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和歌山県警白浜署は、入水自殺を図った女性を見つけて救出した近畿大農学部水産学科3年の男子学生3人に感謝状を贈った。
3人は9月初めまでの半年間、白浜町内の実験場で一緒に学び、8月28日は観光地・三段壁付近で釣りをしていた。午後6時過ぎ、岸壁から約30メートル下の海に女性が落ちたのに水音で気づき、1人が飛び込んで救命胴衣を着せ、残りの2人が岸に引っ張り上げた。助けられたのは県内の50歳代女性で、救出時に「生きるのがつらかった」と話したという。
17日に行われた感謝状の贈呈式には2人が出席。南伸明署長が「海に飛び込んでの救助に感謝します。女性は今も元気です」と伝えると、2人は「救出できるか不安だったが、やり遂げられて良かった」「海に落ちても助けを求めないので自殺を図ったとわかった。すぐに飛び込んだ勇気はすごい」と話していた。