売り上げランキング: 18,581
一時代流行したコッピー。
ガラス製容器に小さな魚(アカヒレ)を入れた商品でコッピーという名前でした。
誕生日プレゼントにもらったこともあります。
アカヒレってそれまで熱帯魚の餌だと思っていたので、単体で商品になっていて、しかもプレゼント用にラッピングまでされているのを見て目が丸くなりました。
こんなこと考えつくんだ。
王様のアイディアが蒲田駅ビルにあった時代です。
それまでもブラインシュリンプなんてものは売られていました。
しかしブラインシュリンプのセットは完走したたまごです。
水に入れると孵化する。
これなら流通できるのはわかります。
ところがコッピーは本物の生きたお魚が水に入っています。
ペットショップに行けば売っていました。
でもそれは大きな水槽で生きていて、買うときだけ袋などに移されるんです。
小さな容器にはじめから入って売られているなんてとても珍しい。
アカハラという名の熱帯魚の餌などにもよく使われた繁殖力が強くて生命力旺盛な小魚です。
もらったコッピーは出張や会社への泊まり込みが多かった時期で実家に預けました。
久しぶりに行くと全滅。
またやらかしたのか。
生き物育てるのもDIYも全部ダメな人…
反面教師ってありますけどそんなタイプ。
聞くと蓋を開けていたんだそうです。
水はたっぷり入れていたそうです。
あ、アホか。
そこまで聞いたらわかりました。
予想通りの回答で、気がついたら床に全部飛び出て死んでいた…
運動能力も大きくて水面から飛び跳ねるくらい得意なものです。
狭い水槽(というかコップの大きいくらい)ですから広いところに行きたかったのでしょう。
コッピーというアイディア商品を思いつき商品化に成功した(株)ぶらっさむが破産したそうです。
昭和54年に園芸植物の販売を目的に創業、その後観賞魚の販売を開始し、同業務を事業の柱として法人化した。
小型の瓶に密封状態で飼育できるアカヒレを「コッピー」として商標登録し販売、ブームに乗ったピーク時の平成14年12月期には約2億円の売上高を計上していた
そう、本当にブームでした。
売上減少はわかります。
消費税増税されてこういうものは全く売れなくなったりもしていそうです。
だけど、仕入れを調整していたら倒産する必要はないはずなんですが…
生き物ですから大量に仕入れるなんて考えられません。
グラスだって置き場の問題があるし売れないものを大量発注もしないでしょう。
倒産の原因が本当はなんだったのか気になるところでもあります。
破産管財人も付いているし、コッピーってもったいないからどこかが買い取ってくれるといいんですけど。
コッピー本体は通販でみかけませんでした。
「コッピー始めました」というアカハラの餌は今も売っています。
丈夫なんでブラインシュリンプ(シーモンキー)よりむしろ飼育しやすいです。
アカヒレは餌にするくらい安価です。
ゴールデンアカヒレはちょっと値も張りますが、観賞魚としてはかなりお安くて見た目もなかなか可愛いです。
デスクの上においておくと和みます。
蓋はしましょう(-_-;)
猫がいる我が家は魚は当面お預けです。
熱帯魚は幼稚園入る前から小学生くらいの間、熱中していました。