ルビコンわくわく傭兵ライフ   作:性癖解放戦線

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リクエスト頂いた惑星封鎖機構ルートです
オルクスは不法に滞在している立場なのでクソ雑に加入させました
AIの指示は絶対っぽいしなんとかなるだろ…

それと、性癖解放戦線を名乗っておきながら何も曝け出していない事にいまさら気がつきました
好きなものは曇らせ、ヤンデレ、人と人以外(AIなど)の間の友情/愛情です


惑星封鎖機構√
執行少尉オルクス√


〔621 もうひとつ反応を検出した

 マーカー情報を送る。当たってみろ〕

 

 ルビコン3への密航を成功させたわたしは機体の動作を確認しながらグリッドを抜けて汚染市街に突入し、傭兵として活動する為の身分…ライセンスを探している。

 

 これまでに3つのACからライセンスを回収したが、期限切れ、企業所属、ランク圏外とどれもハンドラーの求める条件にかなうものではなかった。

 

 

 

〔あれだ あの残骸にアクセスしろ〕

 

 垂直カタパルトからわたしのAC… LOADER 4が射出され、ハンドラーの指示した座標に到着。ACの残骸からライセンスを回収し、ハンドラーの解析を待つ。

 

〔登録番号Rb23 傭兵ランク圏内 識別名は…〕

 

 期限は切れてあらず、傭兵ランクも圏内。これで無所属であれば今度こそ条件を満たしたライセンスかもしれない。

 

 

 

 

〔この反応は…!?下がれ 621!〕

 

 ハンドラーの声と同時に異変を察知し、クイックブーストで後方へ回避。先程までわたしの立っていた場所が青い刃により切り裂かれた。

 

 

『輸送ヘリごと撃ち墜とされても生き残るとは…

 相変わらずしぶといな………だが、ここまでだ』

 

 わたしを切り裂こうとしたのはACよりも大柄な人型の機体。右腕にレーザーライフル、左腕にシールド、両肩に載せているのはパルスキャノンだろうか?背部ユニットには巨大な二つのブースターを備えている。

 

〔新型HC機体だと!?何故こんな所に執行機が…〕

 

 

 HC機体はライフルの銃口からブレードを形成。わたしと戦闘を開始するつもりらしい。

 

『コード23 独立傭兵レイヴンの生存を確認した

 執行少尉オルクス、排除を執行する

 今度こそ果ててもらおう…レイヴン』

 

 どうやら撃墜されたACと勘違いしているようだ。思い返すとACの残骸とわたしのLOADER 4の機体構成は似通っている。不運な偶然というものだろう。

 

〔まずいことになった…

 ライセンスは既に回収している

 621 生き残ることだけを考えろ〕

 

 

 目標は果たしている以上、勝てる見込みの無い敵を相手にする必要は無いということだろう。

 

 レーザーブレードによる横振りを後方にクイックブースト、続く2発目も同様に回避。攻撃が途切れたタイミングで戦闘領域からの離脱を試みるがレーザーライフルによる射撃を受けて怯み、動きが止まってしまった。

 

 

 再び距離を詰められブレードがわたしに襲いかかる。先程と同様に…

 

 回避できたはずのブレードがわたしの機体に直撃した。刀身がさっきよりも長くなっている…

 変化した射程から逃れきれずに横薙ぎのブレードが命中したようだ。続く縦振りの斬撃まで受けてしまう。

 

 

〔621!…撒ける相手では無いか

 ACS負荷限界を狙え〕

 

 近づかれれば刀身の変化するブレード、離れても射撃を受けてしまう。ハンドラーの言うように、ここは戦闘しながら隙を伺うしかないだろう。

 

  [リペアキット 残数1]

 

 

『やる気になったようだな、レイヴン』

 

 ミサイルを発射しライフルによる射撃を開始するが、全てが展開されたパルスシールドによって阻まれる。耐久にも限界があるはずだ。攻撃を続けるしかない。

 

 パルスブレードでこちらからも攻め込むが、構えた方向とは逆へすり抜けるように交わされてしまった。

 

 シールドバッシュを回避して中距離を維持、レーザーライフルの射撃を躱していくが拡散やバースト、チャージしての収束レーザーなどを交えてくるため反応が追いつかずダメージが蓄積していく。

 

 

 一気に決着を付けに来たのか、HCがブレードを展開して急速接近。それを待っていた。構えたブレードの下をさっき敵にやられたようにクイックブーストですり抜ける。このままアサルトブーストで離脱を…

 

『見え透いている!』

 

 私の機体の背面を切り捨てられる。回転斬りだったのか…

 

 

〔メインブースターが切断されただと!

 狙ったというのか!…ッ621!〕

 

 これでは飛ぶことができない。なんとか逃げ出そうとするが、レーザーライフルで脚部関節を破壊されてしまった。

 

 

『これで詰みだ、レイヴン』

 

 HCがブレードを展開。崩れ落ちたわたしの機体に振り下ろす。

 

 

 

 わたしは、ここで死んでしまうのだろう。

 ハンドラーにもらった意味を、果たせないまま…

 

 

 

 

 

 ………?ブレードの切先がわたしに触れる直前で止まる。

 

 

『これは…ナイトフォールの残骸か?』

 

 HCは私の隣に転がっているACを見ている。

 

 

『コード44…なるほど、密航者だったか』

 

『密航者、システムに従い警告しておこう

 ただちに封鎖圏外に退去せよ

 これ以上の進駐は惑星封鎖機構への

 宣戦布告と見なし排除対象とする』

 

 

『今回はこちらの不手際として警告で済ます

 だが、次は無い』

 

 どうやら見逃されたようだ…

 

『それと…仮に警告を無視して残るつもりなら

 …そのライセンスはやめておけ』

 

 

 そう言い残すと、HCは飛び去っていった。何故わたしがこの星に残る前提で助言をしたのだろうか?

 

 

〔切り抜けたか…含みのある助言だったが…

 俺たちはこんな所で立ち止まる訳にはいかない

 手に入れたライセンスのコールサインを伝える〕

 

〔「レイヴン」それがお前の、ルビコンでの名義だ〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ルビコン解放戦線から脱走した所を惑星封鎖機構によって確保され尋問を受けていた俺は、どういうわけか統括AIの指示により今は名前をオルクスと改め、執行少尉として試作武装HC機体のパイロットをしている。

 正直乗ってみたかったので嬉しい。

 

 

[執行少尉オルクス、システムより通達です]

[優先排除対象 独立傭兵レイヴンの所在が判明しました]

[貴方にはレイヴンの輸送ヘリを狙撃して頂きます]

 

『了解、イア』

 

[私は管理AIであり識別名は不要です]

 

 任務内容を告げるのは惑星封鎖機構のシステム…ではなく本来部外者である俺の動向の監視兼、任務の補佐を行う専属管理AIだ。要するにAIオペ子。

 名前がないと不便だしなんとなくエアっぽいので勝手にイアと名付けている。

 

 

 試作武装HCに乗り込み汚染市街の狙撃スポットへ移動。この辺りでは半月ほどベイラムとルビコン解放戦線がドンチャンやっているが、俺には関係のないことだ。

 ライフルを狙撃モードに変更。イアの指示に従い照準を合わせ、通りかかった輸送ヘリを撃ち抜く。

 

[命中を確認しました]

 

『これで任務は完了だな』

 

[いえ、狙撃したレイヴンの生死確認もお願いします]

 

 嘘だろ…まぁ621が来る前にさっさと終わらせてしまおう。

 

 

 

 レイヴンの墜落地点に到着。あのACはまさか…

 

[RaDの探査フレームで構成されたACを確認]

[多少の差異はありますが周辺のジャンクパーツで補ったのでしょう]

[排除を執行して下さい]

 

 最悪のタイミングで621がライセンスを探しに来てしまったようだ。レイヴンのライセンスは失効まで3日しか無いから621が来るのは墜落から12日後辺りだと思っていたんだが…

 

 イアに監視されている以上戦闘をしないという選択肢は無い。かといって621を排除するとコーラルの破綻は止められない…

 

 よし、いい感じに621と戦ってから一般通過密航者だと気付いたことにしよう。

 

 

 レーザーブレードを形成し、若干手を抜いて621に先制攻撃。

 

『輸送ヘリごと撃ち墜とされても生き残るとは…

 相変わらずしぶといな………だが、ここまでだ』

 

 

 回避した621にブレードを向け、敵対アピール。

 

『コード23 独立傭兵レイヴンの生存を確認した

 執行少尉オルクス、排除を執行する

 今度こそ果ててもらおう…レイヴン』

 

 

 ブレードで2連撃を放つが、621は既にライセンスを回収しているのか回避に専念して逃げるつもりらしい。逃す訳にはいかないと収束レーザーで怯ませ、追いかける。

 

 攻撃の瞬間にブレードの刀身を伸ばして回避を失敗させたり、拡散、バースト、収束射撃を切り替えて翻弄しながら621を追い詰めていく事で、621に射撃戦では不利な事とブレードは後方に回避しても無意味な事を理解させた。

 

 急接近し、大振りのブレードで621へ斬りかかる。すると621はさっき俺が見せた回避を真似するかのように俺の後方へすり抜けた。

 

『見え透いている!』

 

 狙い通りだ。ブレードを振り抜いた勢いで回転し、アサルトブースト直前の硬直に攻撃。ブレードの刀身を縮めてブースターだけを斬り捨てた。

 

 サブブースターで離脱を試みる621の武器と脚部をレーザーライフルで撃ち抜いて無力化。

 

 621が崩れ落ちたのはヘリの落下地点。つまりレイヴンの残骸の側だ。動けない621にブレードを振り下ろし、命中する直前に停止。

 

 

[何をしているのですか?レイヴンにとどめを…]

 

『これは…ナイトフォールの残骸か?』

 

 イアにコード44…残骸の情報照会を申請。イアは不満そうに頼みを聞いてくれた。

 

[…分かりました]

[識別名レイヴン ACナイトフォール…?]

 

 

『コード44…』

 

 続いて目の前の621の情報照会を申請する。

 

[これは…データ無し?つまりこの機体は]

 

 イアも敵が一般通過密航者だと理解したようだな。

 

『なるほど、密航者だったか』

 

 

 惑星封鎖機構のシステムに従い、621に警告。

 

『密航者、システムに従い警告しておこう

 ただちに封鎖圏外に退去せよ

 これ以上の進駐は惑星封鎖機構への

 宣戦布告と見なし排除対象とする』

 

 

『今回はこちらの不手際として警告で済ます

 だが、次は無い』

 

 

 惑星封鎖機構は封鎖圏外から脱出する相手には手を出さない。相手は既に武装を解除している(強制)ので抵抗の意思は無いとみなすしかない訳だ。

 

 

『それと…仮に警告を無視して残るつもりなら

 …そのライセンスはやめておけ』

 

 一応、レイヴンのライセンスを使わないように言っておく。レイヴンのライセンスを使われるとせっかく見逃したのにまた戦わないといけないからな…

 

 

 これで任務は達成。帰投するとしようか。

 

 

 

 

 

 

[…執行少尉オルクス]

 

『どうしたんだ?イア』

 

[………何でもありません]

[それと…私に識別名は必要ありません]

 

 イアは不満そうだがシステム的には何も問題が無いので口を出せないようだ。イア呼びを許してくれるくらいデレるのはまだまだ遠そうだ。




◯621
初期機体、開幕AP6080、OS強化、補給無しでHCと戦うとかいうクソチュートリアルの被害者
クリア条件は敵APを30%削るor3分間の生存
今回の経験を通してラスティに「死ぬことも殺すことも恐れてはいない」とは言われなくなった

◯ウォルター
肝が冷えた
ACがボロボロなので懐もちょっと冷えた

◯オルクス
オーバーシアー×惑星封鎖機構のコラボでコーラルを燃やす方法を模索中

◯イア
AI→IA→イア
イアってエアっぽいし丁度良い!とか言う3秒で考えたネーミング
べつにコーラルとは関係ないしオールマインドのようなポンコツAIでもない

◯HC(執行少尉専用試作機)
射程に優れるレーザーライフル、攻撃範囲に優れるレーザーショットガン、火力に優れるレーザーバーストマシンガンと、状況に応じてリーチを変更できるブレードを兼ね備えた試作装備、マルチレーザーライフルを装備した汎用性特化の近接型HC
複雑すぎて扱える人物が居なかったが、オルクスの技量とイアのサポートで無理やり成立している

次に読みたいのは?

  • V.IXオルクス
  • G8オルクス
  • C4-622ルクス
  • オールクスマインド
  • ランク1 オルクス

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