自身の性加害疑惑を巡り、『週刊文春』版元の文藝春秋を相手取り5億5,000万円の損害賠償を求め名誉毀損の訴えを起こしていた松本人志(60)。その第1回口頭弁論が3月28日に東京地裁で行われた。わずか4分で閉廷したが、その中で松本側は誌上で松本からの性被害を告白したA子さん・B子さんの実名、住所、生年月日、携帯電話番号、LINEアカウント、写真の提出を求めたという。
この理由を松本の代理人弁護士を務める田代政弘氏は「相手が誰だか分からないと答えようがない」などとしたが、メディアでは異論や疑問が続出。こちらの記事によれば、3月31日放送の「サンデージャポン』に出演した元東京高裁判事で弁護士の細野敦氏は、「苦し紛れの攻撃」とバッサリ。「取材源(編集部注:A子さん、B子さんの身元)を明らかにしろということ自体が異常事態」と断言した。
同番組では爆笑問題の太田光(58)も、「松本も(裁判となっている酒席に女性をアテンドしたスピードワゴンの)小沢一敬も誰なのか分かってるでしょ」という旨のコメントをしたとこちらの記事が伝えている。
「松本さんはA子さんが小沢さんに送ったというLINEの画像が“流出”した際、<とうとう出たね。。。>とX(旧Twitter)にポストしてましたから、A子さんのことは認識しているはずですよね。矛盾を感じざるを得ません」
こう話してくれたのは40代のマスコミ関係者だが、同じように感じた国民も多かったのではないだろうか。
YouTubeチャンネル配信者が文春に放った「被害者女性の虚言」の真偽
そんな中にあって、「コレコレチャンネル KoreTube」を配信するコレコレ氏が3月30日にYouTube Liveを配信。この中で文春砲「七の矢」で松本からの性被害を訴えた女性との「通話音声」を紹介した。女性の側から連絡があり、コレコレ氏がコンタクトを取ったという。すべてを視聴したという40代のネットメディア編集デスクが一部始終を解説する。
「電話の相手はフジテレビ系の『DANCE DANCE DANCE』というダウンタウンの2人が司会の深夜番組でアシスタントを務めていたという現在50代の女性でした。文春さんの記事にも掲載されている番組の打ち上げ写真を提供したという方で、その打ち上げの際に山崎邦正(現 月亭方正・56)さんから『松本さんが気に入っているから』と電話番号を聞かれ、教えてしまったそうです」
数日後に松本からの電話を受け、山崎を含めた3人で食事をするも山崎は途中で姿を消し、松本のマンションに連れ込まれ押し倒されてしまったという。
「女性によれば、事が終わったあと松本さんは翌日に『笑っていいとも』の出演があるから帰ってくれと言い放ち、タクシー代も持たさず彼女を帰したということで、そんな流れを文春さんに告白したと話していました」(同前)。
問題はここからだ。
「その女性は文春が記事掲載に踏み切った理由として、91年2月11日という“打ち上げ写真の日付”の翌日は確かに松本さんの『いいとも』出演日と一致したことが編集部の調べで明らかになったことを上げていました。これにコレコレ氏が目をつけたんです」(同前)
コレコレ氏の主張はこうだ。女性の話によれば、彼女が松本から電話を受け、マンションで押し倒されたのは打ち上げの数日後。松本は“その翌日”に『いいとも』出演があると口にした。一方で彼女は『週刊文春』が記事化の決定打としたのは、打ち上げ写真の91年2月11日の翌日に松本が『いいとも』に出演していた“ウラ”を取ったためとしている。
しかし彼女はそもそも打ち上げが行われた91年2月11日に松本のマンションに行っていないはずであるし、その打ち上げの日付を証拠に記事化した『週刊文春』は信憑性に欠ける、という論理だ。
しかし、文春砲「七の矢」記事をあらためて読むと、この女性に関しては
<関係を持った後、「明日俺は生放送だから寝るわ」と言われ、終電もないのにタクシー代も渡されずに帰らされた>
とあるだけで、「いいとも」とはどこにも書かれていない。さらに「写真の日付で文春が信憑性を確信して記事にした」というのは、被害を訴える女性が今回コレコレ氏との会話で口にしていたことであり、本当に文春がそれを根拠に記事化にGOを出したかは不明だ。少なくとも『週刊文春』該当記事にその記述はない。
「よって、コレコレ氏は文春が“主張していないこと”を批判しているだけであって、『七の矢』の内容が矛盾しているという証明にはなりません。典型的な“藁人形論法”とでも言いましょうか」(同前)
“松本信者”たちから絶賛の声も上がったコレコレ氏の指摘だが、今回については文春への“反撃砲”とはならなかったようだ。
なぜ松本は被害女性の個人情報の特定にこだわるのか
そもそも、なぜ松本は被害女性2人の個人情報特定にこだわるのだろうか。50代の男性ライターは次のように話す。
「囁かれているのは、お金で懐柔させたいのではという見方です。松本さんほどの財力を持つ方ならお金に糸目をつけずに口封じすることも可能ですからね。もうひとつは、“信者”が被害女性に対してあくまで“勝手”にネット上で誹謗中傷を繰り返して、相手方の戦意喪失を狙っている可能性を指摘する声もあります」
事実、今回に関しても「コレコレ勝利」「文春敗北」を叫ぶ人々もかなりの数に及ぶが、そんな彼らがカネで雇われていても何ら不思議はないと男性ライターは言う。
「いずれにしても裁判所は甘くありません。先日の口頭弁論での『どの女性かわからない』という主張は『そういう相手が多数いる』と松本さんサイドが“自白”しているのも同然と話すメディア関係者もいますし、裁判官の心証は最悪でしょう」(同前)
6月5日の第2回口頭弁論でも松本サイドが同じ主張を繰り返すのならば、訴えが棄却されるだけと見る識者もいる。Xに<人を笑わせることを志してきました>と綴った松本だが、その志を変えざるを得ない日が来てしまうのだろうか。
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