校旗・校歌お披露目 南房総中で開校式
南房総市の旧白浜中、旧千倉中の統合で誕生した、南房総中学校(国本和昭校長)の開校式が5日、同校体育館で行われた。2、3年生208人と教職員、石井裕市長ら来賓が出席。新しい校旗、校歌が披露され、新たな学校として歴史を刻み始めた。
開校式では、石井市長が開校を宣言。地域をイメージした海と菜の花をあしらった校章の校旗が、石井市長から国本校長へ手渡され、いずれも3年生で生徒会長の小川ひかりさんと石井美旺さんが在校生、教職員らに向けて校旗を披露した。
石井市長は「皆さんは南房総中学校の記念すべき第1期生。変化を恐れずに先生方や学友たちと新しい学校の歴史を切り開いてください」と語りかけた。
南房総中の初代校長となった国本校長は「南房総中は、地域と子どもたちをつなぐ拠点として、存在意義を示していかなければならない。『地域の誇り』そして『大きな志』を教育目標に、南房総市の未来を担う子どもたちの育成に全力で取り組みたい」などとあいさつした。
新しい校歌は、PTAや校長、地域住民らで組織した校歌・校章部会を中心に、白浜地区在住の山口惠子さんが作詞作曲。山口さんのピアノと、フルート奏者の小倉知子さんの伴奏、歌手の田村文香さんの歌唱で初披露された。山口さんは「校舎から見える水平線や地域を象徴する花と海を歌詞に盛り込んだ。南房総中への愛情や誇りを持ち、未来を切り開いていってほしい」と校歌に込めた思いを語った。
開校式を終えた生徒会長の2人。小川さんは「南房総中でもみんなが主役になれるように、積極的に1年目を盛り上げたい」、石井さんは「先生も生徒もみんな初めて。失敗を恐れずにどんなことにもチャレンジして、いいスタートを切りたい」とそれぞれの思いを語った。
同校では、9日に1年生67人の入学式が予定されており、全校生徒は275人になるという。
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