ウィル・アイアトン
| 基本情報 | |
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| 国籍 |
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| 出身地 |
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| 生年月日 | 1988年12月21日(35歳) |
| 身長 体重 |
5' 10" =約177.8 cm 165 lb =約74.8 kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打席 | 右投右打 |
| ポジション | 二塁手 |
| 経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| 国際大会 | |
| 代表チーム |
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| WBC | 2013年 |
ウィル・アイアトン(William Augustine "Will" Ireton、1988年12月21日 - )は、日本出身のアナリスト、通訳、元プロ野球選手(内野手)。ロサンゼルス・ドジャース球団職員。
経歴[編集]
日系アメリカ人2世の父親とフィリピン人の母親の元東京都に生まれ、15歳まで東京で育つ[1]。
渡米後、ハワイ州のミッド・パシフィック・インスティテュート、カリフォルニア州のオクシデンタル大学とメンロー大学に進学[1]。大学卒業時の2012年、トライアウトを経て2013 ワールド・ベースボール・クラシック予選でのフィリピン代表入りを果たす[2]。引退後の2015年にはフィリピン代表の編成業務にも携わっている[1][3]。
2013年にはテキサス・レンジャーズとマイナー契約し、傘下のヒッコリー・クロウダッズ(A+級)でプレーするも1年で引退[2]。
レンジャーズ・ニューヨーク・ヤンキースの2球団でのインターン、東京でのマネージメント会社勤務を経て2016年に前田健太の通訳としてドジャースに参加。通訳として前田に届けられるデータの説明を行ううちデータに興味を示すようになり、2019年からは傘下オクラホマシティ・ドジャース(3A)でデータコーチに転身、翌2020年にはメジャーに昇格しパフォーマンス・オペレーション担当[2]。
2022年からはドジャースのパフォーマンス・オペレーション主任としてチームに帯同しデータ分析を担当[2][4]。2024年の開幕直後からは、不祥事で球団から解雇を受けた水原一平に代わり大谷翔平の担当として通訳業に復帰している[5][6]。
人物[編集]
人当たりがよく礼儀正しい性格。前田の通訳時代には、チームの打撃練習時に選手に混ざって球拾いを行う、チームのモチベーションを高めるために試合前にダンスをするなどのエピソードが残っている[7][6]。
将来は「いつかGMになってみたい」とインタビューで答えている[2]。
脚注[編集]
- ^ a b c “Beyond the Dugout: A Discussion with Japanese American Staff at the Los Angeles Dodgers” (英語). Japanese American National Museum (2023年7月29日). 2024年3月26日閲覧。
- ^ a b c d e 菊地慶剛「常勝軍団ドジャースをデータ分析で支える前田健太の元通訳の献身」『Yahoo!ニュース』、2024年2月13日。2024年3月26日閲覧。
- ^ “William Ireton” (英語). MiLB.com. 2024年3月26日閲覧。
- ^ 「大谷翔平の隣にいた“懐かしき人物” 「お見かけしたことある」キャンプ登場で話題」『Full-Count』、2024年2月13日。2024年3月26日閲覧。
- ^ 「大谷翔平の新通訳に前田健太の元通訳 第2戦でベンチ入り決定 ドジャース編成部に所属するウィル・アイアトン氏」『デイリースポーツ』、2024年3月21日。2024年3月26日閲覧。
- ^ a b David Suggs (2024年3月26日). “Who is Shohei Ohtani's new interpreter? Meet Will Ireton, Ohtani's translator after Ippei Mizuhara dismissal”. The Sporting News 2024年3月26日閲覧。
- ^ 水次祥子「大谷翔平が発言“彼が去ったら”ドジャース契約が崩れる…“天才”フリードマンとは何者?「28歳でメジャーGMに」「日本人記者に逆質問も」」『Number Web』、2023年12月21日、3面。2024年3月26日閲覧。