ある者が生き残り、弱い物は食われてしまう、そんな弱肉強食の世界で生き残れる人間などそうは居ないのだ。人間とはなんて儚いのだろう…(ARL)人々の平等を保障し、弱き者を守るとされる「正義」や「法」も、結局は大いなる暴力装置や多数派の意思といった力の支持によって支えられているものである。力なくして守る事も勝ち取る事も能わずというのはある意味では真理である。それが他者に対する強さか、自己を律する強さか、といった問題はあるのだが。「生あるものはいつか死ぬ。形あるものはいつか壊れる。」と言い切るガイア教会の文句は他者による救済を祈願するメシア教会とは一線を画す事を象徴するものであった。まず己としてどうあるかを求めよと言う事であろうか。(willseek)カオスの思想である弱肉強食は確かに一つの真理なのであろうが、それはあくまで強者の理屈ではないのだろうか。弱者が弱肉強食を良しとするだろうか。()肉体やあらゆるしがらみが伴わないゲームでは、カオスを選んでしまいがち。潜在的に人の意識が求めているのか。何を選ぶにせよ、自分が正直になれてると思えるゲームは没入度が違う!・・・攻略本片手に効率よく!ってのもまた楽しみ方ではあるけど、一周目くらいは・・・ね(RY)とはいえ、天使も悪魔も誘い方が極端だったり、従わない者を簡単に切り捨てたりするし、他のイベントで基本的に同情することを優先(オザワへの攻撃を止めない、幼なじみの魂を救う)すると、何だかんだで中立に進んでしまう。あと、最近の選択はあからさますぎるし(HAZE)

カオスヒーロー〔かおすひーろー〕 人名・キャラクター
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真1における三人目の少年の総称。悪魔と合体した後こう呼ばれるようになる。吉祥寺のアーケード街で不良に囲まれているところを見る限り、どうも彼は目立ちたがり屋の割に非力で、且つ陰湿な性格という印象を受ける。それ故不良に目を付けられ、いろいろと因縁をつけられてしまうのだ。主人公の夢の中で力を求める乾いた魂と呼ばれる彼。物語では確かに力を追い求めていたが、その生き様は”乾いた”と言うよりもむしろ充実感に満ちあふれていたものだったように思える。例え悪魔と合体しても人間としての精神を持ち続け、友人である主人公に対してはなんだかんだ言いながらも義を持ち続けていた。彼の理性のタガが外れるのは、自分のパートナーとして信じて疑わなかったリエが、実は主人公のことを想い続けていたリリスだと知ったときぐらいである。彼はその後デビルリングの制御を取れずに自滅してしまう。しかしリエのその事実を知らないまま死ぬときの彼は、主人公に負けたことを悔しがりながらも、最期の最後に自分の生き方を「良い夢だった」と言い残す。かつての戦国大名、織田信長が人生を「夢幻のごとくなり」と唄ったように、彼も自分の人生を力一杯に生き抜いたのである。しかしパートナーの真実を知らないまま死ぬ彼は、少しだけ哀れである。(ARL)データ内部でのデフォルトネームは「わるお」。「センダ」より酷い。(aba)彼は母親を早くに亡くし、酒浸りで暴力癖を持つ父親と二人の生活を送ってきていた。愛情を受けられず、満たされない生活を十何年も過ごしてきたのである。他者との接し方を学べなかった彼は家の外でも孤立しがちだった。酒に逃げる父親の弱さを憎み、己は自らの足で立ちたいと彼はいたずらに力を求めるようになっていく。敵を倒し、自らの強さを確認する日々は充実していた事であろう。(willseek)

カオスヒーロー誕生〔かおすひーろーたんじょう〕 出来事
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真1において、オザワの召喚するタケミナカタに打ち勝つため、三人目の主人公が邪教の館で悪魔と合体するイベント。その出来事は初めてプレイしていたときにはあまりにもショッキングであった。しかし永井豪原作の「デビルマン」を読んでいた人達にしてみれば、それは当然の行為であったらしい。”悪魔に打ち勝つには悪魔の力を”である。しかしそうなってくると、タケミナカタに勝つためにとっさに悪魔合体を思いついたカオスヒーローも、実は熱心なデビルマン読者であったのかもしれない。あまりロウサイドの悪魔を選びたがらないのも「より強く、より強靱な破壊の精神を持った悪魔と合体しなければ意味がない!」というデビルマン的思考であるように思える。このイベントにより、カオスヒーローのレベルは10上がり、パラメーターも驚異的に延びるのであるが、レベル99のときにこのイベントが行われると、レベル表示がバグってしまい「A9」と表示されてしまうのは内緒の話だ。(ARL)彼がネコマタと合体した時。合体によって重大な変化があったのではないかと邪推した。ごめんね。(eiko)基本的に高LVカオス仲魔を優先的に選ぶのだが、仲魔の組み合わせによってはメシア教徒やガイア教徒を選ぶことも。しかし「悪魔の力を宿すんだ!」と叫んで合体相手に人間を選ぶ彼の姿は非常に滑稽である。(iqn)小説によると、人間が悪魔と合体して己の精神を維持できる者は千人か万人に一人の割合だという。それ程までに彼の意志と精神は強靱なものだったのだ。()

加賀清光〔かがきよみつ〕
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魔神転生2に登場する刀。加賀藩の新刀期刀工、加州清光。六代目・清光であり、非人小屋(窮民収容所)で刀を打った事から「非人清光」「乞食清光」などと呼ばれる。かなりの偏屈者であったようだが、その刀は実戦的で良い出来だったという。いわゆる職人気質の刀工だったのだろう。新撰組の沖田総司が使用していた刀が有名。(ICBT)

輝くたてがみ〔かがやくたてがみ〕
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ペル2より、懸賞でのみ入手可能な品。欧州をはじめとする各地の伝承にはしばしばこの意味の名を持つ神馬が登場し、それは太陽神や太陽そのものと関連する場合が多い。ケルト神話のルーの愛馬アンヴァル、北欧神話の昼の神ダグの所有する太陽の馬車を引く馬スキンファクシなどだ。古代北欧の青銅器時代には天空を駆け太陽を載せた馬車を引く馬が信仰されていた痕跡があり、これが先述の神馬たちのルーツであると考えられている。他にも、太陽神が馬車で天空を駆け地上を照らすという描写はギリシャ神話のヘリオス、インド神話のスーリヤやミトラなどに見られる。(ICBT)

獲猿〔かくえん〕 悪魔
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フオヤン。攫援とも。中国に伝わる大型の妖猿。牡のみの単性種族であり、子孫を残す為に人里に現れ人間の女性をさらうという。さらわれた女性は子作りの道具となり、子を産むまでは決して帰される事はないとされる。子が産まれると母子は家に帰してもらえるが、生まれた半人半妖の子を間引く等で育てなかった場合、母親も死んでしまうとか。なお生まれた子供は普通の人間の子と何も見た目は変わらず、人間社会で普通に生活するという。しかし人間から獲猿に変化する話もある事から、獲猿の子はいずれは獲猿となって山に戻るようになっているのかも知れない。ソウルハッカーズ登場の妖獣。中国風の髪型で、尻尾は男性のアレだ。物理攻撃に耐性が強いが破魔系には弱い。ダメージ魔法で攻めてもいいだろう。(willseek)ストレンジジャーニーでも物理耐性により、魔法を使わざるをえない、厄介な相手だ(HAZE)

角手〔かくて〕
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NINEやペル2に登場する拳系武器。忍者が使う「握り物」と呼ばれる隠し武器の一種。鉄製の指輪に2~3つの鋭い突起が付いており、それが手の平側に来るようにはめて使う。相手が拳や蹴りで攻撃してきた際にこれを着けた手で捌いたり、相手の腕や首を掴むことで痛みを与える。他にも平手打ち、突起を手の甲側に向けて拳で殴る、等の使い方がある。とにかく小型で隠し持つには最適であるが、相手を殺せる程の殺傷力を持っているわけではなく、痛みで敵を怯ませて逃げる為の隙をつくるのが目的の武器である。(ICBT)

神楽鈴〔かぐらすず〕 道具
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NINE、女神アメノウズメのコーディングで得られる同悪魔専用プラグイン。スキルが「神楽舞」に強化され、各種能力が向上。巫女神楽における祓具。舞姫(踊り手の巫女)の持ち物で、神主の持つ大幣に相当する。柄の先から三段に渡り輪があり、その輪には上から3・5・7つの鈴が付き、そして柄のもう一端には五行に相当する五色の鈴緒が付く。魂振りにあたり、鈴を鳴らす事で御魂を奮い起こす。形状は実が付いた小賀玉の木の枝が起源とされ、天岩戸の前でアメノウズメがこの枝を持ちながら舞ったとも。又、稲穂の様にも見える事から五穀豊穣祈願の意味を持つ。現代においては鉾先舞鈴が正式とされ、神楽鈴はその代用とされる。同じくアメノウズメに関連の深い品として「神代鈴」があり、これとの混同である可能性も有る。アメノウズメが天岩戸の前で舞った際に、この神代鈴を付けた矛「ちまきの矛」を持っていたとされる。神代鈴の形状は3つの珠状の鈴が正三角形の頂点に配置されたもので、それぞれの鈴は生魂・足魂・玉留魂を表わし、この3つを結ぶ事で三魂の調和とするという。天河神社の神器である「五十鈴」が神代鈴と同様のものであると伝えられる。(ICBT)

影縫〔かげぬい〕 特殊攻撃
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〔Shadow Bind〕
真・女神転生STRANGE JOURNEYに登場する銃、カザマヅツM装備時に使用できるスキルで、対象に銃属性ダメージを与えるとともに60%の確率で麻痺を付着させる。シリーズとしてはデビルチルドレンに闇属性の麻痺付着スキル「かげぬい」が先に登場している。元ネタは忍者漫画などでおなじみの、敵の影に手裏剣などを投げて相手の体をその場に縫い付ける忍術だろう。無数の作品に登場しているので直系の元ネタが判断しがたいが、横山光輝の漫画「伊賀の影丸」に登場する相手の影を傷つけて本体に攻撃を与える「影縫い」という忍術が起点であろう。さらに、後年に放送された同氏の漫画「仮面の忍者赤影」のドラマ版において「影縫いの術」が披露されたことで爆発的に認知度が高まったと思われる。そして上記を「影縫い」の元ネタとすると、「伊賀の影丸」の忍術に影響を与えた山田風太郎の小説こそが源流であろう。1960から61年(「伊賀の~」の影縫い登場より先)に執筆された氏の「くノ一忍法帖」には、術者の影が相手の影を支配することで対象を意のままに操ることを可能とし、また相手の影を斬ることで肉体を断たれた感触すら錯覚させる程の激烈な痛みを与える「百夜ぐるま」という忍法が存在する。決定的なのは、作中マキビシを相手の影に投げつけてその場に縛り付ける「影縫い」そのものと言える応用技が描かれている。余談だが忍法帖シリーズには刀の影を伸ばして相手を斬る、特殊な蝋燭で作り出した己の影を手足のごとく操るなど影にまつわる忍術が複数登場している。影を攻撃してその本体に影響を与える技というのは荒唐無稽なことおびただしい気もするが、近年の研究によると人の脳は影を身体の一部と認識し、手の影が物に触れると脳は実際に接触していると感じるのだという。「三尺去って師の影を踏まず」という諺のように、影に特殊なものを感じる古来からの人の感覚はあながち非科学的なことではないのかも知れない。(HUM)

花原馨〔かげんけい〕 道具
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NINEに登場するプラグインソフト。スキルが「神楽舞」に変化する。銅造華原馨。現在も興福寺の国宝館に納められている金鼓。能楽「海人」では三宝の一つとしてその名が挙がり、それによれば馨石の名産地である中国の華原でつくられ、唐の高宗から日本の興福寺へ贈られたという。一度打ちはじめると袈裟をかけるまで鳴り止まないといわれる。(ICBT)

カザックナイフ〔かざっくないふ〕
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中央アジア、カザフスタンのカザック人達の用いるナイフ。中東イスラム圏から中央アジアにかけて共通した形状・装飾になっている。西洋には頑丈で切れ味に優れる刃物として伝わっている。デビルサマナーPSP版では異常にパワーアップされており、入手しておくとかなり楽になりそうだ。(willseek)

カシマレイコ〔かしまれいこ〕 悪魔
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日本の都市伝説の存在のひとつで、「その話を聞いた人のところへ現れる妖怪・幽霊」というものがある。話の内容には様々なバージョンがあるが、「話を聞くと○日以内に(妖怪名)が出てきて問いかけをしてくるので、決まった答えを言う。それに答えると誰から聞いたかと聞いてくるので、(妖怪名)から聞いたと答える。問いかけに答えられなかったり間違えた答えを言うと殺される」といった筋であることが多い。その中でも特に有名だと思われるのが「かしまさん」…カシマレイコ。多くの場合、彼女には足が無く、問いかけにおいて失敗した場合のペナルティーは「足をとられる」というものである。また彼女は「仮死魔霊子」などと当て字されることもあり、彼女に名前を言うときに「カは仮面のカ、シは死人のシ、マは悪魔のマ」と教えなければならない、という話もある。こうした話の元ネタとなりうる伝承が何なのかについてはよくわかっていないらしい(カシマレイコはその名前から鹿島神宮との関連を指摘されることもある。まれに軍人バージョンとして語られるのは建御雷之男を連想したためか?)。だが何にせよ、自分には縁の無いはずの話を聞かされて「これを聞いたあなたの元にもやってくる」なんて言われたら大抵の人間はじわじわと恐怖に襲われるだろう。ちなみに話を聞いた人の所へやってくる理由として「自分のことを噂されていると思ってしまうから」というのがある。…ということは「口に出さなければ」大丈夫ってことか?怪異種族でソウルハッカーズに登場。最初から足を持っていたりする。スク・ンダを使われ続けられると厄介。仲魔としても性格が「愚鈍」なのでいまいち使えない。妖怪としてはインパクト特大なのに…。(Sakanon)似たようなネタに「てけてけ」がいる。「地獄先生ぬ~べ~」ではこの手の妖怪は「念縛霊」と言われ、彼らを恐れる人々の念がいつまでも成仏出来なくしてしまっているのだと言う。そんな訳だからこの手の話を聞いたら「怖えぇ~!」じゃなくて「成仏してくれよ」とか念じてあげるのが正解、らしい。でもこの話読んで「怖えぇ~!」と感じなかった読者は居ないと思う…というくらい怖い話だった(今見るとそうでも無いけど)。(aba)

カシヤマ〔かしやま〕 悪魔
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デビルサマナーでかさぎ荘に出現する怨霊。生前のカシヤマは写真家として大成を目指していたが、世間が彼を評価する事はなかった。安易にヌード写真等で売り出すのをよしとしなかったカシヤマは世間への恨みを抱えたまま死に、愛用のカメラに宿って怨霊と化したのである。幽鬼エンクを6体前列に立て、自分は特技フォトンショットでこちらを写真(CARD状態)にしようとしてくる。CARD状態でエンクに焼かれるのはヤバい。最期のセリフが物哀しい。「もっと、いい写真をとりたかった…………オレは天才写真家……。」(willseek)

加重弾〔かじゅうだん〕 弾丸
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質量の大きい重金属で出来た弾芯と軽金属の弾体で構成された、拳銃用徹甲弾の一種と思われる。着弾時に軽金属の弾体表層がへしゃげ、高速度を保った弾芯部が対象内部にめり込むようになっている。葛葉ライドウにて、通常弾よりも威力に優れる弾丸として登場した。(willseek)

霞ヶ関〔かすみがせき〕 地名・場所
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警視庁や国会議事堂等、国の主要機関が多数集まっている場所。東京を構成する上で無くてはならない土地だ。ここでは毎朝、某放送局のお天気お姉さんがスームインしている。これにより日本のお天気事情は支えられているのだ。私ARLにはなかなか馴染みの深い場所。というのも、広島から東京行きの夜行バスに乗っていった場合、東京での最初の停留所がこの霞ヶ関なのである。…田舎者ですみません。(ARL)

霞斬り〔かすみぎり〕 特殊攻撃
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[MISTY-BLADE]
デビサマ・ハッカーズ・NINEより、剣技系物理特技。ハッカーズのみ表記は「かすみ斬り」。NINEでは多重化すると「虚空斬波」となるが、これら両者が忍者の剣技である事を意識しての設定か、単に「霞」や「虚空」といった実体の無いものを斬るというネーミングから結び付けられたのかは定かではない。又、コンシューマ版におけるこの技は単なる強力な攻撃でしかないが、初期TRPG版では忍者の技の一つで「小太刀などの短い刀を使った居合い斬り」として設定され、より元ネタを意識したものとなっている。漫画「カムイ伝」の主人公カムイが使う技「変移抜刀霞斬り」より。「霞斬」という名自体はこの技が現れた作中のシーンタイトルとして用いられている。薙刀の技である霞打ちを元に編み出したもので、腰の後ろに差した刀を回し抜き打つ。忍者の技ではあるが、用いる武器は忍刀ではなく侍の打刀、大小の小刀の方だ。(ICBT)

霞台〔かすみだい〕 地名・場所
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葛葉ライドウの中で赤坂区内所在の行政・立法・司法の中枢。これは物語中の創作設定であり、例えば議事堂だと実際の歴史ではほぼ一貫して霞ヶ関である。陸軍参謀本部もここにあり、物語中では超力兵団計画の詳細を聞きだせる舞台となる。ちなみに海軍省は離れた晴海町に位置している。海運を重視しているのだろうか。(willseek)

カズフェル〔かずふぇる〕 悪魔
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南を支配する天使とされるが、その文献は極端に少ない。そもそも悪魔の存在や天使の存在の多くは伝承や創造により造られたフィクションであり(なんてことを言ったら元も子も無いが)、一つの「キャラクター」に対して様々な視点から多くの解釈や名前が与えられる。カズフェルはその中で生まれた亜主中の亜主なのであろう。ちなみに一般的に南を支配する天使はウリエルとされる。真1にて登場。東京タワーで少女に変身して放送を行っているニュースキャスターである。というわけでどなたか有力な情報を知っている方は是非とも書き込み願いたい。(ARL)エノク書を元に作られた「偽エノク文書」にカスピエルという悪魔がいる。「南方を支配する偉大な皇帝」とされ、200人の公爵と400人の小公爵を従えているとされる。また15世紀のドイツの聖職者にして錬金術師・トリテミウスの「秘密書法」では精霊的天使とされ、昼と南を司るという。カズフェルと共通してよく南に関連付けられており、カズフェルはカスピエルが文献で誤記されて広まった存在である可能性は高い。(willseek)

火尖槍〔かせんそう〕
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デビルサマナーに登場する槍系武器。槍系トップクラスの攻撃力と命中率、最大攻撃回数を誇る優良武器で、異界に登場する死神チェルノボグが落とす。火尖槍は明代の伝奇小説「封神演義」の登場人物“ナタ”が使用する長さ一丈八尺の槍。名が示す通り、術者の意思に従って槍の穂先から火炎が噴出し、さらに長さが伸長するという神器で、戦場においては直接攻撃・牽制・目くらましなど幅広く活用ができる。もともと火尖槍は師・太乙真人が与えたもので、蓮華から再生したばかりのナタが赴こうとする父への仕返しを成就させる為に使用され、ナタの繰り出す火尖槍の前にまがりなりにも将軍を務める李靖が敗走するという威力を見せる。ただし、特殊能力を備えてこそいるが完成された槍術があって初めて真価を発揮するという性質から、超人的な能力を持つナタですら槍術の修行をしなければならなかった。さらに、物語の中では火尖槍で相手と打ち合い、手傷を負わせた後に乾坤圏でとどめを指すという戦法がほとんどで、補助武器的な扱いであり、絶大な威力の武器がひしめく封神演義の中でしごく常識的な部類に収まっている武器と言える。ちなみに「西遊記」の紅孩児も一丈八尺の火炎槍を使う存在で、金箍で全身を縛りあげられ捕えられるなど「封神演義」のナタを彷彿とさせるキャラクターである。(HUM)

火鼠〔かそ〕 悪魔
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フオシュ。中国の伝説で南海の果ての火山の中に棲むとされた生物・火精。火光獣とも呼ぶ。火山の炎の中に不尽木という木があり、火鼠はこの木の中にいるとされる。体重が250kgもある巨大な鼠で、火中では身体が赤く、外に出ると白くなる。その毛の長さは50cmもあり絹糸より細い。火の中にいる時に水を掛けられると死ぬので、そうして捕らえ毛を刈って、火に燃えず汚れても火に入れると真っ白になると言う布・火浣布を織ったという。この布はかぐや姫伝説こと竹取物語の中でも語られ、入手が困難な品の一つとされた。一説には火浣布は石綿を神秘視して語ったものともされる。ソウルハッカーズ登場の中盤レベル魔獣。シルエットは宙に浮かぶネズミ花火っぽく見えなくもない。ボク口調ではあるが、ファイアブレス及び回復・蘇生系スキルを持ち合わせており、回復役の仲魔としても一線で活躍できる。見た目通り氷結系には弱い。(willseek)

カタキラウワ〔かたきらうわ〕 悪魔
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片耳豚。奄美諸島の豚の妖怪。夕暮れなどに影の無い片耳の子豚の姿で現れ、人の股下をくぐろうとする。とっさに両足を交差させれば大丈夫とされるが、もしくぐられると腑抜けになったり、死ぬ事すらあるという。他にも耳が全くない耳無豚(ミンキラウワ)もおり、同じく股下をくぐられぬ様注意が必要なのだという。亜熱帯地方では豚が飼いやすく、本土より豚絡みの伝承が生まれやすくなっているようだ。デビルサマナーシリーズに魔獣として登場している。見かけはちびっこいが、ムドを持っているので油断は厳禁だ。(willseek)

カタリヤ〔かたりや〕
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ペル2罪の投具。「良質且つ高価」版であるコールカタリヤはこの武器を用いた部族の名を冠している。インド北西部~西部にかけて分布するコール族が用いたブーメラン型の投擲武器。材質は全金属製で、球からプロペラの様な羽根が一枚だけ生えた特徴的な形状を持つ。球の部分は重りであり、投擲時にはこの重りによってファン状の刃の部分が回転しながら飛ぶ。又、球の部分は握りとしての役割も持つ。(ICBT)

甲冑〔かっちゅう〕
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女神転生1より、男性用防具。本来の語義とは異なり兜は別で、攻略本の記述に拠れば西洋のプレートアーマーを想定している様だ。又、SJでは防具に「カッチュウベスト」が登場する。鎧兜。銃火器が主となる近代以前に用いられた刀剣や弓矢に対する戦闘用の防具の内、特に鎧と兜のセットを指す。「具足」も本来はこの甲冑の一種を指す言葉だ。特定の、例えば日本の戦国時代に用いられたもののみを指す、といった様な狭義の意味は含まれておらず、世界中のあらゆるものを指す一般名詞であり、「鎧」や「兜」と同列にある装着部位による防具の「分類」名である。その為、この名称だけではこれがどの様な防具なのかは特定出来ない。銃撃戦が主となる現代の防具、ヘルメットとボディアーマーを甲冑と呼ぶ事はない。これらはライフル弾等の「攻撃」を積極的に防ぐ為のものではなく、砲爆撃による爆風や破片で致命傷を負う事を防ぐ、いわば戦場で起こる偶発的な「事故」を防止する為のものだからだ。(ICBT)

カップキラー〔かっぷきらー〕 弾丸
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正式にはKTW弾と呼ばれるアーマーピアシング弾。1960年代に警察向けに開発・販売され優れた貫通力を誇った。テフロンコーティングされた弾頭はボディアーマー等に衝突時に表面のみが摩擦ではがれ、弾頭部分は貫通力を維持し体内に到達するのである。警官(カップ)殺しの悪名を轟かせ市場からは殆ど姿を消したが、軍用の9ミリパラベラム弾のみ、生産が続いている。真2以降よく登場する中級クラスの弾丸。特殊効果はないが高めの攻撃力を持たされている事が多い。名前の通り、犯罪者に多用されたのだ…。(willseek)元々警察向けであるKTW弾が民間に流通した数量は少なく、製造中止後は一種のコレクターズ・アイテムとすらなった。カップキラー(=警官殺し)の通称はマスメディアがその貫通力のみを示してその様に報道した事に拠るもので、犯罪に多用された・警官を殺傷したという事実は存在しない。が、この報道でその存在が一般に広く知れ渡り、社会問題化した事からKTW弾を含む拳銃用徹甲弾の製造販売が米国内にて規制される運びとなった。(ICBT)

羯磨の護符〔かつまのごふ〕 道具
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NINE、呪殺耐性を向上させるプラグイン。羯磨(かつま・こんま)とは本来はサンスクリット語「カルマ」の音訳だが、カルマは意訳である「業」が用いられる事の方が多く、通例、二本の三鈷杵を十字に交差させた形状を持つ密教法具「羯磨金剛(羯磨杵・十字羯磨とも)」の略称として用いられる。サンスクリット名はカルマ・ヴァジュラ又はヴィシュヴァ・ヴァジュラ。修法の際に曼陀羅の四隅に配置され、結界とする法具。仏では不空成就如来が持つとされる。(ICBT)

カテドラル〔かてどらる〕 地名・場所
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大聖堂、特にキリスト教の宗教建築の事。英語では「カスィードラル」に発音が近い。司教または主教が長を務める聖堂(教会堂)の事であり、典礼の際に司教や主教が座る為の椅子(カテドラ)が置かれているのが特徴。ヨーロッパの伝統的都市では古来、市役所などと共に都市の中心広場に面して建てられる一般的建造物である。壮麗で神々しい外観・内装を具えているものが多く、それは信仰者達の理想を体現すべく心と財を注いだ結果である。日本では全国16の教区に一つずつカテドラルが存在する。真1やNINEなどにおいてメシア教勢力の拠点として登場している。神聖なる雰囲気が信仰の力を縁り合わせるのには重要なのだ。(willseek)地下も合わせると16階という広大さを誇る。また、悪魔だらけでガイア教徒もいるし、おまけにエレベーターもないという理不尽さも誇る。これではまるでラストダンジョンのようだ。()

カトブレパス〔かとぶれぱす〕 悪魔
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プリニウスの「博物誌」に記載がある、エチオピア西部にいるとされた幻獣。カトブレパスはギリシャ語で「下を見るもの・俯くもの」を意味し、黒い水牛の身体に細長い首、豚か蛇のような頭部を持ち、堅いたてがみに覆われ、頭が重く動くのが困難な為、常に腹這いで生活しているという。毒の息を吐いて草を枯らして食べ、また見つめた者を石化させる目を持つが普段は厚く腫れた瞼に閉ざされている。石になりたくなければ刺激するなという事だ。デビルサマナーが初登場の悪魔。石化が悪いイメージを抱かせるのか、邪悪なモンスターとして扱う作品は多く、女神転生シリーズでも高位の妖獣である。体当たり系の強烈な打撃力と石化攻撃を持つ。電撃攻撃を反射したりもするので要注意だ。(willseek)元来の伝承におけるカトブレパスの邪視の効果は「即死」。カトブレパスの別名がゴーゴンとされる事からギリシャ神話のゴルゴンと混同された、もしくは同書次項で紹介されるバジリスクとの混同から、邪視の効果が「石化」へ置き換わったものと思われる。主にファンタジー作品にてその誤解イメージで描かれるが、初期は意図的な創作設定であったものが次第に元来の伝承と混同し認識されていった節もある。(ICBT)

カドゥケウス〔かどぅけうす〕
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ソウルハッカーズにおいて神獣アヌビスが魔晶変化する、女性専用白兵戦武器では最強のもの。槍のように突いて用いるようである。真2にもカドウケスという名のLAW属性専用武器で登場している。元来はエジプトのトート神の持つ権力と癒しを含む呪力の杖ウアスと考えられ、杖にはサソリと蛇が絡みその先にはよくアヌビスの顔が象られていた。ギリシャにそのイメージが入るとトートと同一視されたヘルメスの持ち物として蛇と翼をあしらった杖としてカドゥケウスになり、さらにヘルメスと同一視されたローマ神メルクリウスの象徴として錬金術のシンボルとなった。(willseek)

門倉〔かどくら〕 人名・キャラクター
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ソウルハッカーズにて、天海市情報環境モデル都市政策を全面的にバックアップする成長著しいIT企業、アルゴンソフト社の若き社長。天才エンジニアとしても名高いが、実はその能力は十年前、偶然アメリカで発見したマニトゥに寄生されて得たものである。彼は次第に自分の思考までもマニトゥに影響を受け、現代人間の欲や争いに満ちた社会を改善するにはその根源である魂、ソウルを抜き取る事だと考え、サイバーネットワークを利用するファントムソサエティの計画に協力したのである。天海モノリスで主人公達にもらしたネット社会の害に対する嘆きには一部本音も含まれている。マニトゥに集中するソウルの負の思念に引きずられた門倉は次第に正気を失い、終盤はマニトゥに半ば飲み込まれる形で暴走、主人公達と戦い消滅するのであった。名前の元ネタは某巨大IT企業トップの門を意味する名前かららしい。電子ネットやOSビジネスは形がない所から富を生み出せる驚異的なシステムだが、驕りは禁物だろう。(willseek)

カナロア〔かなろあ〕 悪魔
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ハワイ神話のヤリイカの姿をした創造神の一柱にして海と死に関わる神。恵みの創造神カネが生み出した物に敵対する執念深い神とされる。魚やハ虫類はこの神の子供達であるとされ、自分の子供達を捕らえる人間とその技術を教えたカネらに復讐する為、カナロアはカヌーを沈め、洪水を引き起こし、また激しい波を起こして海岸を侵食するのである。ポリネシアではタンガロアと呼ばれ、自分の息子の花嫁を化けダコから救い出す逸話もあり、単純に邪悪な性格の神という訳でもない。デビルサマナーシリーズに登場する大イカの姿をした邪神。胴に人の顔のような模様が浮いている。氷結系に強く、火炎系に弱いとされるようだ。(willseek)

かねあられ〔かねあられ〕 特殊攻撃
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魔人ビンボウガミの専用技。 とにかく、小銭の雨が降り注ぎ地面にも大正時代の小銭が回ったり最後には画面にも覆うほどの巨大銭が降ってくる。(シシン)

「金では買えぬ何かを求め」〔かねではかえぬなにかをもとめ〕 発言・表示
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主要全文は「金では買えぬ何かを求め、明日をも知れぬ暮らしを続ける男。私以外にようやく見つけました」と続く。デビルサマナーで紳士系悪魔と意気投合した時に聞ける事があるセリフである。勇者とかヒーローとか言われていても、その実体は殺し合いの片棒である。安全牌である一般ピープルな暮らしを捨ててその道に踏み込むのなら、その意味を考えるのも生き方であろう。(willseek)

花魄〔かはく〕 悪魔
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ファーポゥ。中国の樹木の精の一種。三人以上の人が首を括り自殺した木に、自殺した人の念が結集し生じるという。手に乗る程度の大きさの美女の姿で、髪や眉毛、睫毛を除く体毛が全く無く、声はインコの鳴き声に似ている。木の精なので水がないと生きられず、水を与えないと干からびて死んでしまう。しかし、干からびた花魄の体に水をかけてやると再び生き返るともされている。真3が初登場の序盤レベル地霊。白いチャイナ服が可愛らしい。人魂系解釈か何故か火炎属性であり、敵としても味方としてもアギは中々に強力。成長させると覚えるセクシーアイやラクカジャ等は合体継承させていくと役立つスキルだ。(willseek)

歌舞伎町〔かぶきちょう〕 地名・場所
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日本有数の大歓楽街。セントラルロードは数多くのスカウトやホストによるキャッチ、怪しげな客引きなど、合法、非合法問わず歌舞伎町独特の雰囲気がある。近年は2002年の街頭防犯カメラの設置をはじめとする大規模な取り締まりの強化が行われ、歌舞伎町の犯罪発生率は大幅に減少したとされる。それでも様々な人種のるつぼたるカオスな雰囲気は健在だ。(willseek)

カブソ〔かぶそ〕 悪魔
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もはや絶滅してしまったともされるが、ニホンカワウソはかつては川沿いで暮らす人々には馴染みの深い動物であり、狐や狸のように人を化かす事があると考えられていた。カブソはカワウソが訛った名と考えてよかろう。子供に化けて現れるが人の言葉が上手く喋れなかったり、便所で人に悪戯をして捕まり秘伝の傷薬の製法を教えて助けてもらったりと滑稽な逸話が多いが、中には娘の姿で油断させて喰い殺すといった話も伝わる。デビルサマナー最序盤に登場する魔獣。笠を被った猫っぽい姿は鳥山石燕の画に倣っているようだ。子供口調も含めてかわいらしい。大概最初はたかられるだろうが。(willseek)

頭槌叫呼〔かぶつちきょうこ〕
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ペルソナ1に登場する斧。漢字表記は最新であるPSP版に倣ったが、漢字表記初出となる携帯アプリ「異空の塔編」では「頭槌狭攻」、IMAGINEでは鈍器分類の「頭槌強固」と変遷しており、一定しない。元ネタは漫画「無限の住人」、天津影久の武器「頭椎(かぶつち)」と思われる。形状の異なる二本一組の武器で、一振りは実在の頭椎大刀(かぶつちのたち)に似た「頭椎剣」、もう一振りは斧状の刀身を持つ「頭椎斧」。携帯版表記「狭攻」とはこの二本による攻撃の意か?(ICBT)

兜割り〔かぶとわり〕
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デビサマより。鉢割りや鉄刀とも呼ばれる日本の打撃武器で、主に戦国時代末期に使用された。鉄刀の中でも60cm以上の長さを持つものが特にこう呼ばれる。反りの入った十手の様な形状だが、起源は十手よりも古く、中国の硬鞭や[金間](かん)が日本に伝えられて生まれた武器といわれる。使い方もそれらと同様、鎧兜の上から有効な打撃を与える為の武器であり、後の江戸時代には捕物道具や剣術の鍛練用として使われた。刀とは違い、反りの内側(刀でいう棟)が打撃部にあたり、兜割りの名称はこの反りが兜の丸みを打つのに適している事から付けられたもので、文字通り兜を割る程の威力を持つという訳ではない。日本では刀剣製作の技術が早熟した為、こういった打撃武器は日本刀の影に隠れたマイナーな存在とされ、西洋や中国ほどの多彩な打撃武器は生まれなかった様だ。又、実際に兜を両断した日本刀にこの名が与えられる事もある。備前長船兼光作「甲割り(かぶとわり)」がその一例である。他にも、敵の頭部を狙う剣技にもこの名が使われる事もあり、TRPG版やデビチルシリーズでは攻撃特技として登場している。IMAGINEでの斧系武器「かぶとわり」は独自の創作であろう。(ICBT)

カブラカン〔かぶらかん〕 悪魔
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キチェ・マヤ神話「ポポル・ヴフ」に登場する神々に敵対した怪物の一つ。太陽神を名乗ったヴクブ・カキシュの息子の一人でもある。 名は「山を覆す者」の意。 山を崩す事に喜びを感じる性格で、彼が一歩踏み出すだけで小さな山は砕け、大きな山も揺らいだ。双子の英雄神、フンアフプとイシュバランケーはカブラカンを滅ぼすべく、貧しい猟師を装って近付いた。巨大な山に案内すると言ってカブラカンを連れ出すと、その途上で獲物の鳥に石膏を混ぜて焼き、カブラカンに食べさせた。石膏の効果で弱ったカブラカンは正体を現した兄弟に抵抗できず、土中に埋められて退治された。父親や兄弟も両英雄神の策略によって殺されており、荒ぶる怪物一家といっても気の毒と言えなくもない感じである。ソウルハッカーズ登場の妖獣。マヤの神殿を載せた巨大な亀、という感じのデザインである。他社作品だがワンダと巨像に登場させられそうでもある。物理攻撃に非常に打たれ強く、メガトンプレスや自爆は脅威だが、破魔魔法には弱い。電撃や氷結等ダメージ魔法で動きを止めつつ押し切るのもありだろう。(willseek)

カマーサ〔かまーさ〕
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インド中西部のビール族が使用した竹製の長弓。紀元前6世紀には既に使用されていた様だ。こちらは主に長距離の射撃に用い、同じく竹製の短弓「ヒンディ」を近距離用として使い分けたという。部族名であるビールの名自体が弓を意味し、弓術に優れた民族として知られる。紀元前4世紀のアレクサンドロス大王のインド侵攻に対し、彼らはこれらの弓でマケドニア軍を苦しめた。P3の弓系武器。余談だが、「ヒンディ」はゲーム「世界樹の迷宮」の方に登場している。 (ICBT)

カマエル〔かまえる〕 悪魔
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火星・火曜日を象徴する戦いの天使。「神を見る者」を意味する名である。ケムエル、チャムエルとも。能天使の指導者として天国の門を護る。赤い鎧と長剣をおびた、破壊や死を伴う猛々しい姿で想像される。カバラではセフィロトの樹のゲブラーを司り、神の御前に立つ七人の天使の一人に挙げられる事もある。一方で神の荒々しい側面を否定しようとした中世ヨーロッパの悪魔学では地獄の公爵として語られる事もある。真2に登場する上級の大天使の一人。魔神転生2では人の姿に化身し、物語に多面的に絡むトリッキーなキャラクターとして登場した。物理攻撃力に特に優れる天使系ユニットの一人になるだろう。(willseek)勘違いからモーゼに打ち殺された事がある。が、いつの間にか復活し、キリストを助けたりもしている。…しかし、天使を殺せるモーゼは色々と大丈夫なのだろうか?(クラン犬)

カマソッソ〔かまそっそ〕 悪魔
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マヤ神話の地下にある冥界シバルバーに住まうとされる蝙蝠の悪神。カマゾッツ、ソツィラハ・チマルマンとも。大きな牙と鋭い鉤爪を持った巨大な蝙蝠の姿をしており、ナイフのような形をした鼻をしているという。双子の英雄、フンアププとイシュバランケがシバルバーに侵入した時、カマソッソは計略によりフンアププを陥れ、その首をナイフで斬り落とした。だが後にフンアププは復活し、兄弟でカマソッソを倒している。ちなみにペルソナ2に登場した星あかりが用いた「イシュキック」はフンアププ・イシュバランケの母親の名。ソウルハッカーズで両手に鎌を持ったコウモリ怪人の様な姿の凶鳥として登場している。銃撃反射能力が鳥族としては罠と言ってもいい。アバタールチューナーシリーズでも裏切りの戦士・バットの変身アートマとして登場し、異名の名を冠する「ゾチラハの呪い」でこちらを蝙蝠姿にして弱体化させてしまう。ただこちらはインドモチーフの世界観の中で一人だけマヤ出典悪魔モチーフなのは浮いているように感じた。(willseek)

カマプアア〔かまぷああ〕 悪魔
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ハワイ・オアフ島を根城とする神。普段はハンサムな族長の姿をしているが、一旦怒ると恐ろしい八つ目の豚の本性を現す。また時にはフムフムヌクヌクアプアア(和名モンガラカワハギ)という魚になるともいう。キラウエア火山の女神ペレと夫婦であったが、気性の激しいペレと大噴火に大洪水を伴う大喧嘩の末、残念ながら離婚したとされる。離婚の話を知った時はちとショックだった…。デビルサマナーシリーズ登場の神獣。頭飾りとマント、杖で身を飾った豚の姿だ。比較的序盤には十分前衛として使える。(willseek)

噛み男〔かみおとこ〕 悪魔
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アメリカからフィリピン、東南アジアの広いエリアにかけて、都市部で出現がささやかれる怪現象・霊。姿が見えないままに、被害者はいきなり体のどこかあるいはあちこちを噛み付かれる。出現の細かい条件や状況は謎だが、攻撃された者は激しい痛みを感じ、体にははっきり噛み跡が浮き出ているという。また噛み跡は悪臭のする唾のような液体に濡れているとされる。カマイタチと説明する者も居るが、それだと裂傷になるはずなのでどうなのか。変質者の生霊みたいなものかも知れない?ソウルハッカーズ序盤登場の怪異。球体に大きな口が付いたものがいっぱい宙に浮かんでいる。リアルで見えたらそら恐ろしい光景である。ゲーム中では雑魚だが。(willseek)

神降ろし〔かみおろし〕 言葉
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手軽なものならこっくりさんから、意外な所で宇宙人の意思相手のチャネリングまで、はるか古代から人々は世界のあちこちで自分とは異なる存在を自分または霊媒に憑依させ、助言や奇跡を求める儀式を行ってきた。日本でも古来より、鎮魂帰神法といって巫覡(ふげき)が神を自分または依り代に憑依させ、対になる審神者(さにわ)がその神の判定及び進行管理を行う儀式が存在した。デビルサマナーにおいて巫女であるレイが神降ろしの儀式を行い、自分に神の力を降ろすのはそうした歴史を踏まえているのである。なお、リアルな降霊・降神状態の者はトランス状態に陥っている者が多く、お世辞にも神々しいとか優美といったものではない。真3において高尾裕子にアラディアが憑依していた状態がいい例と言っていいだろう。(willseek)

噛みつき〔かみつき〕 特殊攻撃
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相手に噛みつく。ただそれだけである。なんとも野性的な技だ。シリーズとして「毒噛みつき」「麻痺噛みつき」「石化噛みつき」「魅惑噛みつき」がある。通常この特殊攻撃を行うと「~は噛みついた」と表示されるのだが、魅惑噛みつだけは「~は優しく噛んだ」と表示される。「リリムは優しく噛んだ。」…あぁ、イイ!”きっと首筋に優しく歯を当ててくるに違いない””いやいや、もっと他のところを噛みついてくるに違いない”と、男子中高生の煩悩をフル回転させてくれる特殊攻撃である。(ARL)

雷おこし〔かみなりおこし〕 道具
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DDS1・2ではラグの店にて交換可能な品の一つで、偽典でも登場。雷門から名を頂いた「おこし」という和菓子の一種である浅草銘菓「雷おこし」そのものなのだが、これらの作品では何の冗談か本当に雷を起こしてダメージを与える効果を持ち、特にDDS1ではストック出来ず交換直後に自パーティが対象となるマイナスアイテムだ。ペル1ではHIEROPHANTフヘディーメルゲン作成の為の封神具。アバチュの電撃系スキル「雷起」の由来ともなったと思われる。(ICBT)

「神の奴隷に一体何の誇りがあるものか」〔かみのどれいにいったいなんのほこりがあるものか〕 発言・表示
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全文は以下の通り:「大天使?神の奴隷に一体何の誇りがあるものか。私は自分のやりたい事をやる。神の名の下に命じれば、誰もが従うとまだ思っているのか。神が造り 破壊し 再生する 神の手の上でのくり返しは終わりだ。神無き未来はカオスのみかもしれん。だが、真の再生はその中にある!我々は貴様を倒し、その屍を乗り越え未知なる未来へと進もう!」 真2においてCHAOSルートを選んだ時に魔王ルシファーが唯一神相手に啖呵を切る時に述べたセリフ。元来ルシファーは神の下にある事を良しとせずに反逆したとされる。ファミコン版2においては知恵を求める人々に応える過程で神に抗う結果になったという解釈を見せたがルシファーはユニットとして戦ったのみで、唯一神とは特に問答も行われなかった。新解釈とも言える真2においてはルシファーはサタン、そして唯一神相手に自らが抗う思いのたけを存分に語ってくれる。贔屓目に見ればそれは自由を求める誇り高き反逆であり、自らの信念の下に戦い抜く気高さすら感じさせる。批判的に見ればその行動は彼が象徴する「傲慢」そのものであり、彼がもたらす混沌と混乱は多くの苦しみを伴うものになるだろう。そして「新しい、だが混沌とした世界の支配者はルシファーか?」。彼が言う「混沌の中、平和は失われているが自由は手に入った。むろん平和を求める自由もある。」が希望になるかどうかがその先問われるのであろう。(willseek)蛇足になるかもしれないが、ミルトンの「失楽園」の中にこれに似た言葉が登場する。神の軍勢に敗れたサタンら堕天使勢が地獄において今後の計画を練る場面での発言であるが、要約すると地獄に耐えかねて神に降伏したところでそこに待つのはかつての敵である神を讃え崇拝するだけの平穏無事な“天国の奴隷”としての生活であり、地獄において誰にも責を負うことなく自主独立した“苦難に満ちた自由”を選ぶべきだ、という内容である。モロクやベリアルなどの主だった悪魔に次いで登場したマンモンの発言であるが、これは即戦派を抑える為に神への反抗の意気を保ちつつ地獄において決戦のその日まで力を蓄えようと呼びかける言葉である。唯一神に打ち勝つことで未来への道を切り拓こうとする女神転生のルシファーの言葉とは意味するものの方向性こそ違うが、CHAOSの理念と神との決別を意味する発言である。(HUM)

「神よ、私の裁きは未だ終わっておりません」〔かみよわたしのさばきはいまだおわっておりません〕 発言・表示
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真・女神転生ⅡLAWルートの最終局面、魔王ルシファーを倒し、全てのイレースを終えた後、一同は唯一神に謁見する。これで全てが終わったかに見えたその時、それまで淡々と行動してきた大天使サタンが唯一神の賞賛の言葉を返すようにこの言葉を発する。そして、この言葉が真・女神転生ⅡLAWルート最後の戦いの幕開けとなる。『最後に裁かれるものは・・・YHVH、あなたです!』(CF)この発言・行動がLAW的原理の忠実なロボットとしてのサタンの帰結によるものなのか、ザインとしての自我から発するものなのか、明言は為されていない。いずれにしろ唯一神の一部であるはずの神霊との対立は神の被造物であるはずの悪魔や災い等との相関を想像させる。闇のない世界など現実に存在し得るものだろうか。(willseek)大多数の人はこれを見た時に「知らんがな」と思った事だろう。結局自分たちはサタンの手先でもあったという事だ。(wac_toriaezu)

カムドの剣〔かむどのつるぎ〕
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大国主の命と多紀理比売の命の間に生まれた神に阿遅鋤高日子根の神が居る。彼は大国主を従わせに来た天の若日子に似ており、また、親友であった。天の若日子は始め大国主の神を従わそうと天下って来たのだが、逆に婿入りしてしまう。高天原では帰ってこない天の若日子にキジを遣わせたが、天佐具売の好言により天の若日子はそのキジを弓矢で射殺してしまう。実はそのキジを射殺した弓矢は天照大御神が託していた物で、キジを射殺した矢は遠く高天野原にまで届いた。それに怒った高御生巣日の神は、その矢を投げ返し天の若日子を射殺。父である天津国玉の神は嘆き悲しみ、下界に降り立ち息子のために喪屋を建てた。天津国玉の神は喪屋の前で鳥達と息子の霊を慰めていたのであるが、その前に現れた阿遅鋤高日子根の神を天の若日子と見間違え、生き返ったのだと泣き喜ぶ。しかし死人と一緒にされた阿遅鋤高日子根の神は怒り、十掬の剣で喪屋を斬り壊した。そのときに使われた十掬の剣を大量(オオハカリ)と言い、又の名をカムドの剣と言う。真1ではニュートラルの男専用の武器であり、中盤初期に手に入れば普通に使える。(ARL)

カムライターオ〔かむらいたーお〕
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女性専用足防具(don)真2・if...において剣合体で作り出せる最上位女性用防具の一つ。(willseek)タイ舞踊の衣装の一部、足首に付ける環状の飾り。カムライkamraiはタイ語で「利益・贈り物・誇り」、ターォthaawは「足」。カムライ・ターオとは「足首飾り・アンクレット」程度の意味。(ICBT)

仮面聖〔かめんひじり〕 悪魔
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聖とは霊的な事物に通じる修験者・僧達の事を呼ぶが、その中でも神霊や精霊を仮面に降ろしたり封じたりして魔術・召喚術を行使する者達。彼らと悪魔に一緒に遭遇した時、悪魔は彼らに召喚されたものなのかも知れない。彼らもガイアーズとして悪魔と協力・共存する者達なのである。真2に登場するガイアーズでは最も高レベルの者。魔力に優れ、魔法攻撃はほとんど緩和する。オキュペテーと組んで出現する事もあり、契約関係なんだろうか。カオス勢力としては頼りになる存在ではある。(willseek)

伽耶に憑きし者〔かやにつきしもの〕 人名・キャラクター
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葛葉ライドウにおける全ての黒幕。伽耶に憑いて彼女の鬼の力を用いて超力計画の裏で暗躍していた。その正体は(自称ではありが)未来の葛葉ライドウの名を継いだ者。おそらく十五代以降のライドウであろう。アカラナ回廊の最奥で最終決戦を迎える。剣と剣の一騎打ち(こちらは悪魔を召喚できるが)の後ヤソマガツと一体化する。しかしいきなり髪を切ったり人が変わったり消えたり衛星タイイツを墜として超力超神を倒した後に再びヤソマガツで出現したりとサプライズが好きなお方である(笑しかし最初なんの情報もないときにヤソマガツと戦わなければいけないと知ったとき『こんなんどないして戦うねん』と思った(笑(MASA)公式ふぁんぶっくには四十代目とある。大破壊で崩壊した世界でもライドウの技と名だけは受け継がれていたようだ。大きく傾いた世界のパワーバランスは四十代目独りでは如何ともし難く、当時の技術を用いてメシア教に支配されないパラレルな歴史の創出を試みたのであった。その概要は四十代目の「記憶」を過去の何人もの自分の先祖に転写・覚醒させ、異なる歴史の流れに関与させるというものである。覚醒する先祖は大道寺家の血筋の何故か女性に限られる。未来の知識で大道寺家は隆盛したものの、転写が不完全に終わるケースも多く、結果その女性は発狂死するか、周囲に災禍を招く事も起こり、そうして大道寺家の女児を16の歳に殺害する忌まわしき因習に繋がったと考えられる。民俗ホラーものと思っていたらSF絡みだった訳である。決戦直前に伽耶に憑きし者が「元にも戻れぬ」と語っていた事から、転写された記憶達の経験は未来の本体になんらかの形でフィードバックされていたのかも知れない。実は彼(あるいは彼女)本体が未来世界においてどうなったのかは明らかではなく、「姿を消した」と語られるのみである。センターに目論見が露見して消されたのであろうか。(willseek)

唐獅子の法被〔からじしのはっぴ〕
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真2が初登場の、背に唐獅子が描かれた極彩色の派手なはっぴ。魔力が付与されているのか、ただのはっぴとは思えない程の防御力を誇り、しかも火炎や氷結ダメージを軽減してくれる。ヤンキービジュアルに抵抗がなければ序盤で有効な防具だ。法被は元々武家屋敷に出入りして働く奉公人の身分を証明する為に使われていた(大工や植木職人など)。脇や背中にその家の家紋や屋号が染め抜かれ、他の者と区別し易くされていた。今はお祭りや量販店店頭で羽織る事のある衣装という認識だろう。(willseek)

カラドリウス〔からどりうす〕 悪魔
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中世ヨーロッパで人間の病を判断し、病気を吸い取るとされた鳥の一種。白い体色で、チドリの一種ともセキレイの一種ともされる。カラドリウスは病人のいる部屋にやって来ると一目でその病を判断し、手遅れならば背を向け無視して飛び去ってしまうが、助かる見込みがある、または徳のある人物と判断した場合には嘴を開き、病を吸い取る。それから大空に舞い上がると、病気を大気中に吐き出すのだと言う。キリストと関連付けられその化身とも、神の使いとも言われ、ヨーロッパでその存在を信じる人々は少なくない。デビルサマナーに妖鳥として登場した。キリスト関連で霊鳥でもよさそうなものだが。頭部にトサカがあり、そこに赤十字が描かれたデザインだ。念動系攻撃魔法、治癒系魔法メディア・ぺトラディとバランス良く持ち合わせ、忠誠度さえ上げてやれば中々使える仲魔になり得るだろう。(willseek)

カリアッハベーラ〔かりあっはべーら〕 悪魔
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イギリス、スコットランド高地の冬の精霊。名は「青い婆さん」を表し、青白い顔に痩せ細った老婆の姿をしている。手に持つ冬枯れの杖で打つと木々や草は枯れていく。日差しを暗くし、雪をもたらし、大地を凍らせ、世界に冬をもたらすのだ。一方彼女は自然の化身として野生の動物の守護者でもあり、猟師達から守ろうとする。彼女はケルト神話の地母神ダヌーの化身の一つともされているのだ。冬枯れの杖を武器に春の訪れに抗うが、本格的な春の訪れ、5月1日の五月祭によって春の祝いが行われると、杖を柊の木の下に投げ込み、灰色の石に変身してしまうという。10月31日のハロウィンになるとカリアッハベーラは再び甦り、植物を枯らせて雪を降らせ、こうして四季は繰り返していく。真2が初登場の鬼女。出刃包丁を提げた赤いドレスの女性の姿で、実際街中で見たりしたら怖いと思う…。氷結系魔法と子守歌が得意技で、合体素材としても優秀だ。(willseek)

カリスマ〔かりすま〕 特殊攻撃
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[Charisma]
真3、補助系の交渉スキル。通常交渉にて50%の確率でキラー相性を発生させる。ギリシャ語で「恵み・贈り物」の意味。初期キリスト教においては信仰・崇拝を受け得る程の非凡な魅力を表わし、これは神から齎されるものと考えられた。現代においては社会学用語として、権力に結び付く程に大勢を魅了する能力、及びそれを持ち合わせた支配者・指導者を指す。ゲーム分野においてはD&Dから始まり多くのゲームに採用されているキャラクターの6つの基本能力値の一つ「魅力」の原語でもある。(ICBT)

火龍剣〔かりゅうけん〕
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炎の堕天使である魔王ベリアルを練気の剣と合体させることにより出来上がる剣。見かけ上女性最強武器。真1三大合体剣の中で唯一真2に生き残れなかった剣。やはり「火神剣」とかって言ったら語呂が悪いもんねぇ…(ARL)1回あたりの攻撃力は確かに一番高いが、攻撃回数が2回こっきりなのが痛い。0-8回攻撃可能な魔浄扇はおろか、2-4回の風神剣にすら最大攻撃力で劣るため、初プレイ以降は作っておしまいになりがち。せめて力のステータス補正があれば・・・(CF)

カルカッタ土産〔かるかったみやげ〕 道具
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ペル1、EMPRESSカーリー作成の為の封神具。インド東部に位置する都市コルカタ(英語名カルカッタ)はカーリーの聖地であり、その名の由来も諸説あるが、いずれもカーリーに因んだものである。ファンブック「ペルソナ倶楽部」に掲載されたこのアイテムの解説は映画「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」に登場する「サンカラ・ストーン」のそれである。映画内での設定はこの秘石を狙う邪教集団がカーリーを崇める団体で、高僧サンカラがシヴァ神から授かった秘石がサンカラ・ストーンとされている。しかし本来サンカラ(シャンカラ)とはシヴァの異名であり、この石はシヴァリンガの事である。よってこのアイテムは本来ならカーリーではなくシヴァに縁のある品なのだ。カルカッタにて実際に土産として売られているかは不明だが、シヴァリンガの石像を通販で扱っている所は実在する。(ICBT)

カルキ〔かるき〕 悪魔
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ヒンドゥ神話における主神の一つヴィシュヌの数多いアヴァターラ(化身)の内、未来における顕現、第十の形態。カルキはカリ・ユガ(末世)の時代にはびこる悪しき道徳とその道を歩む邪悪な連中を一掃する為に、地上に生を受けるという。彼は剣を持ち、白い駿馬にまたがり(白馬自体がヴィシュヌの化身だったり、カルキが馬頭だとする説も)、悪徳とそれに蝕まれた退廃の世を滅ぼし、人々の心が浄化された新たなる世、クリタ・ユガに改める為に立ち上がる。ヒンドゥ的終末論と言え、ゾロアスターや一神教系終末思想に共通する救世主のイメージが読み取れる。真2・if...に登場した上位魔神。赤肌の騎士が白いペガサスにまたがった姿は見栄えがするだろう。あらゆる攻撃に耐性があり、物理攻撃力やメギドラオンをはじめとする所持魔法も非常に強力。(willseek)

軽子坂〔かるこざか〕 地名・場所
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飯田橋駅の西側、新宿区揚場町と同区神楽坂二丁目との境界を北西に登る坂道の名称。この南側をアトラスの社屋もある神楽坂が並行して走っている。江戸時代から残る由緒ある坂であり、神田川を運ばれてきた船の積荷を「軽子」と呼ばれた人足達が運んでいたという。現在はアパートやマンションが並ぶ閑静な通りになっているが、神楽坂との間を結ぶいくつもの裏道にはレトロな雰囲気を残す店が多く立ち並んでおり、常連客も多いという。(willseek)

軽子坂高校の魔界転落〔かるこざかこうこうのまかいてんらく〕 出来事
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if...の物語の発端となる、都内某所にある私立軽子坂高校がある日突然魔界に飲み込まれてしまった事件。事件を起こしたのは魔神皇(まじんのう)と名乗る一人の天才少年。生徒と教師達は学校に閉じ込められ、窓の外には歪んだ空間が広がり、学校の中にも悪魔が出現し始める。魔神皇から示された脱出方法は魔界を巡って封印を解くリングを手に入れる事。偶然悪魔召喚プログラムを手に入れガーディアンという守護霊を味方に付けた主人公は目的も意志もそれぞれ異なる四人のパートナー達と協力し、魔神皇に挑んでいく。主人公達や学校、生徒と教師達の行く末はプレイヤーが選んだ未来と共に…。(willseek)

カルティケーヤ〔かるてぃけーや〕 悪魔
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ヒンドゥ神話のシヴァ神の息子である軍神。名はプレアデス星団と関わる者を意味する「クリティカー」に由来するという。他にもスカンダ、サナートクマーラなど64もの別名を持つ。六つの頭と十二の腕で戦う彼の戦闘力はインドラ神をも超越した。槍を手にし、神速で飛ぶ孔雀パラヴァニにまたがった美少年の姿で描かれる事が多い。仏教にも取り込まれ、韋駄天と呼ばれている。デビルサマナーシリーズに登場する破壊神の一柱。強力な物理攻撃力と素早さが特筆ものだ。補助魔法を継承させていち早く唱えさせる作戦もありだろう。(willseek)DDSAT2に中盤から終盤にかけてのボスとして登場。固有スキル「極彩の疾風」で翼を展開してこちらの攻撃が外れるようにし、固有スキル「千軍の槍」で攻撃してくる強敵である。しかし、広げられた翼はとても綺麗である。ペルソナ3フェスとポータブル・4でも登場。強力なスキル「イノセントタック」を覚え、相変わらず翼の展開が美しい。4では合体予報で魔法に対する回避率が上がる「大天使の加護」を覚えるが、DDSAT2を知っていると嬉しくなるスキルだろう。(テラダイン)

カルヤカー〔かるやかー〕 悪魔
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偽典より、幽鬼。グラフィックはラケーやハクマ・ブ・トゥーの色違い。スリランカに伝わる、マハーコーラ・サンニ・ヤカー配下の18の病魔の一体で、その名は「黒のヤカー」を意味する。カル・クマーラとも。妊娠・出産に関わる病気を司る。愛欲を克服出来ずに死んだ修行者が悪鬼と成り果てたもので、常に色欲に飢え、女性の夢の中に現れては交わり、不妊や死産を引き起こすという。(ICBT)

カロン〔かろん〕 人名・キャラクター
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ファミコン版2及び真2で全滅した時に現れる三途の川の渡し守の老人。ファミコン版2でのみ救済策として所持マッカの半分を渡せば最後のセーブポイントから再開できる。支払いを拒むと即ゲームオーバーという容赦のなさが個人的に非常に好ましい。if...ではガーディアンの案内役として登場し、ゲームオーバー自体は心配しなくてもよくなった。デビルサマナーでは随分お洒落にイメチェンし、蓮の花の中から現れた。ここでは彼はオリジナルキョウジと結託して主人公の魂をキョウジの身体に送り込み、それを偶然の事故のように装うという腹黒さも見せた。以降もペルソナとして登場したりしている。いつかは仲魔として共に行動する作品が出てくる可能性はありそうだ。原典のカロンはギリシャ神話における冥府の川ステュクス(またはアケローン)の渡し守である。暗闇の深淵エレボスと夜の女神ニュクスの子で彼も神々の系譜に連なる。みすぼらしい老人の姿をしていて長髪で長いひげを生やし、怪力の持ち主で魔法も用いるという。遺跡のカロン像の中には頭の毛がゴルゴンのように蛇になっているものもある。死者が冥界へ行くには、彼の舟に乗せてもらって川を渡らなくてはならない。船賃は銅貨1枚で、ギリシャの遺跡からは口に銅貨を含ませた亡骸が見つかる事もあり、これは死者が無事冥府へ行けるようにとの慣習である。だが神話には彼の舟を頼らずに自分で川を渡った者が何人かおり、意外といなくてもいい人なのかも。オルフェウスの恋人への想いを込めた歌に涙を流してタダで渡してあげたり、ヘラクレスのひとにらみに震え上がり、やはりタダで渡してあげたり結構人間味あるキャラクターである。金にがめついだけの老人ではないようだ。(willseek)真4では1度死ぬと難易度を下げる事ができるようになった上で復活できる。2回目以降は3DS本体のコインを払う事で復活できるがゲームオーバーも選択可能。しかしゲームオーバーするとどうやら三途の川を渡るまでもっっっっの凄い間待たされるらしいとか。(wac_toriaezu)

渇きの海〔かわきのうみ〕 特殊攻撃
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[Dry Sea]
SJ、全体へ消沈状態を付与する敵専用スキル。本作に鏤められたSFネタの一つ。アーサー・C・クラーク作のSF小説「渇きの海」(原題「A Fall of Moondust」)より。月面の砂の海を渡る遊覧船が沈没し、船内に閉じ込められた乗客、そしてそれを救出しようとする周囲の様子が描かれる。(ICBT)

カワンチャ〔かわんちゃ〕 悪魔
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ネパールの病魔。男女対になっているようで、崇めることで逆に病魔をうち払ってくれるとされる。同じくネパールに住む鬼とされるラケーに近い存在である。真1で登場する地霊。パララディが役に立つロウサイドの悪魔だ。(ARL)ファミコン版女神転生に既に登場。見た目と反し、序盤の良き仲魔として、ビエンの町あたりで活躍してくれる。(jun)SJでもポズムティとパララディを標準で持っており、仲魔にしておくと非常に便利。悪魔全書から何時でも、たったの3000魔貨で呼べるところもグッド(HAZE)

歓喜天〔かんぎてん〕 悪魔
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仏教守護神たる天部の一つで、ヒンドゥのガネーシャ神が仏教に取り込まれた姿とされる。日本では聖天(しょうてん、しょうでん)と呼ばれる事もある。象頭人身の像で、男女二体の像が向き合い抱擁し、女が男の足を踏んだ形で表されるものが多い。単体のものや多腕の像もあるが例は少ない。仏教説話では乱暴な神であった歓喜天の欲望を鎮める為に、観音菩薩が象頭の天女の姿に化身して抱擁したとされる(すなわちアレだ)。夫婦和合、子授けの神として信仰されるが、秘められた性的側面から歓喜天は秘仏とされ、一般には公開されない事が多い。ソウルハッカーズ登場の秘神の一つ。青とピンクの象さんが抱き合った色合いの映えるビジュアルだ。あらゆる攻撃に耐性を持ち、力も強く雷震王母の蹴りを使いこなす。(willseek)SJにも登場。強力な復活と攻撃のスキルと破魔・呪殺に耐性を持つ役に立つ悪魔だが、敵に回ると「宵越し銭金」という万能属性で所持魔貨を大幅に減らす凶悪極まりないスキルを放ってくる。出現は終盤なので、数十万という魔貨を消されることも。(HAZE)

杆子鞭〔かんしべん〕
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NINEに登場する鞭系武器。柄とする短い棒と縄[金票](じょうひょう。縄の先に[金票]という短剣の一種を結び付けたもの。)を併せた、中国の武器。古代中国の西方で使われていた放牧用具を武器として改良したものといわれている。(ICBT)

観世音の済度〔かんぜおんのさいど〕 魔法
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ソウルハッカーズでナオミが用いた特殊魔法。地母神カンゼオンボサツの力を呼び出し自分自身の最大HPを1.5倍にする。カンゼオンボサツが衆生救済の慈悲を以って生き残るチャンスを増やしてくれているのだと思われる。ナオミオリジナルの召喚魔法の一種で、ゲーム中はナオミしか用いる事はできない。観世音、すなわち観音菩薩は仏教における最も代表的な仏の一つであり、サンスクリット語ではアヴァローキテシュバラ(自在に見る者)と呼ばれた。様々な姿をとるとされ、現世利益的な信仰対象として親しまれてきた。女性的な性格を付与される事も多く、中国においては完全に女神として扱われている。そこからゲームでは地母神とされているのだろう。(willseek)

カンタロスの酒杯〔かんたろすのしゅはい〕 道具
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NINEに登場するプラグインソフト。最大HPが半減するが、最大MPが2倍となる。縁よりも上方に伸びた双把手が特徴的な祭礼用の高脚杯。神話上ではディオニュソス神とその信奉者達の持物とされる。その為、杯には模様として信奉者達と戯れるディオニュソスの姿がしばしば描かれる。(ICBT)

貫通〔かんつう〕
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「真・女神転生Ⅲノクターン・マニアクス」で登場したスキル。スキル所持者の物理属性攻撃(通常攻撃含む)と一部の技系スキルが、耐物理、物理無効、物理吸収の防御相性を持つ敵に対しても100%のダメージを与えるようになる。ただし物理反射を持つ敵やテトラカーンを使った敵には普通に反射される。(HAL)あの御方から授かる能力であり、あの御方戦で必須スキル。見栄を張らずにできるだけこのスキルを所持していこう(Devils)万能物理やスルトの火炎通常攻撃にも効果が付加される。スルトに火炎高揚と併せて継承させているとまさに鬼に金棒である。マニアクスでは、ダンテは貫通を持っていないため、最終的に要らない子になってしまう感がある。しかし、ダンテのおかげか、マニクロのライドウは貫通を永世ライドウというスキルで得ることができる。ところが、マニクロになってもやはりゲストキャラはいちいち1から育てなければならなず、さらに難易度ハードで大魔王様も強くなっているため、結局ライドウも要らない子になってしまう可能性があるかもしれない。マニアクスでもマニクロでも、要は愛なのである。(テラダイン)

関帝聖君〔かんていせいくん〕 悪魔
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関聖帝君(PSP版ではこちらに変更されている)とも呼ばれる道教の財神。元々は武神であり、後漢時代の有名な武将、関羽(関雲長)が神格化されたものである。特に小説三国志演義において義侠心に富み、その忠節を称えられた関羽は中国の歴代王朝からも篤い尊崇を受け、「伽藍神」「三界伏魔大帝神威遠震天尊関聖帝君(略して関帝聖君)」「忠義神武霊佑仁勇威顕関聖大帝」等の称号が贈られ大いに祀られた。冥界に通じ、死者の無念を晴らす「老爺」と呼ばれたり、理財に精通し、金銭に囚われない潔癖性から財神としても信仰されるようになった。他にも災難予知、礼儀作法、天界の南大門の守護者等、多くの役割を担う。財神という性格から、各国で華僑が集う中華街では大抵関羽を祀る関帝廟が見受けられる。旧暦の6月24日は関羽の誕生日とされ、大いに祝われる。デビルサマナーにて、異界化した中華街の関帝廟に出現した。平崎各地の封印が壊され、もれ出てくる怨霊の巨大な憎しみと悲しみに引きずられ、正気を失っていたようである。正気に戻せば後に造魔合体で魂を降ろせるようになる。美髭公だけに、やっぱポイントはヒゲですな。伝統的な中国人美男子のポイントの一つはどれだけ立派なヒゲを備えているかであるとか。(willseek)

鑑定屋〔かんていや〕 人名・キャラクター
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真2・if...登場の効果不明な入手アイテムの詳細を鑑定してくれる施設の主人。スーツ姿で椅子に座り、鑑定用と思われる機械類に囲まれている。COMPのアイテムアナライズ機能を入手すると無用の施設化する上に、PS版の時代にはアイテム効果解説が普通にサムネイル表示されるようになったので、彼らの活躍の場は全くなくなってしまったのであった。PS版における彼らの廃業絡みの嘆きは哀愁が漂っている。一応PS版if...だとアトラス製他作ゲームCD読み込みで若干のオマケアイテムサービスはあるが。(willseek)

加牟波理〔かんばり〕 悪魔
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昔の日本の厠(トイレ)に出現するとされる妖怪のような神のような存在。加牟波理入道と書くが、「がんばり」入道と呼ぶ説もある。鳥山石燕の「今昔画図・続百鬼」に記載があり、大晦日の夜に厠で「加牟波理入道ほととぎす」と唱えると次の一年間は厠で妖怪に遭遇しないのだという。ほととぎすは中国の便所神「郭登(かくと、グオデン)」に似た音のかっこうに由来するとか。トイレは伝統的に薄暗く孤独で下半身を無防備にさらけ出す場所であり、そうした不安感から妖怪が出現しやすい場所とされているのである。トイレの扉が押しても引いても開かない時には加牟波理入道が害の無い悪戯を仕掛けている事もあるらしい。鳥山石燕の挿絵では下半身がぼやけた老人が口からほととぎすを吹き出す姿で描かれている。ほととぎすは怪しさや不吉さの象徴なのだ。デビルサマナー登場の秘神。元々戦闘向けな存在ではないので、能力の優劣は言わない方がいいかと…。巨大な足の裏に異形の顔が浮かんだ姿をしている。(willseek)

カンフュール〔かんふゅーる〕 悪魔
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エチオピアのモルッカ島に生息するとされる一角獣の一種。ちなみに現実にはエチオピア領内にはモルッカなる島は存在しない(インドネシアになら在る)。アフリカ大陸が未開とされた時代にヨーロッパに伝聞で伝わったのだろうか。カンフュールは鹿に似ているが、後ろ足は水鳥の様に水かきが付いていて水陸両棲とされる。首の周りにのみ灰色の毛を生やし、最大の特徴として頭部に長さ約1メートル、太さは大人の腕程の角を持ち、それを自在に動かして魚を捕らえたりするという。また ユニコーンと同じく、その角には解毒作用があるともいう。ソウルハッカーズ登場の序盤レベル魔獣。頭の角のボリュームが凄い。序盤ならアイスブレスがそこそこは使える。(willseek)

ガーディアンシステム〔がーでぃあんしすてむ〕
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if...を特徴付ける能力強化システム。if...では、死ぬ事によって「ガーディアン」と呼ばれる守護天使のような悪魔がキャラクターステータスに憑く。これにより人間メンバーは魔法を覚えたり、能力値を上昇させる事ができるのである。if...においては、死ぬ事は終了や失敗とイコールではなく、成長の為の重要な条件となっている。「狙って死ぬ」という、ゲームとしては変則的な要素が生じ、また有効なガーディアンを狙って死ぬのは困難だとも言える。これはPS版ではアリスの登場で若干簡易になった。またガーディアンシステムの背後霊イメージが発展してペルソナの概念に繋がった。(willseek)ゲームオーバーの概念を無くしたifにおける特徴的なシステム。()

ガードエンジェル〔がーどえんじぇる〕 籠手
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ソウルハッカーズの店売品の腕防具では上位の品。見た目は腕時計だが、身に着けると周囲に防御フィールドのようなものが張られるらしい。…それどこの超古代文明の遺産?(willseek)

ガーネット〔がーねっと〕 道具
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[肉体と精神に働きかける深い血の色をした宝石]
1月の誕生石。真実、忠実、勝利、友情の象徴。エジプトでは古くからお守りとして用いられている。女神転生では炎をイメージする石。真1ではフレイミーズとサラマンダーの交換に関わる。しかしアイテム交換ではマハジオストーンとの取引になってしまう。マハラギストーンはオニキスとの交換なのであった。(ARL)

ガープ〔がーぷ〕 悪魔
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ゴアプとも呼ばれるソロモン72柱魔神の一柱。60の軍団を率いる力強き王子であり、四人の王(分霊か部下か)を伴った人間の姿で正午に現れる。本性は二本の角とコウモリの翼をもつ姿とも言われ、堕天前は能天使だったとされる。人と人の間に憎悪又は愛情をかき立て、未来を予言し、召喚者を瞬間移動させたり他人から見えなくする力を持つ。エノク文献でも確認できるデーモンであり、西方の王の一人とされる。ボス悪魔的な扱いでもいい程の強力悪魔らしい。従える四人の王とやらが他の72柱魔神という説もあるし。初登場はファミコン版2の妖鬼で、真2から魔力に優れた上位の堕天使として登場した。再登場するなら四人の王モチーフを生かしたアレンジデザインが見たいものだ。(willseek)

ガイア教〔がいあきょう〕 言葉
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主に真シリーズにおいて大きく物語に影響を与える宗教、またその組織。現実にあれば我々はカルトと呼ぶであろう。世界は元来ドロドロした原始的情緒や狂騒を含むものであり、それを受け入れ共存する事で世界を活力で満たすのを是としている。その為ベースの宗教イメージは仏教等東洋的なものと思われるが、他の宗教・哲学思想も貪欲に吸収し、その理念は必ずしも一定していない。当然悪魔との共存も可能な限り受け入れる。特定の法による束縛を嫌い、結果メシア教とは対立関係にある。混沌とは多様性であり、自主性は尊重されるが、その分弱肉強食傾向や組織統制力の脆さが現れやすい。(willseek)仏教・密教系の印象であるがルシファーを崇めている。()

餓鬼〔がき〕 悪魔
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仏教における十界において苦しみを味わうという六界の一つ、餓鬼界に住まう者達。生前果てしない食欲をはじめとした欲望に囚われていた者が転生するのだという。語源は死者を意味するサンスクリット語プレータ。彼らは常に飢餓感に苦しみ、やせ細って腹だけが膨れ上がっている。彼らは時折現世に現れては人に取り憑き、そうした時にはその人は豹変したように物を貪り喰らったり、物事に意地汚くなるのだという。食欲旺盛な様や浅ましい姿から、日本では行儀の悪い子供をこの名で呼ばわる事がある。真1が初登場の幽鬼。序盤レベルの強さだが集団で現れる事が多く、引っかき攻撃は舐めていては危険。あんまり意地汚い生き方をしてたら来世は彼らみたいになってしまうそう。そうした存在を説く事で反面教師のような役割を託されているのだろう。(willseek)真3系では、序盤の雑魚であり壁である。難易度ハードでは、最初のステージであるシンジュク衛生病院を抜け出すまでに一度はこの餓鬼にパトらされるとされ、「洗礼」等と呼ばれる程の凶悪さである。「ひっかき」連続クリティカルや人修羅の攻撃が何故か全く当たらないでパトったという話もあり、「ガキパト」とも呼ばれるパトのジャンルの1つ(他には「モト劇場」、「セタンタ・ザ・ワールド」、「サルタヒコ・オン・ステージ」等がある)ともなっている。(テラダイン)

ガギソン〔がぎそん〕 悪魔
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「ばら撒く者」という意味の名を持つ悪魔。元来はヘブライの疫病神だったと考えられる。「アブラメリンの魔道書」によると、ソロモン72柱魔神のオリアスの配下である低級の悪魔とされる。真2・if...序盤に登場する翼とクチバシを持つ堕天使。注意点は電撃魔法のダメージに気を付ける位。(willseek)メガテン公式の解説にてガギソンが仕えるのはオリアスとされ、ウェブ上でもそれに倣った解説が多数を占めているが、正しくはオリアスではなくオリエンス。どうやら名称の類似から混同した模様。海外メガテンサイトによる解説ではさらに誤解が進み、アリオクに仕えるとなっている。漫画版「東京黙示録」ではオセの配下として描かれているが、これに関しては名称の混同などではなく意図的な配役の様だ。オリエンスに関しては13世紀の占星術師チェコ・ダスコリが言及している他、アグリッパの「隠秘哲学」やガギソン同様「アブラメリンの書」にその名があり、ラテン語「オリエント」を由来とする名からも四方位の内の東を支配する悪魔とされる。アブラメリンではベルゼブドやアスタロト、アスモデウス等と名を並べる12の大悪魔の内の8の下位王子の1体であり、一説にはサマエルと同一視されるとも。充分な量の金銀と引き換えに、召喚者が望む過去や未来に関する知識を与えるという。オリエンス固有の配下にはガギソンの他にガサロンス、トゥリテル、バラケン、マファラク、サリセルが存在する他、12の大悪魔の内の四方を支配する4悪魔共通の配下が多数存在し、ベルゼブドと共通の配下も僅かに存在する。これら配下とされる霊達はただ名が記されているのみであり、メイザースによる訳注にその名の語源が推測される程度の解説しかない。(ICBT)

がしゃどくろ〔がしゃどくろ〕 悪魔
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夜中に現れる巨大人骨の妖怪。労役等の果てに都の周囲で野垂れ死んだ人々の骨が怨念によって合体・巨大化して人を襲うのだという。1972年出版の佐藤有文の「日本妖怪図鑑」において、歌川国芳の浮世絵「相馬の古内裏」の巨大骸骨の図を用いてがしゃどくろを紹介したものを水木しげるが参照したようである。がしゃどくろ自体はSF作家、斎藤守弘の創作だとされる。邪鬼としてデビルサマナーシリーズに登場している。ムドを使うので注意だ。巨大骸骨は元々歌川国芳のオリジナル解釈らしい。ゲーム中デザインの額のマークにはなにか意味があると思うのだが。(willseek)

ガネーシャ〔がねーしゃ〕 悪魔
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ガネーシュ、ガナパティとも呼ばれるヒンドゥ教の財神・学問神・福神。大衆に崇められる神で、「群衆(ガナ)の主(イーシャ)」が名の意味である。恰幅のいい人間の身体に片方の牙が折れた象の頭を持った4本腕の姿で描かれる。シヴァとパールヴァティの子とされ、一緒に絵画に描かれる事も多い。神話ではガネーシャが象頭なのはシヴァとのトラブルで頭を切り落とされ、どうしてもそれが見つからなかったので代わりに象の頭を取り付けられた為とされている。仏教では歓喜天とされ、日本でも聖天(しょうてん)さまとして親しまれる神である。女神転生シリーズではファミコン版1からの馴染み深いキャラクターである。魔神から鬼神、妖魔に軍神と、その種族は一定していない。信仰からして色々な要素を習合している部分はあるのだが。各種族で中級以上に配置され、比較的力や魔力には優れている。ファミコン版1だとガネーシャ・クリシュナ・ウォンロンで引き連れているとマグネタイトが減らないという裏技が存在した。(willseek)

ガバメント〔がばめんと〕
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アメリカ・コルト社の開発した45口径シングルアクション拳銃、M1911。シンプルながら信頼性の高い安定した設計が特徴である。軍事大国アメリカの制式拳銃として約半世紀もの長きに渡って活躍し、軍用のみならず民間にも根強い人気がある。また、パテント(特許)が失効しているため、様々なカスタムモデルが存在する。女神転生2に登場する拳銃。ガバメントの名称から、恐らくM1911の民生モデルの一つだろう。ちなみに誤植で「カバメント」 と表記されていた。カバってなんだよカバって。(ブタイヘイ)

峨眉刺〔がびし〕
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NINEに登場する拳系武器。なお、IMAGINEに「蛾眉刺」という似た名の片手剣が登場するが、これは以下で解説するものとは別物か?正確な表記は「峨嵋刺」。「寸鉄」の名で日本にも伝わった中国の暗器で、両端が矢尻状に尖った30cm程の鉄の棒。中間には回転できる輪が取り付けてあり、それを中指に指輪のようにはめ、本体の棒を回転させて使う。縦に握り、腕に沿わせて隠したまま敵に近づき棒部分を回転させ横に握り直し、敵の急所を狙い突き刺す、というような使い方をする。また、投げて使う事もある。(ICBT)

ガブリエル〔がぶりえる〕 悪魔
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天使の中でも特に有名な四大天使の内の水の属性を司る天使。記述も古くは旧約聖書ダニエル書でその名を確認できる。大天使、熾天使あるいは智天使とされ、その名は「神はわが力」を意味する。聖母マリアに受胎告知を行った天使として有名。その際に処女性を意味する百合の花を携えた絵画が多く、また唯一神の玉座の左、すなわち主人にとっての妻といえる位置を占めるとされる事から、中性的とされる天使達の中では例外的に女性的なイメージを付与される事が多かった(天使が露骨に女性的に描かれるようになったのは非常に歴史が浅い)。しかし異名とされるイスラム教のジブリールはコーランを授かり怯えるムハンマドを叱咤激励する大変猛々しく男性的な天使として描かれる。受胎告知のイメージから慈愛の天使のイメージが強いが、その名が意味するように神の僕を勇気付け導き、またあるいは不信心者達を街ごと滅ぼす強大な力を持っている。最後の審判の際は終末のラッパを吹き鳴らし、神の御前に控える7人の大天使の一人とされる。ファミコン版女神転生2で登場した時はストーリーには全く絡まない単なる合体ユニットだった(ラスボスがアレなのに)。真1においては地上に神を降臨させようとするLAW勢力の最高峰、4人のセラフの一人として登場した。その時は男性的な姿でローマ風のブレストプレートをまとっていた。真2でもゲーム中の言動は比較的男性的ながら、他の3大天使とは一線を画す行動でプレイヤーの印象に残った。所が真2の悪魔画集が発売されると、なんとガブリエルが女性化しているではないか!と大いに驚いたものである。それ以降のif...等の作品では百合の花を携えた女性天使のビジュアルと言動がほぼ定着している。仲魔としてはCHAOS系の敵に対して効果絶大な天罰と高い魔力を併せ持ち、強力な大天使ユニットとして用いる事ができる。それに大天使って女性型少ないし。(willseek)「偽典」では五色不動の封印が解けたせいで渋谷が悪魔の襲撃に晒される事を恐れた唯一神に遣わされた。色々とストーリーに関して重要な情報を教えてくれるが、全9個のうち教えてくれるのは3個だけ。ケチめ。(aba)「神は我が力なり」という意を持つ、キリスト教における4大天使のひとりで、唯一の女性。ソドムとゴモラを壊滅させたり、キリストの母マリアに処女懐胎を宣告するなど、重要な役どころに位置する。シンボルは百合の花。映画「コンスタンティン」においても、ガブリエルは女性の天使として登場する。ここでの彼女はソドムとゴモラを壊滅させた「審判者」としての側面が強い。ちなみに吹替版の声は「攻殻機動隊」の少佐役でも御馴染みの田中敦子女史。あまりにハマりすぎてて怖い。(平 敦司)メガテンの女性型ガブリエルについて、「見た目がどこかサ○エさんに似ている」と思ったことは言わないお約束。DDSAT2のガブリエルは真2からやって来た情報である(他の大天使や某魔王様も同様)。やはり他の大天使と一線を画し、愛を説いてきて「(自分ともども)4大天使を倒しなさい」と言ってくる。しかし、マハムドオンを使ってくる等、やはり殺る気満々であった。また、「慈愛の微笑み」という、万能属性の高確率でバッドステータス(混乱・魅了)効果を持つ完全固有スキル(プレイヤーが扱うことが完全にできないスキル)を使ってくる。(テラダイン)

ガミジン〔がみじん〕 悪魔
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ソロモンの七二柱の悪魔の一人。死者の魂を扱い、召喚者の知恵の手助けを行う。小さなロバのような姿をしているらしい。しかしフラロウス同様教典によってその名は様々なようである。真1では馬そのものの姿で登場。(ARL)

ガラクタ集めマネカタ〔がらくたあつめまねかた〕 人名・キャラクター
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真3登場の、人間が使っていた物であるガラクタ類を集めているマネカタ。主人公とギンザ大地下道で出会い、主人公の移動の手助けをする代わりに人間のお札を持って来てくれるよう求める。その後にはカブキチョウ捕因所に囚われ拷問されたりもしたが、彼の持っていた首狩りスプーンのおかげで主人公も彼も活路が拓け、フトミミらと共にマネカタの故郷であるアサクサへの帰還を果たした。そこで念願だった店を構え、主人公にマガタマをはじめとする複数の貴重なアイテムをもたらした。マガタマの価格は高いが、マニアクスでアマラ深界最深層に入れるようになるのも彼のおかげなので我慢だ。服のフードが目元を覆う構造になっているのが他のマネカタとの違い。人懐こい話し方とカブキチョウ捕因所で助けを求める姿勢が控えめだったりするのが好印象。アサクサのスラム化以降もショップのオカママネカタと共に虐殺は免れたようだ。彼が集める「ガラクタ」は紙幣をはじめ、時代や状況次第では高い価値を持ちうる品々であるのがポイント。我々が現代において狂奔する諸々も時代が過ぎ去れば有形無形のガラクタでしかないのか?(willseek)なんだ客か・・・というセリフを言ってくれる。その元ネタはもちろん・・・(daidai)

ガリアン・ソード〔がりあんそーど〕
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1980年代半ばのロボットアニメ「機甲界ガリアン」の主役メカ・ガリアンの主要武装の剣にちなんだ武器。この剣は柄の部分に形状を変える機構が仕込まれ、これを操作すると剣形態と楔型のカッターをワイヤーで鞭状に繋いだ状態とに変形出来る。世間では「蛇腹剣、鞭剣」などとも通称されるユニークな武器だが、現実世界の技術では現状製造不可能とされる。刃がばらけると剣としての重量や強度が低下し武器としての有効性が犠牲になる事、刃を素早く巻き取り剣状に固定する機構は柄程度のスペースには収めきれない事などが挙げられる。あとは古代の超技術か魔法で説明するしかないだろう。もちろんこの扱いの難しい武器を操る技術は別の問題だ。デビルサマナー登場の剣で、地下水道某所のトレジャーとして拾える。後半戦向けの威力があり、敵前列全体に攻撃できるのが便利。ただ一体ごとに一回ずつの攻撃だが。(willseek)ガリアの私掠船員(ガリアン・レイダース)の持つ剣にしては強すぎると思っていたら、そういうことだったのか(HAZE)

ガルーダ〔がるーだ〕 悪魔
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ヒンドゥ神話における神鳥でヴィシュヌ神の乗り物。人間の胴体と四肢、鷲の頭部・翼・爪を持つ、顔が白、翼が赤、全身は金色に輝く鳥(人)として描かれる。あるイカサマ賭けに負けてナーガ族の奴隷になった母ヴィナターを救う為の交換条件として不死酒アムリタを天界から奪う事になり、忍び込んだガルーダは見つかってしまったが、逆にその強大さでインドラをはじめとする神々を蹴散らしてしまう。最終的にヴィシュヌの説得に応じてその乗り物になり、一方ガルーダはアムリタで不死を得た。神々の協力の下母親も救い出したという。以後1日1匹の蛇(ナーガ)を喰らうようになり、これが神話でのガルーダとナーガの確執の元になっている。これは鳥が蛇を食べる行為を神話になぞらえたものと考えられ、ガルーダは蛇の害毒を「呑む(グル、ガルーダの名の由来)」聖鳥として崇められた。仏教に入ると八部衆の迦楼羅(かるら)となり、日本では鴉天狗の元になったとも言われる。長くヒンドゥ教圏であった東南アジア諸国においては、他のヒンドゥの神々と併せて文化・文学におけるモチーフとなる事が多い。なおインドネシア及びタイにおいては国威の象徴とされ、国の紋章となっている。女神転生シリーズでは馴染み深い悪魔である。力と素早さが高いのが特徴。初出はファミコン版2の神獣として、以降は上級霊鳥として半レギュラーと言っていい。真3では子孫ともされるスパルナから変化し戦闘力は上がるものの、防御特性はスパルナの方が優れているのであった(バッドステータス攻撃無効)。ナーガやナーガラジャ相手に発生する特殊会話が興味深い。なにかと名前に空の王者のイメージがあるようで、特撮物の飛行メカの名前に使われるのをはじめ、インドネシアの航空会社名に使われたり、タイの映画でモンスター扱いされるという事も(映画自体は意外とモンスターアクションとして良作)。…コ○・バトラーVの美形悪役も…。(willseek)カルラ舞う、という漫画もあったな…(HAZE)

ガルガンチュア〔がるがんちゅあ〕 悪魔
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中世フランスの民話に登場する巨人。「巨人ガルガンチュア大年代記」という物語において、巨人ガルガンチュアはアーサー王物語のマーリン(フランス読みではメルラン)によって自由にどこにでも行ける力を与えられ、様々な冒険をしていくと言う話が展開される。これを元に中世フランスの修道士フランソワ・ラブレーは続編たる「ガルガンチュア物語(ガルガンチュアとパンタグリュエルの物語)」を著し、彼らの冒険物語を通して当時の社会の矛盾を痛烈に風刺した。ラブレーの作品において、ガルガンチュアはユートピア国王・グラングージェの子として生まれ、学者ポノクラート博士に連れられてパリに遊学し、文武両道に長けた王に成長していく様が描写される。幼少期に糞を垂れ流したり、小便で洪水を起こしたりとお下劣描写も多いが、当時のパリ大学の権威主義を皮肉ってたり、作品中にある戦争描写では善対悪といった単純な描写ではなくユーモアを交えて複眼的な見方がされている。ガルガンチュアは常に巨人だった訳ではなく普通サイズで描写されている場面もあり、どうやら必要に応じて巨大化できたようだ。ウ○トラマンかい。デビルサマナーシリーズに登場するドクタースリルがその作品たる造魔達に冠している名前になっている。合成する素材によって様々なバージョンがあり、道化師タイプから氷結ボンベを背負った淑女、格闘家と幅広い。(willseek)

ガルチェのスーツ〔がるちぇのすーつ〕
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デビルサマナーにおける主人公(キョウジ)初期装備の胴防具。例のど真っ白スーツである。ネーミングからするとゴ○チェ辺りのパロディか。実戦は見栄え重視では生き残れないので、早い所セルフディフェンスの防具のお世話になろう。(willseek)

ガルトマーン〔がるとまーん〕 特殊攻撃
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NINE、プラグイン「大鵬金翅鳥の羽」の装備、もしくはガルーダとジャターユの組み合わせにより発動するRTS用移動系スキル。飛行移動時でも被先制率が上昇しない。ガルーダの別名の一。日本ではこの意味が「鳥の王」とされているが、これは誤り。その意味を持つ名は「パクシ・ラージャ」として別に存在し、ガルトマーンは「太陽の鳥(solar bird)」と訳される。元々この名はヴェーダ文献にて太陽神スーリヤに関係する神鳥として登場し、それがスパルナと同様、ガルーダの原型となると共に別名の一つとして取り込まれた。語源としては「翼を持つ者・鳥」の意味を持つ語であり、その変形だと考えられる。(ICBT)

ガルム〔がるむ〕 悪魔
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北欧神話において、冥府ニブルヘイムに住まう猛犬。冥府女神ヘルの館、エーリューズニルの番犬で入口になる洞窟・グニパヘリルに鎖で繋がれているという。ギリシャのケルベロスのように冥府を無断で出入りしようとする者を阻む。ラグナロクには解き放たれ、神々との戦いの末戦神ティールと相打ちになるとされる。真2が初登場の妖獣。ゲーム中の扱いは極めて悪く、最下位の雑魚妖獣の扱いだ…。魔神転生2などでは相応の強さを与えられている。NINEだとヘルとの間に発生する特殊会話が妙に和む。(willseek)「犬のうち最高のもの」とされる猛犬。怒ると手が付けられなくなるが、飼主ヘルの特有のお菓子を与えると落ち着くとか。(テラダイン)

画廊ラダー〔がろうらだー〕 地名・場所
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ソウルハッカーズ、芝浜コアにあるショップのひとつ。表向きは会員制の画廊であるが、サマナー相手には各種防具を販売してくれる。店主はイスラエルの諜報組織モサドの元工作員だったという設定で、防具の調達もそうした過去の経歴を生かしてのもの。性能はどれも折り紙つきである。モサドは日本国内における通称であり、正式な名称は「イスラエル諜報特務局」。モサドの名は、本来の略称である「モサッド」が訛ったものである。もちろん実在の組織で、世界屈指の実力を持つ諜報組織として名高い。また、人材のリクルートには非常に神経質なことでも有名で、その人物がスパイとして適当かどうか判定するのに数年をかけて緻密な査定を行うという。(CF)

ガロット〔がろっと〕 悪魔
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特殊な絞殺刑を受けた死者の悪霊。ガロットとはスペインで発明されスペイン・ポルトガル領各国で広く用いられた処刑法で、犠牲者を座らせる台座と支柱、そして首を締め上げる鉄の首枷で構成される。執行人が後ろからレバーを回していくとネジが締まり、首枷が絞まって窒息させるか首枷の中に杭がせり出し受刑者の気管を押し潰して絶命させる。執行人の負担が軽く素早く処刑を行える発明として歓迎された。加減を調節すれば拷問器具として用いる事も出来、火責めや指絞め等と併用する事もあったとか。需要があるから登場もある訳で、人の歴史の孕む闇に思いを馳せるばかりである。ソウルハッカーズ登場の悪霊。死刑囚らしき男性がまさにガロットで首を絞められた姿のまま宙に浮いている。パララマによる麻痺攻撃が少々うっとうしい。破魔系を弱点にしているが物理攻撃でも十分排除出来るだろう。(willseek)

GUN〔がん〕 コマンド
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銃で敵を攻撃するコマンド。戦闘時に選択。メガテンシリーズではメインで選択するであろうコマンド。なにせこのゲームでは基本的に良い剣が入手しづらいからだ。しかし霊系の銃が効かない相手にだけはSOWRDを選択…なんてことがよくある。(ARL)if...以降は残弾制限を導入した作品が増え、安易なトリガーハッピー戦法は慎む方がいい方向に変わりつつあるようだ。本来限りある物資・体力をどう有効活用するのかも戦術の内だ。(willseek)言うまでもないがメガテンの世界には銃刀法など存在しないのだろう。()

ガンガー〔がんがー〕 悪魔
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ガンジス河の化身である女神。シヴァの妃であるパールバティの妹で、ヴィシュヌの妃でもあった。ヴィシュヌの足の指より流れ出すガンジス河こそが彼女であり、ヒンドゥー教ではその河に流されることが最も清い行為とされる。あるときガンガーは、罪により人間として生まれ変わらなければならなくなった八人の悪魔に頼まれ、それぞれの力を自らの八人の子供に与えて貰うことを条件に、自分が人間となってその八人を産み落とし、すぐさま天界に戻れるようガンジス河に流してやるという約束をする。早速人間に変身したガンガーはプラティーバ王の息子であるシャーンタヌに求婚され、自分が何をやっても咎められないという条件付きで結婚する。そして八人の悪魔を産み落とし片っ端から河に流していったのだが、最後の一子を流そうとしたとき、妻の異常な行動に我慢できなくなったシャーンタヌはそれをやめさせようとしたため、ガンガーはその八人目の子供と共に姿を消したのであった。ちなみにその息子こそがマハーバラタの英雄、ビーシュマである。真1ではメディアラハンが非常に役立つ龍神。カオスサイドの回復の要である。(ARL)シヴァ神にはその髪で天より流れ落ちるガンガー(ガンジス川)を受け止めて地上に降ろしたという説話があり、ガンガータル(ガンガーの所持者、夫)と呼ばれ、その髪に水を吐き出すガンガーをあしらわれた絵画が多い。彼女はシヴァの血を受け入れアスラ・ターラカを打倒するシヴァの子、軍神クマーラ(カルティケーヤ)を産んだともされている。最近は聖流ガンジス川も工業廃水や生活廃水による汚染が酷く、問題になっている。まったく人間というのは業が深い。(willseek)アバチュ2にて。トリプヴァーナの一人「天」が変身。魔法スキルなんてやっと頭数が揃ってきた程度のところに空気を読まずにジオダイン、アギダイン、テラダインを連発して空気主人公や真リーダーを一撃死させてくる。オマケにデカジャ、デクンダまで使える。(RY)

含光の剣〔がんこうのけん〕
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if、SJに登場。ハングァン。「列子」に記された、衛の孔周が秘蔵する三振りの宝剣の一つ。以前は殷の天子の所有であったとされる。その刀身は目に見えず、どこまで届いているのか分からない。刃が何かに触れても手応えはなく、それで斬りつけても、斬った方も斬られた方も分からないという。この三振りの宝剣はいずれも人を殺す事はできない、いわゆる護身用の武器であるという。(ICBT)

ガンダルバ〔がんだるば〕 悪魔
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ケンタウロスの親族とも言われる、水と風の精霊を統合する妖精。結婚や出産の守護神。しばしば女性の味方として見られるが、ただ単に女好きなだけとも言われる。彼の仕事は天界に昇ってきた英雄の魂をアプサラスと共に楽器や舞で慰めることである。さながら天界の楽師と言ったところか。真1では金剛神界にて登場。戦闘に出すよりも合体要員として使ったほうが役に立つ。(ARL)酒や肉を食さず香りを栄養とし、香りを求めて動き廻る際に自身から香気と音楽の音をごく微かに発する為に、食香または尋香行とも呼ばれる。「感じ取りにくい・変化が目まぐるしい」という意味で呪術師も「ガンダルバ」と呼ばれる事がある。仏教に入り乾闥婆(けんだつば)と呼ばれ、天竜八部衆の一つにもなった。(willseek)ファミコン版2では、上記のようにケンタウルスに似た容貌だが、真1では2本の角を生やしたヒト型で足が蹄のようになっていることから、ローマ神話のフォーン(同じく、踊りに関係する男の妖精)のようである。(HAZE)

ガントレット〔がんとれっと〕 籠手
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中世の騎士の装備していた籠手が一般的にこう呼ばれる。ゲームに登場するのはそれを模したものなのであろう。真1では何故か女性用の防具。実はヒロインの初期装備でもあったりするのだ。(ARL)騎士鎧の金属篭手の意味もあるが、肘付近までを覆う長手袋を指す事もあり、初登場の真1においては後者である。(但し後発の作品では前者の意味である篭手・手甲として登場する事が殆ど。)TRPG誕生篇に防具としての詳細な解説がある。貴婦人達の護衛兼任の侍女の為に作られた防具で、拳から手首、上腕の一部までを金属製の薄板や飾り鎖で覆い、その下に肘までの長い手袋を装着する。装飾性も高く、指の部分に防具はないので手を使う作業に支障はない。(ICBT)

キーラ〔きーら〕 道具
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真3にてニヒロ機構の中枢部への鍵としての役割を果たすアイテム。中枢に至るには各所に配置された悪魔が持つ白・黄・緑・赤のキーラの4つ全てを集める必要がある。サンスクリット語で「杭」。金剛杵の内、独鈷杵の亜種である金剛杭・金剛けつの事をヴァジュラ・キーラ、略してキーラと呼ぶ。チベット密教におけるプルバにあたる。(「プルバダガー」も参照。)(ICBT)

キウン〔きうん〕 悪魔
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旧約聖書アモス書に語られる、アッシリアの「宮殿」を意味する名の星の神。サクテという星神と対で崇められたという。アモスはイスラエルの民はこうした異教神を崇め、主への信仰を踏み外した為に「ダマスコの彼方」へ捕囚として送られるとした(後のバビロン捕囚か)。真3に登場した星型の悪魔。夜空の星という事で、夜魔のようである。ニヒロ機構のイベントボスの一つで、非常に嫌味なキャラクター演出をされた。仲魔としては呪殺系に強く、魔法への耐性も高い。唯一の弱点である破魔攻撃も育てあげると克服してくれる。凶悪な顔が表に付いているが、慣れたら意外とキモカワイイかも知れない。(willseek)

菊一文字〔きくいちもんじ〕
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初出はFC版1で、その後は魔神2、ペル2罪と、間を空けつつの登場となる。司馬遼太郎の小説「新選組血風録」にて沖田総司が手にした刀。鎌倉期の名刀とされるが、これは実在の刀工、福岡一文字派の祖・則宗をモデルとした創作である。則宗は後鳥羽上皇の御番鍛冶を務めた為に皇位の紋・菊紋の銘を許された事から、(主に後世の人々から)俗に菊一文字と称される。但し、それそのものの名で呼ばれる刀が実在する訳ではない。(ICBT)

菊水の小太刀〔きくすいのこだち〕
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菊水と言えば太平記に登場する楠木正成公の旗印である。この名前も公に因んで付けられたものに違いない。楠木正成は千早場の戦いにて九門の陣を敷き成功。彼はもしかすると風水にも通じた人物だったのかもしれない。武器自体は女性専用でパッとしない攻撃力。(ARL)楠木正成は建武の新政における功から後醍醐天皇より天皇の紋である菊花紋を下賜されたが、天皇と同じ紋を使うのは畏れ多いとして下半分に水の流れを描いて用いたのが菊水紋である。この菊水紋が彫られた刀を菊水刀といい、正成を奉る湊川神社で主に作刀され、その多くが大戦時の海軍士官用の軍刀として用いられた。又、刀身の刃文の一種、菊の花の流れ文様に見えるものを菊水刃という。丹波守吉道が得意とした作風であり、華美で絵画的と評される。この二つの内どちらかの特徴を持つ小太刀なのだろう。(ICBT)

菊理姫〔きくりひめ〕 悪魔
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菊理比売命。実際は「ククリヒメ」と呼ばれる白山の女神で、白山比売(しらやまひめ)とも。日本書紀に記載がある神で、黄泉の国で逃げるイザナギにイザナミが黄泉比良坂で追いつき言い争っていた所、そこに菊理比売が現れ何事かを言うと二神は納得し、イザナギは褒め言葉を与えて現世に戻ったとされる。この説話から、菊理比売はイザナギとイザナミを仲裁し和解させたとして、縁結びの神と考えられるようになった。神名の「ククリ」は「括り」の意で、人の仲を取り持つとも、糸を紡ぐ(括る)事に関わるとも、高句麗から渡来した人々が白山を祀って高句麗比売と呼んだのが訛ったなどとも言う。白山神社の主祭神は菊理比売(白山比売)だがイザナギ・イザナミも共に祀られており、これは菊理比売が元々はイザナミを祀る巫女が神格化されたものだからとする意見もある。初登場はファミコン版2で種族は幻魔。和風美人な感じが印象的だった。その後真1で女神になり、真2以降は黄泉に近い由来からか地母神に配置された。また真3では黄泉の国のイメージをより反映して肌黒くなっている。序盤の回復役仲魔としてはアメノウズメと並んで重宝し、パーティの華にもなり得る存在だ。(willseek)

輝煌星剣〔きこうせいけん〕
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デビルサマナーで登場する合体剣でも上位の強さを誇る。最大3回まで攻撃すると共にBIND効果。草薙の剣を用意してつれ合い型で忠誠度MAXの仲魔二体を揃えればいいので比較的作りやすい。(willseek)

如月マリー〔きさらぎまりー〕 人名・キャラクター
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デビルサマナーに登場する売れない占い師の女性…は一面で、裏では悪魔や霊などが原因と思われる怪事件の解決を請け負うデビルサマナー(要はキョウジ)への仲介を行っている。もっとも、彼女はその際の依頼料や報酬の大部分をピンハネしており、受け取った金額の9割以上が彼女の懐に入る事もしばしばである。一応本当に霊能力も持っているようではあるが、本業の占いが儲かっていないのが悩みの種のようだ。ちなみに1956年生まれのB型。モデルはTVドラマ「傷だらけの天使」で岸田今日子演じる「綾部のババア」であろう。守銭奴も生きる知恵よ。知った以上は主人公やレイもおとなしくピンハネされてるとは思えないが。(willseek)

キシドーブレード〔きしどーぶれーど〕
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P3の両手剣。後に、同じくATLUSによるDS用ゲーム「世界樹の迷宮」にも登場した。旧スクウェアのPS用対戦格闘ゲーム「ブシドーブレード」が直接の元ネタであるらしい(ATLUS公式インターネットラジオ番組「アトラスネトラジ」より)。作中にはセイヨーブレード・騎士道ソードなどの名称を持つ武器が登場しており、タイトル名とこの辺をミックスさせたか、単に武士道を騎士道に変換させたかであろう。さらに元ネタを辿るならば、1980年代初頭に公開された米英合作映画「The Bushido Blade」(邦題「武士道ブレード」)がある。(ICBT)

鬼神〔きしん〕 悪魔
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読んで字の如し。神の力を得た鬼たちである。日本では仏教を守護する鬼たちがこれに分類され、他の神話においては軍神や雷神など、やはりこれに分類されるものには荒々しい神々が多い。初代「女神転生」より登場した分類名。やはり各神話での軍神、雷神などが含まれる場合が多いようである。トールやマリーチ、四天王などが代表選手。(aba)マニアクス(マニクロ)における、仲魔のフトミミもこの種族に入る。前世がアレであり、サカハギが種族外道なのと比べると…世の中が理不尽であるということを学ぶことができるだろう。(テラダイン)

鬼神の籠手〔きしんのこて〕 籠手
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真1では銀座で一番性能の良い籠手として売られていた。値段は4500魔貨。鬼神の力が込められているのであろう、装備すると強さが1上昇する。(ARL)

キジムナー〔きじむなー〕 悪魔
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ケンムン、セーマ、ブナガヤ等とも呼ばれ、沖縄諸島を代表するとされる精霊的な妖怪である。古木(主にガジュマル)から生まれ、身体中が赤い子供のような姿をしているとされるが、男女の性別があり人間のように大人になり子供を作ったりするとも言われる。人間に対しては比較的友好的で、住処の木を切ったりしなければ座敷わらしのように福をもたらしてくれる事もあるが、逆に嫌われると後々まで祟られるとも伝えられる。デビルサマナーに登場の妖精。熱帯樹の実に手足が生えたような丸っこい愛嬌のありそうな姿だ。火炎攻撃には弱いが破魔・呪殺の即死攻撃に耐性を持っている。序盤の幻魔作成の際にお世話になる事もあるだろう。(willseek)

鬼女〔きじょ〕 悪魔
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魔女。…と言うよりは神に近い力を持った女の悪魔、と言う方が適切なのだろうか。基本的に残忍な性格で、人間に心を許す事は無い。また女と言うだけあって美しい妖艶な姿をとる者も多く、魅了された男はそのまま食われてしまうのだった。初代「女神転生」より登場している分類。FC版2作ではEVIL属性で仲魔に出来なかったが、「真1」以降は会話でも仲魔に出来るように。どういう訳か高位の連中は大抵物理反射を持っており敵に回すとメチャクチャ手強い。しかし仲魔にして前衛を任せれば攻撃回数の多いボスとの戦いで多大な戦果を上げてくれるだろう。(aba)恵みの側面を併せ持つ女魔達も多く含まれており、これは彼女達が厳しく、また一方で生きる糧をもたらしてくれる大自然の擬人化である事をうかがわせる。人喰いの山姥でも子を多く生み、山の幸を与えてくれる事もあるのだ。(willseek)上記に「妖艶な姿」とあるが、ヨモツシコメやハッグのような老婆の姿、いわば、鬼婆の姿も多い。(HAZE)

キス・マー〔きすまー〕 特殊攻撃
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[Mother’s Kiss]
SJ、メムアレフやデミウルゴスが持ちそれぞれで属性が異なる、ランダム対象で最大8回攻撃を行うスキル。US版名が妙な事になっているが、和名側でこの様な区切り方をされれば仕方ないとも思われ、そもそもSJの英翻訳は杜撰な所が多々目に付く。尚、ペル2で登場する出版社「キスメット出版」の名もキスマーを語源とし英語にもそのまま取り入れられたトルコ語kismetから採られている。アラビア語で運命を意味するキスマーqismahの事だが、キス・マーqis-mahと区切る表記は稀であり、これはB.ウォーカー著「神話・伝承事典」の引用に拠るもの。印欧諸語にて「母」を意味する語によく見られる基本音節maとの結び付きを強調する為この様に区切った訳だが、ウォーカーは語源学者ではないのでこの説の信憑性も保障されたものではない。一般的な説では、qismahは「アッラーの意思」を意味する語から来ているとされる。(ICBT)このスキルを使用するのは母の中の母である「大霊母」たるメムアレフのスキルであるため、このように英訳を間違えるのも無理からぬことである。(HAZE)

傷薬〔きずぐすり〕 道具
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[POTION]
軽い傷に用いる軟膏のような物であると思われる。回復量は少ないが、持っているとそれなりに便利だ。ゲームでは400円で購入出来る。ディアと同じだけの効果があるのだから悪くない。(ARL)塗布剤にしろ内服薬にしろ、その効用は止血・消炎鎮痛・細胞賦活と多岐に渡ると思われる。更にはマグネタイトで構成された悪魔の肉体生理作用にも有効という、実は物凄い医薬品だったりする。リアルで売り出したらひと財産作れそうだ。(willseek)

奇跡のわき水〔きせきのわきみず〕 道具
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NINEに登場するプラグインソフト。スキルが「浄化の泉」に変化する。飲めば病を癒す泉の伝承は世界各地に存在し、その泉水は「奇跡の水」などと呼ばれる。その内の一つに「ルルドの泉」がある。1858年、フランスはスペインとの国境近く、ピレネー山脈の麓に位置するルルドの町にて、14歳の少女ベルナデッタ・スビルーの前に聖母マリアが現れ「洞窟の岩陰を掘ると万病を癒す泉が湧き出る」と告げた。言われた通りの場所を掘ると、本当に泉が湧き出した。その水を飲んだ者の中には病気が治った者もおり、カトリックで奇跡として認定されている。その後、修道女として生涯を過ごしたベルナデッタは死後列聖され、その遺体は死後百年以上経った現在も腐敗する事なくヌヴェール修道院に安置されている。(ICBT)

吉祥寺〔きちじょうじ〕 地名・場所
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都心から西に十km離れた場所に位置し、多くの若者が集まる街。南には豊富な森林に囲まれた井の頭公園がある。一時は都内の若者の住んでみたい土地第一位に昇り詰めていたが、今はどうなのであろう?私ARLは何度か吉祥寺を訪れたことがあるのだが、有名なエコービルは2000年夏の時点で既に無くなっていた。非常に残念である。井の頭公園では小さな店が開いており、私はよくそこでビールを買い、それを飲みながら池の周りを散歩したものである。(ARL)近隣の立川の再開発に押され人気もかげりがちだったが2007年に某巨大カメラ量販店が出店し、街の活性化効果が期待されている。住宅地としては東京で最も住みたい街NO.1の栄光は未だに健在だ。(willseek)

「きっと ボクも ころすんだね…」〔きっとぼくもころすんだね〕 発言・表示
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「ひどいよう…ひどいよおじさん!!ボクのトモダチを…ボクのトモダチを…きっと ボクも ころすんだね…」                                                      デビルサマナーで戦闘時、子供タイプ口調の悪魔1体が最後に残っていると命乞いで言う事のあるセリフ。罪悪感刺激されまくり。だが「命を助ける」とすると「いいの?ほんと?やったー!!ありがとうおじさん!ヘヘッついでにおこづかいちょうだい」と来る事も多いのでやっぱり悪魔である。(willseek)

キブロトハタアワ〔きぶろとはたあわ〕 道具
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NINEに登場するプラグインソフト。スキルが「グリード」に変化する。キブロト・ハタアワ(Kibroth Hattaavah)。ヘブライ語で「貪欲の墓」の意であり、旧約聖書・民数記11章に記された地名。シナイ山でヤハウェから十戒を授かったモーセらイスラエルの民200万人が約束の地カナンを目指す旅の途中で、ヤハウェから日々充分なマナ(食糧)を与えられているにも関わらず「肉が食べたい」と不満を訴える民に対し、ヤハウェは憤り、全ての民でも食べきれぬ程の肉を空から降らせ、それを食した者を疫病で殺し不信心を裁いた。肉を口にせず疫病から免れ生き残った者達は、貪欲な人々がここで葬られたという意味を込めて、その地を「キブロト・ハタアワ」と名付けた。(ICBT)

キマイラ〔きまいら〕 悪魔
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エキドナの産んだ怪物の一人。基本的には獅子の頭に山羊の胴体、蛇の尻尾を持った合成獣であるとされる。ギリシア神話ではリュキュアにて人々を苦しめていたが、英雄ベレロフォンによって退治された。真1では神獣として登場する。高レベルのLIGHT悪魔を作る際の要だ。(ARL)某有名RPGに出る「キメラ」と同じものである。医学分野でも異種族の組織を人工的に繋げた場合、それをキメラと呼ぶ。もちろん神獣キマイラが語源になっている。人工的に作られたキメラは、大抵は免疫によって弾かれて、その内に組織が剥離してしまう。伝説は伝説、という事だろうか。(クラン犬)ルーツとしては現在のトルコ南東部にあたるヒッタイト地方の聖獣であったという。三つの頭は元来は春・夏・冬の三つの季節の象徴だ。女神転生シリーズでのLIGHT属性分類はそうした由来と思われる。ホメロスの「イーリアス」やヘシオドスの「神統記」などに引用されギリシャ神話に取り込まれる中で怪物的性格が強調されるようになっていったようだ。最先端の生物化学では個体細胞の免疫性を飛び越えて異種組み合わせの可能性を示すバイオ技術が登場している。遺伝子の段階での操作と交配により、本来青い色素を持たず不可能の代名詞であった「青い薔薇」はサントリーフラワーズによって2004年に発表された。高度に発達した科学は魔法と見分けが付かないというが、魔術の探求が哲学と不可分だったように、科学の発展にも精神的な支柱を持たせないとバイオハザードな事態も絵空事ではなくなるかも知れない。(willseek)デビルチルドレンでは『白の書』から登場。主人公マサキのパートナー「クレイ」として登場する。ジオ系魔法を得意としている。女神転生シリーズに比べると異形さはそれほど見られず、蹄の前足と頭に2本角を持ったライオンの姿をしている。(O.M.)

キマリス〔きまりす〕 悪魔
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キメジス、キメイス等とも呼ばれるソロモン72柱魔神の一柱で、地獄の侯爵とされる。黒い馬に乗った黒人戦士の姿で現れる。召喚者の勇気を奮い立たせ、また召喚者が紛失した物や財宝のありかを見つけ出す力を持っている。またアフリカに関する知識に詳しいとされる。ファミコン版2最序盤に登場した妖鬼。霊魂の上半身だけが実体化したかのような姿で宙に浮いている。比較的簡単に合体で作る事が出来、最序盤の段階でザンマを持っているのが特筆できる。シェルターの対ネビロス戦では他の仲魔を差し置いて絶大な戦力になるだろう。(willseek)

奇門遁甲〔きもんとんこう〕 言葉
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中国発祥の運命学・占術の一つ。日時や天体及び物の位置関係、方位に意味や現象との相関性を見出し、それを分析し活用する為の理論体系である。その学問体系には自分の行動方式で開運を呼び込む「立向」と、自分では動かずに特定の場所にモノを埋めたりと呪術的手順を踏む事で開運を呼び込む「座山」がある。三国志演義では諸葛孔明が戦術として用い百戦百勝したとされる。また座山の活用法には家の構造の吉凶を見定める家相盤など日常生活に生かされるものも多く、日本にも風水や四柱推命等と並んで中国から流入した人気のある体系である。方位を見定め、利用するとされる事から、ゲームでは移動や迷宮創造の秘術に用いられる事がある。(willseek)

キャク〔きゃく〕 悪魔
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ネパールの悪戯好きな悪魔。毛むくじゃらの姿をしており、その存在は日本でいう座敷わらしに近い。真1で登場。特定の悪魔出現ポイントにしか登場しないレア悪魔である。(ARL)

キャロルJ〔きゃろるじぇい〕 人名・キャラクター
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ソウルハッカーズに登場した、ファントムソサエティ所属のサマナーの一人。ロックンロールをこよなく愛し、そのCOMPもギターに仕込んで所定のコード演奏で悪魔を召喚する。一昔前の髪をオールバックにして皮ジャンのロッカーファッションでキメている。サマナーとしての実力は残念ながらイマイチのようで、現代のCOMPで比較的容易にサマナーになれる状況の弊害を感じさせる。スプーキーが殺されかけたり、序盤の脅威として立ちはだかったが、天体博物館で堕天使コカベルの召喚に失敗して電霊ムーウィスに身体を乗っ取られ、主人公達に救われてからはサマナー稼業からは身を引いた。表向きファントムに籍を残しながらもその後は街中の弾き語りとして生活しているようだ。(willseek)名の由来は、IOT(タナトエロス光明結社)を設立したイギリスの現代魔術師ピーター・J・キャロル(Peter J. Carroll)。旧来の伝統的魔術体系を否定し実効力を追求した現代魔術の一形態「混沌魔術」の第一人者で、彼の著作「無の書」が混沌魔術の原典とされる。グノーシス主義やクロウリーとも関連が深い。姓のキャロルを民謡・祝歌の意味のCarolと掛け、音楽のイメージからロカビリーな人物像にアレンジされた様だ。(ICBT)

キャンサー〔きゃんさー〕 悪魔
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DDS1、LB1・3より。全くよい所の無い神話を反映してか、魔法や特殊攻撃を全く持たない低レベルの悪魔として設定される。ラテン語で「蟹」を意味するカンケルcancerの英語読み。古典ギリシャ語ではカルキノスkarkinosとなる。英語における星座名は通例としてラテン語普通名詞を英語読みしたものが使われる事から、この名は黄道十二宮第四の星座、蟹座・巨蟹宮を指す。神話ではヘラクレスの12の難行にて、ヘラがレルネーのヒュドラへ加勢として遣わした巨大な化け物蟹とされる。ヒュドラとの戦闘中であるヘラクレスの足を鋏で掴んだが、力の差があり過ぎたか、ヘラクレスはその存在に気付く事すらなくこの蟹を踏み殺した。後にヘラはこの蟹を含むヘラクレスに敗れた幾匹かの怪物達を天上へ引き上げ星座としたという。又別のバージョンではヘラクレスはこの蟹を蹴飛ばし、そのまま空まで打ち上げられ星座となったとも。医学用語として癌も又cancerと呼ばれるが、これは乳癌が蟹の脚状に広がる事を見た古代ギリシャ人による名付けであり、蟹座やこの怪物とは無縁。学術用語は主にラテン語が用いられる事から呼称の重複が起きたに過ぎない。(ICBT)

キュウキの鎧〔きゅうきのよろい〕
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if...のカジノで上位景品として入手できる防具。実は通常店売品を上回る防御力を持っている。他に同シリーズで兜・篭手・具足も存在する。(willseek)

吸血〔きゅうけつ〕 特殊攻撃
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真2から登場した、いわゆる吸血鬼系の悪魔がよく用いる攻撃。ダメージ自体はそれ程でもないが、追加バッドステータスでBATやVAMPにされたり、HPやMPを吸い取られたりする。(willseek)

救世主〔きゅうせいしゅ〕 人名・キャラクター
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世を救う人。救いの必要な世はたいてい混沌としてるので、秩序ある世に生まれてもただの人である。イエスだって30過ぎまで親元にパラサイト、しかも母親が処女だと信じていたのだ!!そこの君も2000年くらい前に生まれていれば救世主になってたかもね。「DDS2」の主人公…の俗称。説明書では「ヒデト」だった。ちなみに魔女は「ロザンナ」…いかにもナムコ。「(パズス討伐)やらないか」イイ女に弱い僕はあっさり親友を捨てて彼女にホイホイついて行っちゃったのだ……ごめん!!!……ともかく、おそらく可愛い女の子に弱いタイプであろう。しかも尻に敷かれまくるタイプであるのは疑いの余地は無い。長きの間苦楽を共にした親友との死別を経験するという点ではザ・ヒーローと変わらないうえに片腕ちょん切られるという悲劇にも見舞われる彼はどうしてこう軽いイメージが先行してしまうのか。まあ戦闘中に悪魔と(ピーーー)してしまう「if...」の主人公とか「偽典」の葛城とかよりはいくらか健全であると言えよう。どうでもいいが金子氏のイラストではもろに悪人面である。…この頃の氏の画風について触れるのは禁句か?(aba)イエスは一応「目覚める」まできっちり家業の大工仕事をして働いてたとされているので、念の為。1990年前後の金子氏はアメコミ及び劇画調タッチの影響下にあったと思われる。当時の絵柄の独特の濃さもまぁ味といえば味か。ヘブライ語ではマーシアハ(メシア、メサイア)と呼ばれ、祝福の油を注がれた者の意である。ギリシャ語だとクリストスになり、その日本語読みがキリストになるのである。様々な神話伝承に形を違えて描かれるが、大抵は一旦死と向き合った後に人々の待望の下、祝福された再起を果たすエピソードが絡められ、復活後の救済や永続性が強調される。人類の歴史上、真に平和であった時代は実は稀であり、今日この瞬間にも世界のどこかで争いは大小問わず絶え間なく行われているのである。だからこそ、人は時代を引っ張ってくれる英雄や救い手を潜在的に求めるのだろう。(willseek)

救世主右腕喪失事件〔きゅうせいしゅみぎうでそうしつじけん〕 出来事
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ファミコン版2にて、主人公が右腕を失う事になった衝撃イベントの事。主人公は魔界へ行く為の魔力アイテム、ピラーを求めその一つを池袋のサンシャインビル内の悪魔の口の中に見つける。だが手を伸ばした時悲劇が起きる。悪魔の口が閉じ、そこに差し入れていた右腕を食いちぎられてしまったのである!血を流し(HP減少)激痛に耐えながら、銀座地下街のサイバネ研究所にたどり着き、博士に大枚払ってサイバネアームを付けてもらう必要がある。こうして手負いの凄みを増した主人公はサイバネアームで容量を増したCOMPを駆使し、その先を急ぐのであった。身体の一部を失うというのは非常にショッキングな事である。それが自分の分身たる主人公とあればなおさらだ。イベントのコンセプトは座頭市や丹下左膳よろしく、身体に不具合を抱えた者がその苦しみを超越し常人以上の活躍を見せるという状況にあるようだ。荒廃した世界ではヒーローも無傷ではいられないのだ。(willseek)ちなみに少女がピラーを取ろうとしても手が届かないと出る。救世主だからこそ右腕を失う必要があるのかもしれない。()

九尾の鞭〔きゅうびのむち〕
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九尾の狐の尻尾を模して作られた鞭であろう。先端が九本に別れているのだと思われる。海外での拷問等で、先が沢山別れている鞭を使われる場面をよく見かける。やはりそれなりに攻撃力が高いのであろう。ゲームではパートナー専用の複数回攻撃用武器として活躍する。(ARL)15世紀頃より東南アジアからインド方面にかけて使用された武器で、その後欧州に伝わり拷問具として世界中に広まった、複数の先端(9本に限らない)を持つ鞭。英語名称を「Cat o’nine tails」という。現在も中南米の一部の国にて、実際に刑罰で使用されているらしい。名の由来を「九尾の狐」に求められる事が多いがそれは誤りであり、この鞭で打たれた痕を猫の引っ掻き傷に喩え、また、罪人達がこの鞭で激しく打たれても生き残る者が多かった事より、諺「猫に九生あり」(猫は容易に死なないという意)に因んでいる。実際にこのような鞭で打つと、複数の打撃部により力が分散することで一つ一つの傷は浅くなり、多数の傷をつけるので見た目こそ凄惨となるが、致命傷に至ることも少ない。(なお、「九尾の狐」を由来とするのはペルソナ1に登場する「金毛九尾の鞭」の方である。)英名から「九尾の猫鞭」と呼ばれる事もあり、デビサマに登場するヤマタノオロチの魔晶変化「八岐の蛇鞭」のネーミングはここから来ているのだろう。(ICBT)

吸魔〔きゅうま〕 特殊攻撃
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真3において登場した、敵のMPを吸い取り自分のMPとする技。かつてのマカトランダよりも使いでがある。というのも、真3においては敵のMP上限が設定されており、MPを吸い尽くして特殊攻撃の類を使えないようにする作戦が採れるからである。MP吸い尽くし作戦はなんとほとんどのボスクラスにまで有効だが、戦い方としては時間がかかるし、いささか姑息といえる。基本的にはチャクラドロップやソーマを節約してMPを回復させる手段と考えた方がいいだろう。(willseek)しかし敵悪魔から(しかも長いダンジョンで)やられるとカチンとくる特技。(MASA)ファミコン版1には、この原型といえる敵専用呪文キュマがある。もちろん、使用されると仲魔やユミコのMPが減らされる。(HAZE)

キュベレ〔きゅべれ〕 悪魔
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シベールとも。二頭のライオンが引く戦車にまたがった姿の像が知られる。小アジア、特にプリュギアで古くから信仰された地母神で、後にギリシャやローマにまで取り入れられていった。死と再生を司る「大いなる母」であり、熱狂的な崇拝者は自らを聖なる儀式で去勢して「女性」となった男性達とされ、ガッリーと呼ばれた。これは自らを去勢した後一度死に、後に甦ったキュベレの息子にして恋人であるアティスの神話に反映されている。キュベレを讃える原始的な儀式ではディオニュソスと同じく、人々の乱交儀式に荒々しい音楽、踊りや飲酒が行われたという。ギリシャにおいては肥沃な大地を象徴する者としてレアーと同一視されている。デビルサマナーシリーズに登場する地母神。力が強く、回復魔法にも優れる。デザインはM78星雲の女戦士な感じだそうである。某モビルスーツモチーフも入ってるらしいが。怒ったら怖い女神だ。(willseek)

キョウ〔きょう〕 魔法
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デビルサマナーに登場した魔法。敵を一時的に大きな鏡状の結界に封じる(MIRROR状態)。身動きできず、その状態で物理攻撃を受けると大ダメージになる。上位魔法の呼称が「マハ~オン」ではなく「ハ・~、シ・~」と独特。ビジュアル的には面白い攻撃だが、敵に使われると鬱陶しい上に(専用回復手段が必要)、使い所が難しかった為に1作のみの登場となった。シャッフといい、こうした閉じ込め攻撃のイメージは平松伸二の漫画「ブラックエンジェルズ」に着想を得ていたと思う…。漫画は小説に比べるとそういうビジュアル演出の強みがあるようだ。小説も想像力に任せる自由さがあるが。(willseek)昔の漫画で、敵を鏡に閉じ込めた上で、木刀で打ち砕くエゲツナイ攻撃手段が有った。『サマナー』でこの魔法を見た時に、ふと思い出してしまい時代を感じた事も。(crow)鏡に敵を閉じ込めるというシチュエーションは、映画スーパーマン2にもある。もっとも、これは牢獄としての意味を持ち、割ってしまうとダメージどころか脱出されてしまうが。(といっても、この鏡の牢獄は宇宙に放出された上、水爆級の破壊エネルギーが必要なため、割ることは困難…だった)(HAZE)

狂神〔きょうしん〕 悪魔
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破壊神達よりもさらに無秩序な狂気をその内に孕む神々。だがその事で思わぬ恵みや活力を人々にもたらす事も多い。大いなる変化は秩序を超越した先にある。その出現法則は満月の狂気に関連付けられているようだ。(willseek)

狂信者〔きょうしんしゃ〕 悪魔
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メシア教の過激派集団である。彼らは「より純粋なメシア教徒になるために」という信念を盾に、自らの正義を正当化させるため、他への徹底的な弾圧を行うのである。実際このような勘違いをしている人は多い。理論を洗練するとき最も必要なことは、それをひたすら否定し、最終的に否定できない物へと昇華させていくことなのであるが、頭の悪い者に限ってその洗練方法を「他への否定」に求めようとする。しかしそれは単なる自己満足に過ぎない。というわけでこの「狂信者」達は神にいいように扱われるだけのどうしようもない集団なのである。真1にて登場。東京タワーに頻繁に出現するので、大量に倒して魔貨を稼いでおこう。(ARL)過度な信仰のなれの果て。神の名の下自分達を正当化してる分、ガイア教徒の殺し屋より性質が悪い。人間なのでお金をたくさん持っているので片っ端から銃殺するのが良いだろう。()

狂人〔きょうじん〕 悪魔
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ファミコン版2の舞台は2036年、核戦争の最中核ミサイルによって崩壊した後の東京。死と絶望によって生じる時空の歪みから地上に悪魔が実体化・蔓延し、生き残った人々の中からも精神に異常をきたし、破壊と殺戮、略奪に身を沈める者が大勢現れた。インテリペリやハイウェイスターのような暴走族、レッドラムやビーメ、ジャンキーのように殺戮や略奪に溺れる者、悪魔と融合したミュータントの中にも自我を安定させられず他者を襲う者がいた。荒廃した大地を旅人が生き延びる為には彼らとも戦うしかない。ファミコン版2に登場するEVIL種族。人型のものが多い。多人数で出現する事が多く油断は禁物だ。(willseek)2021年現在、この用語は差別によりNGワードのひとつとなっている。リメイクする際には、この種族名は変更されるだろう(HAZE)

凶鳥〔きょうちょう〕 悪魔
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妖鳥との区別は、彼らはその肉と魂を食らう為に積極的に人々を襲う点である。また彼らは名の如く凶兆を運び、姿を見た者に災いをもたらす。「真1」より登場。DARK悪魔だからマグネタイト取り放題だぜー仲魔にする奴なんているのかよー、とは友人の言。私は仲魔にした事は一度も無い。(aba)

虚偽の石版〔きょぎのせきばん〕 道具
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ペルソナ1に登場した魔法石で、Devilルシファーの交換アイテム。そのまま戦闘中に使うと、1ターン毎に相手の残りHPを1/2にしていく全体攻撃を発動し、ペルソナ合体時に使うと最凶クラスの特殊攻撃『オメガクラスタ』をペルソナに習得させることが出来る。が、その入手は困難を極める。詳しくは『オメガクラスタ』の項を参照。(CF)

虚空斬波〔きょくうざんぱ〕 特殊攻撃
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デビルサマナーシリーズで仲魔が覚える物理攻撃技では最強と思われるもの。敵全体に大ダメージを与えられるが、消費HPも凄いので要注意だ。刃で空間を切り裂き、広範囲に空間の歪曲なり復元力なりを利用して破壊の力を振り撒くらしい。…まぁ悪魔の力だからね…。(willseek)漫画「虚無戦史MIROKU」の主人公の必殺技、虚空斬破(こくうざんぱ)が元ネタ。この技を放つ武器「九龍覇剣」の名と併せて呼ばれる事が多く、これも装備品としてデビサマに登場している。(ICBT)

虚無の書〔きょむのしょ〕 道具
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P3・4より、精神系状態異常を防ぐアクセサリ。原題「Liber Null」。「無の書」とも訳され、日本語版書籍としてのタイトルはこちらの方が用いられている。著者はピーター・J・キャロル。アイレスター・クロウリーに一時期師事しその後袂を分かった魔術師スパー(スペアとも)の技法がキャロルによって体系付けられた本書はケイオスマジック(混沌魔術)の原典とされる。ケイオスと呼ばれる無我の意識状態に主眼を置き、その到達の為に当初は薬物や性魔術を採用した事からその過激さ故に問題視されていたが、本書によって洗練された混沌魔術は現代魔術の一ジャンルとして確立。混沌魔術という名称も本書にて命名された。(ICBT)

清正烏帽子〔きよまさえぼし〕
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魔神転生2に登場。豊臣秀吉に仕えた武将、加藤清正の烏帽子形兜。烏帽子形兜とは変わり兜の一種で、烏帽子のように頭頂部が突き出した形状となっている。背が大きく見えるので、敵を威圧する為に多くの武将に好まれた。その中でも清正が用いた烏帽子形兜は頭頂部の突出が特に長大で独特な形状をしていた為、長烏帽子形兜・高烏帽子形兜などと呼ばれる。この長大な兜を清正が愛用した理由は、背が低かった為、という説がある。(ICBT)

鬼雷砲〔きらいほう〕
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脇に抱えて使用する携帯型の大砲で、通称大筒。戦国時代にも登場する。それにしては攻撃回数が高い。中盤戦で持っていると有利である。力士の名前では無い。なので絶滅寸前の動物でも無い。(ARL)

桐条美鶴〔きりじょうみつる〕 人名・キャラクター
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桐条美鶴とはペルソナ3において重要なポジションをしめるキャラである。CV田中理恵桐条美鶴は大企業「桐条グループ」の令嬢にして月光館学園高等部の生徒会長を務める。まさに典型的な「お嬢様」である。桐条美鶴はどうやら成績優秀なようで生徒会長のスピーチでもなんだかムツカシイ言い回しをしてやたらと「頭が良い」「頭が良い」と言われるキャラである。定期テストも常にトップなようだ。しかし彼女が本当に頭が良いかどうかはかなり疑問が残る。ペルソナ3は(ポータブルを除いて)主人公以外の仲間キャラは勝手に攻撃したり、回復したりするシステムなのだが、桐条美鶴はこれのアルゴリズムが非常に出来が悪い。ハッキリ言うと「アホ」である。具体的にはコンセントレイト(次の魔法技の威力倍以上)からテンタラフー(確率で敵全体を混乱状態にする)という「アホコンボ」を多用したり(通称コンセンタラフー笑)、やたらとSPを使う氷結ガードキルをバンバン使う割に氷結技を使わなかったり、SPが足りなくなったとき用に吸魔(敵のSPを奪い取る)という技が使えるのに全然使わなかったり、また真田明彦(通称肉彦)も同様であり(桐条美鶴に比べるといくらかマシであるが)、敵が死にそうな時に限ってタルンダ(攻撃力低下)をやたらするので「タルンダ先輩」という不名誉なあだ名を付けられるようになった。桐条美鶴が「アホ」なんじゃないかと思われるのは他にも原因があり、例えばペルソナ3はスリップする(要するにコケる)と1ターン行動不能になるのだが、彼女はハイヒールを履いている、死ぬのが怖くないのかという程ノンキである。戦闘だけではなく日常生活でも奇行が見られる。主人公とコミュを築くと(ちなみに女帝コミュである)ラーメン屋に行くイベントがあるのだが、店長に向かって「料理長!」とか「これはブイヨンは何を使っているんだ?」等のあまりにも常識はずれな発言をする。しかしルックスは確実に「美形」であり、アホな発言もご愛嬌かもしれない。彼女の性格は多くのプレイヤーの心を掴んだようだ。一言であらわすなら、彼女の性格は「クールに熱い」という感じか。要するに基本的には「理性的」だが、たまに「情熱的」な面が出てくるのである。例えば山岸風花がイジメが原因で(厳密には少し違うが)不登校の時に担任が独断で「病欠」とした事に対し、「下衆め!」と言ったり、シャドウが人間に危害を及ぼすのを未然に防ぐために特別課外活動部を作ったりと正義感も強いようである。意外とユニークな面もあり、伊織順平に対して「ブリリアント!」と言ったりする。また「ハイレグスーツ」という装備を彼女に着けようとすると「・・・!!・・・いいさ・・・着けようじゃないか、これも戦いだ」とデレのようなものが見れる。ちなみにフェスでは「ハイレグスーツ」を着せるとちゃんとグラフィックもハイレグになる。そのできばえについては筆舌に尽くしがたいほど愛くるしい笑さらにフェスでは少女の桐条美鶴も出る。そのルックスは筆舌に尽くしがたいほど愛くるしい笑山岸風花が仲間になるまではペルソナを使って「アナライズ」したりとなにげに凄い人である。そして彼女の「アナライズ」能力を使った戦闘アナウンスは、女王の如くプライドの高さと気品の良さ、そして「まずいな・・・岳羽が少し疲れ気味だな・・・」という台詞や主人公に対して「君はまだまだ強くなりそうだな」と言ったりと、先輩らしい優しさも兼ね備えている。基本的に命令系だが、それこそがプレイヤーのマゾ魂を燃やしたのかもしれない笑また戦闘はフェンシングで戦う。バイクの運転もできるようである。もはや何でもありである。彼女の得意技として「処刑」というものがある。これは普段冷静な彼女の怒りが極限に達した時にやる行為で、具体的には主人公一行が女湯に入ってしまった時に発生する。(不可避イベントです)「処刑」の内容は出てこないが妄想気味な男のマゾ魂はさらに刺激される一方である。ちなみに「処刑」のあと修学旅行中は主人公達を「ガン無視」する。ああ桐条先輩ハイヒールで踏んでください。ペルソナ3ではアイギスと人気を二分するキャラであり、アルターとコトブキヤでフィギュア化している。筆者も金に余裕ができれば買いたい。関係ないけどチドリは作ってくれないのだろうか。頭の良さについて話をしたが、ディアボーンという人物によると、頭の良さとは学習能力であるという。ここで安易に学校の勉強のことだと考えてはいけない。学習能力とは経験を活かし、優れた判断力を持って行動する能力全般のことをいう。他にサーストン博士という人は「知能の因子説」というのを唱えている。これは頭の良さとは1言語を使う能力。2語の流暢性の因子。3空間の因子。4数の因子。5記憶因子。6推理の因子。7知覚の因子の七つによって決まるとする説である。わかりやすく言うと、1は言葉を使う力。2は流暢にしゃべれるかどうか。3は空間的関係の理解の仕方。(空間図形など)4は計算能力。5は記憶力。6は情報を元に推理する力。7は感覚器官を通して環境の事物や変化を理解する能力。である。桐条美鶴はサーストン博士式では「頭が良い」となる。しかし、ここでドルという人の指摘した問題が生じる。それは知的能力は現実社会に適応する力と必ずしもイコールではないということである。要は頭が良くなくても社会に適応することは十分に可能であり、適応能力こそが重要であるという考えである。ちなみにドルの提唱したヴィンランド社会成熟尺度というものがあるがそれは一般的自立・食事の自立・着衣の自立・作業能力・意思の交換・移動能力・集団参加能力・自己指南力の八つの項目で決められる。桐条美鶴はずっと箱入り娘的に育ったため一般的自立・意志の交換・集団参加能力は少し苦手かもしれない。ちなみに「頭の良さ」の判断テストとしてIQのテストがあるが、これはあまり信用できない。なぜ世の中にやれIQが高くて「天才少年」だ「天才少女」だという人が星の数ほどいるのに、その子らが将来どうなったかはほとんど表に出ないのか。それはIQの計算は「身体年齢」が関係してくるからである。簡単に言うと「身体年齢」が低ければ低いほどIQが上がるのが簡単になるということなんだが、(筆者の能力ではこの説明が限界です)要するに「天才少年」とか言われてる人は単に「早熟」なだけか「早い時期に勉強をはじめた」だけというケースが多いということだ。これはひがみでもなんでもなく、良い意味でも悪い意味でも「天才少年」等と呼ばれる子供達は本来普通の人ばかりなのである。ちなみにIQサ×リという番組があったが、視聴者の「身体年齢」もわからないはずなのにこの問題が解けたらIQ何々以上だなんだと数値化するあの番組は「愚の骨頂」(好きな人いたらごめんなさい)としかいいようがない。というかあの番組を見て「俺はIQ120以上だぜ!」とか「私IQ80以下だった・・・死にたい・・・」と言ったり思ったりするのは「マスメディアの作り出した疑似科学におどらされてるペラい頭の持ち主」になってしまうので、調子に乗った人は少し自分を見つめなおし、落ち込んだ人は何も落ち込む必要がないことに気付いて欲しい。もし仮にあの番組が正確にIQをはかることができたとしても、それに惑わされてはいけないと筆者は考える。IQなんてのはしょせん人間が勝手に決めた測定基準であり、血液型占いと何も変わらない(は言い過ぎか)ようなものであり、重要なのは個人が個人の生きたい様に生活し、自分なりの「頭の良さ」を見つければいいのである。前述のディアボーンの考え方なども、所詮一個人の勝手な判断基準に過ぎないので、調子に乗る必要も落ち込む必要もないのである。関係ないが桐条美鶴は筆者がペルソナ3でチドリと同じくらい好きなキャラである。ちなみにネットの人気投票では見事一位になった。まあ参考までに。(キタロー)

麒麟〔きりん〕 悪魔
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中国における聖獣。獣たちの長。一本の角とクジカの体、牛の尻尾を持った姿をしているとされる。生物を踏むことは無く、一日に千里駆けることも可能。聖人が現れるときに共に現れたり、徳の高い者の前に姿を見せたりする、縁起の良い獣である。キリンビールのトレードマークであるこの悪魔は真1にて聖獣として登場。エストマ使いとして引き連れよう。(ARL)雄が麒、雌が麟。生まれてから死ぬまで殺生をしないとされている。そのため、角はあるが柔らかい皮に包まれていて、相手を傷つけない。また、足は地面から少し浮いており、地の草花を踏まない。全く殺生をしない麒麟はむろん食事もできず、ゆえに麒麟が死ぬ理由は餓死である。(クラン犬)陰陽五行説の中では黄龍の代わりに四聖獣の上に立つ存在とされる事もある。全ての毛を持つ動物の長たる神獣なのだ。千年を超える寿命を持つとされ、瑞獣である麒麟が餓死を含めた亡骸を晒す事は無い。もし見る事があればそれは凶兆である。なお枯れ草なら食すともされる。(willseek)

金鬼〔きんき〕 悪魔
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天智天皇または村上天皇の御代に朝廷に対し反乱を起こした人物、藤原千方が従えた四鬼の一つ。千方は伊賀・伊勢周辺を支配し、率いていた鬼とは本来は修験者、または忍者だったとも言われている。金鬼は身体が金属のように硬く、弓矢等の武器が全く通用しなかった。だが朝廷側討伐軍大将・紀朝雄に「地上は全て天皇のものであり、鬼の住まう所ではない」という内容の和歌を贈られると、その呪の力で四鬼は退散させられ、千方は敗死したのであった。真3に登場した上位の妖鬼で、イケブクロ坑道に潜む四鬼の一人。黄色く硬そうな身体のデザインで物理攻撃はあまり効かない。話しかけると弱肉強食で戦いを挑まれる。マガタマ集めコンプの為には戦わねばならない相手だ。(willseek)

キングー〔きんぐー〕 悪魔
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バビロニアの旧い神で、ティアマトの2番目の夫または息子とされた。夫アプスーを子神達に殺されたティアマトは復讐に燃え、キングーに天命の書板トゥプシマティを与えて軍勢の総指揮官に据え、戦いに臨んだという。あえなくマルドゥークに敗れ、トゥプシマティを奪われたキングーは殺され、その死骸は人間を創造する材料になったともいう。モーセが神から授かった十戒の石板はキングーに与えられた天命の書板のイメージを受け継ぐものなのだとされる。ティアマットに次ぐレベルの邪龍として真2に登場した。物理攻撃スキルが多いが、なにげに天罰持ちでもある。人の顔があしらわれているが、某唯一神に似ていると思うのは邪推に過ぎるだろうか。(willseek)

キングフロスト〔きんぐふろすと〕 悪魔
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無数のジャックフロストが合体して誕生した巨大な雪だるま状の魔王。その魔力は広い地域を人も街もことごとく凍りつかせる。ファンシーな見かけに反し、冬将軍の化身とでも呼んでも過言ではない恐ろしい存在なのだ。…某合体スライムっぽいとか言わんでよし。初登場した真2ではセンターの陰謀で誕生した人造の魔王であった。その後も様々なシリーズ作でその名前やアイテムが登場し、キングフロストの名はフロスト一族の憧れの存在のようだ。基本的に火炎攻撃が弱点だが、氷結攻撃を和らげる手段を確保した方が心強いかも知れない。(willseek)ジャックフロストと同様、無邪気な性格ではある様だが、デジタルデビルサーガ・アバタールチューナーの隠しボスとして現れた際は、ジャイアン法とも言える強引な法律で主人公達を裁こうとしている。体内には沢山のジャックフロストが詰まっており、それを飛び出して攻撃したり、ジャックフロストを生成する事もできる。真・女神転生デビルチルデレン黒の書でもボスとして登場。セツナ達が通う原宿の小学校に立てこもり、町を氷漬けにしていた。TVアニメ「真・女神転生デビチル」では、アイスランドのフロスト村の村長として登場。ゲームとは違い温厚な性格で、敵対することは無く、寧ろ一度村を救ってくれたセツナ達を信頼している。クイーンフロストの城が襲撃された時には共闘した。ちなみに冷蔵庫の様な容姿になったのはデビルチルドレンからである。(H.I.T)ソウルハッカーズでは裏ボスの一人。ファイナルアタックとして自爆を擁しており、対策しないと全滅必至である。ストレンジジャーニーでは、エリダヌスにてエネミーサーチで探知できる悪魔。即死の追加効果を持つ氷結スキル「大冷界」を放つ。(HAZE)

緊箍〔きんこ〕
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孫悟空が三蔵法師に付けられた頭の輪っかである。悟空が悪さをしたとき、法師がお経を唱えるとこの輪が頭にキリキリと締まりつけるのであった。あるとき悟空と法師が共に旅をしていると、道中で六人の山賊に襲われた。しかし悟空はその山賊達を力任せに叩き殺してしまうのである。それを見た法師は悟空と口論。結果、悟空は怒って法師の元を離れてしまう。どうしたものかと困り果てていた法師であったが、そこへ観音菩薩の化身が現れる。法師は緊箍の隠された頭巾を手渡されると「悟空にそれをかぶせ、悪さをしたときには緊箍経を唱えよ」と教えられる。一方悟空はかつて如意棒を巻き上げた東海龍王から諭され、再度法師の元へ戻ることを決意。自分のことを待っていてくれた法師から緊箍付きの頭巾を貰い、喜んでかぶった。しかし法師が緊箍経を唱えると、その頭巾は凄まじい力で悟空の頭を締め付け、「今度から悪さをしたらそのたびにお前の頭はこのように締め付けられよう」と脅される。以降悟空はなかなか悪戯が出来なくなったという。真1ではカオスサイドの兜。これを装備すれば君も立派な孫悟空だ!しかし、宝島社出版の「真・女神転成のすべて」には「緊箍」でなく「金庫」と書かれていてビックリした。(ARL)

金丹〔きんたん〕 道具
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[Kin-tan]
霊丹道の極意によって作り出されたアイテムであろう。その効果はリカームと同じ”復活”である。しかし真1ではリカームも金丹も「瀕死」の回復アイテムに過ぎない。やはり人の業で死人を復活させることは不可能だということなのだろうか?(ARL)道教の書物に不老不死の秘薬として書かれている事がある。ただし伝わる製法によると水銀を含有しており、どう見ても毒物。中国の歴代皇帝の内、結構な人数がこの金丹を服用し、命を落としたとされる。日本では古来から不老長寿にちなんだ食品の命名が多かったらしく、和菓子にも「甘金丹」や「萬金丹」といったものが存在する。葛葉ライドウ対アバドン王にて子供達にお菓子然と金丹が振舞われるが、こうした経緯を意識しているのかも知れない。(willseek)

キントキドウジ〔きんときどうじ〕 悪魔
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ペルソナ4に登場したクマの専用ペルソナ。アルカナは「星」。 ダルマの様な体系にマント。ミサイル(種類はトマホーク)を持つペルソナ。 上位の氷結系、補助系、回復系魔法を持つ万能タイプのペルソナだが、電撃魔法に弱い。 何故、ミサイルなのかは鉞(斧)=トマホークという駄洒落かもしれない。日本おとぎ話に登場する金太郎(きんたろう)。 坂田金時(さかたのきんとき、公時とも)の幼名。 鉞(まさかり、大斧)担いで熊の背に乗り、菱形の腹掛けを着けた元気な少年像として、五月人形のモデルとなった。この姿から、かつて日本各地で乳幼児に着用させた菱形の腹掛けの姿である。出生の伝説は、母親が山姥で、雷神の子供を孕んで産まれてきたとするものや、金時山の頂上で赤い龍が八重桐に授けた子というものも存在する。(シシン)

キンナラ〔きんなら〕 悪魔
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緊那羅。クヴェーラの従属神である。その姿は馬の頭を持った恐ろしい姿をしているのだと伝えられる。また、女のキンナラは一般的にキンナリーと呼ばれる。真1ではロウサイド後半のラクカジャ使い。キンナリーよりも随分戦闘的である。(ARL)

キンナリー〔きんなりー〕 悪魔
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女のキンナラである。彼女等は男と違ってとても美しい姿をしており、ガンダルバと共に舞と音楽で見る者を楽しませ、誘惑する。しばしば七夕伝説と同一視される「羽衣伝説」の主人公でもある。彼女は沐浴中、男に羽衣を隠されてしまい、それを奪い返すために仕方なく男と結婚するのであった。(ARL)

キンマモン〔きんまもん〕 悪魔
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沖縄の琉球神道で信仰される神格であり、「君真物」と表記される名は精霊の支配者を意味している。海の彼方から来臨する客人(まれびと)神であり、現世の活力に繋がる様々な物を依り代たる巫女達を通じてもたらすとされる。常には留まらず、時を定めて来臨するという謎めいた側面を持っている。ソウルハッカーズに登場する秘神。デザインは球体の頭部を具えたケンダマを思わせるユニークなシルエットだ。あらゆる攻撃に耐性を持ち、メギドにジャッジメントとデフォルトスキルも強力だ。(willseek)

ギガ〔ぎが〕 魔法
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魔神転生2に登場する爆発系の攻撃魔法系統。単体用のギガ・ギガオン・ギガリオンと、全体用のマハギーガ・マハギガオンが存在。金属質感の魔力球が敵に向かって静かに飛び、炸裂し光に包まれるエフェクト。獣族・魔族に効果大。同じく爆発にて攻撃を行う魔法系統にTRPG版・偽典のダムド系があるが、あちらは地のエレメントに働きかけ岩・地面に爆発を起こし、その破片や衝撃で周囲を無差別に攻撃する(物理相性、手榴弾と同効果、元が全体攻撃用で「マハ○○」が存在しない)のに対し、このギガ系は純粋に閃光と熱波(専用の相性)といった感じで、同じ爆発系といっても相違点が多く、両者は全く別の魔法系統といえる。なお、P4で「ギガダイン」なるボス専用技が登場したが、これはドラクエのパロディで、ギガ系魔法とは無関係らしい。(ICBT)その「ギガダイン」、DDSATの地系単体攻撃魔法の「テラダイン」ともかかってないだろうか?(テラとギガが何かはパソコンやスマホをもっている諸君なら分かるだろう)(HAZE)

ギガスマッシャー〔ぎがすまっしゃー〕
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パワード・スーツ用の兵器として開発された大型の銃。弾丸はエネルギーカートリッジ式で、それにより超高エネルギーを起こし、全てを焼き尽くす。よってこの武器を普通の人間が装備したり、これに弾丸を込めたりするのは根本的におかしいのであるが、まぁゲームの仕様としてしかたあるまい。(ARL)五島司令官の命令の下に制作。参考にしたのは、謎の秘密結社が所有していた『強殖装甲』に搭載されていた武器だそうな。がいばー。()真Ⅱではセンターの研究所が解析していたが、アクマの闖入に乗じてやってきたストーカーに強奪されてしまう。しかし、ストーカーがその後転売した様子が無く、実際には魔界でしか入手できない。(墓石ないで)個人携帯・使用出来る規模から考えてメガスマッシャーの呼称でも十分だと思う…。それでも出力100メガワット以上だし。(willseek)

偽典・女神転生 東京黙示録〔ぎてんめがみてんせいとうきょうもくじろく〕
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1997年、アスキーよりPC98用ソフトとしてリリースされる。後にWin版も発売された。「真1」を題材にしたコミック「真・女神転生 東京黙示録」が土台となっているが、世界観が通じているだけでストーリー本筋に関しては直接的な繋がりはあまり無い(かなり細かい所にネタが降られているが)。ストーリーの大筋は「真1」の3人のヒーローが金剛神界に行っている間、つまり大破壊によって東京が完全な魔界と化した中で、悪魔に殺された恋人を蘇らせようと奔走する主人公、葛城史人が、東京に跋扈する悪魔たちと戦う中で「もう一人のメシア」として覚醒していくさまを描くというもの。ゲームとしての出来はと言うとハッキリ言ってしまえば「最悪」の一言に尽きる。まず操作性の劣悪さが凄い。ショートカットキーなんて無く、ひたすら終始マウスでカチカチするのみ。まずこの作業でプレイヤーは「わたしはクソゲーでございます!」というこのゲームからの声無きメッセージを痛感する。そして何よりとにかくバグの量が半端でなく、フラグのミスなんて当たり前、何故か入力を受け付けない、いきなりワープする、宝石が消える、悪魔が消える、とやりたい放題。更に戦闘バランスの狂いっぷりはもはや芸術的で、新宿労働キャンプの凄まじさはメガテンシリーズ最狂レベルである。開発者はちゃんとテストプレイしたのか?それとも碌に出番の無かった将門公の呪いか??だが今でもこのゲームが一部で圧倒的な支持を受けているのには理由がある。それは何と言ってもその「世紀末」的な、メガテン風に言うと極カオスな世界観である。メシアの居ない世界で力無き人間に救いがある筈も無く、食われる、ゾンビにされる、ぶつ切りにされる、死体をオブジェにされる、奴隷にされる、洗脳される、養殖される、カモられる(笑)とまさに任○堂やソ○ーのハード(というかコンシューマ)じゃ大破壊でも起きない限り不可能であろう描写の連続で、見事なまでに「女神転生」な世界観を構築する事に成功している。シナリオはと言うとこれまた秀逸で、各イベント一つ一つにストーリー本筋は勿論「真1」「真2」への伏線が散りばめられており、シリーズお馴染みの悪魔達の出典に対するオマージュもこれまでの「障り」的なものからかなりマニアックなものまでフォローしていて実に面白い。ことシリーズにあまり馴染みの無かったフェニキア、バビロニア系の悪魔達に対するオマージュはより一層新鮮に感じられる。これらの点に関して言えば本作品の「女神転生」度はシリーズトップクラスなのではないか、と思う。ちゃんとシナリオも「女神」「転生」だし。尚この辺はメガテン制作には「真2」以来となった鈴木大司教の手腕によるところが大きいであろう。まあグロ描写・性描写に関してはパソゲーってのがかなり大きかったんだろうけど…。そんなこんなでかなりブッ飛んだ出来になっている本作品だが、なにぶんコンシューマでない事や出荷数もあまり多くなかったという事もあって知名度はかなり低い。権利やら何やらがかなり大変な事になっている作品なのは事実だが、何時の日かこの不完全(過ぎ)な傑作(の、はずだ…)をアトラス自身の手で移植なりリファインなりしてくれる事を願う。(aba)残念ながら版権はアトラスには帰属しない(発売元たるアスキーのスタンスも判然としない)。有志が同人レベルで合弁会社として版権取得を目指しているらしいのだが。いかんせん、世紀末そのものが過ぎ去った新世紀としてはよりこれからの社会や精神に関わる悪魔のあり方も模索すべきなのかも知れない。メフィストフェレスよろしく、悪魔は人と共にあってこそ映える部分もあるのだから。(willseek)

偽刀虎徹〔ぎとうこてつ〕
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魔神転生2に登場する刀。ここでの「偽刀」とは模擬刀を指すのではなく偽物(贋作)の意。虎徹には贋作が極めて多く、出来の良いものの中には名刀と呼べるものさえも存在したという。そういった贋作虎徹で特に有名なものは、新撰組局長・近藤勇の刀。その銘の真贋は諸説あるが、他の名工の刀に偽銘が施された説が有力で、その説によると本来の銘は、幕末は新々刀期の刀工・源清麿。その切れ味は正宗に喩えられ「四谷正宗」の異名をとる。近藤の刀も本物の虎徹に劣らぬ切れ味を発揮したようだ。(「銘刀虎鉄」の項目も参照されたし。)(ICBT)

ギメル〔ぎめる〕 人名・キャラクター
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真2において理想郷アルカディアエリアを統治する人物。ギメルの名はヘブライ文字の3番目に由来し、メシア・プロジェクトの落とし子の一人である(名前は記憶回復イベントで変更可)。高い知力を誇り、芸術に親しみ自らハープを巧みに操る。だがその繊細さと極端な審判思想は過酷な時代に人々を導くには不適格と判断され、実験都市アルカディアの管理者を任される事になった。アルカディアは平和に満ちた理想郷に見えるが、実はターミナルアクセス後しか入る事ができない。そのカラクリを見破った時、ギメルは偽りの楽園の秘密を守ろうと襲い掛かってくる事になる。ビラビラの衣装と月桂樹の冠はギリシャモチーフ。その真の姿は生命維持装置に繋がれた不気味さを感じさせるものである。綺麗事だけ見ていようとするといずれは破綻するという事なのか。プレイヤーとしてはギメルの「跡」を継ぐか否かの選択は気になるかも(なお赤の他人の名前入力は認識用個人データがないので不可)。名前入力だけで変わってしまう救世主って哀しい…。(willseek)あえて「キングマッスル」と入力しようとしないアレフはちょっと堅物だと思う。(aba)ファミコン版2、真1は名前を付けたキャラは皆、仲間に加わったので、彼もそのつもりで名前を付けたら、盛大に肩透かしを食らってしまった。(HAZE)

ギャリートロット〔ぎゃりーとろっと〕 悪魔
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「早足の幽霊」といった意味の名を持つ犬の姿をした亡霊。東部イングランド・サフォーク州等に出没し、凶兆の妖犬・ブラックドッグの一種と考えられる。白く毛むくじゃらで雄牛ほどの大きさの輪郭がぼやけた姿だとか、人間の頭部を持つ犬の姿とされる。その前から逃げ出す者はどこまでも追って来るし、運良く逃げられてもその者は間もなく死を迎えるともされる。ソウルハッカーズ登場の最序盤レベル魔獣。いわゆる人面犬。とりあえず残HPに注意しつつ戦闘・交渉の練習相手に。(willseek)

ギャリーベガー〔ぎゃりーべがー〕 悪魔
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「幽霊野郎」転じて「驚かせる幽霊」といった意味の名のイングランド北部に出没する幽霊。闇夜に身体を光らせながら現れ、けたたましい笑い声をあげながらその骸骨のような姿を見せ付けたり、笑っている自分の首を脇の下に抱えていたりする。驚かせる事そのものが目的と思われるこの幽霊に命を奪われる事はとりあえずないらしい。ソウルハッカーズ登場の妖鬼。脅かしグッズを覗かせた骸骨男なビジュアルで、自分の頭を持ち上げている。意外にもリカームを覚えていたりする。性格は愚鈍なので合体してもらうのは早そうだ…。(willseek)

牛黄丹〔ぎゅうおうたん〕 道具
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「偽典・女神転生」によると「タオの秘術を用いて作られた薬」なのだという。そもそも丹とは中国で言われる不老不死を得るための霊薬のことであり、西洋において金を求める「錬金術」が盛んであったころ、中国では不老不死を求める「霊丹道」が盛んであった。真1ではディアラマと同じ効果のある回復アイテム。不老不死には遠く及ばない。(ARL)牛黄は「ごおう」と読むらしい。現実にも存在する牛の胆石を乾燥し、粉末状にした漢方薬の事。強力な解毒・解熱作用があり、意識混濁レベルの熱病には有効だそうである。強心作用もあるそうなので、量に気を付ければ強壮剤のようにも使えるかも。大正時代にもあったらしく、ある夫婦の夜の生活を救ったとかなんとか。(willseek)「牛黄」単体での読みは確かに「ごおう」であるが、それに丹が付く場合、読みは「ぎゅうおうたん」が正しい。ライドウ超公式ふぁんぶっくの用語集にも「牛黄」の読みについての記述がある為に誤解し易いが、50音順である用語の並びからもこの「牛黄丹」自体は「ぎゅうおうたん」と読む事が分かる。各種名称が平仮名表記であったSFC版真1時点での読み方はむしろ正確であり、「地返しの玉」「脇見の壷」「後藤」といった例からも、後付けの漢字表記の方が正確さを欠く事が多い様だ。(ICBT)

牛鬼〔ぎゅうき〕 悪魔
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日本の牛の頭に胴体が人間または蜘蛛になっている妖怪。山や海、川などの人里からは離れた所に棲み、時折通りかかる者を襲い喰らうとされた。日本の各地にはかつて牛鬼が現れたという「牛鬼淵」と呼ばれる場所が残り、その中には現在も付近の者が牛鬼の山車を用意し、お祭りの形で牛鬼を祀ったりする所もある。真2が初登場の妖獣。牛頭に蜘蛛の身体バージョンのデザインが採用されている。暴れまくりなどのパワフルな物理攻撃技を得意としている。力強き脅威として、油断はできない相手だ。(willseek)ヒト型の方は牛頭鬼が混じっているんだと思う(HAZE)

漁夫の指輪〔ぎょふのゆびわ〕 籠手
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カトリック教会の最高指導者であるローマ教皇が代々印章として右手の指にはめる金の指輪。ローマ・カトリックの祖である初代教皇ペトロが漁夫出身である事に因んでおり、ペトロが船の上から網を投げる姿が現教皇の名と共に刻まれている。この指輪は教皇が代わる毎に新しく作られ、それまでのものは教皇の死亡とともに破壊される。これは悪用防止の為とされる。NINEに登場するLAW専用の腕部防具。高い魔法防御とメギドの魔法が出色だが、ライト系悪魔のドロップアイテムとしてのみ入手可能なので入手難度は高め。先述の解説から、主人公達が入手してはマズイような気もする(まあ、そんなものは他にも大量に存在するが)が、NINEに限り、アイテムは全てヴァーチャル内のデータという扱いなので問題はない。(ICBT)

ギリメカラ〔ぎりめから〕 悪魔
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スリランカの黒い巨象の魔物。仏敵、魔王マーラの乗り物とされる。スリランカは仏教系の国であり、ヒンドゥ系であるインド南部とは何度も衝突を繰り返してきた。その為ヒンドゥの神々が仏敵として描写される事がしばしばあり、ギリメカラの場合はインドラの乗る聖なる象アイラーヴァタが悪魔化されたものと思われる。初登場はファミコン版2であり、その頃は「ギリメカテ」と表記されていた。AUTOに頼りきっていたプレイヤーは訳もわからずに攻撃をはね返されて全滅している自分の状況にあっけにとられた事であろう。その後のシリーズでは「ギリメカラ」に名を改めて何作も出演を果たし、下手をすると主人のマーラより印象に残っているかも知れない。その間一部の例外を除いて物理攻撃反射の伝統を守り続けてきた。種族は最初の幽鬼から邪鬼、そして邪神へと順調に出世を遂げている。(willseek)真3ではボスとして登場。マネカタのサカハギに召喚され、戦うことになる。きちんと対策を練っておかないと簡単に返り討ちに合うので注意。その後のダンジョンでは通常の悪魔としてエンカウントする。(MASA)DDSATシリーズには、軍曹という上級ギリメカラがいる。通常戦闘でギリメカラを瀕死にさせた上でターン内で倒せなかった場合、ギリメカラは「もう終わりだ軍曹が来る」のような発言をして去っていく。それで現れるのがひとまわり大きいこのギリメカラである。ネタ的(敵)ではあるが、「ロストワード」等の洒落にならないスキルを連発する凶悪な奴である。1では大抵すぐに去っていくのだが、2では容赦なく襲いかかってくる。2では羅刹モード時に遭う恐れもあり、せっかく物理反射を無視できる羅刹モードであるのに結局注意して戦わなければならない(そもそも羅刹モード時は注意すべきだが…)。プレイヤーはますますギリメカラを嫌い憎むのであった…しかし、軍曹に怯えるギリメカラは何だか可愛い。(テラダイン)

ギルガメシュ〔ぎるがめしゅ〕 悪魔
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メソポタミア神話に登場した半神の英雄。 名前は古シュメール語の「ビルガ・メズ(祖先・英雄)」が由来とする説もある。3分の2は神、3分の1は人間という。 古都ウルクの王であるという。シュメールの都ウルクの遺跡から出土した王名表の大洪水後のウルク第一王朝第5番目の王にこのギルガメシュの名がある。親友エンキドゥとともに魔物フンババ(フワワ)を倒すなどの英雄叙事詩が粘土盤の記録に語られている。エンキドゥを失った後は永遠の生命を求める旅にでるが得ることはできなかった。 初登場なのは真・女神転生デビルチルドレン白の書。アトラス関係のイベントでしか仲間にできない。真・女神転生デビルチルドレン光の書・闇の書・炎の書・氷の書ではエクストラダンジョン、交換、バトルネットで仲間にすることができる。(シシン)現代の視点から、彼の物語を古代都市文明の興隆とそれに伴う自然破壊の物語と読み解く研究者もいる。ギルガメシュは国家の為に必要な農地や建築材・燃料を確保する為に聖なる杉樹林を侵し、守護聖獣たるフンババを殺した訳だが、その行き着いた先が現在のイラクからシリアに広がる荒れ果てた大地なのである…。(willseek)

ギルガメシュの鎧〔ぎるがめしゅのよろい〕
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偽典より、入手方法不明品。他にも兜・篭手・脚甲の防具一式が存在。いずれも黄金の武具、兜に関してはさらに「角兜」と解説される。神話においてギルガメシュが黄金の武具を用いたという記述は存在せず、これらはナムコのゲーム「ドルアーガの塔」が元ネタ。神話のギルガメシュを由来とするゲーム主人公ギルがアヌ神から与えられた、勇気を力に変える黄金鎧との事。その兜はゲーム内画像では確かに角兜となっている。尚、ゲーム原典で登場するアイテムとしての防具部位は兜・鎧・篭手・「盾」で、脚部位に該当するアイテムはジェットブーツのみである。他ではノベルゲーム「Fate/stay night」もこれを引用し、黄金鎧を纏ったギルガメシュが登場している。(ICBT)

ギルタブ〔ぎるたぶ〕 悪魔
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DDS1,LB3より。FC版1では種族が獣人である事から、ギルタブそのものではなくギルタブリルを指していたと思われる。又、LB1で登場する「サソリおとこ」もギルタブリルの事か。解説は「タムズ」や「パピルサグ」も参照。ギルタブとはシュメール語・アッカド語で蠍を意味する。神話における蠍は死と冥界を象徴し、イシュタルの夫タンムーズと敵対しこれを殺す。後世にはキリスト教の支配により貶められたタンムーズ神にその姿が取り込まれ、蠍の悪魔タムズが生み出された。かつてのバビロニアでは蠍座自体が、現在でも蠍座を構成する星の一つがギルタブと呼ばれる。ギルタブ・リル(ルル)では蠍人間の意味となり、マルドゥークと敵対するティアマトが生み出した11の怪物の内の一体にその名がある。ギルガメシュ叙事詩では太陽神シャマシュの配下として、地の果てのマーシュ山でギルタブリルのつがいが門番を務めており、不死を求めるギルガメシュに冥界の門の通行を認めた。彼等の姿は名の意味である「蠍人間」以上に複雑で、全体的には人に近いがその脚は鳥、男根は蛇頭、蠍の尾と4枚の翼を持ち、その容姿の恐ろしさは死に喩えられた。(ICBT)

ギロチンアクス〔ぎろちんあくす〕
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序盤にカオスサイドを象徴する武器。青怪人が持っている。命中率を考えなければ他の武器に比べて最も攻撃力が高い。ギロチンで使う刃のように、大きく重く鋭いのであろう斧。力を持って破壊を行うカオスサイドにはピッタリな武器である。(ARL)西洋各地の博物館に実物が展示されている処刑用の首切り斧。両手持ちのポールアックスだ。ギロチンが発明され、普及するまでは実際にヨーロッパ各地で用いられた。フランス革命以降のヨーロッパでは斬首刑は見世物的に公開される習慣が増え、衆人環視の中で振り上げた斧を見せ付ける為にか柄は長く、斧の金属部は重量を持たせ厚めに作られている。大衆は処刑ショーさえ見物できれば処刑される者の運命には頓着しないのが常であった。(willseek)

銀座〔ぎんざ〕 地名・場所
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有名デパートやブティック、宝石店等の高級店のショーウィンドウが並ぶ華やかな繁華街と、夜は高級クラブで賑わう多くの顔を持つ街。元々は海だった地域であり、徳川幕府が慶長17年(1612年)に江戸城東側を埋め立てて銀貨の鋳造所を現在の銀座二丁目辺りに移転した事が名前の由来である。明治期に洋風建築が積極的に導入され、ハイカラで時代の先端を行く街としてのイメージが定着していった。戦争の惨禍を乗り越え復興した銀座には多くの路線が集中し、高度経済成長の波に乗って世界に名だたるショッピング街、文化の街、オフィス街として発展を遂げてきた。日本のマクドナルド1号店が置かれたのもここ銀座である。有名な銀座大通りの歩行者天国は昭和45年(1970年)に開かれ、土・日曜日には家族連れで賑わいを見せている。 (willseek)

銀のスプーン〔ぎんのすぷーん〕 道具
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P4より、運上昇のアクセサリ。英語の「silver spoon」は裕福さ、特に継承された富の象徴とされ、裕福な家庭の生まれを(しばしば揶揄の意味を込めて)「銀のスプーンを咥えて生まれた」と表現する。その起源は、中世欧州の教会で行なわれる洗礼式ではスプーンを贈る習慣があったが、その材質は身分や裕福さによって異なり、特に銀製のものは上流階級に限られた。重量や大きさに比して高価であり数も揃っている為、盗人が狙う代表的な物品として知られる。又、抗菌作用のある銀を用いた食器が衛生面で効果的な事は当時でも既に経験則的に知られていた様だ。現代では裕福に育つ様にとの願掛けの意味で出産祝いに銀のスプーンを贈る習慣として残っており、裕福な家庭の親が子に望む物を何でも買い与える「シルバースプーン症候群」といった言葉もある。(ICBT)

銀の弾丸〔ぎんのだんがん〕 弾丸
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銀で出来た弾丸である。古くから狼男や吸血鬼に効果があるとされている。よって破魔性能を持ち合わせた弾丸となっている。威力は神経断と同程度。使う相手次第では高い効果を発揮する。(ARL)銀には抗菌・殺菌作用があり、銀製のビンに水を蓄えたり、牛乳に銀製のコインを入れて殺菌したり、腐りやすい食べ物を銀のフィルムで包装すると腐敗せずに長く保存出来る事が古くから経験的に知られていた。銀製の器やフォーク・ナイフ等も腐食しにくい貴重にして実用的な抗菌食器であった。現代医学の研究においても、銀イオンには650種以上の細菌・バクテリア・ウイルス・カビ等に対して有効な殺菌・抗菌効果がある事が認められている。こうした不変性・死に繋がるイメージである腐敗を遠ざける効能から銀は神聖視され破邪の効力を持つ物質として捉えられるようになったと考えられる。(willseek)マシン系にはダメージを与えられないので注意。真1の警視庁でひどい目にあったのは私だけではないはず。(jet54)

銀の弓〔ぎんのゆみ〕 道具
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NINEでは地母神アルテミス専用プラグイン、ペル2罰ではMOONアルテミス作成の為のマテリアルカード。ラバスペでは武器として、LB3では「アルテミスボウ」の名となる。狩猟の女神アルテミスの持つ弓。アルテミスが3歳の誕生日の時、父ゼウスへ望んだ6つの願い事の内の一つがこの弓を得る事であった。彼女自身が海底に居るサイクロプスの一人ブロンテスの元へ赴き、空になることのない矢筒と併せて製作させた。アポロンの持つ黄金の弓と対となり、人間の女性を射抜いた際は苦痛無く即死させるという。元々は両者の持つ弓は逆であり、アポロンが銀の弓、アルテミスが黄金の弓であった。アポロン・アルテミスがヘリオス・セレネと混同され太陽神・月神の性質が加わった為に、そのイメージから金・銀の弓が入れ替わったとされる。(ICBT)

クイーンウィップ〔くいーんうぃっぷ〕
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女王の名を冠する強力な鞭。鞭と言えばアメリカのカウボーイ達が用いた「ブル・ウィップ(牛追い鞭)」と呼ばれる、生皮を編んで作られた物が有名だ。長い物では3m以上もの長さがあり、カウボーイ達が牛の群れを追い立てる際には牛を打つよりも、鞭を振った時に生じる音で群れを誘導する場合が多い。熟練者が振る鞭の先は音速に達し、衝撃音が生じるんだとか…!また鞭を振った際の遠心力で編まれた皮が伸び、相手に命中した瞬間にその編み目が対象に喰らい付くように縮む事で、裂傷を起こすだけでなく肉に絡んでえぐり取ってしまうという、えげつない追加ダメージもある。使い手次第では数打で人を死に至らしめる事も可能という、意外に殺傷能力の高いブツなのだ。ソウルハッカーズ後半の女性専用武器で、鞭では最も強力。黒ヤギの皮で作られているという。敵前列全体に攻撃出来る。ビデオマッスルで購入出来る以外に妖精ティターニアが落とす事もある。(willseek)P3NBでは「女王の鞭」の名で登場。真2からRONDEまでは「クイーンビュート」の名であった。「ビュート」が本来は鞭の意味を持つ語ではない事から、本作で「ウィップ」に修正された様だ。ハッカーズ以降、メガテンシリーズにおいて「ビュート」の名を持つ鞭系武器は大元である「レッドビュート」以外は登場していない。(当時の名称をそのまま使用しているリメイク作品・携帯アプリ作品を除く。)又「クイーンビュート」の名はメガテンとは無縁の他メーカーの作品にも登場する事があるが、初出は恐らく真2である。SMプレイに使用される所謂「女王様の鞭」なので、武器としての登場はジョークの様なものだろう。当初は序盤用の最低ランク武器であったのだが、後の作品では一転して最高クラスの性能となっている。製作スタッフの趣味の反映だろうか。(ICBT)

クイーンメイヴ〔くいーんめいう゛〕 悪魔
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ケルト伝承におけるコノート王アリルの妃、メイヴ女王。その権威は時として夫である王を超える女傑であり、ドン・クアルンゲという名の名牛を手に入れようとアルスター王国を攻め、英雄クー・フーリンと長く争った。アルスター遠征に失敗し、退却途上で泉で入浴中にアルスター王の子フォルバに投石器で狙撃され命を落とす。後に夢を支配する妖精の女王とされるマブと混同・同一視され、時に悪夢を見せる夢魔の女王とも考えられるようになった。真3に登場した上位の夜魔。合体で作成する事はできない。魔力に大いに優れ、電撃系や回復系魔法が強力。ハイピクシーから変化するが、そのけばけばしい姿にシンジュク衛生病院のピクシーから連れていたプレイヤーは大いにショックを受けたという…。(willseek)真3で、合体で仲魔にすることはできないが、敵としても登場するので安心である。交渉で仲魔にした方が、ピクシー→ハイピクシーから変化のがっかり感が薄れて良いかもしれない…魔法の際の掛け声が「地に墜ちな!」に聞こえて何だか魔女らしく感じる。しかし、断末魔がリリムのに似ている気がする(もしかしたら同じかも)。(テラダイン)

クイックシルバー〔くいっくしるばー〕 悪魔
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騒霊とされるポルターガイストで女性とされるもの。男性のポルターガイストよりなお騒々しく、洋服ダンスの中身をぶちまけたりかん高い笑い声を立てたりして、眠っている家人を起こしてしまう。特に英語圏の国々に現れるものは口紅等で鏡や窓ガラスに頭文字の「Q」を書き残していくとされる。一箇所での滞在期間は短いらしい。移り気な女性らしいという事か?ちなみに英語で「水銀」も意味している。デビルサマナー登場の序盤レベル悪霊の一つ。ヒステリーを起こした女性っぽい顔が見える。電撃をくらうのはうっとうしいので破魔か物理攻撃で排除しよう。(willseek)

クーパースミス〔くーぱーすみす〕 人名・キャラクター
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デビルサマナーにおいて在日米軍平崎基地の補給部隊の司令を務める男で、階級は大佐。その容姿はかつてのGHQのマッカーサー司令を彷彿とさせる。中華街の異界化事件を解決した主人公に陳健民から紹介された。大佐は己の職権を乱用し、武器庫の兵器を主人公相手に販売するのであった。…酸いも甘いも噛み分けて生きていくのが大人社会である。(willseek)

クー・フーリン〔くーふーりん〕 悪魔
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アイルランド、アルスター神話における英雄で光の神ルーグの息子。幼少時から大変に美しく、勇猛な少年セタンタとして知られたが、戦闘の狂気に囚われると凶暴化すると共に世にも恐ろしい姿に変化したという。ある時うっかり鍛冶屋クランの獰猛な犬を打ち殺してしまい、そこで償いの為に犬の代役を申し出て、クランの猛犬、クー・フーリンと呼ばれるようになった(真1・2のクーフー・リンという区切り方は誤り)。武者修業の為に「影の国」に出かけ、そこで戦いの女神スカアハに武術や魔術を学び、最後に魔槍ゲイボルグを与えられた。またスカアハと対立していたオイフェという女戦士を打ち倒し、息子コンラを生ませた。クー・フーリンはその後も活躍を重ねるが知らずにわが子コンラと戦い殺してしまったり、コノートのメイヴ女王との戦いの中で友人ファーディアを死に追いやるなど、悲しみに満ちた戦いも多かった。最後は自らのゲッシュ(誓約)を逆手に取られて魔槍と力を奪われ、自らの武器に貫かれて立ち往生という最期を遂げる。その亡骸の肩には鳥の姿になった戦場の女神モーリアンが別れを告げに止まり、その死を悲しんだという。女神転生プレイヤーで知らない者はいないだろう。ファミコン版1から幻魔として登場し、以後妖精などに種族を変える事もありつつ、強力な攻撃技+タルカジャ等実用的な補助魔法の使い手として登場を重ねてきた。父親ルーグは妖精王とも考えられるので、種族は妖精系になっているのだろう。ディテールの変化はあるものの、一貫してハンサムな容姿で登場を続けている。…バーサークモードのデザインで出されたら阿鼻叫喚の反響になると思う…。(willseek)凄まじいことで知られる彼の死に様だが、その描写には処刑時のイエスの姿が重ねられている…という説がある。すなわち、自らを括りつけている岩=十字架、臨終を看取るモーリアン=聖母マリア(またはマグダラのマリア?)というような見方である。この死に様がキリスト教の影響から作られたのか、それとも偶然似ているだけなのかはわからない。しかし神話上でクー・フーリンが活躍した時代に女神マッハの呪いでアルスター中の兵士がダウンしてしまっていたこと(彼は被害を免れた)、また実際にダブリンの中央郵便局にある彼のブロンズ像がイースター蜂起(1916年にアイルランドで起こった、イギリスからの独立を目的とした武装蜂起)の犠牲者を追悼して建てられたものであることも考えると、クー・フーリンには救世主としての性格も大いにあるのではないかと思われる。ひょっとすると彼がメガテン常連悪魔なのは、単に人気があるからだけでなく、こうした「メシア」的な側面を持つからなのかも…というのはさすがに考え過ぎか。一方でアイルランドには「ノックメニーの伝説」というものもあり、この話に出てくるクー・フーリン(作中ではククーリン等と表記されたりするがモデルは間違いなく彼だろう)は暴れん坊な大男でしかも敵役(!!)である。そして彼は臆病なフィン・マックールにまんまと騙されて敗北することになる。…アイルランドの二大英雄が凄まじいことになっているぞ。もっともこの伝説も、クー・フーリンが武勇に優れ、フィン・マックールが知恵に優れる者でなければ生まれることはなかっただろうし、彼らが人々に本当に讃えられているからこそ語り継がれてきた話なのであろう。一方向的に賛美されるだけでは真のヒーローではないのだ。コミック『真・女神転生外典 鳩の戦記』では主人公の仲魔としてメインキャラになっていたりする。本編でもカバー下の漫画でも苦労人。(Sakanon)クーフーリンとして有名な彼だが、某炎の紋章SRPGでのホリンの名もまた印象深い(HAZE)

クールミトン〔くーるみとん〕 籠手
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女神転生2より、対火炎相性を持つ女性用のミトン型手袋。NINEでも登場。ネーミングは「クールミント」のパロディ。但し「クールミント」という種のミントは存在せず、ロッテの商品「クールミントガム」の名より。以後この名はミントの爽快さを表わす語として他メーカーの商品にもしばしば用いられている。(ICBT)ミトンという防具の歴史は古く、某元祖CRPGの2作目でWinter mittenという名で登場。魔法がかかっており、伝説の装備を除く最強の防御力を持ち、かつ冷気耐性がある。(HAZE)

クエレプレ〔くえれぷれ〕 悪魔
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スペインの翼竜の一種。クエレブレが現地の発音らしい。若い内は陸地の泉に棲んでおり、人間や家畜を襲って血を吸う事があるという。歳を経て鱗が硬くなると地底に通じる泉や海底に移り住み、財宝を守る。クエレブレに襲われないようにするには、大麦とトウモロコシで作ったパンを供えるとよいとされる。デビルサマナーが初登場の龍王。ワイバーン系の姿はドラゴン好きの心にアピールする事だろう。交渉中のケモノ口調も素朴な感じでいい。氷結系と物理攻撃向きのようだ。(willseek)

クガタチの湯〔くがたちのゆ〕 道具
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真3のジャンクショップで購入可能なアイテム。使用した対象の仲魔が変化するか否かと、変化が起こる場合はその時期(レベル)が近いかを判定する事ができる。クガタチは盟神探湯と表記し、沸騰した湯に手を入れて火傷の有無で正誤を判定する、今からすると結構乱暴な日本古代の裁判儀式である。(willseek)ネット等で簡単に攻略法が取得できる昨今。おそらく真3で一番使われないアイテムだと思うのは私だけだろうか(笑(MASA)

久久能智〔くくのち〕 悪魔
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記紀神話に登場する樹木の神で、句句廼馳とも。イザナギ・イザナミの二神が国生みの後に産んだ神であると言われる。「久久」とは草木の成長する「茎」を表しているとされ、「智」は男性を表す接続語であるので男性の樹木を司る神であるとされる。日本は生活に樹木が深い関わりを持っており、ククノチは特に建築材として用いられた木々への感謝の念が生んだ神であると言えるだろう。樹木は神の宿る依代としても一般的だ。デビルサマナーシリーズに登場する神樹。蓮のような茎の長い花に腰掛けた美男子の姿で、髪は新芽が芽吹いている。どちらかと言うと補助系スキルが多めなので継承スキルで工夫しよう。火炎攻撃には極めて弱いので注意だ。(willseek)

クグツ〔くぐつ〕 悪魔
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一般的には操り人形を指す。真1にて登場。昔から人の形をした物には霊が乗り移りやすいとされる。ゲームに登場するクグツは、廃棄処分となっていたマネキンが、その悲しみから自ら霊を呼び寄せ、動き出した物なのかもしれない。(ARL)剣攻撃が効きにくく、ガンガン仲間を呼んでくるので、装備や仲魔が整っていない序盤では舐めてかかると危険な相手。特に主人公が一人のときに出会ってしまうと、数に任せた攻撃の前に倒されてしまう可能性大。少なくとも病院をクリアするまでは、出会ったら即刻ESCAPEすることをおすすめしたい。(CF)

傀儡師〔くぐつし〕 悪魔
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人形を操る技も、熟達の域に達するとまるで生きているように人形を動かす事ができる。そこに人形に魂を宿らせているという想像が生まれ、霊的な技能があると考えられるようになる。クグツシは操る人形に魂を降ろし、人や魔物の姿に変化させ、使い魔として自在に操るのだ。真2にガイアーズの一者として登場した。ただしゲーム中に登場する者は下位の存在らしく、操れるのはクレイジーダミーやT93Gのジャンク程度のようだ。(willseek)彼等は当然CHAOSなのだが操られるマシンは命令に忠実であるためにLAWになるという(出羽 姫歌)

草薙の剣〔くさなぎのつるぎ〕
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倭建命が叔母の倭比売命から授けられる。元は建速須佐之男がヤマタノオロチから得た天叢雲の剣である。天皇家第十二代に当たる景行天皇は、美濃に住むという兄比売と弟比売の美しさを聞き、息子である大碓の命に連れてこいと命令した。しかし大碓の命はその二人の美しさに惚れ込んでしまい、横取りして偽者を父の元へ送り届けたのである。景行天皇はすぐにそれに気づき、それを知った大碓の命は朝夕の食事の席に出てこなくなった。そこで景行天皇はもう一人の息子である倭建命に「朝夕の食事は大事な儀式。参加するように伝えてこい」と言ったのであるが、建は厠に立った兄を捕まえ手足をもぎ取り殺し、その死体をこもに包んで投げ捨ててしまうのであった。さすがに景行天皇もこれには驚き、それ以降建を恐れるようになる。その後建は鉄砲弾のように各地を転戦させられるのであるが、相模平定の際、国造に騙され草原の中で焼き討ちにあう。しかし建は辺りの草を刈り、それに火打ち石で火を付けた。するとたちまちその火の勢いは自分を焼き殺そうとしていた炎を上回り、逆に国造達を焼き殺したのであった。それ以降、草を刈るときに使われた天叢雲は草薙の剣と呼ばれるようになった。某格闘ゲームで草薙=炎と結びつけられているのはこの辺の経緯によるもの。草薙の剣=炎の剣なのである。しかし同じ炎の剣として火之迦具土が存在するのがまた面白い。ゲーム中ではあまりに地味な存在。天叢雲の方が強いというのは、やはり古代の物の方が神的霊力が勝っているということなのであろうか?真2では天叢雲と同一視され出てこない。(ARL)日本国三種の神器の一。平家滅亡と共に壇ノ浦に沈んだとされ、現存する物はレプリカである。逆説的に言うと、八咫鏡(ヤタノカガミ)、八尺瓊勾玉(ヤサカニノマガタマ)の二つは本物であるとされている。(鏡については諸説有)()デビルサマナーでは上位に位置する強力な剣で、これがないと最上位クラスの合体剣を作ることは全くできない極めて重要なアイテムである。(willseek)「偽典」では氷結属性。たぶん大河の化身であるヤマタノオロチの身体から出てきた、というルーツとヤマトタケルの件のエピソードから水の属性と位置付けられたのであろう。安徳天皇とともに壇ノ浦に沈んだ、というのもあるかもしれない。便利は便利だが、やはりヒノカグツチの材料というイメージ。(aba)SFC版真1や魔神1では「くさなぎのたち」であり、これは「古事記」での表記「草那藝之大刀」に倣った名である。「大刀(たち)」とは「剣(つるぎ)」とほぼ同義で反りの無い刀剣を指す言葉であり、片刃の曲刀(所謂「日本刀」)の登場以前に日本で用いられた大振りの刀剣の呼称である。両刃を指す「剣」に対し「刀」は片刃を指すという区別は後世によるもので、当時は必ずしもそういった区別はなかったとされる。もしくは海外ではこういった日本由来の刀剣は全てサムライソードとして分類される事もよくあり、それが日本に逆輸入され「太刀」とされる場合もあるのだとか。(ICBT)道教で神器とされるのは鏡と剣。あと護符。勾玉は後付けで、元々は三種の神器ではなく二種の神器が天皇位継承に使われてたらしい。因みに勾玉は天皇の位ではなく天皇家当主の継承の証だったのだとか。鏡は宗教権力、剣は軍事力、勾玉は豊穣の象徴とか言われるのは恐らく後付け。おまけにこの剣と鏡、道教ではワンセットだけどそもそも鏡は天皇家のお宝だったけど、剣の方は敵対部族から分捕ったものらしい。なので、剣が天皇家にたたる為に身近に置かずに神社に封印してたって説があるそうです。鏡は太陽神の性質ゆえに火の属性、剣は雨雲と共にあるので水の属性、その両方がそろって農耕民族の支配者の証となるのだそうです。なお、草薙の剣と、良く混同される十握剣・銘-天羽斬とは、元はといえば本当に一つでした。中国漢帝国の創始者である劉邦が所持していた斬蛇剣の神話が元になっているのだとかで、そのドラゴンスレイヤーの性質と、水を統べる性質を分離して二つの剣の神話に分けたのが天羽斬と草薙剣なのだとか。(花梨)ps版真1ではこの剣を銃として使う者もいる。(Noir)

クシエル〔くしえる〕 悪魔
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神の厳しき側面を象徴する天使として「懲罰の天使」または「処罰の天使」と呼ばれる者達がいる。ドゥマ、クシエル、ラハティエル、ショフティエル、マキエル、キトリエル、プルエル(プリエル)、プシエルが候補に挙げられており、この内七名で神の御名の下災厄をもたらすべく立ち働くとされる。この内クシエルは「神の厳格なる者・厳しき神」を意味する名を持ち、手に持つ炎の鞭で神に背く国を罰するという。真2に登場した比較的上位の大天使。左腕の飾りが炎の文様を思わせる。それなのに扱う魔法は氷結系…。再登場があるなら火炎系に改めて欲しいところだ。(willseek)

櫛名田姫〔くしなだひめ〕 悪魔
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櫛名田姫命。国津神である足名椎と手名椎の娘で、須佐之男命に八俣の大蛇から救われた後、嫁となった女である。高天原を追放された須佐之男が出雲の肥の河上流にある鳥髪を旅していたところ、川に二本の箸が流れているのを見かける。「これは上流に住む人有り」さっそくそちらに向かって歩いていくと、そこには悲しみに暮れる老夫婦と一人の娘が居た。老夫婦いわく「八俣の大蛇という怪物が毎年越の国から現れて、そのたびに我等の娘を一人ずつ喰っていき、今や残ったのはこの子ただ一人」。その話を聞いた須佐之男は大蛇を倒すことを約束し、代わりにその娘を貰い受け、櫛に変身させて自らの髪に飾ったのであった。これが櫛名田姫の語源である。大蛇を倒した須佐之男は、島根県の大東町にあたる土地を「須賀」と名付け、櫛名田姫との新婚生活を送る宮殿を建てた。二人はそこで多くの子供を産んだ後、須佐之男の当初の目的であった黄泉への旅を続けたのであった。(ARL)真3では頼れる回復役。しかし魔法を使うときのあの笑い声が…(iqn)「櫛稲田姫」とも表記され、これは彼女が水田の稲の実りを象徴する女神である事を表し、彼女と雷神・天候神とも考えられる須佐之男が結び付く事で豊かな秋の実りに繋がるとも考えられる。(willseek)

奇魂〔くしみたま〕 悪魔
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奇御魂とも書き、日本古神道における神や人を構成する一霊四魂の概念の内、特に知性や神秘を象徴する魂。自然の奇跡による恵みや変化、人がそうした現象を捉える心の動きにはこの魂が関わっているとされ、青・緑・黄緑を象徴色とし幸魂と対に考えられる。デビルサマナーが初登場の精霊。精神的活動を象徴するものとして、奇妙に歪んだ顔をあしらったデザインになっている。合体に利用すると他の仲魔の魔力や体力、速さを引き上げる事が多い。(willseek)

クジャタ〔くじゃた〕 悪魔
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世界を支える途方も無く巨大な牡牛。それぞれ4千の眼、鼻、口、耳、足を持ち、各々の器官までの距離は人間の足では500年掛かるとされる。イスラムの宇宙論では、クジャタは大海の巨大魚バハムートの背に乗り、ルビーの岩山を背負うとされる。そのルビーに一人の巨大な天使が乗り、大地を支えている。 登場作品は「真・女神転生3-NOCTURNE TRPG~東京受胎~」(Mr.ダルクン)

楠公の兜〔くすこうのかぶと〕
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魔神2、楠公シリーズの防具の一つ。尚、作中に楠公自身が登場したり関連したイベントがある訳ではなく、これらの入手は唐突なものとなる。「楠公」の読みは正しくは「なんこう」、楠木正成の通称。朝護孫子寺に現存する兜が楠木正成のものだとされる。その前立は失われているが、残された部分から鍬型と剣を併せた形状であった事が推察されている。又、正成は兜の中に摩利支天の小像を篭めていたといわれる。(ICBT)

葛葉〔くずのは〕 人名・キャラクター
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デビルサマナーシリーズにて、悪魔を用いて人の世の霊的調和を保とうとする一族の名称。主人公としてプレイヤーが触れる者達も多いだろう。元イメージは平安時代以来の占術や呪術によって自然の流れを読み、和らげ世の中を守るとされる陰陽師、さらにその中でも伝説的存在である安倍晴明である。晴明は謎が多いゆえに多くの伝説が伴っており、彼の母親が信太の森(現在の大阪府和泉市周辺)の霊狐、葛葉だとする伝説から葛葉一族の名は採られているのである。ゲーム中の葛葉一族は宗家と呼ばれる者とその者と共に飛鳥時代に一族を興したとされる四人のサマナーが始祖におり、中心となるその五人の名は一族の中核を成す者達に代々受け継がれる。葛葉の家系にはそれぞれ得意な術の系統があり、ライドウだと神道系、キョウジだと呪符や依り代を利用する陰陽系、といった具合に分かれている。ちなみにキョウジは四大家系の一つの分家にあたる。(willseek)四大家系はライドウとゲイリンがアバドン王にて確認できる。キョウジは四大家系には当たらず、大正時代に新たに認められた系譜のようだ。(つめきり)

葛葉キョウジ新たなる名乗り〔くずのはきょうじあらたなるなのり〕 出来事
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デビルサマナーにて、葛葉キョウジの身体に宿り、事件を解決した主人公がレイ・レイホゥに呼び名を確認されるイベントの事。運命の悪戯により、デビルサマナーという社会の陰で悪魔と戦う男の身体に宿った主人公は複雑な想いを抱えつつ、敵対していたダークサマナー、シド・デイビスを倒し、怨霊による大破壊の陰謀を見事阻止した。だが主人公の魂は元の肉体に戻るにはもはやあまりにもデビルサマナーの肉体と精神に馴染み過ぎていた。主人公はデビルサマナーとして、元のキョウジより望ましいやり方でやっていこうと決意を固めたと思われる。その時相棒のレイ・レイホゥに「キョウジ」と元の名前のどちらで呼ばれたいかを尋ねられる。答えはプレイヤーが選べるのだが、過去との決別を示す為にもキョウジの名を名乗る事を選んだのではないだろうか。だからこそ、ソウルハッカーズでのマダム銀子の近況説明セリフ、「頑張っていますよ。自分の思いを信じて…」が嬉しい。実はゲーム中最強の裏ボスをやってたりするのだが。(willseek)

葛葉ライドウ襲名〔くずのはらいどうしゅうめい〕 出来事
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葛葉ライドウ物語冒頭、主人公が最初の試練を突破し(でないと話にならない)葛葉一族の中でも由緒ある名「葛葉ライドウ」の十四代目を襲名した出来事。葛葉一族中核の者達の名前は代々、一族の中で選りすぐった者に引き継がれる。霊力で老いが遅くなり、常人より長くその任を務める事もあるようだ。大正20年において葛葉ライドウの名を継いだ主人公は重責と組織のしがらみを背負いながら、いかなる人間的成長を遂げ、次代に繋いでいくのだろうか。襲名とは親や師匠・先達の名前を継ぎ、芸や技術を受け継ぎ後世へ伝えていく儀式・風習。血縁世襲に限られないのが特徴で、日本独特の文化制度と言える。今も歌舞伎や能狂言、文楽、落語、邦楽邦舞などの伝統芸能で行われる。代々継がれる名前は名跡(みょうせき)と呼ばれ、市川団十郎のように300年越しのものも存在する。襲名には先輩師匠はもちろん、客や興行元などの多くの人々からその技術、人気、人格などがその名に相応しいと認められる必要がある。名が受け継がれるというのは歴代の技術と地位と信用を引き継ぐという事であり、受け継いだからにはその名に相応しくあるように日々精進し、また先代達の負ってきた責任も果たしていく必要がある。そのプレッシャーを乗り越え、人間として更に成長を遂げる事を望まれるのだ。(willseek)

九頭龍〔くずりゅう〕 悪魔
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日本では箱根・芦ノ湖に祀られる九頭の龍神。元々は毒を吐く邪龍だったが、萬巻上人に調伏され、善神になったという。他にも長野県戸隠の地主神九頭龍大神など、古くから水神として信仰されている。中国においては九は陰陽思想における最大の陽数とされ、また風水思想に関連して大地を巡るエネルギー(龍脈)が龍に喩えられた為、こうしたイメージを合わせてゲームにおける大地のエネルギーを集約した存在としてのクズリュウが想定されたのであろう。確かに日本地図を見ると北海道を頭部、九州辺りを尻尾に見立てた龍に見えなくもない。真2クライマックス近くに登場する巨大な大地の龍。そのスケールから神霊とされている。物語中では世界を崩壊させない為、九つあるという頭の一つしか目覚めていない。全ての頭で襲ってきてたらさぞ脅威になった事だろう。頭一つでは戦闘力はより小さな魔王達にも及ばず、普通に残りHPに気を付けて戦えば十分勝利できるだろう。(willseek)時にその名の響きと水神というところからある神との関連性が……おっと、誰か来たようだ(来駕)

クタム〔くたむ〕 悪魔
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女神転生1より、そのまんまカニの姿を持つ精霊の一種。それなりのタフさと全体回復魔法を持ち、ボス戦にも耐える回復役としての活躍が期待出来る。LB3でも登場。マレー語で「蟹」の意味。マレーシアで崇められる「モヤン・クタム(蟹の精霊)」の事であるらしいが、具体的にどの様な伝承があるのか、記述のある資料が見付からず不詳。マレーシアの神話では創世と共に生まれたといわれる程遥か昔から存在する巨大な蟹がおり、この蟹が海面から顔を出したり海の中へ身を沈めたりする事で潮の満ち引きが起こるという伝説がある。この巨大蟹を指すのかは不明だが、少なくともマレーシアで蟹は神聖視され得る生き物である様だ。(ICBT)

〔くだ〕 悪魔
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クダギツネ・飯綱(イヅナ)とも呼ばれ、「管使い・飯綱使い」と呼ばれる術者に使役された、東北地方や信州に伝わる人に取り憑くキツネの妖怪。普段は術者によって竹筒の管に入れて飼育・制御されている。術者はクダを行使し、占術や呪術に利用したとされ、犬神に近い用途と言える。人に取り憑く場合は、手足の爪先から皮膚へと侵入するとされ、クダに取り憑かれるとあまり飲食をしなくなる代わりに生味噌を食べ始めるようになるという。ソウルハッカーズに登場した珍獣。胴が長く、後ろ脚のない狐の姿である。イヌガミと同じく霊体の表現なのだろう。犬神よりは深刻な害が少なかったようなので、珍獣に配されたと思われる。デビルサマナーシリーズのマダム銀子や葛葉ライドウのように、管を悪魔召喚の道具に用いている者は多いようだ。人間と悪魔との付き合いはコンピュータの歴史よりもはるかに長いのだから。(willseek)

九段〔くだん〕 地名・場所
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様々な銀行の本店があるというイメージが強い九段。二・二六事件の際、ここの軍人会館に戒厳司令部が置かれた。日本武道館に行く際、ここの九段下駅から行く人も多いのでは無かろうか?ゲームでは真1に登場する地名ではあるが、破壊後で何も残っていないため、気づかずに素通りしてしまう人も多い。(ARL)

〔くだん〕 悪魔
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牛の体と人間の頭、もしくは人間の体と牛の頭を持つとされる妖怪。 江戸時代から昭和前半まで日本各地で一種の都市伝説として様々な目撃談が伝わっている。大抵出現時に不吉な予言を残す事が多いとされ、日本の太平洋戦争敗北も予言したとされる。「件」の字は「人」と「牛」に分解できる為、「件の如し」の「件」の意味を知らない者が憶測で「クダン」という生き物がいるのではないかと誤解し、妖怪クダンは誕生したのではないかと考えられている。ペルソナ2に噂悪魔として登場した。また葛葉ライドウでは物語中盤以降にしばしば遭遇し、帝都の崩壊や再生を予言していく。ついでに倒せば合体で仲魔にもできる。(willseek)雄の予言は必ず当たるが雌の場合その予言を回避する方法を教えてくれるという話もあるようだ。ちなみに、件は人間だったという説もある。皮膚の病気の人がいて、そういう人がモデルになったともいわれる。第二次世界大戦の敗戦は予見していた人もいるのでおかしくはないかもしれない。(daidai)

くちさけ〔くちさけ〕 悪魔
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口裂け女。70年代末から80年代に広まった都市伝説的存在。海を渡り韓国にも伝わった。マスクをした若い女性の姿で現れ、学校帰りの子供などに「わたし、きれい?」と訊ねながらマスクを取る。その口は耳元まで大きく裂けている…。この時「きれいじゃない」と答えるとその場で鎌で斬り殺され、「きれい」と答えると家までついてきて玄関口で斬り殺される。殺されない為には「ふつう」と答えればよいのだという。伝承にはバージョン違いも多く、中にはべっ甲飴を与えたりポマードと三回唱えれば逃げられるといった滑稽なものも。当時の小学生・中学生に大いなる恐怖を与え、社会現象化した。if...に登場した悪霊の一つ。ビジュアルは怖いが意外に脅威ではない。一方ペルソナ1では集団でマハムドを連発し、恐ろしい事この上ない。(willseek)

蛇の剣〔くちなわのけん〕
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蛇のごとき殺傷力のある生ける剣。旧約2では呪われていたような…複数攻撃の出来る使い勝手の良い武器で、中盤戦の要である。しかし真2では攻撃回数が一気に減ってしまい、地味なニュートラル武器と成り果ててしまった。(ARL)呪われた武器として登場した事はない。「くちなわ」の語自体は日本西部における蛇を指す方言であるが、ゲーム中では何かとナーガに関連付けられる事からこの「蛇」はナーガを指すのかも知れない。女神転生2では魔界の一角でナーガを封印しており、銀座の和尚から授けられる「阿弥陀力」によってこの剣を引き抜き、剣を得られると共に神獣ナーガを仲魔に出来る。真1&2・if・偽典ではイベントには絡まないが、いずれもナーガラジャのドロップとして設定されている。ラーマーヤナにおいてインドラジットが使う武器の一つに「ナーガ・パーシャ(蛇の縄・羂索)」と呼ばれるものが登場する。苦行を積んだナーガが魔術によって姿を変えたというこの武器はあらゆるものを束縛し、ナーガの天敵であるガルーダのみがそれを破る事が出来るという。インドラジットはこれを用い、ラーマとその弟ラクシュマナを捕縛し止めを刺す寸前にまで追い込んだ。この様に生けるナーガを剣の姿とした武器か、もしくはDDS2のイベントを解釈するなら永らくナーガを縛り止めていた事で自らにナーガの性質が宿った剣といったところだろうか。(ICBT)DDS2で呪われるのは妖刀ニヒルのほう。色々と似通っている(石像からワープした先の小島にある。祭壇に刺さっている(くちなわの剣はナーガごと)。攻撃回数が0~8)ので、間違えるのも無理からぬことである。(HAZE)

クトゥルー〔くとぅるー〕 悪魔
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アメリカの作家、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトによって創作されたクトゥルフ神話における「旧支配者」と呼ばれる邪神群の主要な一柱。本来は人間に発音できる名の神々ではなく、便宜的にそれぞれの呼び名が与えられている。旧支配者は太古に地球を支配していたが現在は地上から姿を消している、強大な力を持つ恐るべき異形のものどもとされ、彼らが現代に蘇るという恐怖描写がクトゥルフ神話世界の核である。ラヴクラフトは生来海産物に対して病的な恐怖を抱いており、タコや魚類をモチーフとした怪物や神々を作品上で多く登場させた。ラヴクラフトの後継者で神話を体系付けたオーガスト・ダーレスによると、クトゥルーはタコに似た頭部にイカのような触腕を無数に生やし、巨大な鉤爪のある手足、ぬらぬらした鱗に覆われた山のように大きなゴム状の身体、背にはコウモリのような細い翼を持つ姿とされ、「水」を象徴する主要神であるが、現在は古代都市ルルイエと共にニュージーランド沖に沈み、眠りについているとしている。旧支配者達が目覚め、活動を起こす前兆としてはその異形の精神波動を受けて、付近の住民が悪夢や精神異常に悩まされたりするのだという。真2・if...に最上位クラスの邪神として登場した。仲魔で連れてたらいずれこちらの気が触れそうで怖い。強力な物理攻撃力と防御特性を持ち、真2のみの技だが特技「スキャニング」の麻痺効果はルシファーにすら有効だ。(willseek)

クトゥグァー〔くとうぐあー〕 悪魔
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〔Cthugha〕
偽典・女神転生に登場する悪魔で、種族は邪神、巨大な火炎の中に一つ目が据えられているというデザインである。姿同様に所持スキルは火炎攻撃特化型で少々バランスが悪いが、直接物理、氷結、電撃、魔力以外はまるで通用しない驚異の防御相性と、アザトート同様ほとんどの武具が仕様できる素晴らしい装備相性を備える。クトゥルー神話に登場する旧支配者の一柱。絶え間なく流動する巨大な炎の存在で、地球から25光年離れたフォマルハウト、もしくはその近くにあるコルヴァズという恒星に棲んでいる。詳細なことがあまりはっきりしない神ではあるが、ニャルラトホテプに対して激しい敵意を持つとされる。またフォマルハウトが地平線上にある時に召喚の呪文を唱えることで、地球上にクトゥグァーを呼びだせるという。クトゥグアーに関する情報が少ない理由として、その出自が挙げられる。クトゥグァーはオーガスト・ダーレスの小説「闇に棲みつくもの」において初めてその姿が描かれた。このダーレスはクトゥルー神話に登場する邪神を地水火風の四大元素に分けるという設定を確立した人物だが、分類の際に“火”の属性に当てはまる存在がいなかった為、急遽として火炎の化身クトゥグァーを作り出し自身の小説(アンドルー・フェランの手記)内において言及させたという。しかし、他作家からこの設定が受け入れられなかった為か、それともクトゥグァーの設定に宇宙的恐怖を感じられなかった為かクトゥグァーの名が言及された作品は数が少なく、しかも大部分がダーレスの作品内の紹介であった。複数の作家によるワールドシェアリングが要であるクトゥルー神話では、あまりに致命的かつお粗末な扱いと言えよう。しかし一方でクトゥグァーを恒星サイズの存在として描く作品やクトゥグァーの落とし子として極寒の炎の邪神アフーム=ザーが登場するなど、登場作品ごとに強烈な設定を得ているのも事実で、クトゥルー神話を彩る邪神として成長を続けている存在でもある。また、ニャルラトホテプに対抗できる存在としてクトゥルー神話を題材にする作品では重要な役目を担う例もある。偽典でアザトートの上位に据えられた理由は、大きすぎる存在である白痴の混沌そのものよりも、生ける火炎という設定が物質世界に影響を与えやすい存在として描きやすかったからではないだろうか。(HUM)

クドラク〔くどらく〕 悪魔
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東欧スロベニアの悪と闇の象徴である吸血鬼。名は「狼の皮を被る者」を意味し、人狼との共通性を感じさせる(実際同一視される事も)。赤または黒い羊膜をまとって生まれた赤ん坊は、後にクドラクになるとされる。無実の者や無防備な者を襲い、疫病・凶作・災害等は全てこの魔物のせいとされた。光の存在たるクルースニクとは戦い、敗れる事が運命付けられているという。その際様々な黒い家畜の姿に変身するとも言われる。太陽光・水を嫌い、セイヨウサンザシ(バラ科の植物)の杭で突き刺して退治するのは吸血鬼一般に共通する特徴である。デビルサマナーシリーズに登場する幽鬼。貴族風の格好ながら、黒ずんだ肌をしている。氷結魔法やVAMP状態にされる吸血がうっとうしい。仲魔としてはシニカル口調だったり狂気系口調だったり結構楽しい奴である。呪殺無効なのでムド系魔法をよく使う敵にぶつけてみてもいいかも知れない。(willseek)

国津神〔くにつかみ〕 悪魔
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天より舞い降りて天皇の祖となったとされる天津神と対立する、古来より日本列島の地に根付いていた神々を指す。性質上その起源は古く、最古のアラハバキともなると縄文時代まで遡る。言い方を変えれば天皇に反発する地方の民に信奉されていた神、とも取れる。というわけで古記には基本的に悪役として登場、タケミナカタやオオナムチを筆頭に彼らは天津神の前に屈していくのだった。(aba)現在では彼らも神として祀られ鎮まっているのが普通である。だが秘めた屈従の歴史や想いが消えた訳ではなく、悪しき意思が介在すれば祟りの形で噴出する事もあるかも知れない。恵みと災厄、彼らは人間が畏れ敬った自然により近い姿の神々なのだ。(willseek)

国友の銃〔くにとものじゅう〕
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かつて近江の国(現在の滋賀県)に国友村という土地があり、そこでは鉄砲鍛冶が盛んであった。羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)は付近の今浜を根城とし、この国友村の火縄銃を信長に献上していたそうだ。これが後の長篠の戦いでの地盤となるのである。真1ではそれなりの値段でそれなりの威力がある銃。真2においては最強の攻撃力を誇るのだが攻撃回数は一回。これは火縄銃の性質である「連続して撃つことは出来ない」という事実に従ったものであろう。信長はこの弱点を補うため三段式戦法を開発した。(ARL)

クバンダ〔くばんだ〕 悪魔
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ラーマーヤナに登場する身長3メートルはある大柄なラクシャーサ。赤髪に黒い肌をし、白馬の頭を持っているともされ、俊足で追いすがっては人の精気を吸い取るのだという。元々の名、クンバーンダは「瓶のような性器を持つ者」を意味する。仏教に入ると四天王の一人、増長天の配下となり、鳩槃荼などと表記された。なおインドラとの争いで首が体内に陥没し腹に口が出来たカバンダはガンダルヴァまたはアスラであり別の存在。デビルサマナーで陰謀を巡らす組織の幹部として登場した。都市の警察能力を司る警察署長に成り代わる狡猾さである。組織内ではシド・デイビスよりも上位に位置している。正体は笠をかぶった馬頭の骸骨のごとき姿の幽鬼である。スキル「ソウルジャック」はくらうと麻痺したりエナジードレインでLVを下げられる恐ろしい攻撃だ。アバタールチューナー2では収容所所長として主人公達を捕らえようと走って追いかけてくる。その時の「ハァハァ」という息継ぎの音が怖い。その食い意地を利用した作戦を行わないと絶対に捕まってしまう。(willseek)

首刈りスプーン〔くびかりすぷーん〕
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呪われたアイテム。攻撃力はさほど高く無い。見所は攻撃時の効果音ぐらいであろう。しかし女神異聞録ペルソナでは最後まで使える武器らしい。時代の流れとは恐ろしいですね。(ARL)ひと掘りで床に穴があいてしまう驚異的掘れ味のスプーン。工事現場にぜひ欲しいものだ。(南橘奈緒)金子一馬氏のイラストでは、通常の鎌刃の代わりにスプーンのお椀型の刃が付いた長柄の大鎌のような、なんとも禍々しいデザインになっている。これで相手の首を抉ると、切り落とされた生首がお椀の上に残されるというわけである。ご丁寧なことに、お椀の片側には生首が転落するのを防止するための鉄柵まで付いている。(ky)実はナタクが常に持ち歩いている武器でもあるのだ。(H.I.T)

首狩りマンダウ〔くびかりまんだう〕
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マレー・ボルネオ島のダヤク系ビダユ族が用いていた全長60~90cm前後の湾刀。切っ先部のみ両刃になった変わった刃身を持っている。マンダウは現地の言葉で「首狩り」の意。木を切ったり藪を払ったりとナタのような日常道具であった。だが戦闘にも使われ、戦いに勝利するとその証として敵の首を切り落として持ち帰るのにも用いたようだ。特に戦闘向けの大振りのマンダウはマンダウ・パサーと呼ばれる。デビルサマナー登場の合体剣。髑髏の飾りが付いたナタ状の剣だ。CLOSEの追加効果を持つ。攻撃力は序盤向けで、装備すると知力が大幅に下がってしまう。長期間使うのに望ましい武器ではないだろう。(willseek)

首なしライダー〔くびなしらいだー〕 悪魔
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首が無い状態でオートバイで走り回る霊または死体。東京奥多摩や六甲山など、各地で様々なバージョンの話が伝わるが、概して追い抜かれた者は事故を起こしたり後で不幸に見舞われるとされている。ソウルハッカーズに登場する屍鬼。西洋で幽霊ではなく事故で首を切断されたライダーの死体とバイクが惰性で走り続けたという怪談が伝わってる為か。全体攻撃である回転斬りが結構うっとうしい。ちなみにバイクはホンダの750のCBフォアだそうな。(willseek)

クラーケン〔くらーけん〕 悪魔
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北欧地方に伝えられる海の怪物。ノルウェー博物誌を見ると大きさ2.5キロメートルを越えるタコとして描かれ、墨で海を暗黒に染めてしまうという。ギリシア神話によれば海神ポセイドンを怒らせた女王カシオペアがポセイドンに送りこまれたとされる魔物で、メデューサ討伐から帰ってきたペルセウスに倒される。それによって、生贄にされそうだったカシオペアの娘アンドロメダは助けられ、ペルセウスと結婚したのであった。真1で登場する妖獣。地味な存在である。(ARL)クラーケンは古ノルウェー語で北極を意味する「クラーク」を語源とする北欧伝承の怪物。ギリシャ神話でペルセウスが退治した海の怪物はクジラの怪物(ケートス)であり別の存在である。(willseek)

クライムシューズ〔くらいむしゅーず〕
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真2・ifより、男性用防具。どういう訳か中盤用と言っていい程に高い防御力を持つ。類似品としてハッカーズでも「登山用の丈夫なブーツ」との解説で「クライムブーツ」が登場するが、英語のclimbingは岩壁をよじ登るロッククライミングの方を指す向きが強く、通常の登山に用いる登山靴としては「mountaineering boots」が正しい表現だ。ロッククライミング・フリークライミング用であるクライミングシューズの事か。登山靴の一種に分類されるが、通常の登山とは大きく異なる事からその靴も他の登山靴とは全く別物で、軽量且つ足裏のグリップを重視した滑り難く薄い靴底が特徴だ。これに対し、不整地且つ傾斜面を長時間歩行する為に作られた通常の登山靴は、重量があり極めて頑丈な作りをしており、ゲーム中の性能はこちらのイメージで設定されているものと思われる。(ICBT)

クラウソナス〔くらうそなす〕
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ケルト神話において、ケルトの神々と巨人族との戦いでケルト側を指揮していたヌアザの持っていた剣。通称「不敗の剣」。その後戦争はケルト側が勝利し、ヌアザは王になるよう勧められるが、彼は戦争によって片腕を落とされており、それを理由に巨人族の血を引くブレスの陰謀で城を追放される。そんな彼を助け、王に仕立て上げたのが光明神ルーである。真1ではそこそこの強さを誇る剣。中盤初期に手に入ればなかなか使える。(ARL)正しくは「クラウソラス(光の剣)」。またヌアザは早期から王であり、先住の巨人族フィル・ヴォルグとの合戦で腕を斬り落とされた事で一時的に王権を失っている(古代においては肉体の欠陥は国威の失墜に繋がると言われ、王権を返上するのが是とされた)。医神ディアン・ケヒトの銀製の義腕を受け取る前からヌアザ・アガートラーム(銀の腕のヌアザ)と呼ばれており、これは義腕ではなくクラウソラスを振るう様を喩えたものだとする説もある。(willseek)この「クラウ・ソラス」という名称は、ケルトの民話中にしばしば登場する「光の剣」という表現の現代スコットランド・ゲール語訳「クレイヴ・ソリシュ」を英語読み(?)したものと思われる。より古いゲール語表現では「クラゼヴォ・ソリシュ」となる事からも、この名は明らかに近年に付けられた、もしくは現代語訳の資料を参照したものであり、固有名や原語表現という訳ではない。そもそもヌァザの剣の名にこの語を充てたのは日本で発した独自の解釈だ。当時の刀剣の主要素材である青銅が製法や成分添加比次第では黄金色の光沢を持つ事から、古代ケルトにてそうした青銅剣を神聖視する意味を込めて「光の剣」と形容し、民話に登場する英雄達の持物としてこの表現が使われる様になったのだろう。クー・フーリンが用いたとする伝承もある様だ。メガテンシリーズではヌァザの剣を指しているらしく、ペル1・2罪ではEMPERORアガートラームの帰還アイテムである。「クラウソラス」の名で登場したのはペル2罪とNINEのみで、それ以外では全て誤表記である「クラウソナス」で登場しており、それぞれのリメイク版でも修正されずにそのままとなっている。携帯アプリ「東京鎮魂歌」では初期に「クラウソラス」だったのがバージョンアップで「クラウソナス」に修正されるという珍事すら発生している。この誤りは恐らく真1が起源で、現在ではメガテンとは無縁の他作品にも広がっている。(ICBT)

クラウドバスター〔くらうどばすたー〕
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デビサマやRONDEで登場。P3にもオルゴンエナジーを用いた銃「オルゴンスナイプ」が登場したが、こちらは帯オルゴン弾を発射するものであるらしい。心理学者ライヒが発見したエネルギー「オルゴン」に基づき、彼自身が製作した装置。(オルゴンの詳細は「オルゴンゴースト」の項目を参照。)名称に拠らず、雲を消滅させるだけでなく発生させる事さえ出来たという。何故オルゴンで雲を操作できるのかというと、雲はオルゴンと水蒸気の結合体であるから、らしい。その形状は回転盤の上に中空のパイプ束を並べ、その一端は水が入ったチューブに接続される。これらの全体像は対空機関砲にも似た大型の装置で、トラックの荷台に搭載され移動される。並べられたパイプの先端を対象(主に空・雲)へ向け、そこからオルゴンを吸引し、パイプを通してチューブ内の水にオルゴンを集めるという原理である。オルゴンを吸収した水は流して捨てる。特にDOR(デッドリー・オルゴン、負のエネルギーの様なもの)を対象として使用される。ライヒに拠ればオルゴンは水に集まる性質を持ち、この装置はそれを利用しオルゴン密度が濃い場所からオルゴンを吸引し水に流して散らすというものである。「オルゴンを吸収する」のであって、放射したり撃ったりするものではない。排水が正しく行なわれない場合には使用者に害があるのだとか。又、この装置にはUFO撃退の効果もあるらしいが、その根拠は不明。(ICBT)

クラップK・K〔くらっぷけーけー〕
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ソウルハッカーズにおいて主人公達の初期装備の一つである拳銃。シックスの武器コレクションからの借り物で実銃。いい趣味とは思えんぞ、シックス。装弾数3発で少なめなので、あくまでとりあえずの銃だ。(willseek)暗殺武器の一種で、外観は一般的な銃からかけ離れた、グリップもサイトもない筒のような形状。底部のピストンを押すと先端から弾丸が発射されるという、極めて単純な構造である。掌の中に収められるコンパクトさが利点だが、当然ながらかなりの近距離でもなければ命中させることは難しい。本来1発限りの使い捨てだが、ゲーム中では装弾数3発・リロードも自由となっている。(ky)

鞍馬天狗〔くらまてんぐ〕 悪魔
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日本の妖怪でも特にその知能と妖力を評価される天狗達の中でも最強と呼ばれるものに日本八大天狗がいる。鞍馬天狗はその一人にあたり、別名・鞍馬山僧正坊とも呼ばれる。天狗は騒乱と変化を好むものであり、牛若丸に武芸や兵法を教えたのもそうした変化をもたらす可能性を見出したのかも知れない。鞍馬天狗は鞍馬寺の本尊である毘沙門天の夜の化身とされ、邪悪を打ち払う鞍馬山魔王尊と同一視される。時代劇でも鞍馬天狗を名乗るヒーローが登場し、古くから人々に親しまれる天狗の一つだろう。真3に幻魔として登場した。妖魔カラステングから変化させる事で仲魔にできる。衝撃・破魔系に極めて強い。修験者が翼を生やし、法螺貝を構えた姿である。複数登場する作品もあるのでクラマテングとは僧正坊とは別に鞍馬山に由来する大天狗達なのかも知れない。ともあれ今後も他の八大天狗共々、登場と活躍が期待される。(willseek)前述のように僧正坊は護法魔王尊(鞍馬山魔王大僧正)と同一視されるのだが鞍馬寺の説明はかなり奇抜である。650万年、魔王尊は金星から人類を救済するため降臨、その体は地球とは異なる元素で構成されており永遠の16歳の青年であるというのだ。地球の霊王であり、大地の力の象徴であるという。また、人類が水星に移住する際には先導するという。鞍馬天狗達は護法魔王尊が邪を真理の正道に改め導くための使者だとか。案の定どっかの誰かさんと同一視されてる。ところで御尊像がとても16歳に見えないご立派な鼻高天狗なのですが…ヨシツネも死後その例は鞍馬山に帰り遮那王尊として脇侍として魔王尊の活動を手伝っているとされてるそうな。義経も水星に移住する気のようです。義経ェ…(tomato)

倶利伽羅の剣〔くりからのけん〕
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不動明王の持つ剣。そもそも倶利伽羅とは不動明王だとも不動明王の化身だとも言われている。戦国大名上杉謙信の信仰した神の一人に倶利伽羅梵天と言われる龍が居る。彼はこれを自分に重ね合わせ、自他共に認める「越後の龍」となった。表面上カオスサイド最強の武器。攻撃力190は並で無い。個人的にはカオスヒーローに持たせてやりたかったなぁ…(ARL)尚、倶利伽羅の剣は人の邪な心、煩悩を切るとされていて、実際の殺傷能力は皆無。死に至るのは、それほど罪が深いという精神的な死なのであろう。だから、悪魔には有効というわけである。(神乃 室)

くりからの黒龍〔くりからのこくりゅう〕 魔法
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ソウルハッカーズでナオミが用いた特殊魔法。魔神フドウミョウオウの強力な炎で敵前列に三段攻撃する。レベルを相当上げればネミッサも覚える。召喚魔術の一種であり、不動明王の浄化の炎の力を呼び出すものである。不動明王像の形態の一つに倶利伽羅(くりから)不動というものがあり、これは地に突き立った不動明王の利剣に倶利伽羅龍王が巻きつき、利剣を呑み込もうとするものである。明王と龍王の霊力で悪を除き、煩悩を打ち砕き修行を達成させる、力強さと慈悲を併せ持つ姿なのである。(willseek)

倶利伽羅の小太刀〔くりからのこだち〕
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デビサマより、合体剣の一つ。小太刀との名だが、ワールドガイダンスの説明では「ドスの様な形状」との事で、画像も短刀の様にも見える。倶利伽羅は刀身の彫物としてではなく、龍の姿を象ったエナジーとして表現されている。「倶利伽羅」に関しては上記2項目を参照。補足すれば、この語は本来はナーガラジャの一柱の名であるクリカの音写であり、転じて「黒龍」を意味する語となった。不動明王信仰から倶利伽羅剣の紋様は刀身の彫物意匠として盛んに用いられた。特に備前物の刀身に多く見られ、武士の小太刀や守り刀に好んで飾られたという。(ICBT)

クリス・ザ・カー〔くりすざかー〕 悪魔
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ある所に廃車寸前でボロボロの赤いアメリカ車があった。一人の青年がそのボロボロの58年型プリマス・フューリーに一目惚れし、その車を修理し、「クリスティーン」という名を付けまさしく恋人のように可愛がった。ところがそのクリスティーンは以前関わった者に死人が出たといういわくありな車で、女性的な自我を持ち、強烈な情念を具えていた。青年に嫌がらせしてきた不良どもを皆殺しにし、青年が連れてきた恋人に嫉妬し彼女をも殺そうとする。青年もその情念に引きずられ、攻撃的に変わっていくのであった。クリスティーンは壊されても燃やされてもみるみる再生し、怨念を抱く相手を轢いたりドア等の自分の部品を駆使して殺す、恐るべき車なのであった。という訳で、スティーブン・キングのホラー小説「クリスティーン」をモチーフにした真2・if...登場の外道がクリス・ザ・カーである。ジョン・カーペンターの映画版の方がイメージが近いかも知れないが。かなり打たれ強く、体当たり等の物理攻撃力も高い。排気ガスで毒ガスブレスまで仕掛けてくる。強く思い入れた物品には付喪神として魂が宿るとも言うが、これはその最も恐ろしいタイプである。フォルクスワーゲンのハービーみたいなかわいい奴もいるんだけどねぇ。(willseek)

クリッティカー〔くりってぃかー〕
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SJより、2回攻撃とPOISONの追加効果を持つ。フォルマによる作成は出来ず、アントリアのEXミッションにて妖精の街完成の報酬やグルースの宝箱からの入手となる。US版名「Criticker」(より批判する者、の意?)は翻訳者が由来を知らなかったのか。インド占星術の星宿ナクシャトラにおける昂(プレアデス星団)の名称「krittika」、その意味はサンスクリット語で「断ち切る者達」であり「剣星」とも意訳され、守護神はアグニ。神話上においては、カルティケーヤが生まれる原因となったアグニとスヴァーハーの性交にて、スヴァーハーはアグニが恋した女達の姿に化けて事を為したが、その姿を借りた六人の女はいずれも聖仙の妻であった。事が露見した後、聖仙達は妻の貞操を疑い、又彼女達も誕生したカルティケーヤの姿を一目見て恋をした為、聖仙達は妻と離婚し、彼女らは天に昇って星々と化し女神クリッティカーとなったという。尚、カルティケーヤの名は「クリッティカーに属する者、クリッティカーの息子」の意で、彼女達を乳母とした事に由来する。カルティケーヤに結び付けられる以前のクリッティカーは去勢や割礼に関連する女神群であったとも。P3の弓系武器「プレイアデス」も同星団のギリシャ名、及びその由来となったギリシャ神話上の七姉妹である。しかしそのどちらにも弓との関連は大して存在せず、後者が弓を扱う狩猟の女神アルテミスの侍女、程度でしかない。又、すばる・プレイアデスはペル2の舞台となる地名「珠閒瑠市」・「七姉妹学園」のネーミングの元となっている。(ICBT)

クルースニク〔くるーすにく〕 悪魔
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東欧スロベニアのイストリア地方に伝わる、光に属し吸血鬼と戦う者。「十字架・洗礼者」が語源。 「白い羊膜」をまとって生まれてきた赤ん坊は、後にクルースニクになるとされる。善と十字架の象徴で白く輝く姿をしており、それでありながら尋常でない生まれから敵対する吸血鬼クドラクと共通する「異形・異能」の属性も持ち合わせる。彼らはクドラクの呪いを打ち消し、退治し人々を守る。その際お互いに牛や豚、馬といった大地を象徴する家畜の姿に変身して戦うという少々滑稽な逸話も伝わる。デビルサマナーシリーズに幻魔の一つとして登場。白いコートをまとい、剣を提げたなかなか凛々しいデザインである。物理攻撃と火炎系魔法に優れている。(willseek)[ナノマシン“クルースニク02”四十パーセント限定起動 承認]「こういうことをお考えになったことはありませんか? 人間が牛や鶏を食べる。その人間の血を吸血鬼が吸う……ならば、吸血鬼の血を吸って生きる“なにか”がどこかにいるのでは、と……」「私はクルースニク 吸血鬼の血を吸う、吸血鬼です」「吉田 直」著のライトノベル:アニメ『トリニティ・ブラッド』の主人公アベル・ナイトロードが語る口上である。 派遣執行官「クルースニク」のコードネームで呼ばれる彼の得物は、自身の身体から取り出す漆黒の大鎌である。『トリニティ・ブラッド』作中でクルースニクは主人公のアベル(02)の他にカイン(01)、セス(03)の二人が登場し、この三人を「白い羊膜」すなわち「普通ではない産まれ方をした存在」としている(「ナイトロード」のスペルも生誕地も三人とも各々異なっている)。 設定によれば”ナノマシン・クルースニク“の名は「十字架の形をしていることから“バチルス・クルースニク”と名付けられた」ということで、作中におけるクルースニクとは「”バチルス・クルースニク“に感染した人間である」としており、「クルースニクは株分けも不可能だったうえに”一般的な人間“には定着しなかった」とし、登場するクルースニクも01から03(設定では04も存在)までとなっていた。 クルースニクと対立するクドラクのポジションとしてナノマシン“バチルス・クドラク”が存在し、コレに感染した人間がいわゆる「吸血鬼」になるわけなのだが、このクドラクは株分けも可能で定着時間の差こそ有れど一般的な人間にも定着する存在となっており、吸血鬼の伝播を「ウィルス感染」のように位置付けているようだ。また設定において「バチルス・クドラクに感染した人間と普通の人間との性交渉からは理論上”ダンピール“は産まれない」ともしていた。作中でアベルはなぜかクルースニクを限定起動ばかりで100%の起動をしない。 それはアベル自身がクルースニクに対し「私の体にも忌まわしい力が眠っている。そしてそいつらは、いつも私の魂を食らおうと狙っているんです……」と語っている事から100%の起動はクルースニクに飲み込まれて自我を消失し、破壊者になってしまうことに他ならない事を指している。 まさに「悪魔の力」を身に付けて、全てを捨てて戦う男である(作中で恋人を惨殺され、その生首を突き付けられる回想シーンも登場する)。 「でも、私は生きるのをやめるわけにはいかない。償うべき罪から逃げるわけにはいかない。ここで死んだら、私はただの怪物だ。私は人間であるために、この力とともに生きるんです……」 かつて世界を愛しているが故に全てを憎み、「俺が俺を許さない」と血を吐くように語った男の戦う姿は凄絶で美しい。この『トリニティ・ブラッド』は作者逝去により未完である。(アレイ)

クレイモア〔くれいもあ〕
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対人地雷でも半妖の女戦士漫画でもなく、ここでは14世紀から17世紀にかけてスコットランドで使用されていた両手持ちの大剣の事。スコットランド高地人(ハイランダー)が戦いで使用したという。名前はゲール語の大剣を意味する「クラゼヴォ・モル」から。1メートル弱程の刀身を持ち、横に迫り出した鍔の先端には四葉に見える飾りの輪が付いている。当時のヨーロッパの標準的な両手用剣としては小ぶりで、素早く連続攻撃が繰り出せる為半ば伝説化したようだ。ソウルハッカーズ登場の後半レベル男性用剣。敵前列全体に攻撃を繰り出す事が出来る。若干クリティカル率も高めのようだ。(willseek)

紅の鎧〔くれないのよろい〕
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真1に登場。品川に売られている女性用防具である。性能はなかなか良い。シリーズで兜、籠手、具足があるので、是非ともヒロインに買いそろえてあげよう。(ARL)

黒きバクティ〔くろきばくてぃ〕 特殊攻撃
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〔Black Bhakti〕
「デジタルデビルサーガ2」のボス、夜叉鬼メーガナーダの専用スキルで、咆哮と共に全身に力を集める。“ヴラージュの剣”“メールの雷火”の予告動作で、味方ターン時メーガナーダの全身に火花が生じるのが目印である。戦闘序盤は黒きバクティの次ターンに上記スキルを使用するが、瀕死に陥ると一ターンで黒きバクティからヴィラージュの剣(メールの雷火)を繰り出すという行動パターンに切り替わる。バクティはヒンドゥー教における神に対する絶対的な帰依・献身的愛を指す言葉で、解脱へ至る為の重要な要素とされる。特にクリシュナ信仰で取り上げられ、バラモン教の祭祀などよりも方法が容易なことから多くの民衆に広まることとなった。ラーマーヤナにおけるメーガナーダ(インドラジット)も神への祭祀を行うことで、不死の肉体や驚異的な術を得ていた。ランカー島の戦いでは自身を無敵にする為の祭祀をニクムビラの森で行ったが猿軍の襲撃を受けて術の完成に至らず、ラクシュマナとの激闘の末に討たれてしまった。しかしながら、本来のバクティは絶対的な帰依を名乗るように究極の目標である悟りや解脱の為に行うものであり、さらに供犠を行う祭祀とは完全に別のものであると定義されている。ゆえに叙事詩中の敵の撃破や力の獲得を目的とした祭祀に打ち込むインドラジットの姿はおよそバクティとはかけ離れたもので、むしろヤジュナ(yajna)に近いものと思われる。(HUM)

クロズディ〔くろずでぃ〕 魔法
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真2が初登場の味方単体をCLOZE状態から回復させる魔法。パーティの回復担当がマカジャマ等で回復魔法を封じられてしまったままだと、続く敵の攻撃次第では危機に陥りかねない。地味にこうした魔法を持たせた仲魔がいると助かる事もある。(willseek)

黒御鬘〔くろみかづら〕
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NINEの未登場アイテム。NINE攻略本には入手方法不明のアイテムが幾つか掲載されているが、この品は掲載すらされておらず、性能等の詳細は不明。御鬘とは古代日本の頭部装飾具の一種で、蔓草を環状にして頭の上に載せた髪飾りの事。イザナギが黄泉下りの際に黒御鬘を身に付けていたとされる。彼がヨモツシコメから逃げる際にこれを投げ棄てると、そこから蒲子(ゑびかづらのみ・山葡萄の古名)が生え、シコメがこれを拾い貪り食べる隙に逃げる時間を稼ぐ事が出来た。イザナギのこの黒御鬘は奇魂より成っていたといわれる。(ICBT)

グール〔ぐーる〕 悪魔
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アラビアの食人鬼・吸血鬼の一種。死体に悪しきジンが宿って動かしているとも、動物や異性に化けて油断させて襲う悪霊のようなものだともいう。ファンタジーゲームや小説では死体に宿り、死体を喰らうという性質が強調されている。「アラビアンナイト」では毛深く、肌が黒い人間として描写されており、異邦人である黒人をイメージしている節がある。グールの女性はグーラーと呼ばれ、彼女達は非常に美しく男どもより活躍の場も多い。だが食人の習慣は同じで、その子には人肉を与えて育てるという。ファンタジーRPGの敵役として有名であろう。女神転生シリーズでもファミコン版1から悪霊または幽鬼としてほとんどの作品に登場している。比較的序盤の雑魚と言ってよく、大勢で現れる事が多いのがちょっとやっかいな位。女性版のグーラーの方がLVが高かったり麻痺引っかきを持ってたりで扱いがいい。(willseek)

グクマッツ〔ぐくまっつ〕 悪魔
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グァテマラ高地に住んでいたキチェ・マヤ族に伝わる天地創造の神の一柱である緑と青に輝く羽毛を持った海蛇。キチェ・マヤ族に伝わる叙事詩「ポポル・ヴフ」によると、天地創造以前に存在した原初の空と海にはテペウと呼ばれる天の神と、海の神であるグクマッツが存在していた。テペウが三本の稲妻(フラカンはここに含まれるともされる)となって現れた後、二人は互いに世界を形作ろうと語り合い、まず夜明けと共に水の中から山と大地を生み出した。次にその大地に住まわせる森の動物達を生み出した。そして最後に太陽や月の祖父や祖母にあたる神々を生み出し、後の人間を含めた世界の構築を託したという。なおグクマッツはアステカ方面からケツァルコアトルを導入したククルカンと同根の存在と考えられ、またイツァム・ナーの一側面とされる事もある。ソウルハッカーズ登場の龍神。緑と青の縞模様がちょっとコミカルにも見える。アイオンの雨で氷結攻撃もいいが、性格が獰猛な為、大暴れや巻きつきといった物理攻撃を好むようだ。(willseek)

愚者断罪〔ぐしゃだんざい〕 特殊攻撃
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〔Conviction〕
「デジタルデビルサーガ2」に登場する敵専用リンケージスキル。使用者は夜叉鬼ナーガ・ラジャで配下のナーガが二体揃うと使用してくる。効果は敵全体に物理ダメージを与え、魔封状態の目標を即死させる。エフェクトは二体のナーガが槍を掲げ、その間でナーガラジャが回転した後槍を振るって周囲に衝撃波を放つというもの。ナーガ・ラジャとナーガは黙殺やマカジャマなど魔封効果をもつスキルを多用してくる為、回復を怠るとあっという間に全滅させられてしまう恐るべきスキルである。また、配下のナーガを倒してもすぐにスキル“増援”で補充されてしまう。使用者であるナーガ・ラジャは、CVや戦闘前の台詞からカルマ協会警備部部長が変身した悪魔と思われる。彼は役職だけなら技術部部長ジェナ・エンジェルと同格であり、作中登場する協会兵もかなりの数が警備部所属と思われる。それだけの地位に就くだけあって、警備部としての意地を見せると意気込む姿や敵を不利な状況に置くことを基本にした戦闘方針、複数人で戦闘を行う主人公勢に対して部下を動員して当たるなど一角の人物である。北米版での表記である“Conviction”は「有罪判決、有罪」という意味の単語である。また神学的な言葉として「罪の自覚、悔悟」という意味も備える。(HUM)

具足〔ぐそく〕 言葉
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元々の意味としては日本における戦国期の鎧一式を指す語で、この「足」は体の一部の「あし」ではなく「足りる」の意。メガテンシリーズでは真1から足防具を指してこの語が使われるが、これは本来は誤用である。足や脚部の防具を指す正しい表現としては「足甲・脚甲」等があり、足に身に付けるもの全般として「足具」という言葉もある。登場当時であれば、SFCの容量的な問題からのアイテム名の文字数制限(漢字使用不可、且つ8文字まで)を考慮し、本来の意味はさて置きパッと見での語感のイメージから来る分かり易さを重視した意図的な誤用であったとも考えられる。しかし漢字表記が当たり前となり、充分な文字列長も問題無く扱える様になった昨今においても、「具足」の語を名に含む足装備はメガテンシリーズにおいて現在も登場し続けている。唯一、偽典のみが正しい表現を用いており、全身防具は具足、足防具は脚甲の名で一貫している。他、作品によっては一部のみに足甲・脚甲の語が使われている例もある。(ICBT)

グラディウス〔ぐらでぃうす〕
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ラテン語の「剣」を意味する言葉。両刃の剣で、後の西洋の刀剣類の基本形となっている。今でもローマでの兵士の武器をこう呼ぶそうだ。斬るというよりも「突く」ほうが向いている剣で、主に甲冑の間を貫くようにして使う。しかしグラディウスと言えばやはり超有名なシューティングゲームであろう。ビッグバイパーが惑星ネメシスに向けて…は全く別の話である。ゲーム中では二回攻撃の出来る武器で悪くは無い。(ARL)ローマ神話で民衆の信仰篤かった軍神マルスの異称でもある。「進軍する者」を意味するこの名前はローマ建国神話に関わり、また外敵の脅威に幾度も晒されたローマの人々の軍事守護神としてのマルスの重要性を象徴していたのだ。(willseek)

グラマラスアクス〔ぐらまらすあくす〕
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真2が初登場の男性用武器の一つ。グラマラスというのはここでは魅力的な、という意味ではなく、肉感的な、から派生する分厚く量感ある作りになっている戦闘用の斧だという事を意味している。ギロチンアクスを上回る攻撃力だが追加効果はなく、また重量の為攻撃回数は1回に止まっている。どちらかというと悪魔のドロップアイテムで入手したものをショップで売りさばき軍資金にする事の方が多いだろう。(willseek)

グリグリ〔ぐりぐり〕 悪魔
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デビチル黒・赤より。その姿は、黄色と緑のぬいぐるみが手を繋いだもの。Gris-gris。ハイチ・ヴードゥーから派生し米国内南部で変化したルイジアナ(もしくはニューオーリンズ)・ヴードゥー、及びそこから発祥した民間呪術フードゥーで用いられる御守りの一種、そしてそれによるまじないそのもの。近年では魔女術にも取り入れられている様だ。ルイジアナ・ヴードゥーでは人型に象った、フードゥーでは簡素化され単純な形の、布の袋の中にハーブやオイル、パウダーや石など数種類の呪物を入れたもの。呪詛に用いる際は、骨や爪、髪の毛、墓地の土などが入れられ、それを包む布も相手が着用した衣服を用いるという。日本における呪いの藁人形と言えるものであろうが、相手を呪うというネガティヴな用い方だけでなく幸運を呼び邪悪を遠ざける効果もあり、グリグリはむしろ後者が主な用法で、その内容物は用途別に異なるものが選ばれる。ハイチ・ヴードゥーではワンガと呼ばれ、さらに起源を辿れば西アフリカはナイジェリアのヨルバ族による精霊信仰・呪術儀式ジュジュで用いられる道具である様だ。(ICBT)

グリフォン〔ぐりふぉん〕 悪魔
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ギリシア神話における鷲の頭に獅子の体を持った獣。これは空と地上においてそれぞれ最強であることを表している。洞窟の中に住み、財宝を守ると言われる。真1では最強の魔獣として登場。地味だがあのケルベロスよりもレベルが高い。よってケルベロスファンにとっては憎っくき悪魔なのであった。(ARL)ストレンジジャーニー等でも高位の魔獣として登場していたが、真4では、まさかの最序盤に登場するLV一桁の魔獣に成り下がった。思わず二度見してしまったよ(HAZE)

グルル〔ぐるる〕 悪魔
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スリランカの伝承に伝えられる、鷲の姿をした魔物。ラクシャーサの一種ともされるが、ルーツはヒンドゥの神鳥ガルーダである。ヒンドゥ教徒と仏教徒の歴史的争いは根深いものがあり、スリランカの仏教徒にとってはヒンドゥの神々も悪鬼羅刹の類と捉えられたのである。真1から登場した凶鳥。素早さに優れ、羽ばたきと毒攻撃を持つ事が多い。ソウルハッカーズや真3ではガルーダを骸骨っぽくアレンジしたデザインになって、より強力な羽ばたきや強烈なデスカウンター攻撃を持っている。その素早さは特筆できるだろう。(willseek)真3では唯一「凶鳥」であり、「魔王」(マニアクスの場合は「魔人」も)の仲魔を作成するのに便利な悪魔ではある。しかし、そのための継承スキル仕込みを行う際には少し不便な悪魔であった。(テラダイン)

グレイプニル〔ぐれいぷにる〕
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北欧神話に登場する、「貪り喰うもの」を意味する名の魔法の紐。魔狼フェンリルを捕縛する足枷にする為にドヴェルガー達によって作られ、ティールの片腕の犠牲によってフェンリルを繋いだ。頑丈な鎖または縄などと思われがちだが、逸話では女の髭・岩の根・猫の足音・熊の腱・魚の息・鳥の唾液から作られた見た目の貧弱な紐であった。材料に用いられた諸々はその後この世に存在しなくなったとされる。真2、if...、ソウルハッカーズに登場した武器。投具または鞭の一種として扱われているようだ。複数を攻撃でき、相手にBINDの追加効果を与えられる事もある。何故か女性専用。(willseek)英語資料に拠れば、名の語義は「開かれしもの(open one)」となっている。「貪り食うもの・呑み込むもの(devourer)」の意味とする説は独語資料にも見られるが、両者共お互いの説に関しては全く触れておらず、このどちらかは根拠の薄い俗説と思われる。そしてそれは典拠が定かでない日独の方が可能性が高い。恐らくラグナロクの際にグレイプニルから解き放たれたフェンリルがオーディンを「呑み込む」という文脈から来る誤訳では?(ICBT)

グレイマン〔ぐれいまん〕 悪魔
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ゲール語でボダッハ・グラス(灰色老人)とも呼ばれるスコットランドの幽霊で、月が昇る頃になると現れるとされている。柱状に並んだ岩によじ登って頂に腰かけ、雷のような大声で話し合うとも言われる。グレイマンの出現は死の予兆であり、彼らが行う会話の内容は死の予言であるとされている。グレイマンを何度か見てしまうか、その話を聞いてしまった人間は近く死を迎えるとされる。ソウルハッカーズ登場の幽鬼。スコットランドの正装をした大男の幽霊な感じ。打撃や斬撃を反射するやっかいな相手だ。破魔やダメージ魔法系で攻めよう。(willseek)

グレムリン〔ぐれむりん〕 悪魔
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イギリスで伝えられる機械に取り憑いて悪さをする妖精。18・19世紀の産業革命以降に語られるようになった新しい存在である。緑色の小人の姿で描かれる事が多い。彼らが取り憑いた機械は突如不調をきたす。映画トワイライトゾーンの「2万フィートの悪夢」に登場したものがよくその雰囲気を出している。映画「グレムリン」になるとオリジナル設定が多いので別物と考えた方がいいかも知れない。混乱をもたらすという点は共通だが。序盤レベルの邪鬼で初登場は真1。インプの色違いだったが、真2からは両手にスパナを持ち跳ね回ってる独自デザインになった。速さが高めで集団で登場する。一説にはゲームのバグも彼らのせいだそうである。という事はあのドミネーターも…。(willseek)機械を壊す性質の通り、ジオを所持していることが多いが、最近は何故かブフも持っている。(HAZE)

グレンデル〔ぐれんでる〕 悪魔
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イギリス文学最古の作品の一つ、叙事詩「ベオウルフ」に登場する巨人。一説にはドラゴンともされる。デネ(デンマーク)の王フロースガールはある時新たな宮殿を築き、それを祝って連夜祝宴を開いた。その騒ぎに近くの沼地に棲む怪物グレンデルは怒り、宴のはねた深夜に襲撃してフロースガール王の家臣を虐殺した。スウェーデンの勇者ベオウルフはその噂を聞きつけ配下を従えて海を渡り、フロースガール王の下を訪れ、警護に就いた。深夜にグレンデルが襲撃してくるとベオウルフと一騎打ちになり、ベオウルフはグレンデルの片腕をもぎ取るが、怪物の肌は部下の剣を受け付けず、グレンデルはそのまま逃走した。さらに翌晩にはグレンデルの母親が復讐に訪れる。最も親しい家臣を殺されたフロースガール王はベオウルフに怪物討伐を依頼し、ベオウルフは怪物の棲家である沼へ赴いた。壮絶な戦いの末、ベオウルフは見事グレンデル母子を討ち取るのであった。騒音公害に過激に抗議したら殺されちゃった、と言えなくもなし。デビルサマナーシリーズに登場する最上位クラスの邪鬼。剣が通じにくい逸話を反映して全身肌も髪も鉄板や鉄鎖で出来ている姿。物理攻撃がほとんど効かないので魔法や属性付き武器で攻撃しよう。(willseek)

紅蓮の鞭〔ぐれんのむち〕
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真っ赤に染まったムチである。その色は血を表すのか、それともただ単に見栄えが良いだけなのか…女性専用の複数攻撃が出来る武器である。中盤初期に手に入るスタンダードな物なので、とりあえずパートナーに装備させとけば安心だ。(ARL)

京浜第三シェルター〔けいひんだいさんしぇるたー〕 地名・場所
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旧約2の主人公達が暮らしていた核兵器シェルターである。一通りの設備が揃っており、小規模な「街」として機能していた。外部との通信手段はコンピューターの回線のみで、主人公はこの回線により「デビルバスター」というソフトをダウンロードし、親友と熱中していたのであった。物語はそこから始まる。残念ながら「真女神転生」のベクトルではI.C.B.M.の直撃で滅びてしまったことになっており、その旨は破壊後の品川のメッセンジャーから聞ける。(ARL)

警備システム〔けいびしすてむ〕 悪魔
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警視庁におけるビルのセキュリティを制御するコンピューターシステムである。ゲームに登場する物は破壊後にマッドサイエンティストが勝手に機能を改造・拡張したマシンだ。どうやって行っているのかは知らないが強力な物理攻撃を持ち、コンデサに溜め込んだ膨大な電撃を飛ばして自らのシステムを防衛しようとするのだ。結構強力なボスキャラなので注意しよう。(ARL)主人公の素早さが25前後程度あるなら、主人公がジオンガストーンを投げまくって、その隙にヒロインや仲魔のジオ系魔法で攻めまくれば簡単に勝てる。マカカジャが使える妖精ホブゴブリンがいればさらに磐石。(CF)

ケートゥ〔けーとぅ〕 悪魔
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乳海攪拌の時、霊薬アムリタを掠め取った為、ヴィシュヌに真っ二つに引き裂かれた魔王であり、その胴体ドウタイ。首は魔王ラーフ。四本4の腕と一本の尾を持モち、赤アカい八頭ハットウ立ダての馬車に乗り、太陽と月(スーリヤとチャンドラ)を追う。占星術センセイジュツにおける凶星(きょうせい)「計都(けいと)」であるとされる。 登場した作品は「真・女神転生3-NOCTURNE TRPG~東京受胎~」(Mr.ダルクン)

化粧御身刀〔けしょうおうじん〕
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デビルサマナー登場の合体剣。無骨な形状をした剣で、その柄に長い黒髪が連なっている。そこそこ強力であり、ゲーム途中で電波塔にてトレジャーとして入手も出来るので、武器強化を怠っていたプレイヤーにはいい助けになると思われる。名称自体は原典がなさそうだが、刀匠が愛した女を材料に作った剣という解説から、中国の「干将・莫耶」が関連するとは思われる。高名な刀工・干将は呉王または楚王に乞われて宝剣を鍛える事になったが、材料がなかなか上手く溶け合わない。そこで妻の莫耶は天に恩恵で応えてもらうべく、自らの身を(または身代わりに自分の美しい長髪と爪を)炉の中に投げ入れた。すると材料が溶け合い、干将は雌雄二振りの見事な宝剣を鍛えることが出来た。干将は雄剣を「干将」、雌剣を「莫耶」と名付け、「莫耶」を王に献上し「干将」は手元に残したという。この物語は中国の民衆に愛され多くのバリエーションが生まれた。なお某同人ゲームでは干将・莫耶が短剣の扱いになっているが、原典では王に捧げる宝剣に小さい物品は考えにくい事、逸話によっては人の首を斬り落とすのにも用いられている事から、実際は幅広なデザインの通常サイズ片手剣だったと思われる。その面には装飾、「化粧」が施されていたのかも知れないが。(willseek)項目名はPSP版のもので、SS版当時の書籍であるワールドガイダンスでは「化粧応神」と表記されていた。ゲーム内分類は合体剣だが、元ネタでは少女が剣へと変身する事から、魔晶変化アイテムの方が相応しかった気もするが。漫画「BLADE」(アメコミの方ではない)が元ネタ。元の名称は「化性応身刀(けしょうおうじんとう)」。2008年現在連載中の同作者による漫画「X-BLADE(クロスブレイド)」にも登場している。(ICBT)

ケットシー〔けっとしー〕 悪魔
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スコットランド地方やノルウェー等に伝わる猫の妖精。普段は普通の猫と全く区別が付かないが高い知性を持ち、人間の言葉を操る事もできる。気配を消して神出鬼没に行動でき、人間の目の届かない廃屋や木のうろの中に異世界めいた独自の王国を築いているという。猫を理不尽に虐待した人間は彼らの王国にてお仕置きされるとも。シャルル・ペローの有名な童話「長靴をはいた猫」の猫もこの一種と考えていいだろう。明らかにゲームのケットシーのデザインは東映アニメ版「長靴をはいた猫」の猫、ペロの影響があるように思われる。真2から魔獣として登場し、序盤のタルカジャ要員として重宝した。またペルソナ1では悲しみのワルツのステップアニメーションがなかなか可愛らしい。(willseek)

ケツアルカトル〔けつあるかとる〕 悪魔
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古代メキシコ、アステカ神話の太陽神・天空神・豊穣神で名はナワトル語で「羽毛ある蛇(または杖)」を意味する。先住の民トルテカの信仰を取り込んだ神とされる。どちらかというと「ケツァルコアトル」の方が元の読みに近い。その名の通りの有翼の蛇の姿か白い顔の男性として描かれる。創造神オメテオトルの四人の息子の一人であり、他の兄弟神と交代で世界を創造し、自らを傷つけて現在の人類を生み出した。人間にトウモロコシの栽培や織物、天体観測や暦等をもたらした文化英雄的性格も強い。他の中南米地域の英雄神、ククルカンやビラコチャ、グクマッツは同一の存在ともされる。生贄を嫌い、人々にやめさせようとしたがテスカトリポカに敗れ、東方に去ったとも、空に上り金星神になったともされる。いつか戻ってくるという伝説があり、アステカ帝国の者達の中には侵略者たるコルテス達スペイン人の白い容貌にそれを見出した者もいたという。初出はファミコン版1で魔獣に属していた。その後聖獣を経て現在は龍王・龍神に落ち着いている。大体翼を持った蛇系のデザインで一貫しているが、デビルサマナーでは文化英雄神な風情で人型のデザインになっていた。物理攻撃力はそこそこだが、所持魔法の類は作品によって変化している。(willseek)

ケブラーチャプス〔けぶらーちゃぷす〕
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デビサマより。脚部防具では珍しく、脚鎧や靴に類しない「下半身に身に付ける衣服」となる。チャプス(チャップス)とは、カウボーイが乗馬時の脚の保護の為にズボンの上から穿くオーバーズボン。カウボーイ・レギングスとも。 形状的に通常のズボンと異なる部分は、股部分が繰り抜かれている所。現在ではファッションとしてバイカー等が着用している。カウボーイやバイカーが穿くチャプスは主に皮革製で、ケブラー製のものはチェーンソーを扱う作業にて着用される事からチェーンソー・チャプスとも呼ばれる。股部分が繰り抜かれている点は同様だが、保護の為にケブラー製の前掛けが追加された物もある。(ICBT)

ケブラーヘルメット〔けぶらーへるめっと〕
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女神転生1より。携帯版では「ケブラーヘルム」と名称が短縮された。ケブラー製のヘルメット。主に軍用だが、近年は防災用やバイク用にもケブラーを用いたヘルメットが登場している。現代における軍用ヘルメットはケブラーを幾重にも重ね、フェノール樹脂で成形したものが主流となっている。拳銃弾程度であれば防御は可能と思われるが、ライフル弾を防ぐには至らず、主に砲弾の破片から頭部を守るのが目的である。尚「フリッツ・ヘルメット」とは形状から付けられたニックネームであり、現在の各国における軍用ヘルメットは殆どがフリッツ型、且つケブラー製である。(ICBT)

ケブラーベスト〔けぶらーべすと〕
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防弾防刃用特殊繊維で作られた「ケプラーベスト」という防具はあるが、このケブラーベストはそれのパチ物だと思われる。よって真1ではサバイバルショップにて4500円で売られている。それでも破壊前の段階では役に立つので買っておこう。(ARL)実社会の値段ではピンキリあるが大抵40000~80000円くらい。こちらの世界はデフレがかなり進んでいると見えるが、もしかすると大量生産で安くなったのかも。(焼肉魔王)KEVLARなので実はケブラーで正解。ケブラーは米国デュポン社が開発した高強度高分子(原子数が多い分子構成)材料で作られたアラミド繊維の一種。高い強度と弾性、そして伸縮性が特徴だ。(willseek)ソウルハッカーズでは冒頭、アルゴンNSビルに侵入するときにシックスが渡してくれる。 ヒトミ(ネミッサ)に渡すパッデドアーマーより弱いのは泣けてくるが…(M1号)

ケモシ〔けもし〕 悪魔
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現ヨルダン、かつての古代パレスチナにおいてイスラエルに隣接したモアブ王国の主神で、太陽神シャマシュの名が訛った名称と考えられている。バアル・ペオルや悪魔モロク等と同一視される事もあるが後世の解釈であり、元来は独立した神格だったと思われる。旧約聖書の記述においてはイスラエル中心思想によりモアブやその祭神は殊更に悪く描かれているが、イスラエルとモアブは本来同系の極めて近しい民族であり、互いに通婚・交流を繰り返していた。政治的対立が誇張され、唯一神信仰が隆盛する中でモアブ人及びその神ケモシは悪役として貶められてしまったのだろう。イスラエルの属国状態であったモアブがイスラエルに対し独立を勝ち取った時期もあり、B.C.9世紀のメシャ王による戦勝記念碑にはケモシに捧げる銘文が彫り込まれている。デビルサマナー登場の邪神。ビジュアルはモロクイメージからだそうである。属性ダメージ魔法を吸収し、かなり防御能力が高い。惜しむらくはレベル差型なので仲魔としては忠誠度が上がらず使い辛いだろうという事。(willseek)前述のモロクイメージとは、おそらく真2に登場するモロクだと思われる。真2では撃破可能な悪魔ではなく、マップ上に存在する巨大な建造物(?)となっている。ストレンジジャーニーでは、デビルサマナーと同じグラフィックでモロクとして登場する。(HAZE)

ケルヌンノス〔けるぬんのす〕 悪魔
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ケルト神話の冥界神の一人にして動物の王。名前は「角を持つ者」を意味する。その名が示す通り、頭に牡鹿か牡山羊の角を生やしていて、あぐらをかいて座った姿で表現される。その周りに角を生やしたヘビや牡鹿等を従えている図案もある。角は生殖を象徴している為、生殖等の豊穣神としての性格を持つとも言われる。牡鹿は当時の重要な獲物であり、それを従えるケルヌンノスは狩猟の守護者ともされた。ローマのメルクリウスとも同一視される。頭に角を持つケルヌンノスのイメージは中世ヨーロッパのサバトの悪魔レオナルドや現代ウィッカの復興異教主義に大きく影響を与えている。ソウルハッカーズに上位の死神として登場した。アレンジデザインとして牡鹿の頭蓋骨に跨らせてその角を「持つ者」というダブルミーニングな姿になっている。状態変化系攻撃に高い耐性を持ち、物理攻撃力も高い。物語中でフィネガンとあくまで戦い続ける事を選択した際に彼が召喚する最後の仲魔でもある。(willseek)真・女神転生デビルチルドレン光の書・闇の書で登場した帝国軍の刺客。種族はボス。 牡鹿の頭を持つ獣人。火炎魔法と闇魔法を操る。 アトラスのイベントで仲間にできるか2009年の現在不可能である。(シシン)

ケルピー〔けるぴー〕 悪魔
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ケルト神話における水の精である馬。人をそそのかしてその背に乗せ、そのまま水の中に飛び込んで溺死させてしまうという。しかしうまく従わせることが出来れば自由に操ることも可能らしい。真1に登場。トラエストが役に立つ妖精。あまり強くない。(ARL)

ケルプ〔けるぷ〕 悪魔
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複数形はケルビム。神の知識を象徴し、神により神聖な場所を守る使命を与えられた智天使である。神の玉座を運んだりもする。神に仕えるあらゆる生き物を象徴する姿をとるとされる。その一つは人・鷲・獅子・牡牛に喩えられ四枚の翼を持ち、グリフォンかスフィンクスのようである。または翼を生やした無垢なる赤子の姿でも描かれる。初期の伝承ではソロネと渾然として区別されていない節がある。中世ヨーロッパの天使階級分類では上級第二位に配置された。ケルプまたはケルビムの名での登場作品は多い。初登場はファミコン版2の天使ケルビム。攻撃力や魔力が高く、また高位のLIGHT種族の合体素材にも役立ってくれるだろう。(willseek)

ケルベロス〔けるべろす〕 悪魔
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ギリシア神話に登場する地獄の番犬。台風の巨人ティターンと邪神エキドナの間に生まれた。三つの頭を持ち、尻尾は龍、背中には無数の蛇を生やした姿をしていると言う。普段は地獄の入り口である青銅の門を守っており、来る者は歓迎し、出ようとする者には襲いかかってくる。ヘラクレスの受けた12の試練において一番最後に登場。しかしその際には素手で生け捕りされてしまった。そんなケルベロスであるが、実は竪琴の音色に魅了されてしまうような繊細な面もあり、ハチミツ入りのケーキが大好物という可愛らしい一面も持つ。結構飼いやすそうな悪魔である。そのため、デジタルデビルストーリー女神転生では常に中島の忠実な仲魔として扱われていた。その後旧約1では冥府の案内人としての役割を果たし、旧約2では中島の意図によりデビルバスター2に封印されている。真1では主人公のペットが悪魔との合体により変身し、真2ではマダムの飼い犬として登場した。ケルベロスはシリーズにおける影の主役なのかもしれない。(ARL)ノクタンでも「とある場所」にて主人公を待っており、DDSを知っている人間はチョット懐かしいイベントを演出してくれる。普段は年老いた獣として色々と難しい質問を投げかけてくるが、弟の質問にしどろもどろしたり、同属が「何の番犬か?」という事で何年も悩んでいたり(これはあっさり解決する)変に「人間くさい」所がある不思議な番犬である。最近「特捜戦隊の隊長さん」が自分のことを「地獄の番犬」と言っていますが、あの人は「アヌビス星人」だそうです。ボルボ・ヘカーテが飼い主(ニャルリン)ペルソナ3では忠犬、コロマルのペルソナとして登場。 火炎、闇の魔法を得意とし、光が弱点。 ヴィジュアルは黒肌の3つ頭。(MASA)女声で関西弁を話したり、ヒロインのファッションチェックをしたりするイベントは残念ながらない(ぉ(Green Man)漫画真女神転生東京黙示録で伝説にある三頭のケルベルスは召喚する際、三つの魂が必要という意味と書かれているになっている。(hagetya)元々から三つ首だった訳ではなく、ヘシオドスの神統記だと50の首を持っているともされた。女神転生シリーズでは白いライオンを思わせるビジュアルがほぼ定着しているが黒い猛犬として描かれた絵画も昔からあり、アバタールチューナーにおいては鋭く尖った三つ首の黒い獣というアレンジで登場した。中世ヨーロッパの悪魔学では悪魔帝国の侯爵の一人にしてソロモン72柱魔神の一柱と解釈しナベリウスとも呼ばれ、しわがれ声だが雄弁に語り、美術に詳しく、19の軍団を統率するとしている。(willseek)『デビルチルドレン』シリーズでは『黒の書』主人公セツナのパートナーとして登場して以来、後発のシリーズ作にも破格の扱いで登場している。デビチルでのケルベロスは紫の毛皮に赤いたてがみの子犬の姿をしている。(O.M.)メガテンではお約束な存在。()DDSATでは、ルーパという登場人物が変身するアスラである。一方、インドの神話で、ヴィシュヴァルーパという登場人物がいるが、3つの頭を持つとされ、彼を殺してしまったことがインドラの罪の1つという話もある。そこで、DDSAT2で登場するインドラに変身するロアルドとグレッグ(ルーパ)の関係を考えてみると…アトラス流石である。(テラダイン)

乾雲丸〔けんうんまる〕
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林不忘の名作時代劇小説、「丹下左膳」の「乾雲坤竜の巻」で語られる妖刀。坤竜丸と対を成す名刀だが、離れれば互いに求め合い、持つ者を殺人鬼と化すという。左膳は乾雲丸の狂気に取り憑かれ、辻斬りと化してしまう。だがそんな中でもどこかカラッとした異端の剣士振りであり、時には相手に義理立てする一面すら持っていた。異端の敵役は読者の人気を集め、以降の「こけ猿の巻」から左膳はアウトローヒーローへと変身を遂げていったのである。真2・if...に登場する合体剣。かなり強力な部類に入り、攻撃には小説中の左膳の描写を反映してか、HAPPY効果が追加される。真2ではLAW属性武器だったが…。(willseek)

羂索〔けんさく〕
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デビサマより、鞭系武器。攻撃力は高いがBIND等の追加効果は無い。死神イシュタムがドロップするのは首吊り用の縄とかけているのか。読みは「けんじゃく」とも。インドで戦闘に使われた縄状の武器「パーシャ」の和訳。日本では「狩猟用の投げ縄」と解説される事が多いが、実際にはボーラ(「ジェットボーラ」を参照)に近いもので、投げ付けて敵の手や足に絡め自由を奪う戦闘用の武器だ。インドにおける元来のパーシャは神話上では魔術の一種「マーヤー」を象徴し、神々の多くが武器としており、特にヴァルナやインドラジットが使用しているのが目立つ。仏教においては衆生救済の意味を付加され、不動明王や不空羂索観音の持物として描かれる。(ICBT)

ゲイボルグ〔げいぼるぐ〕
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アイルランドの英雄、クーフー・リンの持つ魔槍。闇の女王スカサハが、巨大生物の骨から製造した。見た目は銛に近く、投げるのではなく蹴っ飛ばして使っていたらしい。更にその先端からは無数の小槍が飛び出したというのであるから驚きである。しかし彼はこの槍で生き別れの息子を殺してしまい、更には敵に奪われ自分自身も殺されてしまう。ゲイボルグは魔槍なのだ。ゲームでは何故か女性専用の武器。1では中盤の要となり、2に至っては全員攻撃可の万能武器である。(ARL)名はゲール語で「ぎざぎざな投げ放つもの」を意味し、稲妻をイメージした命名らしい。また槍そのものではなくその特殊な投擲法の名であるとする説もある。(willseek)

ゲイル〔げいる〕 人名・キャラクター
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DDSATシリーズの登場人物。トライブ「エンブリオン」の参謀であり、共通の記憶を持つ他のメンバー(サーフ・アルジラ・ヒート・シエロ+セラ)とは一線を画す人物。セラの歌を口ずさむこともできる重要人物である。アートマはツイスターであり、「ツイスターのゲイル」として恐れられるようになる。ヴァーユに変身する。人間時にはアサルトライフルを駆使する。「理解不能だ」が口癖で、眉間を指先で触るのが癖(これは試験に出ます!冗談抜きで本当です。DDSAT2をやったらたぶん分かります)。CVは堀秀行氏。DDSATでは中盤からパーティに参加する(最初からイベントで活躍してはいる)。当初は冷徹な殺戮マシーンの如く、時に策を巡らせ、時に凶刃を振るい、敵を屠っていった。しかし、トライブ「ハウンズ」のリーダーであるルーパと出逢うことで彼は大きく変わることになる。また、ジェナ・エンジェルと因縁(彼女の泣き顔の記憶)があり、さらに何故かセラの歌を口ずさむことができ、自分が何者なのかを気にするようになる。DDSAT2では、サーフとアルジラとともに物語のスタートを切る。フレッドという少年との出逢いから始まり、時に相手の真意を読み、時にサーフの代わりを務め、活躍しながら物語の核心へ進んでいく。心に残るイベントや名言が多い人物。ネタバレなものを除いても、「貴方の誇りは受け取った」「(中略)俺にこんな力を与えたことを悔やむがいい!」「その涙は誇りに思え」「俺は誇りに賭けてお前たちと戦う 自分の意思でだ」「理解できないことは 感じるしかない」等の熱い台詞がある。ゲームをプレイしていると、「どうみても主人公です。本当にありがとうございました。」「どうみてもリーダーです。本当に(ry」と言いたくなってくる。しかし、あくまで最も核心に近い重要人物であり、しがない参謀である…はず。また、「カツドンを食いたいと言っていた」「傷付いた」等の迷言もあり、前者のイベントは特に必見である。「運以外」のパラメータの伸びに非常に優れ、心強い仲間である。ペルソナ4の花村陽介といい、衝撃・疾風系の相棒は総じてパラメータが高いが、運が悪いようである。実際、DDSATの某イベントでは、ステルス迷彩が能力の敵に「お前は知らんな」の一言で上に打ち上げられてすぐに叩き落されるという(他の仲間と比べても)痛い思いをしており(ちなみにその後ピクリとも動かない)、2では熱い男に殴り飛ばされるというこれまた痛い思いをしている(ぶつかった後ろのガラスには大きくヒビが入っている!)。彼がジャンクヤード(DDSATの舞台)に至る経緯についても、無知なテロリストが原因であり、やはり不幸である(これについては正確にはゲイルの不幸では無いかもしれないが…)。また、1のデータ引き継ぎの特典で、2の終盤で友情と誇りの最強スキル「ピュリプレゲドン」を覚える。特にダブルブースターの場合はチート的な破壊力で、裏ボス達にも非常に効果的である。2の羅刹モードはシエロと並んでシュール。バレリーナ拳法で敵をなぎ斃す。(テラダイン)

ゲーデ〔げーで〕 悪魔
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ハイチ、ブードゥー神話の生死を司る神。黒い燕尾服に黒い山高帽、サングラスをかけた姿をしており、バロン・サムディ(土曜日の男爵)、バロン・シミテール(墓地の男爵)とも呼ばれる。ブードゥーの冥界観において、「永遠の交差点」と呼ばれる死者の魂が神々の住処ギネーへ向かう道があり、ゲーデはそこに立っているとされる。生物を養って数を増やし、時に死者を生き返らせる事もある。ゲーデは死者の知識を手にする事ができる為、誰よりも賢い神であった。また死者を守護する者として、ブードゥー信者の墓石にはゲーデに関する名が刻まれるとされる。デビルサマナーシリーズに登場する死神。下半身裸っぽいが気にすんな。破魔・呪殺は完全に防ぎ、攻撃魔法も強力。(willseek)ゲーデとは精霊の分類であり、バロン・サムディといった名はそのゲーデに属する精霊の個体名だ。上記や公式の解説はゲーデ全体のものではなく、その内の一体であるバロン・サムディの事を指しているらしい。又、バロン・シミテールやバロン・ラ・クロワはバロン・サムディと行動を共にするとされる二体のゲーデであり、同一の精霊の別称という訳ではない様だ。ヴードゥーにおける精霊の総称であるロアには幾つかの分類が存在する。アフリカ由来の温厚な精霊ラダ、現地発の荒ぶる精霊ペトロ、この二つが主要な部分を占め、それらに含まれない少数の霊が属する分類が幾つか存在し、その内の一つが死を司る精霊の集団ゲーデとなる。先に挙げたバロン(男爵)の名を持つ精霊は他のゲーデ達を率いる高位の存在であり、そのバロン達の長、ゲーデ達の父「パパ・ゲーデ」がバロン・サムディとされる。(ICBT)この悪魔の名前を見たとき、かのファウストの作者を連想してしまうが、この作者の名はゲー「テ」であり、濁音はない。(HAZE)

GP〔げーとぱわー〕 言葉
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TRPG版独自の用語。システム上においてはゲーム進行状況を数値化したもの。この数値に対応して出現悪魔のレベルが決定する他、アイテム各種にもGPに対応する入手値が設定されており、この数値と現在のGPを比較する事で購入・入手の難易度が決定される。ゲーム全体で管理されるが、特定の地域で独自に数値が設定されていたり、月齢や何らかの要因などで一時的・局所的に上昇したりもする。世界設定上においては現実世界が異界に侵食されている度合い、魔界と現世を結ぶ門(ゲート)の強度・影響力を数値で表わしたものと解説される。東京に悪魔が溢れたのはこのGPが局所的に上昇した状況で、そして悪魔の出現による治安の悪化から自衛の為に武器(特に銃器)が流通し始める、という訳だ。「レベル」や「HP」、「攻撃力」等と同様にシステム用語である筈だが、メガテン二次創作の分野では作者がこの事を理解せずに使用し、しばしば作中用語として登場人物がこの語を口にする事もある様だ。しかし、これらの本来ならメタな用語がデビルアナライズ等によって数値化されたものとして、作中でも同様に用いられていると解釈出来る余地は確かにある。(ICBT)

月齢〔げつれい〕 言葉
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新月時からの日数経過で数える暦法。基本的に月の満ち欠け(月相)に連動するが、月の軌道は楕円である為実際は満ち欠けの速度にズレが生じ、満月の瞬間の月齢は13.8~15.8の間で変動している。月は太陽光を反射することで輝くが、満月時には月と太陽が地球を間において反対側に位置している。満月はしばしば人々の関心を呼び、日本の月見のように目出度いものと考える事もあれば、西洋のように魔力やルナティックな狂気を媒介すると考えられたりもした。少なくとも気分を高揚させる効果はあるような気はする。メガテンシリーズ作品の多くも月齢が悪魔のバイオリズムや精神状態に影響を与えるという設定を盛り込んでおり、交渉や戦闘、悪魔合体の際に影響する。(willseek)

外道〔げどう〕 悪魔
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道を外れたもの。人では無いが悪霊や悪魔の類でも無い連中。分かりやすく言うと「よく分からん奴ら」という感じだ。初代「女神転生」では「物の怪」であり、この名前が出来たのは「DDS2」から。スライムやドッペルゲンガーが有名だがかつてジャックランタンがこれに分類されていたのは秘密の話だ。(aba)ドッペルゲンガーややくざ、フーリガンにアーバンテラーと、人間またはその精神が変じたとされるものも多い。人間の不確かな心の闇が産み育てる、というのがポイントのようだ。(willseek)

原色の舞踏〔げんしょくのぶとう〕 特殊攻撃
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真3主人公専用技で、敵全体にまばゆい金色のオーラを飛ばしPANIC状態にさせる。マガタマミアズマから引き出せ、LV31から使えるようになる。…モーションは通常の魔法使用時と変わらない。もっと踊り狂うセクシーダンス系の技を期待したのに…。でも技自体は牽制技として結構使い勝手がいい。(willseek)使用モーションからも分かる様に、このスキルにて踊るのは術者ではなく「色」の方だ。舞い踊る如く激しく変化する色彩を発生させ、それを見る敵の混乱を促す幻術の一種と言えるもので、決して「踊り」系のスキルではないのだが「舞踏」との名から勘違いされ易い様だ(US版名「Wild Dance」もそれを犯しており、英訳の際にこのスキルの主格と言える「色」の部分を省いてしまっている)。尚、その使用エフェクトは当然ながらゲーム画面上でそのものを詳細に描く訳にはいかず、抑えられて表現される事となる。サブリミナル効果に代表される視覚刺激が及ぼす心身への影響は無視出来るものではなく、近年では「ポケモンショック」の名で知られる、有名TVアニメで使われた赤青の激しい点滅が多数の体調不良者を出した事件が有名だ。ラヴクラフトのクトゥルー系作品の一つ「異次元の色彩」(又は「宇宙からの色」)では宇宙から飛来した生物的な特徴を持つ「色」なるものが登場する。作中ではある地方の村に落下した隕石にこの「色」が付着しており、村の人々の精神を始め、生物や土壌・水、さらには生態系そのものといったあらゆるものがこの「色」によって徐々に混乱し異常をきたしてゆく様が、隕石の調査に来た科学者の視点から語られる。これもスキルのモチーフの一つと考えられる。(ICBT)

源氏の鎧〔げんじのよろい〕
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ペル2より、この他に兜・具足の防具一式が登場。罪における良質且つ高価版は「清和源氏の鎧」といった名となる。後の武士の間で広く名乗られる事となり特定の武家ではなく武士一般を指す向きが強い「源氏」の名に対し、清和源氏は嫡流の一門で頼光や義経など有名な武将を多く輩出した事で知られる。その甲冑として有名なのは清和源氏宗家の重代とされる名品の源氏八領の鎧や、義経などの源氏武将が身に付けていたと伝えられ現存する甲冑各部位が挙げられるが、この防具の直接の元ネタはFFシリーズに登場する防具一式であろう。但し同シリーズで装備部位に足は登場しておらず(一部アクセサリとして登場する事もあるが、源氏シリーズ装備においてその位置には「篭手」が充てられ、又FFシリーズ外の作品なら足装備「足袋」が登場する)、具足のみはペル2独自の品と言える。(ICBT)

元戎〔げんじゅう〕
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ペルソナ1に登場する弓矢。中国三国時代、諸葛亮が配下と共に発明したとされる幻の連弩。10本の鉄製の矢を同時もしくは連続で発射可能なものであったとされるが、文献に具体的な記述は残されておらず、形状などの詳細は不明である。運用方法についても同様であるが、個人携行型というのが通説のようだ。同タイプの武器はその後、明の時代になるまで登場していない事から、あまり有効な兵器ではなかったと思われる。春秋時代の将軍の乗る戦車も「元戎」と呼ばれ、転じて将軍そのものを指す語とされる。上記連弩の名称とされたのは誤訳によるものでは、という可能性が指摘されている。(ICBT)

玄武〔げんぶ〕 悪魔
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古代中国に発祥する天の四方を司るとされた四聖獣の内、北方を象徴する神獣。首の長い亀に蛇または龍が巻き付いた姿で描かれる事が多い。玄は黒を意味し、冬と五行の水も象徴している。後には人格化され、玄天上帝・真武大帝という名の強力な武神として武当山などで祀られている。メガテンシリーズでは登場は多いものの、いまいち強さの面で不遇を被っているかも知れない。ファミコン版2では聖獣、真1以降は神獣として登場し、氷結と破魔系攻撃が得意技だ。(willseek)ストレンジジャーニーでは、四聖獣で唯一敵として出現する(ニュートラル属性)で、ちょっと不遇。(HAZE)

幻魔〔げんま〕 悪魔
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神にも匹敵する魔力を持つ者たち。神と何らかの関わりを持つ英雄などもこれに分類される。初代「女神転生」にも登場した古い歴史を持つ分類であったが、「真1」で突然消滅。が「魔神転生」で無事復活、お馴染みハヌマーンやクーフーリンも以降はここに収まるのだった。(aba)神とも魔とも人とも言いがたい中間的なキャラクターを分類するようだ。ナタのように人造人間めいてたり、ネイティブアメリカンのトリックスター達のように人か神か判然としない者達が含まれる。中間的な存在は縛られず自由に立ち回りやすい為、しばしば英雄と称される大業を成し遂げる。(willseek)

コアシールド〔こあしーるど〕 道具
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その階層のダメージゾーンを全て無効化してくれるアイテム。古く旧2のころには毒の沼地のダメージも無効化してくれていた。その仕組みはいまいちよくわからない。魔力の込められた何かによるアイテムなのかもしれないし、科学的な防御壁なのかもしれない。…どなたか情報お待ちしております。(ARL)月齢が満月になると解除されてしまう事から、なんらかの魔力を拠り所としているのは確かだと思われる。(willseek)

幸運のコイン〔こううんのこいん〕 道具
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P4より、運上昇のアクセサリ。「世界樹の迷宮」にも同名の品、及びクエストが登場する。1セント銅貨は通称「ペニー」と呼ばれ、アメリカやカナダではこれを拾うとその日一日を幸運に過ごせるという民間伝承がある。この幸運のお守りとしての1セント銅貨を「ラッキー・ペニー」という。拾う時は特に表(リンカーンが描かれた面)が上であると良いとされる。(ICBT)

皇居〔こうきょ〕 地名・場所
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元江戸城西の丸である。ここには日本の象徴である天皇陛下が住んでいる。皇居周辺には日中の間だけ入ることが出来る。観光地としては一度は訪れるるべき場所であるようで、はとバスに乗れば間違いなくここに連れて来られる。「帝都物語」では皇居の地下に将門の祭壇があることになっている。明治天皇から代々皇家は将門の祭主であるらしい。(ARL)東京という大都市の真ん中にありながら緑に大いに恵まれる地区で、堀の周りはランニングコース・散歩道として人気が高い。住所表示では東京都千代田区千代田1番にあたり、本籍として人気が高い住所になっている(自己申告制だからね…)。(willseek)

紅雪左文字〔こうせつさもんじ〕
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if...登場の合体剣。高い攻撃力とSTONEの追加効果を持つ。しかし攻撃回数が1ないし0回なので使い続けるには厳しい部分も。「左文字」とは元々は銘に「左」の文字を刻んでいた鎌倉末期から室町時代にかけての筑前の刀匠。「紅雪」と呼ばれるのは小田原北条氏の家臣、板部岡江雪斎の佩刀であった初代左文字作のもの。つまり本当は「江雪左文字」なのである。後に豊臣秀吉に献上され、さらに徳川家康、徳川頼宣へと伝わった。頼宣はこの太刀を帯びて大阪冬の陣・夏の陣に参加しており、以後紀州家に伝えられ、昭和7年には国宝に指定された。(willseek)

抗体ポイント〔こうたいぽいんと〕
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ファミコン版1からPS1,SSあたりまで使用されていた仲魔のパラメータの一つ。悪魔がこの世に実体化するための生体マグネタイトの量を示し、一歩歩く毎に表示量の1/10のマグネタイトを消費する。(表示されていないが小数点以下も計算されている)基本的に強くなるほど、この値は大きくなる。人間や造魔には必要ない。真3あたりからマグネタイトと共に消えている。特殊な世界(ボルテクス界やシュバルツバース)なら分かるが、真4でも、この設定は用いられていない。そういえば、真2ては、普通に悪魔の住人が居る魔界でも消費していたな…なお、略称はCP…なのだが、Cが何の略称かは何処でも触れられていない。(人体に生じる抗体の英語はantibody)TRPGのルールブックには載っているのだろうか?(HAZE)

黄帝〔こうてい〕 悪魔
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ファンディ。中国古代、伝説の「三皇五帝時代」にその名を残す帝王で、三皇五帝時代の後期「五帝の時代」の最初の帝王である。現在の中国の全人口のほとんどを占める漢民族の祖とされる。本名は公孫(ゴンスン、こうそん)あるいは軒轅(スァンイェン、けんえん)で、黄帝の名は黄河の帝王、または陰陽五行における黄=大地の帝王を意味するという。彼の母は、天子の象徴とされる北斗七星の第一星・斗が雷光を纏い輝くのを感じて妊娠し、二十四の月を経て黄帝を出産したとされる。黄帝は指導力に秀でた名君とされ、彼の在位中に医薬、服装、住居、貨幣、測量、道徳、楽器、文字の基礎が創られたとされている。また当時乱れていた世を鎮める為に干戈(ガンゲ、かんか)と呼ばれる矛や楯を用いた武術を習得し、各地の有力な武将や鬼神、猛獣達を調伏し、自軍に取り込み力とした。だが中には黄帝を苦戦させる反抗勢力もあり、その最大のものとされるのが牛頭人身の魔神・蚩尤(シュウ)である。大層苦しめられた黄帝だが、戦いに関わる女神・西王母の助けを得て見事蚩尤の軍を壊滅させ、蚩尤を討ち取った。黄帝は最期は仙丹を摂るか神龍に乗って昇天し、神となったという。ソウルハッカーズ登場の英雄。いい口ヒゲを持っている。伝承で絡む地母神セイオウボが作成には関係する。メギドラや虚空斬波、応龍撃破などの強力な複数攻撃スキルを具えている。(willseek)グラフィックで確認できる衣服には前述の龍らしき物が描かれている。(HAZE)

鋼鞭〔こうべん〕
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NINEに登場。その名称から鞭系に分類されたが、以下にある様に本来なら鈍器・打撃武器系である。硬鞭・鉄鞭とも呼ばれる、中国で用いられた馬上武器。名に鞭と付くが、その形状は剣のような柄が付いた鉄の棒である。(ウィップ、日本でいう鞭は、中国においては軟鞭と呼ばれる。)剣のように用い、刃の通らない鎧兜の上から打撃を与える武器で、殺傷力を上げる為に打撃部(刀身)には竹のような節が設けられる。元は刑罰用・拷問具であったが、唐代に入ると鎧が発達し刀剣の有効性が薄れた為に武器として使われるようになったとされる。とはいえ多く使われたという訳ではなく、珍しい部類に入る様だ。有名な使い手としては、三国志演義にて黄蓋が用いたとされる。さらに時代が下ると捕具として用いられた。(ICBT)

降魔の指輪〔こうまのゆびわ〕 籠手
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デビルサマナーにおけるパートナー・レイの初期装備である腕防具。防御の術を施された指輪と思われる。ないよりマシ、という程度なので後々はより強力な防具に換えていこう。(willseek)

項目天〔こうもくてん〕 悪魔
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広目天。ヴィルパークシャ。帝釈天インドラの家来で、仏教においては須弥山の西方の牛貨州を守護する四天王の一人である。ちなみにヒンドゥー教におけるこの方位の守護者は水天ヴァルナである。神と人々の架け橋として天界の言葉を大衆に語りかけ、救いに導くと言う。また、元々はナーガ族の一員であり、彼の武器はその名の通り眼力の鋭さである。(ARL)真3では、四天王の中でも物理攻撃が強力で、ラクンダを多用してくる少々厄介な刺客であった。三昧耶形(持っている得物)は三鈷戟や羂索であり、筆を持っている像もある。良く見かける像の顔が、ドロップキックが得意な某芸人に似ている。(テラダイン)

黄龍〔こうりゅう〕 悪魔
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中国の伝承で五行思想において東西南北の中央に配される霊獣。 黄竜は皇帝の権威を象徴する竜とされたが、後に麒麟と置き換えられたり、同一視されるようになった。 黄huangは、黄色、土、黄金など意味する。 また皇帝を象徴する。その場合爪は5本に描かれる。四神の中心的存在、または、四神の長とも呼ばれている。四神が東西南北の守護獣なのに対し、中央を守るとされる。五行説で黄は土行であり、土行に割り当てられた方角は中央である。別名は勾陣(こうちん)。私が知る限りでは登場したのは「デジタル・デビル・サーガ」で隠しボスとして登場した。 五属性魔法の使い手で専用技で万能属性の「太極光輪」を使うというまさに強豪中の強豪。仲魔として使えるのはペルソナ3、ペルソナ3フェス、ペルソナ4で法王のコミュをMAXにしないと作ることができない。耐性は電撃反射、破魔無効という弱点がなく攻守完璧のペルソナである。デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王にも登場する。 物語では重要な存在となり威厳に満ちている存在だがライドウの実力を知ると協力的になり彼の背に乗ると行きたい場所へと連れてってくれる。ちなみにこちらの敵としての専用技は「サンダーボルト」激しい雷の雨が降り注ぐコウリュウの必殺技。(シシン)黄龍(ウォンロン)を参照の事。(willseek)ストレンジジャーニーでは四神を全て合体させることで誕生する龍神。破魔と呪殺無効、それ以外の属性全てに耐性があり、メギドラオンを使う。メムアレフと戦うときのChaos属性側の最有力候補。スキルで精神・身体状態異常耐性とランダマイザあたりを着ければ、死角はないだろう。(HAZE)

コーズニフェクト〔こーずにふぇくと〕 特殊攻撃
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[INNGA]
デビサマより、肉体系物理特技の一つ。漫画「覚悟のススメ」に登場する技「因果」が元ネタ。本来はカウンター技だが、ゲーム中では普通の攻撃技である。名称のコーズニフェクト(cause’n effect)は原因と結果、つまり因果の英訳。同じく「スクリュスラップ(英字表記:RASEN)」も同漫画の技「螺旋」より。(ICBT)

コープス〔こーぷす〕 悪魔
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悪霊は大勢が寄り集まってレギオンのような強力な存在になる事があるが、コープスは屍肉を持つゾンビ達が寄り集まったものである。腐敗した屍肉が集まってうごめく姿はスプラッタホラー映画に出て来そうである。コープスは死体だけでなく「軍団・集団」をも意味し、死者の軍団として強力である事を誇示する名前なのである。ファミコン版2では悪霊、真1以降は屍鬼として登場しているゾンビ系では強力な悪魔。HPが高く、敵としては非常にうっとうしい。if...に至っては7回攻撃の能力を持つ。火炎攻撃と神経弾による眠りは比較的有効だ。(willseek)この名は死体の意味であるコープスcorpseと軍団の意味であるcorpsを掛けているつもりだが、後者は仏語からの借用語なので発音はcoreと同一で「コー」や「コア」と読む。両者の一致は英字の綴りのみで、従って「コープス」というカナ表記名では死体の単数形の意味でしかなく、軍団の意味にはなり得ない。単にコーcorpsの語を誤ってローマ字読みした事から発した悪魔といえよう。一応、組合・団体の意味を持つcorporationの略記の複数形がコープスcorpsとなるので、全くの誤りという訳でもないのだが。尚、仏語元来のコーcorpsであれば、死体・軍団の二通りの意味を持つ。(ICBT)

姑獲鳥〔こかくちょう〕 悪魔
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中国において、少女をさらい自分の娘とする鳥の悪魔。さらわれた少女は次世代の姑獲鳥となるのである。また、羽毛を脱ぎ着することにより人間に変身することも可能。真1に登場。さらった少女をあやすためか、子守歌を使う。(ARL)男の子を攫った場合、餌にしてしまうか自分好みの男に育てて旦那にするらしい。(Green Man)日本では「うぶめ」と読む事もあるが、これは柳の下に現れ子供を預ける日本の妖怪「産女(うぶめ)」が混同された結果らしい。いずれにせよ子供絡みの無念の想いをまとった存在なのだろう。(willseek)

コカトライス〔こかとらいす〕 悪魔
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バジリスクの英語名。原義の「calcatrix」が女を表しているので、バジリスクの雌とも考えられる。また、雄鳥「cook」とも関連づけられニワトリの姿で描かれることも多い。真1では邪龍として扱われている。鳥の姿をしているのに龍とはこれ如何に?といった感じであるが、そもそも雄とされるバジリスクがトカゲの悪魔であるからだと思われる。(ARL)

コキュートスペイン〔こきゅーとすぺいん〕 特殊攻撃
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[COCYTUS-PAIN]
「コキュートスの苦痛」、初登場であるNINEではルシファー専用スキルだが、後のP4やIMAGINEでは無関連の者の専用スキルとなる。神曲に倣ってか、メガテンシリーズのルシファーはしばしば氷漬けで封印された状態で登場し、このスキルも神曲における氷地獄のイメージを持つ効果を発揮する。又「コキュートス」の名ではアバチュ2で氷結系リンケージ、ライドウシリーズに氷結系スキルとして登場。アバチュの氷結系スキル「大冷界」のUS版名も「Cocytus」であり、これは前述のリンケージ名と被っている。又、魔神1ではコキュトスら冥府五大河の名を含む地名が、P3FESではコキュトス含む神曲の地獄の名を冠したダンジョンが、それぞれ登場する。元々のコキュートスはギリシャ神話におけるハデスの冥府を流れる五つの川の一つで、語義としては「悲嘆」。冥府の境界を七重もしくは九重に取り巻くステュクス川の支流の一つで、女神としての神格も持つ。氷に関するイメージはこちらには無い。神曲におけるコキュートスは地獄の最下層である裏切り者の為の氷地獄として登場し、その中心ではルシファーが下半身を氷に埋められ幽閉されており、彼が翼を羽ばたかせるとコキュートス中に凍てつく風が吹くという。こちらは氷地獄であり「凍った湖」に喩えられるが、「川」という表現を用いた場面は存在しない。現在では上記2つの解説、元のギリシャ神話と神曲が混同され「コキュートスは氷の川である」と解説される事がしばしばある。(ICBT)

呼吸の書〔こきゅうのしょ〕 道具
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NINEに登場。魔神トート専用プラグインソフトであり、同悪魔のコーディング変化アイテム。スキルが「再生」に変化し、MP・知力・魔力が大幅に上昇する。トートが記した魔法の書の内の一冊。死者を復活・再生させる呪文が記述されていたが、限られた神にしか扱えなかったといわれる。エジプトの人々も多くの古代人と同様、人を生存せしめる活力の原理を呼吸に求め、呼吸は霊魂(バー)と結びつけられた。(ICBT)

小狐丸〔こぎつねまる〕
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平安から鎌倉時代にかけて多くの刀匠を輩出した鍛冶町、京の粟田口で鍛えられたとされる名刀。三条小鍛治宗近(さんじょうこかじむねちか)という名匠に対して、朝廷へ献上する名刀の製作が命じられた際、宗近は同じ高い技量で相槌(交互に鉄を打つ相方)を打つ刀匠を見付けられず、伏見稲荷へ祈願に詣でた。するとその夜稲荷神が御自ら現れ、見事な相槌を打って小狐丸を完成させ、宗近は無事にそれを朝廷へ献上できた。粟田口には今も相槌稲荷の小さな社殿があるという。真2・if...に登場する合体剣。子狐丸と表記される事もあるが「小~」が正解。攻撃時にPOIZON効果が追加される。攻撃回数は少ないが安定した強さの武器になっている。(willseek)

黒炎剣〔こくえんけん〕
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デビルサマナー登場の合体剣。黒い陽炎がまとわり付いた刀の姿だ。比較的楽に作成出来、攻撃回数も多いので前半戦にはいい武器の一つになるだろう。白炎鎧・炎の半首(ほむらのはつむり)・青炎の小手・黄炎の具足と組み合わせる事でステータスアップボーナスを得る事が出来る。中国の五行信仰に関連する武器とされ、五行では水と死を司り、黒を象徴色とする玄武を象徴する装備になる。他の四装備もそれぞれ四聖獣及び黄龍(麒麟)を象徴している。(willseek)

黒旋風〔こくせんぷう〕
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『if…』初出の武器。元ネタとして『水滸伝』の登場人物「李逵(りき)」を挙げておきたい。彼の渾名は「黒旋風」で、作中では二挺の板斧(はんふ:パンフー、いわゆる片手斧)を用い斬り込み隊長役をつとめていた。
さて、一連のDDSシリーズで言う「黒旋風」はどんなモノなのだろう?元ネタの通りに二挺の斧なのかも知れないし、李逵の渾名「黒旋風」を冠した長柄の斧かもしれない。江戸末期の絵師「歌川国芳」の武者絵『通俗水滸伝 黒旋風李逵』に描かれている2本の板斧を十字に組み合わせた「十字斧」スタイルというのは飛躍し過ぎだろうか…。余談であるが、この「歌川国芳」の手による水滸伝の武者絵はねぷた絵の中でも人気の絵柄である。実体化を果たした「鬼神」や「英雄」に会いにねぷた祭りを見に行くのも一興ではないだろうか。(アレイ)

克敵弓〔こくてききゅう〕
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ペルソナ1に登場する弓矢。コーティーコン。中国南宋時代の弩。北宋時代に宋に伝えられた神臂弓(しんぴきゅう、シェンピーコン)に、南宋の将軍・韓世忠が改良を加えたもの。個人携行用の巨大な重クロスボウで、射程は500mを越え、鎧をた易く貫く威力から金朝の軍勢を恐れさせたという。(ICBT)

黒曜石の鏡〔こくようせきのかがみ〕 道具
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NINEの邪神テスカトリポカ専用プラグインソフト。スキルが「戦士の誓約」に変化する他、体力や耐性が上昇する。テスカトリポカが失った右足の代わり、もしくは頭や胸に身に付ける鏡。アステカでは金属ではなく磨き上げた黒曜石を鏡として儀式・呪術に用いた。テスカトリポカのそれは彼の名の通り煙が吹き出しており、特に右足の義足とする鏡の形状は「子宮の中で丸まった兎のような」と形容される。テスカトリポカは魔術により世界中の様子や未来の出来事をこの鏡に映し出す他、ケツアルカトル追放の際にもこれを用いた。人間を愛し、自分の姿も人間に似ていると信じていたケツアルカトルに、この歪んだ鏡に醜い姿を映し出して見せる事で自尊心を失わせ、そこからさらに酩酊させて近親相姦を行わせ、遂には王の座から失脚させたのだ。(ICBT)

「…こ これが神のおぼしめし…ですか…」〔ここれがかみのおぼしめしですか〕 発言・表示
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「…こ これが神のおぼしめし…ですか…僕は再び死ぬのか…僕は…神に選ばれしものでは…な なかったのか…神に捧げられし…そうか…僕は生け贄に過ぎなかったのか…」
カオス・ニュートラルルートにおけるロウヒーローの最期のセリフ。自分が生け贄に過ぎなかったことに初めて気づき、これまでの生き方に後悔しているように見える。ここで「喜んで死にましょう!」なんて言わなかっただけでもこちらには慰めである。彼は最期の最期で自分の愚かさに気が付いたのだ。本当に神に魂を売り渡し、身も心も洗脳されてしまった狂信者は、絶対にこんな言葉は言わない。メシア教=ミカエルは、二度目となる救世主選びにも失敗したのである。実はその事実が真2への伏線だったりする。そう考えるとこのエピソードは実に面白い。(ARL)

コスモゾンビ〔こすもぞんび〕 悪魔
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近年宇宙人として認識される、リトルグレイと呼ばれる存在がゾンビ化したもの。UFOに乗ってチャネラーに応えようと地球を訪れたはいいものの、墜落死してしまったのだろう。頭部や胸部に縫合跡が見られ、某軍事基地辺りで保管されていた亡骸が動き出したのかも知れない。彼らの体内組成は地球のものとは異なり、ガス状になって漏れ出したそれは地球の生物にとっては有毒らしい。ソウルハッカーズに登場する最上位の屍鬼。SFの極致とされる宇宙人がオカルト的なゾンビになるという皮肉。まぁ人間のフォークロアの源泉はオカルトでもSFでも実は大差ないって事なのかも。ペルソナ1でも最上位の外道としてグリーミーズという、どう見てもリトルグレイな悪魔が登場したが、こちらはヘルズアイズやマハジオダインを駆使し、大層打たれ強い恐るべき相手だった。(willseek)公式設定では、墜落死ではなく、地球上に存在するウイルスがこの宇宙人には致命的であり、どこぞのハザードのようにそのまま生ける屍となったとある。(HAZE)

木霊〔こだま〕 悪魔
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深い森の木々に宿るとされる樹霊。山で人の声を反響させる山びこと同様に、森の奥深くでこちらの声に応える話し声や反響という形で現れる。木々に魂や畏敬の念を抱く表現の一つであり、昔は森を切り開く際には必ずいくらかは樹木を残して祀ったり、申し訳ない気持ちを忘れないでいたものだった。それを忘れた結果が現代のコンクリートジャングルなのである。アニメ映画「もののけ姫」では胎児のような姿で、言葉は発さず首をくりくり回す姿で登場した。彼らはこちらが「感じ取る」存在なのだ。真3に序盤レベルの地霊で登場した。ぺらっぺらの人形ぽい姿で空中に一定のリズムで8の字を描いている。最序盤はディアが結構貴重。(willseek)

コックさん〔こっくさん〕 人名・キャラクター
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いわゆる絵描き歌で歌われる「かわいいコックさん」。歴史は古く、少なくとも昭和初期まではさかのぼるらしい。原宿等でTシャツが売られてたりしている。ゲームではif...の飽食界で邪神オーカスに出す料理をせっせとまじめに作り続けている。横向きのビジュアルを見せたのはif...が初めてではなかろうか。(willseek)

骨董屋〔こっとうや〕 地名・場所
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真1の吉祥寺にある店。髪の無い店主は、吉祥寺に悪魔が出現し始めると、求めもしないのに「どうやら こちらのほうが入り用らしいな/いま お前達が欲しい物を売ってやる/どれも性能は確かだ」と言って銃器を売ってくれる。おそらくモデルは『探偵物語』に登場する、裏で拳銃を扱っている骨董屋。店主イイヅカにも髪が無い。(ayidabis)

木っ端微塵斬り〔こっぱみじんぎり〕 特殊攻撃
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[MINCE-MASTER](デビルサマナー)/[Atom Smasher](P4)
デビサマより、敵1体に2~7回の攻撃を行う剣技系物理特技。堕天使ニスロクが所持するが、このレベルの割には強力な技だ。ハッカーズでは範囲が敵全体へ変更された。P4では敵全体に1~2回ダメージ、さらに恐怖状態を付加する。作品によって表記がやや異なり、P4以外では「木っ端みじん斬り」の表記である。ネタの大元としては、石川賢の漫画「魔空八犬伝」より犬山道節の技「こっぱみじん斬り」、同作者がキャラクター原案を務めたOVA「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」でも「こっぱ微塵斬り」の名で登場している。又、小説「BASTARD!!黒い虹」ではこれらのパロディなのか「木っ端微塵斬り(ミリオン・シュレッダー)」という技が登場。以上はいずれも剣による技だ。デビサマ英字表記の「Mince master」としては、肉用フードプロセッサの商品名の一つとして実在する様だ。P4北米版名「Atom smasher」は「原子核破壊装置」の意味で粒子加速器の別名として用いられ、同名のアメコミヒーローも複数存在する。(ICBT)

コテツブレード〔こてつぶれーど〕
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初登場は女神転生2。表記や設定は作品により微妙に異なり、「虎徹」そのもの、または銘刀に似せた現代刀であったりする。中でも特徴的なのはデビサマでの設定「銘刀を模した米国人製作の大型ナイフ」、同類としてヤスツナブレード・マサムネブレードも登場している。これらの「銘」+「ブレード」というネーミングはゲーム「Wizardry」シリーズにおける村正の英語表記「MURAMASA BLADE」が由来か?「米国人製作」という部分はWizardryがアメリカ産ゲームである事の隠喩だろうか。(因みに漫画「BASTARD!!暗黒の破壊神」にそのものズバリ「コテツ=ブレード」なる刀が登場しているが、こちらもWizardryネタの一種の様だ。)(ICBT)

「今年の冬は寒いよ」〔ことしのふゆはさむいよ〕 発言・表示
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ソウルハッカーズ・時幻の回廊で最初に待ち構える魔王キングフロストが『自爆』してくる際に表示されるメッセージ。ハッカーズのキングフロストは残りHPが一定以下になると必ず『自爆』してくるので、事前にしっかり対策を立てておかないと、本当に背筋の凍るような寒い思いをすることになるだろう。なお、キングフロストの『自爆』が冷気属性を持っているわけではない(『自爆』は物理攻撃)ので、勘違いしないように。(CF)「今年の冬は寒くなるよ…」であり、「今年の冬は寒いよ」ではない(wac_toriaezu)

事代主〔ことしろぬし〕 悪魔
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八重言代主命(ヤエコトシロヌシノミコト)。大国主命の子で託宣の神。「コトシロ」とは「言知る」であり、「事知る」として物事の正誤正邪を判断する事に優れているという事である。国譲り神話でタケミカヅチへの返答役を任された事代主は相手に「承知した」と答えると船を踏み傾け、手を打って青柴垣に変え、その中に隠れてしまったという。…脅しに屈しただけのような気もしないではない。とにかく「事を知る」事代主が賛同したという事でその後の国譲りの進行の弾みになったとされる。国譲り神話で釣りをしていた事から釣り好きとされ、海と関係の深い恵比寿と同一視された。また海の神、商業の神としても信仰されている。真1で初登場した鬼神。真2等では中堅レベルの国津神に分類された。サバトマが結構嬉しい。 国津神系は異形の姿が多いが、コトシロヌシもイノシシというかヨーダっぽい顔に木の根の下半身を備えた妖怪然とした姿になっている。ソウルハッカーズでも登場し、こちらは平安貴族な姿に託宣神としての軍配を両手に持っている。(willseek)

コトワリ〔ことわり〕 言葉
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理。物事の動く道理・理屈。世界運行の物理法則も、生物の思考・行動の法則もことごとく何らかの理で動いていると言っても過言ではない。ただ、その決まりごとに我々が気付けるか否かだけなのだ。真3においては東京受胎という一大カタストロフィが起き、混沌と化した世界では次なる世界における行動の根本原理、コトワリを思い定めて創世の光カグツチの力を開放するべく、複数の勢力が相争う事になる。むろん決まったコトワリを限定せず、カグツチの創世の力のみを利用する選択もあるだろう。欲望であれ、総合的視野であれ、人は己の行動を方向付ける何かが必要なのである。真3中ではシジマ・ヨスガ・ムスビの三つのコトワリが登場したが、いずれも精神的価値の置き方のバランスに偏りを持たせたものであった。その事で得られる実感や安定はあるのだが、代わりに切り捨てられた要素や抱えるリスクも存在する事を無視はできない。(willseek)一部のプレイヤー(メガテニストと言った方が良いかもしれない)で信仰されているコトワリがある。それは、ナラビのコトワリである。その内容は「いかにスキルを綺麗に・自分好みに並べるか」というものである。また、当然非公式である、念のため。(テラダイン)デビルサバイバー2においても理としてこの言葉が出てくる。そして世界の長い歴史の中、理をもって世界を創世した例があるという話が語られる。それが真3のことを指しているのかは定かではないが、何かしらの繋がりを伺わせる。(ad)

蠱毒皿〔こどくざら〕 道具
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普通「蠱毒」と言うと、単に虫の毒のことを指す。山にハイキングに行ったりしたとき、虫に体を噛まれ腫れ上がったりする、ああいったことを言うのだ。さて、中国でタブーとされてきた呪いの一つに「蠱」というものがある。その行為とは、蟇、毒蛇、毒虫を百種集めて互いに殺し合いをさせ、最後まで生き残った一匹を用いて呪殺を図るというものである。それを用いて行う呪術を「蠱術」、生き残った虫の毒のエキスやその虫そのものを毒として服用させることを「蠱毒」と言う。よってゲームに登場する蠱毒皿も、単に虫の毒が載った皿というわけでは無く、極めて呪術的な要素が強い道具だと思われる。少なくともこの皿を用いることにより呪殺魔法「ムド」が発動し、敵を呪い殺すことは確かだ。(ARL)

コノハナサクヤ〔このはなさくや〕 悪魔
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ペルソナ4に登場した天城雪子(あまぎ ゆきこ)の専用ペルソナ。アルカナは「女教王」。 桜色の体に両手には桜花のマントあるいは翼の様な物がある。火炎系と回復魔法を覚えるペルソナ。正式名は「コノハナノサクヤビメ」。 オオヤマツミの娘で姉にイワナガヒメがいる。ニニギの妻としてホデリ(海幸彦)・ホスセリ・ホオリ(山幸彦)を生んだ。火中出産の説話から火の神とされ、火山である富士山に祀られるようになった。火炎魔法を得意とするのはこの理由である(シシン)

木花咲耶姫〔このはなのさくやびめ〕 悪魔
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古事記では木花之佐久夜毘売、日本書紀では木花開耶姫と明記される神道の神。オオヤマツミの娘、ニニギの妻。姉にイワナガヒメが居る。彼女が登場する話は東南アジアに広く伝わるバナナ型神話の変形である。という説が一般的である。内容は以下の通り。 天降ったニニギは南九州の笠沙の岬でオオヤマツミのうつくしい娘コノハナサクヤビメに出あった。ニニギは父のオオヤマツミに姫を妻にくれるよう申しこんだ。オオヤマツミはよろこんでコノハナサクヤビメに姉のイワナガヒメを添えてさしあげた。しかし、みにくい姉をきらったニニギはこれを送りかえし、コノハナサクヤビメだけをのこして結婚した。オオヤマツミはひどく恥じて、 「イワナガヒメをさしあげたのは天神の寿命が石のように不変であるようにという気持からです。コノハナサクヤビメを贈ったのは木の花がはなやかに咲くように栄えませという願いからです。姉をお返しになったために、天孫のお命は木の花のようにはかなくおなりでしょう」 と言った。漫画真女神転生東京黙示録に登場する主人公の親友の恋人である八神咲はコノハナノサクヤビメの転生体である。(hagetya)瓊瓊杵尊ことニニギの子を、身の潔白を明かす為に産屋に火を放ち、火中で産んだ事から意外な気性の激しさも想像される。この逸話から火の女神とされ、火山の古語に由来する名である浅間神社に祀られている事が知られている。火山国日本ゆえの独自性も反映されていると言えるだろう。ゲームでは魔神転生2で遠距離回復に優れた女神ユニットとして登場している。またペルソナ4でも天城雪子の初期専用ペルソナとして登場し、火炎系・回復系魔法で大いに活躍した。(willseek)民間信仰の子安神と結びつき、子授け・安産・子育ての神としての側面も持つ。子安神と結びついた理由としては、その壮絶な出産が理由であろう。猛火の中、無事出産したこの女神は安産守護の神として頼られるようになったのである。浅間神社は富士山の頂上にある富士山本宮浅間大社を総本宮としている。コノハナノサクヤビメは富士山の神でもある。元々富士山の神は浅間大神であったが現在はこの女神と同一視されている。(hagetya)

この世のすべてが、君の生き様を左右する「きっかけ」になる〔このよのすべてがきみのいきざまをさゆうするきっかけになる〕 発言・表示
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「…この世のすべてが、君の生き様を左右する『きっかけ』になる。君が日常で何気なく交わす言葉のひとつひとつも……多様な『将来』の扉のうち、いずれかを開く鍵となるんだ。」                                                                葛葉ライドウ対アバドン王で金髪の青年がライドウに投げかけてくる印象的な問いかけ。メガテンシリーズを長く遊んでいるユーザーには薄々正体が解っているであろう金髪の青年だが、彼はこちらを試し、導くような言葉を多く残す。ここで取り上げたセリフは、自らの日常での行動の積み重ねが自らの「将来」を生み出すという示唆なのだろう。運勢やツキというものは大抵の人には結果のみを見て推察する為の便宜でしかないのかも知れない…と。(willseek)

古備前兼平〔こびぜんかねひら〕
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if...登場の合体剣。高い攻撃力とPANICの追加効果を持つ。ただし攻撃回数が1ないし0回なので使い続けるのは難しい。正しくは包平(かねひら)。平安時代の岡山県、古備前派の刀工に由来する。高平・助平と共に備前三平(さんひら)と称され、後鳥羽上皇や平重衡、源頼朝など数々の大人物達の刀を打った。備前岡山の池田家に伝えられた大包平は特に有名で、現在国宝扱いである。(willseek)

コボルト〔こぼると〕 悪魔
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ドイツの小鬼。鉱山や家に住む妖精。鉱石を役に立たない石に変えたりする。が、仲良くなると仕事を手伝ってくれたりもするらしい。しかし適当な扱いを受けると陰険な仕返しを仕掛けてくるという。真1では序盤のザコキャラ。とりあえず仲魔にする人も多いであろう。東京黙示録においては八神咲の使い魔として働いていた。(ARL)真2の旧アカサカでは発掘作業帰りにBARで一杯やっているコボルト達の姿を見る事ができる。ちびちびやってる後ろ姿がなんとも微笑ましい。(willseek)犬の頭を持つ獣人としての姿はウィザードリィ日本版にて初めて現れたものだと言われており、D&Dにおける設定「犬に似た形の頭部を持つ人型爬虫類」の一部のみを強調して描かれた、もしくはやはり同じくD&Dのハイエナ獣人種族「ノール」と混同してデザインされた事が原因だと考えられている。現在、国内ではこのイメージで定着したらしく、メガテンでも真1以降に犬獣人デザインが採用されている。(ICBT)話が反れるが、ファミコン版wizardryのグラフィックの多くはパソコン版wizardryの攻略本の一つであるモンスターマニュアルのイメージイラストを元にしている。なお、D&Dでは、「角を持ち、毛の無い暗い色の皮」と文章で形容されているが、イラストでは、鼻から口にかけては、どう見ても犬のそれである。(HAZE)

子守歌〔こもりうた〕 特殊攻撃
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[CRADLE-SONG]
子守歌を歌う。何のひねりも無い。しかもそれで本当に相手を眠らせてしまうのだから大した物である。(ARL)

コル・カロリ〔こるかろり〕 悪魔
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峰津院都の「人外」の部分が剥き出しになった状態。
カノープスによって作られた峰津院都が力を発揮した状態であり、サダクが人型を捨てたのと同じような状態。サダクはセプテントリオンやトリアングルムの様に無機質な物質のような形であるが、コル・カロリは人型を残した姿をしている。黒い人型の頭に揚羽蝶の様な帽子飾りのような物、黄色のワンピースのようなものが胸元から股間上部分を覆い、背中からは峰津院都を模していた髪や皮膚が覆い被り、股間を隠している。 足は人型ではあるが先は尖っており、黄色の部分がブーツのようになっている。腕は黄色と黒の巨大アーモンドが左右に3つあり、繋ぐように鎖がくっつき、1番外側のものから巨大な黒い手が出ている。ちなみに爪は青い。 ちなみに戦闘時、本体はコル・カロリA、両腕はコル・カロリBとして扱われる。サダク同様、「人外」である為能力は非常に高い。 峰津院都の状態でも物理無効と全門耐性持ちである。 ちなみに「人外」の能力の為か、射程が無限である。 特殊能力はサダクにすらダメージを与える、超磁界『アステリオン』。 仲魔の召喚帰還を封じ、毎ターン毎にダメージを与える上に、自身の防御を40%上昇させるという半端ない力。(ただし、サダクが人間形態になるまで能力を無効にしてくれる為、サダクを回復してれば何という事はない力でもある) かなりのダメージを追うと、両腕のアーモンド型の部分の色が褐色化してヒビが入り、穴が空き、手形の部分にもヒビが入って地面に落ちる。(メガテンヲタク)なお、登場作品はデビルサバイバー2ブレイクレコード(3DS)である。(HAZE)

コルセック〔こるせっく〕
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真2から登場の最序盤槍状武器。攻撃回数二回以上で多めなのが特徴。if...だとなぜか女性専用になっている。コルセック・コルセークは英仏での呼び方で、イタリアではコルセスカになる。15世紀中頃から登場した槍の一バリエーションで、穂先の根元左右に二つの刃が付き、穂先の刃が深く突き刺さって抜けなくなる事を防止する役目を果たす。根本の二つの刃の形から「こうもりの翼形」と呼ばれる。二枚刃は意匠を凝らされ、多くのバリエーションが登場した。(willseek)同じくイタリア発祥の三叉の穂先を持つ類似武器にランサールranseur(ランサーとも)があり、P3の槍「ランカール」の北米版名称が「Ranseur」なのでそれを指すと思われる(未確認だが、ranceur,rancoeur等の異表記があるらしい?)。又、RONDEの槍「ランカ」はランサールの英独名ルンカrunka,runkahの事だと思われる。P3FESの槍系武器「フリウリスピア」もバリエーションの一つと言えるもので、この名はこれが用いられた地域であるイタリア北東部の都市フリウリに由来し、穂先根元の二本の刃が大きく外側に反った鎌状となっているのが特徴の三叉槍だ。(ICBT)

コルトライトニング〔こるとらいとにんぐ〕
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アメリカの代表的銃器メーカー、コルト社が開発した自社では初のダブルアクション式リボルバー拳銃。M1877とも呼ばれる。ダブルアクションだと一発発射した後撃鉄が起き上がり、片手で素早く連続発射が行えるのだ。その代わり引き金が重めになるのと多少動作不良のリスクが伴う。バリエーションであるコルトサンダラーはかのビリー・ザ・キッドが使用した銃として有名である。葛葉ライドウにおいて十四代目ライドウが用いているリボルバーはこの連射が容易なコルトライトニングである。38~45口径の大型弾丸が使用可能だ。もっとも、ライドウは様々な呪的文様を刻み、魔力を付与した弾丸を金王屋で仕入れて用いている。(willseek)

コロナショット〔ころなしょっと〕 弾丸
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真2・if...で強力な威力を誇る上級弾丸。コロナ放電という化学現象があり、ごく限られた範囲に電界を形成し放電が行われるのである。攻撃にSHOCK効果が追加されるのが大きい。ソウルハッカーズだとコロナシェルという特殊効果のない散弾に落ち着いてしまった。(willseek)

コロポックル〔ころぽっくる〕 悪魔
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コロボックルとも呼ぶ、アイヌの伝承に登場する小人。アイヌ語で「フキの葉の下に住む人」の意。北海道や南千島、樺太の先住民族とも言われ、背丈が低く動きが素早く、漁に巧みであり、屋根をフキの葉で葺いた竪穴にすんでいた。移住してきたアイヌに対し友好的で、鹿や魚などの獲物をアイヌの人々に贈ったりアイヌの人々と物品の交換をしたりして交流したが姿を見せる事を極端に嫌い、そうしたやり取りは夜に窓などからこっそり差し入れる形で行っていた。だがある好奇心の強いアイヌの若者がコロポックルの姿を見ようとその手を掴んで引き込んだところ、それは美しい娘でありその手の甲には刺青があったという。それ以来コロポックル達はアイヌの前から姿を消してしまうが、人々は彼らを忘れないようにと手に刺青を施すようになったという。デビルサマナーシリーズに登場する序盤レベルの地霊。フキの葉を傘に差した小人のおぢいちゃんだ。倒すよりは仲良くなって合体の為に引き込みやすくしておいた方が得策かと。(willseek)

コロンゾン〔ころんぞん〕 悪魔
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20世紀最大の魔術師アレイスター・クロウリーが呼び出したことのあるとされる、カオスを引き起こす悪魔。叡智への扉を守っているとされ、その真の叡智に辿り着こうとする者達にとっての天敵。真1で登場する妖魔。炎の魔法の使い手だ。(ARL)

コワトリクエ〔こわとりくえ〕 悪魔
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蛇女。アステカの地母神。狩猟を司る神ミシュコアトルの妻で、太陽や月や多くの星を産んだ。その姿は蛇のスカートを履いた女で、人間の手首と心臓を繋いだ首飾りを付けている。真1に登場する最も低レベルな龍神。サマリカームは多いに役に立つのでCHAOSサイドの人は優先して作るようにしよう。(ARL)

金剛神界〔こんごうしんかい〕 地名・場所
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女神転生では金剛神界を「富士金剛神界」と定義しているようだ。ここは「役小角が仙人になるために富士山の霊場に張った結界の内側」とされ、言わば小角にとっての最大の修行場なのである。その世界は修験者にとっての「擬死再生」の世界であり、そこは「黄泉」でもあり「天界」でもあり「地獄」でもある。言わば現世に相対する世界なのだ。そもそもこういった「魔界」は時間のベクトルも現世とは異なり、そのため真1において金剛神界を脱出した主人公達が30年後の世界に飛び出してしまったこともおかしくはない。主人公達は金剛神界という魔界で擬死再生を体験していたのである。先ほども述べたように、金剛神界は「天界」ともされ、そのため真2においては日本古来の神々にとっての休息の地とされている。ここに入るためには一度ゲームをクリアしなければならない。(ARL)簡単に言えば魔界。主人公の夢の中の風景と酷似しているので、何か関係があるのかもしれない。()

「こんごともよろしく…」〔こんごともよろしく〕 発言・表示
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ファミコン版1で仲魔になる悪魔がかならず言ってくれていた挨拶文句。襲われるかもしれない、使役しなければならない、そうした危険と思われる存在から掛けられるなんとものどかな言葉。原作小説のグロ等とはまた異なる雰囲気がまちがいなくそこにはあった。意図的に入れられた演出ではなかったらしく、2ではその言い回しは見かけられなくなってしまう。だが要望に応えてか、真1では再び「こんごともよろしく…」が復活した。その後も漢字交じりやカタカナ表記等若干バージョンを変えたりもしつつ、仲魔加入セリフには欠かせない言い回しの一つになっている。(willseek)自己紹介でこの台詞を言う人はメガテニストと見て間違いない。()

こんごともよろしく…〔こんごともよろしく〕 言葉
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ファミコン版の2では一瞬「あれっ?無くなったのか?」と思わせてるが意外?な所で聞けたりする。この作品じゃニュートラル悪魔で敵に回すと怖い奴というのはあまりいないから分かりにくいんだよね・・・。(aba)

コンス〔こんす〕 悪魔
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エジプト、ナイル川中流の都市テーベの月神。アモンとムトの息子とされ、出産と成長、時を司り運命を神託する者とも言われ、トートと機能的に重複する部分もある。また呪いを除き悪霊を祓う者としても崇拝されていた。ミイラ化した片側お下げ髪の若者の姿で描かれるが、上空を動く月として隼の属性を付加されて表される事もあった。デビルサマナー序盤レベルのミイラ姿の幻魔。ポージングがファンキー。あくまで序盤メンバー向けの仲魔だが、ジオは役立つ。(willseek)

混沌王〔こんとんおう〕 人名・キャラクター
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真3における主人公の種族名の一つ。全てのマガタマのスキルを完全に引き出すと変化する。厳密に言うと「一番強い悪魔」に与えられる称号のようなものなのだが、ゲーム上混沌王になれるのは主人公一人だけなので、実質「混沌王」=「真3主人公」と判断して問題はない。真3マニアクスでは追加エンディングルートに進まないとこの種族になれなくなってしまった。その方が自然と言えば自然だが。(iqn)キーワードとしての混沌王はミルトンの「失楽園」や荘子の斉物論の例え話の「混沌王」で用いられている。万物は相対的であり、広い視野で見れば宇宙も人・神・悪魔も存在として等しく在る、という事なのだろう。(willseek)

金王屋〔こんのうや〕 人名・キャラクター
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デビルサマナーにおいて登場するジャンク屋及びその店主を呼ぶ名。一応骨董屋であり、様々な怪しげな品物を取り扱っている。中には本当に呪的な品々もあり、それをキョウジ達は購入し、仕事に活用するのである。店主はしらふよりも酒の入った状態の方が鑑定眼が冴えるそう。店の看板の「王」に時たま「、」を打たれる悪戯に悩まされるんだとか。伝統ある店らしく、その先祖は大正時代の帝都東京、築土町に店を構えている。「時は金なりじャ」だそうである。(willseek)

コンバットドレス〔こんばっとどれす〕
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P4より。女性用の防具とされているが、本来の意味においては特に性別の区別は無く、むしろ軍隊のイメージである男性用の向きが強い。BDU(Battle dress uniform)とも。和訳は「戦闘服」、軍服の一種で、軍人が戦闘時に着用する衣類一式の事。その詳細は国や時代、陸海空毎により異なり、一例を挙げれば、現在の各国陸軍では迷彩服を基本としてヘルメット・防弾ジャケット・半長靴といった装備が主である。近代以降の軍隊では通常勤務時と戦闘時で異なる服装が用意される事から生まれた語であり、第2次大戦以前にはその区別は無かった。(ICBT)

コンバットブーツ〔こんばっとぶーつ〕
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戦闘用半長靴。丈夫な靴底と鉄板入りのつま先が自慢である。真1ではサバイバルショップにて1800円。中古だとしてもこれでは安物すぎる。小学生の履く「よいこぐつ」じゃあるまいに…(ARL)

COMP〔こんぴゅーたー〕 コマンド
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コンピューターを使うコマンド。悪魔召喚やオートマッピング、デビルアナライズ等出来ることは様々である。ゲームのシリーズが進むに連れて、オートリカバリ等、機能も充実していくばかり。しかしどういう原理で動いているのか良く解らないものも多数。(ARL)シリーズが増えるごとに物品としての名称もハンドヘルドコンピューター、アームターミナル、GUMPと色々増えつつある。中にはサックスや傘、メリケンサックと奇抜なものも。商売道具にはオリジナリティを求めるものなのか。(willseek)真Ⅲでは携帯電話で代用するという話があったが、採用されなかったと「金子一馬画集Ⅲ」にあった。悪魔になった主人公は召喚も完全に自力で出来るようになっていた。ゴズテンノウらの力を得て使役の能力も更に増していった。(daidai)「デビルサバイバー」では本作の使用ハードであるニンテンドーDSを模したCOMPも登場した。(O.M.)computerの略。基本的に主人公は魔法を使えない代わりとしてCOMPが使用できる。()読みは「コンプ」でよいと思われる。初期ではハード性能から来る容量・表示上の問題による単にcomputerを略した語でしかなかったのだが、ハッカーズにて「悪魔召喚プログラムをインストールした、悪魔召喚師が召喚に用いる携帯型コンピュータ」という独自の定義が現れた。デビサバではこの定義を引き継いだ上で、作中の携帯ゲーム機兼端末の名称(商品名と思われる)、コミュニケーション・プレイヤーの略とされている。コンシューマ版ではハッカーズとデビサバの2作しかこの独自定義を用いた作品は存在しないが、ユーザー間ではそれ以外の作品に登場したそれらもこの定義に当て嵌め、その名で呼ぶ傾向がある。覚醒篇以降にこの定義が定着したTRPG版の影響だろうか。(ICBT)真4ではガントレットと呼ばれ、ハンドヘルドコンピューターに近い形状だが、搭載されているコンピューターにはキーボードに当たるものがない。というか、どう見てもスマホ。(HAZE)

坤竜丸〔こんりゅうまる〕
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林不忘の名作時代劇小説、「丹下左膳」の「乾雲坤竜の巻」で語られる妖刀。乾雲丸と対を成す名刀だが、離れれば互いに求め合い、持つ者を殺人鬼と化すという。真2・if...に登場する合体剣。かなり強力な部類に入り、しかも攻撃にBIND効果が追加される。真2ではCHAOS属性武器だったが…。(willseek)

ゴウト〔ごうと〕 人名・キャラクター
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正式名は業斗童子(ゴウトドウジ)。業斗童子とは葛葉一族のサマナーが禁忌を犯した罰として死を許されず、動物に魂を封じられる刑とされる。テレパシーでサマナー資質を持つ者と意思疎通も行え、大正時代にはサマナーの従者兼お目付け役として各地の葛葉一族のサマナーの元に派遣されていた。葛葉ライドウでは緑眼の黒猫の姿をしたゴウト(分類番号イの四拾八番)が登場し、局面毎に的確なアドバイスでライドウ及びプレイヤーを導いた。その魂は意外な人物のものである。くだけたクールな口調だが、ライドウが変な選択肢を選ぶと慌てたり、猫じゃらしを向けると抗えなくなるなど、妙に愛嬌を感じさせ、金欠時に電車賃を立て替えてくれたり重要局面で見せた自己犠牲的行動などからも、いつの間にかゲーム内でヒロイン的位置を占めると認識されるに至った。(willseek)

剛刀長道〔ごうとうながみち〕
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if...登場の合体剣。高い攻撃力とCLOSEの追加効果を持つ。ただし攻撃回数が1ないし0回なので早めに合体させた方が得策か。江戸時代、奥州会津藩の刀工として活躍した陸奥大掾三善長道の銘刀に由来する。その作の切れ味と優美さは最上大業物と評され、「会津正宗、会津虎徹」とも呼ばれる。二代目以降の三善長道も代々会津の藩工として活躍した。(willseek)

轟雷〔ごうらい〕 特殊攻撃
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〔Ruinous Thunder〕
「真・女神転生Ⅴ」の主人公専用攻撃スキルで、『アオガミ肆式の写せ身』から習得できる。効果は“敵単体に大威力の電撃属性攻撃”で、「ヤクサノイカヅチよ」の声と共に人差し指を立てた右手で天を指しながら腕を上げて雷光が走る暗雲を頭上に呼び出し、右腕を振り下ろすと共に敵へ稲妻を落とす。消費MP20ながらもジオダイン(消費MP35)に及ばんとする威力を持つというコストパフォーマンスの高さが「轟雷」の売りと言えよう。ダイン系よりも上位のバリオン系や防御相性貫通性能を持つナルカミには流石に威力面で大きく水を開けられるものの、本編中盤における単体属性攻撃スキルとしては破格の性能である。そして何よりも、電撃属性が弱点であるフィン・マックール戦では戦略の主軸として活躍が期待できる点も見逃せない。スキル「轟雷」はスサノオが持つ暴風神としての神性を象徴すると共に、スキル使用時に口にする黄泉国に落ちて腐乱したイザナミの体に湧いた八柱の雷神“ヤクサノイカズチ”の名から、根堅州国を宰領する冥界神としてのスサノオの性格を強調するものとも考えられる。北米版の表記である“Ruinous Thunder”を直訳すると『破滅の雷』となる。語根の“ruin”には『女性の堕落』という意味があるが、黄泉大神と化したイザナミと結びつけるのは流石に考え過ぎか。(ootou)

剛烈刀〔ごうれつとう〕
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デビルサマナー登場の男性用合体剣で、終盤戦まで使う事も可能な超強力武器。湾曲した刃を持つ二振りの刀である。中国由来の武器とする情報もあるようだが、真の元ネタは1980年代後半のサンライズ製ヒーローTVアニメ「鎧伝サムライトルーパー」に登場する最強武器の双刀「剛烈剣」と思われる。「超弾動双炎斬ッ!!!」唐獅子の鎧・光輪の兜・烈火の篭手・金剛の具足と組み合わせる事でステータスアップボーナスを得る事が出来る。ここで各装備品の名前に着目して欲しい。光輪・烈火・金剛…。あと天空と水滸があれば完璧なんだが。(willseek)他にも同アニメを元ネタとするものに「金剛杖」「八足長刀」などがある。(後者は「六足長刀」からのアレンジ。)(ICBT)

ゴースト〔ごーすと〕 悪魔
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基本的に物理的な肉体を持たない魔物の総称。大抵は生物の死んだ後に現れる亡霊等である。女神転生においてもそれは同じで、その存在は死んでいった人間の魂そのものである。肉体を失った彼らは生体マグネタイトを吸収することによりアストラル体である自らを現実化させ、現実世界へ物理的に干渉出来るようになったのである。(ARL)キリスト教などでは幽霊は本来存在しない事になっており、怨霊や悪霊として死者が姿を現すのは神の下を外れた望ましくない魂の状態と考える。ゆえに神の名を込めた神聖なる祈りで退散させられるという訳だ。(willseek)

ゴーストQ〔ごーすときゅー〕 悪魔
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かつて、高度成長期の日本の家庭に奇妙なオバケが取り憑く事があった。そのオバケはずんぐりした身体に大きな目と口を持ち、頭に毛が三本生えた姿をしていた。取り憑かれた家庭は三度三度の食事に25杯分ものメシを要求され、大いに家計は圧迫されたのであった(の割には悲壮感がなかったが)。唯一つ、そのオバケは犬を大層苦手としていた為、一軒家に住む者は競って犬を飼うようにしたのだという。魔人としてのゴーストQはそうした過去の暴食オバケが蘇った姿なのかも知れない。真2に登場する魔人。オバQをモチーフに悪魔としてアレンジを加えられている。ショーの司会のようなスーツに身を包み、シルクハットを被っているが、顔にあたる場所にあるのは巨大な口ばかりである。専用技コバラスキマロは相手の所持マグネタイトの半分を喰らってしまう。藤子先生もエンゲル係数の事までは気が回らなかったんだろうなぁ。(willseek)

ゴーデンダック〔ごーでんだっく〕
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ペル1より、斧系武器。ifでも独語名の「グーテンダーク」で登場している。両者とも恐らくは、作品発売当時の認識である歩兵用フレイルの一種としての登場と思われる。ゴーデンダッグとも。語義としてはオランダ語やフラメン語で「こんにちは」。「グーテンダーク」はその独語訳であり、英直訳すると「good day」となるが、原語ではもう一つ意味があり「良い短剣」とも訳す事が出来るという。14世紀にフランドル地方の民兵が用いた棍棒と槍を合わせた様な対騎兵用の武器で、先端に行く程太さが増す木製の柄と、槍の穂先の様な一本の鉄のスパイクで構成される。単純な武器だが、それは練度の低い民兵でも扱える事を意味しており、対するフランス騎士団に絶大な戦果を上げたという。その使用方法は先ず馬上の敵もしくは馬自体へ槍として穂先を突き出し、接近されると棍棒として用いた様だ。使用された期間は極短く15世紀初頭には既に見られなくなったが、それはこの武器が一時の間に合わせとして作られたもので、以降は他のより良い武器が普及した事で姿を消したと考えられている。歩兵用フレイルの一種と解説する史料も確かに存在するが、後世の検証によれば上記短槍と混同した誤解であった様だ。(ICBT)

ゴールデンビュレット〔ごーるでんびゅれっと〕 道具
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ペル2罪より。攻撃力・命中率・クリティカル率が上昇する舞耶専用アクセサリ。ペルソナ・アポロの帰還アイテム。小説・映画「007 黄金銃を持つ男」より、殺し屋フランシスコ・スカラマンガが黄金銃と共に用いる黄金製の弾丸。作中冒頭では「007」の文字が刻まれた黄金の銃弾が、抹殺予告かの様にボンドの元に届くのだが…。(「黄金銃」の項目も参照の事。)そして両者は太陽エネルギー装置「ソレックス・アジテイター」を巡り対決するのだが、この辺がゲーム内にてSUNアポロの帰還アイテムに設定された由来だろうか。現実に金を銃弾とした場合、その重さ(タングステンとほぼ同じ単位重量)により単純威力は高くなる。又、金属としては柔らかく、007作中でも「当った衝撃で変形し、殺傷効果を増す」と語られるが、通常の弾丸に使われる鉛よりは硬度が高い為、実際にその様な効果があるかは疑問が残る。消耗品である銃弾とするには高価過ぎる素材であり、実際に使用された例など無く、フィクション作品への登場ですら稀である様だ。なお、弾丸の意味であるbulletの発音は「ブリット」・「ブレット」が正しく、「ビュレット」は誤り。(ICBT)

五火神焔扇〔ごかしんえんせん〕
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中国明代の小説「封神演義」にて登場する仙人・楊任が扱う宝貝(仙人用マジックアイテム)の一つ。その攻撃力は最強クラスのものの一つに挙げられ、あおげば辺り一面が業火に包まれ、あらゆるものを焼き尽くし消し炭にしてしまう。ただしあおいでから炎の発現までには時間があり、敵の速攻には対応出来ないともされる。デビルサマナー登場の合体剣の一つ。炎が灯る黒い扇だ。実際の攻撃力は大したものではなく、追加効果はSHOCK(感電)。原典を知る者としては火炎ダメージがない事も含め、なんでこんな弱い扱いかと不満たらたら。だが合体で草薙の剣を作成出来る材料として重要にはなっている。(willseek)

後鬼〔ごき〕 悪魔
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式神使いである役小角の扱った有名な式神の一人。彼はこれら式神に家の世話などを全て任せていたらしい。後鬼は小角の警護を主な仕事としていた前鬼とは違い、小角の身の回りの世話を主に担当していた。真1では金剛神界で登場。主人公達の回復を行ってくれる。(ARL)前鬼共々手力男神の子孫とも言われ、また奈良県下北山村前鬼には過疎化しているものの、鬼の子孫とされる人々が今も暮らしている。歴史上の偉人にはそれを下支えする数多くの名もない人々がいるという事だ。(willseek)金剛神界という閉じた世界で回復を担う有難い存在なのだが、そのグラフィックのせいで、主人公の気持ちは少々複雑だ。(HAZE)

ゴグマゴグ〔ごぐまごぐ〕 悪魔
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かつてイギリスに棲んでいたと伝えられる巨人。伝説ではゴグマゴグは人口が急激に減少し、20人前後になった巨人族の指導者とされる。彼は自分の名を、旧約聖書エゼキエル書の一節に出てくる神とユダヤの民に敵対する勢力、マゴグの地(現ウクライナ周辺)とその支配者ゴグから名乗ったのだという。海から来訪する侵略者達への威嚇の為だろうか。竜を率いていたともされ、壁画が残されている。結局はローマより来訪したブルートゥスの軍勢に敗れ、滅び去ったとされる。デビルサマナーが初登場の地霊。エナジーに満ちた巨大な土人形といった姿である。デザインモチーフはタッシリアの壁画からなんだとか。真3では物理攻撃を無効化し、衝撃・回復・補助と幅広いスキルを覚える。そして条件を満たせば威霊アルビオンにも変化するのだ。(willseek)上記ではゴグマゴグが旧約聖書の神に逆らう勢力「マゴグ」の地の「ゴグ」を元ネタとして名前を名乗ったという話が書かれているが、そもそも「ゴグ」と「マゴグ」は両方とも巨人であり、彼ら3人には何らかの関連(兄弟関係、ゴグマゴグ=ゴグとマゴグを併せたもの等)があったという話もある。ゴグとマゴグはカスピ海や黒海の民族がモデルとされ、それに対してゴグマゴグはイギリスの巨人であるが、第二次世界大戦で空襲に遭うまではイギリスのイングランドにマゴグの像があったらしい。(テラダイン)

五色龍歯〔ごしきりゅうし〕 道具
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NINEに登場。使用後の1ターンの間、神経属性の攻撃を無効化する。主に龍系悪魔のドロップアイテム。奈良時代にインドから中国を経て伝えられたとされる、その表面に波状にうねった筋が入った石薬。正倉院に実物が保管されている。効能は鎮静・収斂作用、特に胃痛に対して用いられたという。その実態は2万年前まで生息していたナウマン象の臼歯の化石であり、こういった大型動物の骨や歯の化石は古くから生薬として用いられてきた。竹取物語、かぐや姫の出す難題の一つ「龍の頸(くび)にある五色に光る玉」の元ネタとされる。(ICBT)

ゴスペル〔ごすぺる〕 弾丸
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DDSAT2に登場した、「福音書」の名を持つ弾丸。威力は160で、ミカエル(4大天使)を斃すか、MADMARTのポイントをMAXにすることで手に入れられる。聖なる力が込められた弾丸という感じであろうか、DDSAT2の弾丸でNO.3の威力を持つ。ちなみに、空港施設を抜けた直後のHAARP施設(旧研究施設)のサブタイトルが、「ANGEL’S HAARP(天使の調べ)」である。そしてシエロはラテンのリズムである。(テラダイン)ゴスペルは福音書の他に、キリストによる救霊の教え「福音」そのものを指す言葉でもある。また以上の意味の他に、「行動の指針としての教義・信条、疑いをいれない真実、絶対的真理」という意味もあり、絶対的な存在である唯一神の側に立つ彼ら大天使達に相応しい言葉である。“Gospel”はラテン・ギリシャ語における福音を表す単語を古期英語で意訳したもの“god-spel(good spell)”、「良き知らせ」を意味する言葉が由来であり、また“god(good)”の部分を神(god)そのものと結び付ける考えもある。福音を指す言葉としては他にギリシャ語の音訳にあたる単語“evangel”がある。弾丸としてのゴスペルは、人に救いをもたらす喜びの知らせというよりも、唯一神の言葉そのものを表している様に感じられる。(viraj)元ネタは恐らくはクロノクルセイドで主人公のシスターロゼットが使用する特殊銃弾、福音弾(ゴスペル)。錬金術で練成された霊銀を精錬し聖句をびっしりと彫り込んだ対悪魔用の銃弾で、通常使用される聖油を用いた聖火弾(セイクリッド)よりも強力な奥の手である。物語が終盤に差し掛かって新兵器聖四文字砲(テトラグラマトン)が出て来ても最後まで一線で活躍し続けた。(花梨)

牛頭鬼〔ごずき〕 悪魔
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メズキとの対。牛の頭を持った地獄の役人。その性質はヒンドゥーにおけるトゥルダクに近い。現世で死んだ人間の魂を捕らえに行き、速やかに地獄へ連れ帰るのだ。真1でスガモプリズンにいるのはこのため。仲魔にした場合暴れ回りを持つ分メズキよりも使い勝手がよい。(ARL)

牛頭天王〔ごずてんのう〕 悪魔
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インドの祇園精舎より日本に伝来したとされる神。中部インドのマラヤ山を神格化した神とされ、サンスクリット名はゴーシールシャ。またカナアンで家畜の牡牛を象徴とするバアルにもルーツがあるとされる。疫病神であると同時に祀ればその災厄に対する守護を担ってくれるとされ、平安時代には祇園御霊会(後の祇園祭)において祀られるようになる。神仏習合の中スサノオと同一視されスサノオを祀る氷川神社や八坂神社等の祭神でもあったが、明治の神仏分離以降一応別神格とされている。初登場はペルソナ1のCHARIOTのペルソナの一つで、破壊神と定義されている。メギドを覚えるペルソナであり、活用すれば強い。真3においてはニヒロ機構に対抗するマントラ軍を率いる偶像として登場した。コトワリを啓けぬ存在でしかなかったゴズテンノウはニヒロ機構のナイトメア・システムに敗れ、実体を失った。だがその無念を抱える思念は滅びず、後に「邪悪な気」でありながらもヨスガのコトワリとして強く力を志向する千晶にその力を託し、魔丞とした。ちなみに日本では牛頭天王は閻魔大王や薬師如来等にも通じるとされており、マントラ軍本営での裁判イベントやそこでのヤクシニー(薬師如来の眷属とされる夜叉の一つ)登場の関連性が推察できる。また後に千晶が降ろす守護がバアル・アバターであるのも牛頭天王のルーツを意識した登場であると考えられる。(willseek)

ゴッギー〔ごっぎー〕 悪魔
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イギリス、ヨークシャー地方で主に語られる巨大な毛虫の姿をした魔物。正式には「オード・ゴッギー」と呼ばれる。ゴッギーは元々樹木の果実を熟させたりする果物の守護妖精であり森や果樹園に棲み着くとされるが、しばしば子供部屋に現れ、果物を盗み食いする行儀の悪い子を喰らってしまうという。これは果物を盗まないように母親達が子供を躾ける為に考えた方便とも考えられる。ソウルハッカーズで怨霊エリカにより呼び出される妖虫。巨大な毛虫の姿で、口元だけ人間のものになっているシュールなデザインだ。熱さ・寒さには弱め。さらに「心の音」を蘇らせていれば出現そのものを封じる事もできる。(willseek)

ゴッドボイス〔ごっどぼいす〕 特殊攻撃
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真女神転生Ⅱに登場する唯一神YHWHの特殊攻撃 この技は偽と正の二種類在る。正ゴッドボイスはパーティ内で最も知恵の低いものからDEADにする。偽ゴッドボイスはパーティ内で最も知恵の低いものをBINDにする。その強力無比な技はまさに神の技と言える。知恵のある者がこの、神の技に対して抵抗することができる。知恵を持った人は神の影響下から離れ創造主たる神ですら打ち倒し、自ら道を切り開ける。そういうことなのだろうか?(hagetya)由来は新約聖書・ヨハネ福音書の「初めに(神の)言葉ありき」に因っている。万物の根源は言葉(ロゴス)であり、言葉によって形作られる理性によって世界は認識され存在するという事である。デカルトとかチョムスキーとか。人が己の意思だけで立とうというのなら、それなりに提示できる哲学や思想、「言葉」がなければ荒涼たる世界の中で途方に暮れるだけに終わってしまうだろう。それこそが倒され消え去る際にYHVHが言い残していく警告に込められている危惧なのかも知れない。(willseek)

五島公夫〔ごとうふみお〕 人名・キャラクター
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真1において戒厳司令官として市ヶ谷駐屯地にて決起した将校。一等陸佐。悪魔解説者鈴木一也いわく「悪魔によって復活させられた昭和の思想家」。彼は「悪魔との共存」を夢見ていた。そう、決して「力による武力統一」を望んでいたわけでは無いのだ。そう考えると彼の行動自体はカオスであるが、信念はニュートラルに近い。しかし腹心がオザワであったというあたり、内部統制は非常に脆かったように思える。これでは革命が成功するはずも無い。そして「祖国の文化と精神の防衛」を忘れた人々と共に、その原因となった近代兵器の前に五島は滅びる運命なのである。主人公が手を下そうと下すまいと…(ARL)彼がいかに高尚な理想を抱こうと、実際に悪魔が市民を殺め、社会に大きな不安が巻き起こされたのは事実である。その動きを押さえ込もうと米軍及びアメリカの背後の法の勢力が動き出し、大いなる破壊に繋がったのだ。ゴトウが起たなければよかったのか、やり方が間違っていたのか…、捉え方は分かれるだろう。大破壊が起きなかった可能性世界の一つ、デビルサマナーの物語序盤では、銃器を大量に隠し持ち、変革を叫ぶヤバい容疑者として逮捕されるニュースが確認できる。同時にトールマン駐日米大使死去や米軍アリゾナ基地のICBMの誤射事故が未然に防がれたニュースも流れ、いろいろ思わせぶりである。(willseek)メガCD版では「後藤」だった。誤植だったのかシムスのスタッフが知らなかったのかは不明。(aba)if・・・ではアキラのガーディアンとして序盤ではとても役に立ってくれる(Green Man)方法が正しかったか否かはさておき、日本国の事を思って決起したのは本当のようだ。方向性を間違った愛国心は恐ろしいものである。()

ゴブリン〔ごぶりん〕 悪魔
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イギリスの妖精。歪んだ性格の持ち主で人の不幸を喜ぶが、それもどちらかといえば子供が悪戯をして喜ぶような程度である。その解りやすいキャラクター性ゆえに様々な物語で登場し、だんだん好戦的な小鬼として描かれるようになってしまった。真1で登場。実はタルカジャ使いであるが、ボス戦で役に立つことはほとんど無い。(ARL)

御幣の水〔ごへいのみず〕 道具
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魔神2より、石化回復アイテム。メガテンシリーズにて神聖な水は状態回復として用いられる事が多い。「御幣」とは現代では大幣の様な祓具を指すが、元来は神への供え物や罪を祓う為に用いる物を指した。ここでは後者の意味で、「御幣の水」とは禊ぎに使われる様な清浄な水のイメージだろうか。(ICBT)

ゴモリー〔ごもりー〕 悪魔
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グレモリーとも。ソロモン72柱魔神中数少ない女性の姿で現れる魔神であり、黄金の冠を被り、駱駝に乗っている。26の軍団を従える地獄の公爵であり、過去や未来の知識、秘められた財宝の在処、そしてなにより女性の愛を得る方法を教わる事ができるとされる。美女悪魔として認識されているが、召喚者を試す為に醜女の姿をとる事もあるという。ゲームでは真2においてルシファーの秘書的存在としてルキフグスと双璧を成し、大活躍する。ソロモン72柱魔神中唯一人間女性(の姿)だというのが大きいのであろうか。NINEにも一般悪魔ながら上級堕天使として登場した。(willseek)真3・マニアクスには一応登場していない。しかし、マニアクスに現れる喪服の淑女の正体はこのゴモリーではないかという説がある(この場合、真3から登場している、子供と一緒の老婆もゴモリーではないかという話も当然出てくる)。喪服の淑女と言えば、高尾祐子正体説が有名である。これは喋り方や見た目(唇)の印象が酷似しているから出た説である。しかし、ゴモリーが人修羅に親しみを与えて手懐けやすくするために高尾祐子に似た姿をとっているとしたらどうだろうか?ゴモリーと言えば、あの御方に仕えているという話が有名であり真2でもそうであった。また、真3のデータの中(デバッグモード?)に、ゴモリーという名前で喪服の淑女が存在しているという噂もあった。結局、喪服の淑女の正体の真相は闇の中であり、老婆の正体も然りである。分からないようにしているのは、製作者側の遊び心なのかもしれない。(テラダイン)真・女神転生デビルチルドレン光の書&闇の書でも登場。グレモリィと呼ばれており風帝の称号を持ち、帝国軍最後の刺客。ピンク色の挑発に大きな鎌を武器に持つ。風属性の魔法や技を多彩に使う。(Mr.ダルクン)ルシファーの忠臣と言われるパイモンと元は同一だったという説があり、ゴモリーがルシファーの忠臣なのはその影響もあるのであろう(dolmin)

ゴルゴン〔ごるごん〕 悪魔
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英語読みではゴーゴン。「恐ろしいもの」を意味する名を持つ、口には毒牙を、頭には生きた蛇を髪の毛の代わりに生やしている女怪。ゴルゴンの顔を見た者は石になってしまう。ヘシオドスの「神統記」によるとステンノ、エウリュアレ、メデューサの三姉妹であり、海神の娘達であったとしている。例によって潔癖症のアテナの逆鱗に触れた為、醜い姿に変えられたのだという。三姉妹の内メデューサのみ不死ではなかったので、英雄ペルセウスに倒され、その首はアテナに捧げられ、ゼウスの盾アイギス(イージス)にはめ込まれた。…かわいそうに。ゴルゴンの首は古典時代にはしばしば魔除けのモチーフに用いられた。地中海東沿岸、イスタンブール等では建物の礎石等にゴルゴンの浮き彫りが見られる事がある。古くは土着の女神か守護精霊のようなものだったのかも知れない。メデューサ単独としてはリビアの三相一体の女神メティスの破壊者の相に由来するという説もある。メティスといえばギリシャではアテナの母親たる知恵の女神であり、メデューサの頭部の蛇は破壊=死と共に、知恵者としての蛇を象徴していたのかも知れない。アテナの盾アイギスにメデューサの顔が施されているのは古くはアテナ・メティスと共に同一の女神であった事を暗示しているのか。ゲームや小説での扱いの多くは悪役モンスターとしてであり、女神転生シリーズでもファミコン版1ではボスの一人だったりした。ゴルゴンとしてはファミコン版1では妖獣ゴーゴン、真1から鬼女として登場している。ペトラアイ等石化攻撃が得意技だ。見かけだけで判断しちゃだめよね。(willseek)某18禁ゲームのキャラクターにも、このゴルゴンが居る。こちらは髪が蛇なのではなく、動きが蛇っぽくて、それが逆に艶かしいと言うか何と言うか。ちくしょうエロいよエロ過ぎるよライdうわなにをするやめrくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」(( ゚д゚ ))某駄洒落、もとい魔法の国の小説では、男に恋をする度にその男は自分にそっくりな石像を置いて去ると嘆いている。(もちろん、実際は石化した男そのものであるが本人は気付かない)主人公一行の老魔法使いが厚いベールによって視線を弱めることでその問題を解決する。その事で畏敬の念を抱いたゴルゴンは老魔法使いに猛アタック、遂に結婚し、後に子供ももうける。なお、ゴルゴンゾーラチーズを作るのが得意。(HAZE)

ゴンズピストル〔ごんずぴすとる〕
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真2が初登場の序盤銃。複数回攻撃ができ、銃弾との組み合わせ次第では絶大な効果を発揮する。実際if...でのランディショットとの組み合わせは序盤から敵パーティを次々と魅了の内になぎ倒す事を可能にした。アメリカ・カリフォルニア州ノースハリウッドにあった、グンツ(ゴンズ)社開発の大型自動拳銃、GA9。ハンドガンというよりはサブマシンガンのようにサブ・フルオートで銃弾をバラ撒くタイプだ。ハリウッド映画での登場が目立ったが、市場では火力の弱いサブマシンガン的な見方がされ、人気はいまいちだった。(willseek)

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