硬貨投げの問題は、確率でよく出題されます。
1枚の硬貨を投げるだけであれば、表・裏が出る確率はそれぞれ2分の1ずつというのは、すぐに分かるはずです。
では、複数の硬貨を投げたときはどうでしょうか。分かっているようで意外と間違えてしまうこともあります。
今回は硬貨投げの確率に関する問題に挑戦してみましょう。
問題
3枚の硬貨を同時に投げるとき、3枚とも裏になる確率を求めなさい。
※ただし、硬貨の表と裏が出る確率は同様に確からしいものとする。
この問題は、数学検定3級の問題から抜粋しています。
「同様に確からしい」というのは、聞きなれない表現ですが、簡単に言うと「硬貨の表と裏が出る確率が等しい」ということです。
よくある間違いが「1/4(4分の1)」と考えてしまうことです。
3枚の硬貨の表・裏の出方をすべて書き出してみるとよいでしょう。
解説
今回の問題の答えは「1/8(8分の1)」です。
3枚の硬貨にA,B,Cと名前をつけましょう。そして、A,B,Cそれぞれの表・裏の組み合わせをすべて書き出します(表=お、裏=う、と表記)
3枚の硬貨の表・裏の出方は、全部で8通りあります。そのうち、3枚とも裏というのは「裏・裏・裏」となる1通りだけです。
よって、3枚の硬貨を投げてすべて裏になる確率は「1/8(8分の1)」ということになります。
間違いやすいポイント
3枚の硬貨の表・裏の出方を4通りと考えた方はいないでしょうか。
・表が3枚、裏が0枚
・表が2枚、裏が1枚
・表が1枚、裏が2枚
・表が0枚、裏が3枚
このように考えると4通りのように見えますが、実はこれには間違いがあります。何が間違えているか分かるでしょうか。
3枚の硬貨は区別して考えなければいけません。
「表が2枚、裏が1枚」の場合、どの硬貨が裏なのか、ということまで考慮しなければいけません。
よくある間違いの一つなので注意しましょう。
まとめ
「硬貨を3枚」や「サイコロを2個」など、人間から見ると同じであっても、確率を考えるときは、それぞれを区別して計算しなければいけません。
この前提条件を間違えていることによって、確率が違うということがよくあります。
ぜひこの機会に確率を学び直してみてください!
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
監修:SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」