国内「宇宙港」構想で日米協力 米ロケットの発射拠点に
日米両政府はロケットの発射拠点となる「宇宙港」構想の実現に向けて協力する方針だ。10日の日米首脳会談にあわせ、日本で米国のロケットを打ち上げられるようにする協定の締結をめざし、交渉入りを探る。
日本に米国のロケットを持ち込む際に他国に技術が流出しない仕組みを担保する「技術保障協定」を念頭に置く。ロケットの打ち上げはミサイル技術との共通点も多く、米国が他国でロケットを発射する際は機密保護の確保を求...
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(更新)- 小玉祥司日本経済新聞社 編集委員ひとこと解説
将来の利用法として、繰り返し再使用可能なロケットを使い宇宙を経由して東京とニューヨークのような長距離を1時間程度で結ぶ旅客輸送が考えられています。そのためには日米両方の宇宙港でロケットを打ち上げなければいけません。日本で米国のロケットを打ち上げる一方通行の協定でなく、米国で日本のロケットも打ち上げられるようにしておく必要があります。 単に日本に米国製ロケットを持ち込んで打ち上げられるというだけでは、日本の打ち上げ市場を米企業に開放するだけになります。民間の国産ロケット育成を考えて、一方的な協定にならないよう注意が必要です。
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