[新着メッセージ 1件]
〔ベイラムの依頼を確認して…出撃したようだな〕
〔ルビコンにはきな臭い連中も多い 仕事を受けるときは用心しろ〕
〔…〕
〔ひとまずお前はそのまま氷原を目指せ 〕
〔着く頃には俺の野暮用も片付いているはずだ〕
〔オルクス お前には俺の代わりにレイヴンの面倒を頼んだ筈だが…〕
〔無事なら良い〕
〔今のレイヴンは不安定だ 目を離すなよ〕
俺が621を依頼に行かせたみたいになってる!?
まぁ幻聴に言われたよりはそっちの方が妥当だもんな…
「わたしがさそったって、ついたらウォルターにおしえるから」
『あぁ…頼む…』
ウォルターとちゃんと話すには俺も隠し事があり過ぎるんだよな…
《レイヴン オルクス 不明機体が行っていた暗号通信を解析しました》
《あなたを「リリース計画の危険因子」と…》
《…リリース計画とは一体…》
オールマインド、襲撃かけたら俺がいて驚いたんだろうな…
ザイレム制御修正みたいに手遅れになる直前まで俺に頼る気はないんだろう。
なんでも一人でやろうとするの子供みたいで可愛いね。やっぱりコイツには俺が居ないとダメだ…みたいな魅力を感じる。
ーーーーー
《引き続きグリッド086を進行し 大陸間輸送用カーゴランチャーを目指します》
《カーラからは約束通り案内をするとの連絡が入っています》
《ドーザーの言うことをどこまで信用して良いかは分かりませんが…》
《情報を得る意味でも まずは話に乗ってみましょう》
《ところで…彼女の二つ名「灰かぶり」ですが…》
《これはルビコニアンの間で「アイビスの火」の生き残りを指す言葉になります》
《…あの災害が起きたのは半世紀も前のこと》
《ドーザー特有の与太話の類でしょうか》
ーーーーー
年齢の話、よくない。
《あなた達と出撃するのはこれで3度目ですね》
《少し慣れてきました》
[[メインシステム 戦闘モード起動]]
目的地に到着した。俺は拠点に戻れないので引き続きアンフォラM2。グリッドウォーカーを載せているのでシースパイダーの飛行にも対応することが…今150ジェネだったわ…
621はいつものパルスブレードをパイルに変更したようだ。うぉ…でっか…ふっと…いつも以上にすごい殺意…
〔始めるよビジター!〕
〔伝えたとおりだが案内は任せな〕
〔あんたらには恩を売っておくのも悪くない〕
リフトを起動し、到着を待つ。
〔リフトで登った先はグリッドの天辺外殻に当たる区画だが…〕
〔残念ながらそこは私らの縄張りじゃない〕
〔分かるかい?封鎖機構が衛星軌道から睨んでやがるのさ〕
〔ドーザーってのは総じて頭のネジが緩い〕
〔度胸試しに向かう奴もいたが…〕
〔結果はお察しさ〕
ちょっと疑問なんだが、なんで封鎖機構は地上を攻撃するんだろうな?衛星砲は近づかれる前に使うべきだと思うんだが…
《上層に到着しました マーカー情報を送信します》
《カーラの言う通り…この高度は封鎖衛星の狙撃圏内になっているようです》
[立ち入り禁止区域への侵入者を検出]
[対象を排除します]
《封鎖機構の警備システムのようです》
「そこ、とおれるよ」
621に先導され屋内を通り先へ進んでいく。
〔…ここからは隠れる場所はなさそうだね〕
《強行突破するしかないようです》
『準備は良いか?後輩』
「もちろん」
〔焼かれるんじゃないよ!〕
《極めて出力の高いレーザーです 注意を》
喧しいアラートに合わせて狙撃を躱しつつブーストをかけて道を突っ切る。道が途切れるタイミングで俺たちはアサルトブーストを発動。
〔まさか機体ひとつで封鎖衛星の狙撃をかわす奴らがいたとはね〕
〔やるじゃないかビジター〕
『対処がわかっていても流石に緊張したな…』
[侵入者が衛星狙撃地点を突破]
[脅威レベルを引き上げます]
《カーゴランチャーまであと少し…》
[封鎖施設に接近する侵入者を検出]
〔せっかくだ ついでに掃除を頼もうか〕
〔気に入らない上の住民には退去してもらおう〕
レザライ一発で蹴散らせる敵を語る必要はないだろう。サクッと終わりだ。
《あれです コンテナにアクセスしてください》
補給シェルパから弾薬を補充してアクセスを開始する。
〔あとはあんたらがそいつに乗り込んで…〕
《待ってください…敵性反応!》
エアの言葉を聞いた俺たちは弾かれたようにそれぞれ左右へ飛び退く。
さっきまでアクセスしていたコンテナが巨体に押し潰される。
《!?この機体は…》
621がパイルをぶちかまして戦闘開始だ。
《…あんたら まずいのに絡まれたよ》
《C兵器シースパイダー型…》
《ろくでもない技研の遺産が…こんなところに配備されていたとはね…!》
『このレーザーはENとは違う…コーラルなのか?』
621と挟み込むようにして攻撃を分散させていく。
《ジェネレータからコーラル反応…》
《確かに通常の機体ではない…注意を》
〔ビジター そいつを作った技研はアイビスの火で滅んだが
連中は研究に取り憑かれた狂人の集まりだった〕
〔油断するんじゃないよ〕
『こいつの砲撃…ACの防御性能を貫通している?コーラルの影響か…?』
副砲からのレーザーがかすりダメージが蓄積していく。コーラル属性特有の衝撃残留を考えると受け過ぎれば洒落にならない。
《敵機損耗 効いています!》
621が取った衝撃限界にすかさずレーザーライフルのチャージを撃ち込む。621のパイルが敵に手痛い一撃を与えたようだ。
衝撃限界を脱したシースパイダーは突然ブースターから紅いエネルギーを放出、飛び上がった。
〔おいおい…飛んだよビジター!〕
〔…うちの製品開発のヒントにもなりそうだ〕
〔久々に工房に籠りたい気分だね〕
飛行形態に入った…体力も半分を切ったようだ。
『あと一押しだな…
こいつを倒して、共に海越えといこうじゃないか!』
《敵機からコーラル反応…危険です!》
シースパイダーの主砲から放たれるレーザーを空中で回避。
《敵機損傷拡大 あと一息です…!》
〔やっちまいな ビジター!〕
621のパイルでシースパイダーが大きく揺れる。
《敵機システムダウン…ジェネレーターが爆発します!》
エアの警告を聞いたレイヴンが即座に距離を取った。
シースパイダーは紅い爆発を起こし、落下していく…
《…コーラルを 動力に使うなんて…》
『…エア、大丈夫か?』
エアは同胞の扱いに心を痛めている。
《いえ…問題ありません…》
〔面白いものを見せてもらったよ ビジター〕
〔…さて本来の目的に戻ろうか〕
〔さっさとコンテナに乗り込みな 操作はこっちでやる〕
改めてコンテナにアクセスを…
〔何やってるんだい?コンテナはニ機乗りだよ〕
あ、結構積載あるんだ。
〔ところでビジター〕
〔あんた あのウォルターに飼われてるんだって?〕
カーラが621に語り掛ける。
〔主人を選べる犬はいないが…〕
〔それにしたってあんたは運が悪い〕
〔まったく同情するよ〕
その同情は過酷な使命を背負わされる事だろうか?
動き出すコンテナの中で俺はカーラの言葉の意図に考えを巡らせる。
これまでのミッションから察するに621は少なくとも2周を終えているはずだ。どれほど過酷な使命も、終わりの見えない共存への戦いも乗り越えていけるだろう。
…乗り越えて、しまうのだろう。
彼女がこのまま「賽は投げられた」を目指すのならば、俺は621と戦わなくてはならない。
コーラルリリース…これは越えてはならない一線だ。起こってはならない事だ。その先にあるのは「人類と生命の可能性」でも「人とコーラルの共存」でもない。
人間世界の悲惨、人の時代の終末。
そんな結末を俺は望んでいた訳じゃない…
いざ621と戦う時、俺は彼女に勝てるだろうか?そもそも彼女に武器を振るえるだろうか?
分からないが…準備だけは万全にしておこう。
〔…ああ それからもうひとつ〕
あれ?そういえばなんか忘れてるような…
〔こいつはあくまで物資輸送のための代物だ〕
〔有人で打ち出されるのはあんたらが初めてになるだろうね〕
『!?ちょっと待って?まだ心の準備g…!?』
〔不運なあんたの 幸運を祈るよ〕
《…レイヴン?オルクス?》
《ああ…あなたには見えているのですね》
《このルビコンを対流する…コーラル達の声が》
《…オルクス?》
《…気絶、してますね》
「うそでしょ…」
◯オルクス(前世)
アーマード・コアは6が初プレイ
それ以前の作品はようつべなど解説動画からの知識のみ
みんなが生き残れるルートがあると信じてコーラルリリースをプレイしたら大変なことになった
ルビコンの解放者ルートが1番好き
ACVIはトロコン済み
次に読みたいのは?
-
V.IXオルクス
-
G8オルクス
-
C4-622ルクス
-
オールクスマインド
-
ランク1 オルクス