⑥ 令和3年3月・後編 ~ ハラスメント対策委員会の存在 | スガキヤ労働紛争記

スガキヤ労働紛争記

労働組合の委員長を務めておられたK氏を救うべく、当時の自分の日記を公開していきます。K氏は立場上、会社と対立。突然の長期休職となり、現在も安否は不明なままです。経緯が克明に記された私の日記が明るみに出ることで、K氏の救済に繋がることを期待しています。

2021 / 3 / 13(土)

 

毎日 普通に働きながら

会社とやりあうような社員は

少ないと思う

 

日本人は

争いごとを避ける性格というか

内容はどうであれ

主張する人間は

出過ぎた人間に見られる

 

妻は僕のことを

変人 と言って

エールを送ってくれる

 

連日の

会社とのやりとりを話していても

妻は 冷静公平 な意見をくれる

 

人事マネージャー  

抗議した件では

「 そんなに追い詰めてはよくない 

と注意を受けた

 

もし  

芯の強い 人間であったなら

もっと 常識的 に対応したはずで

今回のようにグダグダになって

事態が 悪化 しているのは

 弱い人間 だからということか

 

 

昨日の

K さん のメールでは

UAゼンセン愛知県支部 から

アドバイスがあったことがうかがえた

 

UAゼンセン愛知県支部 

場所を調べたら

高速を走って来たとしても

スガキヤ豊明工場 まで 1 時間 かかる

 

しかも 3名 も来ている

 

UAゼンセン といえども

簡単に口出しできないといったところで

支援するので負けないでくれとの思いで

3名 の人が来てくれたのだろう

 

 

 

2021 / 3 / 4(日)

 

食堂のテーブルの隅で

労働組合の K さん と話した

 

UAゼンセン との話し合いには

 も同席していたようだ

 

今後 社労士 の人に入ってもらって

話し合いを進めてはどうかと

UAゼンセン が案を出したらしい

 

すると  

現在 お世話になっている

社労士 を 選任 したい

と 言ったらしい

 

あやしい!

 

そこは K さん 

わかっていて

もっと 公平中立 な社労士 

選任すべく これから

 交渉する と言っていた

 

もし ゴリ押し されたら

そのときは 一旦受け入れて

その 顧問 社労 の 

能力 や 人間性 

確かめるしかないと言っていた

 

解決の道は

まだまだ長くなりそうだ

 

 

 

2021 / 3 / 21(日)

 

専門の知識を持った人を呼んで

いい加減 無責任 な対応を

やめさせるのは

良い案かもしれない

 

これは UAゼンセン のアドバイスだ

 

しかし 社労士 にしても

どんな人なのか

僕にはまったくわからない

 

そもそも 社労士 も本当は必要ない

 

そんなに難しい相談ではないはずだ

 

会社が 聞き取り や 事実確認 をして

A子 注意指導 すればいいだけ

 

それを 拒否 し続けているだけ

 

 

 

2021 / 3 / 30(火)

 

昨日 大きな発見があった

 

社内に

ハラスメント対策委員会

なるものが存在することが判明した

 

廊下の掲示板のなかに

小さな文字で書かれた資料を

僕は発見した

 

管理職たちはこれまで

この委員会のことを

口にすることはなかった

 

本当に存在する委員会なのだろうかと

僕は半信半疑のまま

資料に記載されていた

 “ MEYASUBAKO ” の URLアドレス

メモ帳に書き留めて帰った

 

そして

自宅のパソコンから

告発めいた相談メールを

ためしに送ってみた

 

「 チルド製品課 の ○○ です

    当社の ハラスメント対策事務局

    の 責任者 を教えて頂きたく

    よろしくお願いいたします

 

    なお 現場で起きている問題について

    現在 人事の  マネージャー 

    話を進めていますが

    相談日から 二か月 が経つも

    放置されているのか いまだに

    ハラスメント事実確認 すら

    できていない状況です

 

    眠れない日々が続き

    心身ともに衰弱しております

    その意味からも 早々に

    面談を実施して頂きたく

    重ねてお願いいたします 」

 

そして 今日 返信が来た

 

「 毎日の業務 お疲れ様です

    本日 MEYASUBAKO への投書を

    受付けしました

    

    別途 お時間をいただく

    こととなりますので

    よろしくお願いいたします

    日程につきましては

    候補日をいくつか

    ご連絡させてい頂きます

 

    つきましては

    ご都合の悪い日程を 予め

    ご教示いただけると幸いです

 

    ハラスメント対策委員会事務局

    事業統轄本部 M 

 

事業統轄本部の M さん とは

いったい何者だろうーか

 

いまとなっては

スガキヤ 管理職

誰であろうと

信用してはならないのだから

慎重 にならざるをえない

 

僕は 返信 の文章を

慎重 に考えて送った

 

「 ご返信いただき

    ありがとうございました

    私は資材管理を担当しており

    業務に支障を与えないためにも

    公休日である 月曜 か 火曜 の

    面談がよろしいかと考えています

 

    目安箱においても質問しましたが

    当社の

    ハラスメント担当者責任者

    誰であるのかが不明であり

    管理職の人らを頼っても

    誰も教えてくれません

    ハラスメントの窓口 

    あることさえも

    管理職は認識がないようです

 

    今回

    私の身に起きている問題について

    これまでに多くの管理職に

    相談してきた経緯があり

    そのため 多くの管理職らが

    問題を認識して関わっているのですが

    その 対応態度

    目に余るものがあり

    責任放棄非難 されるべき人が多く

    同様に

    ハラスメント対策委員会 とはいえ

    同じ会社であるがゆえに

    この窓口の方々も

    似たり寄ったりではないか

    との 不信 を私はもっています

 

    よって どのような立場の方が

    ハラスメント対策委員会 

    責任者 として担当されているのかを

    明確にして頂きたく

    よろしくお願いいたします

 

    この問題は多くの管理職らが

    関わっていると書きましたが

    これまでに信用信頼を失うほどの

    いい加減な対応をとった管理職の

    名前を以下に挙げます

 

    C 氏、O 氏、U 氏、H 氏、W 氏

    D 氏、S 氏、E 氏、Y 氏、

 

    このほか I 氏、G 氏、X 氏 も

    問題を認識していながら

    しかし 自分たちは責任者ではない

    という言いわけをして

    見て見ぬふり をしています

 

    そのような現状でありますので

    まずは上記の管理職らと一線を画す

    中立で公正な責任者

    問題を正確に認識して

    キゼンとした態度で

    解決にあたれる責任者であるのかを

    問いたいと思います 」

 

メールを送ったのは 今日の夕方 だから

さん の反応は明日以降になるだろう

 

工場長 と 副工場長

それに 管理職 の多くが

関わるという 異常事態

手を付けられるのだろうか

 

とりあえず こんな感じでまた進みだす

 

 

 

2021 / 3 / 31(水)

 

工場の廊下の掲示板には

組織図 も貼ってある

 

しかし

文字が小さくて普段は誰も見ない

 

それを今日は じっくり 見てみた

 

すると

Mさん の名前が載ってあった

 

組織図 を見ると 菅木社長 の下に

副社長らしき人物の名前があって

Mさん の名前は その下にあった

 

つまり

組織を ピラミッド で見れば

400 人 の従業員の 頂点 にいる

3人 の内の1人 

 

これはもしかすると

可能性があるかもしれない

 

ただ 毎度毎度

期待は裏切られてきたのだから

やはり期待しないほうが

利口なのかもしれない

 

とは言っても

可能性のあることをやり続けないと

あきらめれば

奴らがシメシメと思うわけだから

それは絶対に許せん

 

 

今日 Mさん から返信が来た

 

「 毎日の業務 お疲れ様です

    ご連絡ありがとうございます

    

    では 来週の 月曜 火曜 で

    日程調整を進めたいと思います

    午前午後のご希望があれば

    お知らせください

 

    また お問い合わせをいただいた

    ハラスメント対策委員会 については

    事業統轄本部長 が主管となります

    事務局(  が面談し

    事業統轄本部長 に報告する

    手順となっています

    どうぞよろしくお願いいたします 」

 

とりあえず

面談は行なわれることになりそうだ

 

今回

面談相手は Mさん だけのようで

その後 統括本部長 に報告される

という流れらしい

 

ハラスメントは

適切に処理されるのだろうか