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「願書出し忘れた」と担任から涙の謝罪、女子生徒は第一志望の高校受験できず…「担当教員に仕事集中」

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負担軽減策にネット出願

 授業や部活動に加え、膨大な事務作業を抱え込む教員の過重労働は、これまでも問題視されてきた。負担軽減策の一つがネット上で出願できる仕組みの導入だ。

 文部科学省のまとめによると、2023年度には群馬、三重、広島各県などが取り入れている。北九州市立高でも専用サイトを通じて出願できるようにした。市教委によると、中学校では進路面談時の記入補助、高校でも手書きの願書をパソコンで入力し直すといった負担がなくなったという。

 熊本市立高では、20年度の入試からクレジットカードなどで受験料を支払った時点で出願が「仮受け付け」され、願書の提出漏れも確認できる。25年度の実施を目指し、新年度予算に約1億円を計上した福岡県教委は、「受験生や学校の負担を減らすのが狙いだが、出願ミスを減らす効果も期待できる」としている。

 一方、長崎県では離島の一部で試験的に取り入れているが、全県での導入時期は未定という。システムの運用コストが課題だといい、大分県も「導入の利点や課題を慎重に見極めたい」(高校教育課)としている。

 教員の業務負担に詳しい明星大の神林寿幸准教授(教育行政学)の話「受験生の担当教員には仕事が集中しがちだ。学校全体で支える態勢が不可欠で、教育委員会では手続きのオンライン化、地区ごとの一斉受付日の設定などを検討することも必要ではないか」

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5203288 0 ニュース 2024/03/31 15:41:00 2024/03/31 15:41:00 2024/03/31 15:41:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2024/03/20240331-OYTNI50025-T.jpg?type=thumbnail
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