2021 / 1 / 16(土)
スガキヤ では
従業員は 労働組合 に
強制加入 させられて
組合費 が給料から 天引き されている
これまで
僕が会社に払った 組合費 は
合計すると ざっと 23 万円 になる
労働組合 の存在理由は
まさに僕のように職場で
不条理 が起きて
困っている従業員を
救う役割 も担っている
それを考えたとき
自分の抱えた問題に
誠実 に対応してもらえないのなら
その 形骸化 した組合を
脱会 しようと 最近になって思った
汗を流して稼いだ給料から
毎月 無意味に 3千円 が
天引き されるのは 納得できない
で ネットを見ると
各県に 労働組合の相談窓口 が
あると知り
連合愛知 というところに
電話をしてみた
窓口の男性に経緯を聞いてもらった
すると その男性は
全面的に スガキヤ を 批判 し
就業規則以前の問題で
あってはならない対応だ
と言い
上部団体である UAゼンセン に
報告する運びとなった
その流れで
スガキヤ労働組合 の 委員長 を務める
K さん から電話があり
僕の抱えた問題を解決するために
協力することを約束してくれた
そして 今日
その K さん と面談した
僕は経緯をおおまかに話し
会社に対する要望を二人で話し合った
K さん は スガキヤ の 管理職 の
これまでの 不誠実な対応 に対して
謝罪 を要求しようと言っていた
幹部ら が 結託 して( 口合わせして )
潰しにくる可能性もあるから
気を付けたほうがいい とも言っていた
愛知県では スガキヤ は
トヨタ自動車 と並ぶほどの
知名度があるが
そんな会社で
ハラスメントの放置 を
やっていたとなれば
大きな問題になるだろう
2021 / 1 / 18(月)
掃除のオバチャン と手洗い場で会い
いま会社と対立していて
労働組合 をはさんで
解決することになったことを話した
すると オバチャン は
すごい! がんばって~!
と絶叫し 感極まっていた
僕は オバチャン の反応に驚いたが
どうやら
会社が腐っていることを知りつつも
長いあいだ
どうすることもできないでいたようだ
会社の 腐敗 を感じている人はいても
それを 不用意 に話すこともできない
これまで泣いてきた人たちの
“ かたき ” をとってほしい
そういった オバチャン の反応だった
2021 / 1 / 20(水)
来週の月曜日に
総務人事部 の D さん と
面談することになった
ハラスメント などの問題は
人事 が聞き取りの対応をして
処分 や 防止策 までを
一貫しておこなうのが一般的と聞く
D さん といえば
1年ほど前に スガキヤ豊明工場 に
テレビ取材 が来た際に
ナビゲート役で出演し
その後 現場マネージャー から
人事マネージャー へと昇格した
僕は この人は大丈夫ではないか
と期待したいが
しかし
フタは開けてみないとわからない
面談には K さん も同席するらしい
2021 / 1 / 25(月)
人事の D さん との面談は
無事に終わった
労働組合の K さん も同席してくれて
約 90 分 にわたって話を聞いてもらえた
K さん は僕の話を聞きつつ
ノートに内容を詳細に書き留めていた
今後 D さん が
その権限を使って
きちんと対応してくれるのを
待つしかない
内容が内容だけに
D さん の口数も少なかった
2021 / 1 / 26(火)
僕と接触をさせないためか
派遣社員 の A子 は
ずっと 夜勤 をしている
いっけん可哀想な感じもするが
深夜手当がつくし
夜は管理者が数人しかいないので
不正やトラブルも隠ぺいできるし
都合がよいのかもしれない
最近 その夜勤メンバーから
早朝勤務に異動してきた 派遣社員 が
3人 いる
3人 は A子 から いじめられた らしい
3人 から 直接 聞いたので本当だろう
入社まもない 3人 は
いじめ を受けて会社に相談した結果
早朝勤務に異動となったようだ
これは僕のトラブルとあまり変わらない
A子 へ 注意 指導 はあったのだろうか
2021 / 1 / 27(水)
ロッカールームで K さん に会い
先日の 議事録 を渡された
事実誤認がないか
ゆっくり確認してくださいとのことで
僕は 議事録 を
いったん持ち帰ることになった
会社を変えてゆきましょう!
いまのままでは
絶対にダメです!
そう言う K さん の性格はとても明るい
頼もしい人があらわれたもんだ
議事録 では
僕の発言が箇条書きにされて
上手にまとめられていた
K さん は なかなかの実力派だと思う
彼の年齢は知らないが
おそらく僕とあまり変わらない
これまでどんな仕事を
やってきたのだろう
K さん は中途採用で入社してから
まだ 数年 のはずなのに
スガキヤ労働組合 の 委員長 を
務めている
年末に 廊下に貼られた
「 くみあいにゅーす
てんとうむし 」
というタイトルの 労働組合便り で
僕は K さん の挨拶文を読み
そこで彼の存在を初めて知った