Dr.K@感染症内科医

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Dr.K@感染症内科医
@drkinfection
日本感染症学会感染症専門医 & 日本内科学会総合内科専門医 &日本エイズ学会認定医🩺/ 大学病院勤務 / 論文を基にした信頼できる知識を提供 / 主な研究分野はHIV感染症ですが、幅広い感染症情報を扱います🔬 /#UequalsU/Straight Ally🏳️‍🌈
2024年2月からTwitterを利用しています

Dr.K@感染症内科医さんのポスト

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特に医療従事者やマスコミの方に知って頂きたいのですが、日本ではよく"エイズ"や"HIV感染者"という言葉を目にしたり、耳にしたりします。これは差別・偏見を助長する言葉であり、海外では使用しないように推奨されています。 アメリカ国立アレルギー・感染症研究所は"HIV Language…
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ネットサーフィンしてたら、なんと自分の昔の論文がNEJMの総説に引用されてることに気がつきました! とても苦労した症例で、私にとって特別な思い入れがある論文でした。あの時この総説のようなものがあれば... 嬉しすぎたので、総説を読み、内容を以下のようにまとめてみました。…
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"エイズ"ではなく"HIV"だと思います。
引用
FNNプライムオンライン
@FNN_News
都内の梅毒患者数が3209人に 感染者数は性風俗業従事者が約2割・一般人に広く蔓延か エイズも去年より増加 東京都 #FNNプライムオンライン fnn.jp/articles/-/617
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🌟初めまして🌟 日本感染症学会の感染症専門医、日本内科学会の総合内科専門医として大学病院で働いております。ここでは、私の研究と臨床経験を通じて得た、信頼できる医学・健康情報を皆さんと共有していきたいと思っています。
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HIV陽性の方々も同様の偏見や差別に晒されがちです。私たちは正しい情報を発信し、理解を深める活動に取り組むことで、依存症やHIVの方々が安心して生活できる社会を目指すべきだと思います。
引用
岩永直子 『言葉はいのちを救えるか?』『今日もレストランの灯りに』発売中
@nonbeepanda
私がなぜ依存症に関心があるかというと、「だらしないからだ」「意志が弱いからだ」と間違った認識で捉えられ、差別や偏見に晒されやすい病だからです。医療者でさえ、そんな目線で見る人は少なくない。社会の目線の冷たさが依存症の人や家族をますます追い詰めているので、これを変えたい。
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昨日のU=Uに関する投稿は、多くの反響があったようです。HIV感染症と治療に関して、皆様が興味を持たれている内容や疑問点などがありましたら、ぜひお知らせください。いただいたご意見を参考に、今後も科学的エビデンスに基づく正確な情報発信に努めてまいります😊
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改めてU=Uについてまとめると、この概念が確立するまで数多くの差別・偏見があったのだと思います。それに立ち向かってきた研究者、当事者の方の成果なのだと思います。 そうはいっても今も差別・偏見がなくなったわけではなく、今でも苦しんでいる方はたくさんいると思います。…
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麻疹に関する報道が連日続いており、ワクチンの供給不足なども問題になっていますね。 日本エイズ学会は2023年に"HIV感染者のためのワクチンガイドライン"を発行しています。麻疹の項目のSummaryを以下に抜粋します。 ・…
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【HIVと腎障害】 長々と書いてきましたが、HIVと腎障害についてまとめると以下のようになります。 ARTによる腎障害 ・ARTの進歩により薬剤に起因する腎障害は減少している ・PrEPとして使用されているツルバダは尿細管障害のリスクがある…
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昨日のイスラトラビル+レナカパビルの記事は反響が大きかった様です。 やはり新たな治療薬の動向は皆さん気になるところなのでしょうか? 引き続き、海外の治験などの動きを注目していきます。
HIVとHBVの重複感染は、単独感染と比較して以下のような点で危険性が高いと考えられています。 1. HBVの慢性化リスクの増大 HIV陽性者ではHIVによる免疫不全とHBV genotype Aの増加により、HBVの慢性化リスクが高まっています。慢性化したHBVは肝硬変や肝癌のリスクを増大させます。 2.…
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ARTの長時間作用型レジメンの普及に伴い、B型肝炎ウイルス(HBV)感染が懸念されています。HIV陽性者ではHBVワクチンの抗体陽性率が低いという課題があります。CROI2024で、新規HBVワクチン(HepB-CpG)の研究結果が発表されました。…
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B型肝炎ウイルス(HBV)感染における自然経過は、抗原や抗体の種類がたくさんあるためややこしいです。以下に、HBV感染の典型的な経過における抗原・抗体の変化とARTとの関係を解説します。 1. 急性感染期: ・HBs抗原が最初に検出され、通常は症状出現の1〜2ヶ月前から陽性化します。…
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Paul E. Sax博士は、米国の感染症専門医で、HIV/AIDSの治療と研究の第一人者です。CROI2024のレビューをされていたので、要約してみました。今後の研究は、利便性の高い治療法の開発、非感染性合併症の管理・予防、感染予防策の最適化と普及に重点が置かれると予想されます。 1.…
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Paul Sax
@PaulSaxMD
#CROI2024 finished last week in Denver, but for those who missed it, here's a Really Rapid Review. It starts by missing @sebpoule's preview, and finishes looking back at the previous Denver CROI, for old time's sake. In between, #CROI2024 highlights! blogs.jwatch.org/hiv-id-observa
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【HIVと腎障害】 HIV陽性者の方は、HIV感染自体、ART、生活習慣病など、さまざまな原因により非陽性者とくらべて腎障害のリスクが高いことが知られています。…
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3月24日は「世界結核デー」ということで、CROI2024で発表された、HIV合併結核に関する研究を紹介します。インテグラーゼ阻害剤と、抗結核薬であるリファンピシンは相互作用のためインテグラーゼ阻害剤の投与量を倍量にする必要があります。日本では相互作用回避のため別の抗結核薬であるリファブチンを…
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長時間作用型注射剤であるcabotegravir(CAB)とrilpivirine(RPV)投与を受けたHIV感染者5例におけるウイルス学的治療失敗(VF)についての報告です。 方法…
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ボツワナが2021年に、HIV/エイズ対策の国際目標である「95-95-95」を達成したことについて、医学誌The Lancet HIVに興味深い論評が掲載されました。世界は少しずつ変わってきているのだと思います。以下要約です。…
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Dr.K@感染症内科医
@drkinfection
世界でHIV有病率が3番目に高い国であるボツワナにおいて、"95-95-95"目標の達成状況を調査した研究です。 方法 本研究は、ボツワナにおけるHIV検査と治療に関するUNAIDSの95-95-95目標の達成状況を、第5回ボツワナAIDSインパクト調査(BAIS V)のデータを用いて評価した。BAIS…
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日本のガイドラインでは、ドウベイト®とトリーメク®を除き、TAF を含むARTが推奨されています。
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Dr.K@感染症内科医
@drkinfection
【抗レトロウイルス療法(ART)の基本②】日本のガイドラインで推奨されている、初回治療として選択すべき抗HIV薬は8パターンになります。多くはキードラッグとしてインテグラーゼ阻害剤が推奨されており、2種類のバックボーンと併用します。例外としてドウベイトが2 drug regimenとなります。
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HIV曝露前予防薬(PrEP)を服用している男性同性愛者(MSM)とトランスジェンダー女性を対象に、淋菌とクラミジアのスクリーニングの有無が、これらの感染症の発生率に与える影響を比較した初のランダム化比較試験(RCT)の結果です。。 背景…
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週1回の経口レジメンであるイスラトラビル+レナカパビルの話題です。イスラトラビルは以前の臨床試験で、投与された一部の参加者に総リンパ球数およびCD4数が減少した報告があり、試験が中止になったことがあります。その時より低容量の用法になっていますが、安全性が注目すべき点だと思われます。
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近年はARTによる体重増加が国際学会の重要なトピックスでしたが、今年は高血圧や脂質異常症が注目されていたようです。…
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Dr.K@感染症内科医
@drkinfection
HIV予防のためのデシコビ®(テノホビルアラフェナミド/フマル酸塩、TAF/FTC)の使用と高血圧ならびにスタチンの開始発生との関連についての報告です。…
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CROI2024に関するポストばっかりですが、注射剤に関する大規模観察研究(N=1362)の紹介です。ウイルス抑制が達成されているHIV陽性者では、CAB+RPV LA注射薬への切り替えが、新しい経口ARTに切り替えた場合と同等以上の有効性を示すことが明らかになりました。治療選択の参考になる重要な知見です。…
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CROI2024で発表されたHIV治療に関する話題トップ5(Web記事の要約です) 2024年のエイズ・日和見感染症会議(CROI)で、HIVの新規および既存の治療オプションに関する研究が発表されました。主なハイライトは以下の通りです。 1.…
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プロテアーゼ革命の興隆を偲ぶ(Web記事の要約) 1995年、HIV治療の選択肢は限られており、核酸系逆転写酵素阻害剤(NRTI)のみが承認されていました。しかし、単独または組み合わせても、ウイルスの耐性獲得を防ぐには十分ではありませんでした。 1995年後半から1996年にかけて、FDA…
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2019年の麻疹アウトブレイクの経験から、個人的な考えですが…麻疹かどうかは症状の経過や皮疹の性状からは全く判断できないと思います。修飾麻疹などはほとんど皮疹がないものもありました。非専門医的な考えで申し訳ないですが、疑わしいもの積極的に行政検査してもらうしかないと思います。
ちなみに、日本でのワクチン接種状況は以下の通りです。 1972年以前生まれ:ワクチン接種なし 1972年から1990年生まれ:1回の定期接種 1990年から2000年生まれ:特例措置を加えて2回の定期接種 2000年以降生まれ:2回の定期接種…
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HIV予防のためのデシコビ®(テノホビルアラフェナミド/フマル酸塩、TAF/FTC)の使用と高血圧ならびにスタチンの開始発生との関連についての報告です。…
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