宮崎県小林市で唯一の公立幼稚園が半世紀の歴史に幕を下ろすことになり、閉園式が行われました。

小林市の野尻幼稚園の閉園式には、保護者や園の関係者などおよそ30人が出席しました。
野尻幼稚園は1973年4月に開園し、ピーク時には120人の園児が通っていました。
しかし、少子化などで年々園児数が減少。
この春、園児4人のうち3人が卒園を迎え、小林市で唯一の公立幼稚園としての役目を終えることになりました。

（園児）
「朝顔で色水を作りました。おもしろかったです。」

（園児）「夏祭り、竹太鼓を…（涙）」

（野尻幼稚園・柏木賢園長）
「人数が多い少ないに関係なしに子供たちは園での学びをいっぱい受けて大きく育っていったんだなと。野尻をみんなで盛り上げてほしいと思います。」

野尻幼稚園の卒園者は51年間で延べ1427人。
来年度からは近くの保育園が認定こども園になり、野尻幼稚園が担っていた幼稚園機能が引き継がれます。