推しの現場に行くのをやめてみた話
ミニマリストとオタクの両立を目指すおもちです。
今日は推しの現場をお休みした話です。
行く現場のジャンルを絞ってみた
それまで、近郊でイベントがある場合は全てに行くような
生活をしていました。
複数の推しの日程が被っている場合、3日4日連続現場とか。
演者かよ。って自分で冷静になった瞬間です。
「推しがいつ引退するか分からない!」
「推せる時に推せ!」
「その公演に悔いを残すな!」
「推しの全てを知りたい!」
「日替わりネタをひとつも取りこぼしたくない!」
ある意味脅迫観念ですね。
特にコロナ明けは体調不良等でいつ休演になるか分からないので
以前よりチケット多めに取ったり‥。
でも、その結果どうなったかと言うと
1公演1公演の記憶がかなり曖昧なんです。
もちろん、推しに会えた嬉しさで記憶が飛ぶのは正常です。(オタク基準)
でも、そういう事じゃない。
何がなんでも記憶に刻み込んでやろう!みたいな、気合いが無くなった
そんな気がしました。
決して安くないチケット代、何より、せっかく推しに会えているのに
こんな作業的な気持ちでは勿体ない。
後悔するかもしれないけど、実験的に回数を減らしてみよう。
そこでまず、自分は推しに何を求めているのかを分析しました。
私は推しの何を見たい?
私は歌ったり踊ったり、アーティスト活動している推しが好きです。
いわゆるライブ形式のイベントですね。
ライブも全通するのではなく、1公演だけ入る事にしました。
(円盤が出るのは確実だったというのもあります)
人によって基準は様々だと思います。
例えば、
・推しの演技が好き
→ 舞台は行く
・推しの歌声が好き
→ ライブは行く舞台もミュージカルに絞る
・推しのダンスが好き
→ ライブ・ダンスのありそうな舞台は行く
・推しのトークが好き
→ FCイベント・トークイベントは行く
・推しのかわいいところが見たい
→ トークイベント・共演者に推しと仲良しな演者さんがいたら行く
・推しに認知されたりファンサをもらうのが好き
→ 客降り、花道、トロッコ等移動のありそうなイベントに行く
他にもあると思いますが、自分は普段どんな推しの姿に心が動くか
とにかく推しではなく、徹底的に自分を分析しました。
ライブのチケット抽選以外はスルーしました。
FC先行のお知らせが入る度に泣く泣くメールを削除。
(そこまでしなくてもいいと思います)
この時期が舞台終わりたてのタイミングで、ロス&ハイで
一番辛かった記憶があります‥。
現場を減らしてどうなったか
さて、実際現場回数を減らしてどうなったか。
え、ライブってこんなに楽しいんだ!
最高の気分でした。久しぶりに味わった感覚でした。
ここのところ、行くのが義務・当たり前のようになっていて
感動が薄れていたのだと再確認。
その日1日を最高の思い出にできるかどうかは、
推しではなく自分次第なんだなと。
ちなみに、推しの舞台やトークイベントに行けなかった後悔は
不思議と特に感じず。
むしろしっかりライブの余韻と向き合えました。
ただ、人様のレポを見るとモヤモヤしそうだったので
できるだけX(旧Twitter)は見ないようにしていました。
デジタルデトックスもできて一石二鳥でした。
思えばSNSも行きたい欲が駆り立てられて良くないですね。
インスタで見たものが欲しくなるのと同じ原理だなと思いました。
そもそものきっかけ
では、なんでこんなチャレンジをしようと思ったかを少し。
その時期は、とある舞台が制作都合で完全に終わった時期でした。
失恋でもこんな思いした事無いんじゃないかってくらい傷心していました。
少しでも気を紛らわせたかったのと、推しをたっぷり
追いかける余裕ができたんだ!という風に気持ちを切り替えて
片っ端からチケットを申し込んでイベントに参加。
でも、ある時ものすごく疲れている自分に気付いたんです。
・チケット申し込み疲れ
・当落までのストレス(ドキドキを楽しむ余裕さえありませんでした)
・無限に出続けるグッズ
・馬鹿にならない往復の交通費
・時間捻出
楽しいと言うより、もはや作業のようになっていた推し活‥。
生活に潤いを与えてくれる存在なはずなのに
煩わしいと思うなんて本末転倒ですよね。
(でも、現場に行けば楽しいのでまたアドレナリンが出るという悪循環)
現場通いを一度でもやめたらモチベーションが無くなりそうで怖い‥。
初めはそう思っていましたが、そんな事はなく、
むしろ1回1回の現場を大切にできるようになりました。
逆に、一度やめただけでモチベーション0になる推し活なら
今すぐやめて大丈夫!
全通・全ステを否定する気は決してありません。
でも、もし少しでも疲れたな‥。と思ったら、
思い切ってお休みしてもいいのかなと思います。
自分の機嫌は推しに取ってもらおうとせず
自分で取っていきましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?

