スクープ
更新日:2021.12.23 / 掲載日:2021.12.20
マツダの後輪駆動ベースの新型3列シートSUV、CX-80が2022年末にデビューへ!
クロスーバーSUVへ力を入れているマツダ。2021年10月には2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画を発表しているが、この中でラージ商品群として「CX-60」、「CX-70」、「CX-80」、「CX-90」が紹介された。この4車は世界の販売地域ごとに2022年から2023年にかけて導入が予定されているともアナウンスされている。
このクロスオーバーSUVのラージ商品群は、日本市場における現行型CX-8や北米などで販売されているCX-9などミッドサイズのクロスオーバーSUVを指している。まさにこの2車の後継となるモデルだ。
この新たなSUVシリーズもCX-8/CX-9と同じく、道路状況が狭い日本や欧州にはボディサイズをナロー化した「CX-60」、「CX-80」を。存在感を求められている北米にはワイドボディの「CX-70」、「CX-90」が導入される。そして車名の数字の違いは2列シートと3列シートの違いになり、「CX-60」、「CX-70」が2列シート仕様。「CX-80」、「CX-90」が3列シートとなる。
今回、スタイリングをスクープした「CX-80」はまさにCX-8の後継車となるモデルだ。紹介しているスクープCGのようにロングノーズを採用したクーペライクなスタイリングで、堂々の存在感を見せるはず。この意匠は先に北米でお披露目された北米専用の「CX-50」とイメージが近い。現行のCX-8もスタイリッシュだが、CX-8はさらに高級感を加えた類い希な存在感を醸し出すだろう。
さらに「CX-80」はプラットフォームが従来の前輪駆動(FF)ベースから、後輪駆動(FR)ベースへと大きく変化する。これはマツダが縦置きアーキテクチャと呼んでいる新開発プラットフォームで、縦置き直列6気筒エンジンのSKYACTIV-X/ガソリン/ディーゼルエンジンや縦置き直列4気筒エンジンを搭載し、48Vのマイルドハイブリッドシステムが組み合わされる。さらにガソリンエンジンには、プラグインハイブリッドシステムシステムも用意される。「CX-80」には時期的に純ガソリンエンジン搭載車と48Vのマイルドハイブリッドシステム搭載車から発売され、その後プラグインハイブリッドシステム搭載車が発売されるという流れになるはずだ。
「CX-80」気になるデビュー時期は、2023年初頭になるだろう。まずは2022年後半に2列シートの「CX-60」が発売され、その後の展開となる。今回紹介したスモール商品群に属する「CX-50」は北米専用モデルで、日本への導入は無い。日本ではCX-5がしばらくの間改良を加えながら継続生産となるだろう。