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能代ロケット実験場 JAXA「早ければ2025年度からの工事着工」 稼働までは数年かかる見通し 固体燃料モーター燃焼実験を再び能代で

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秋田 2024.03.26 18:56

去年7月に爆発事故が起きた能代市にあるJAXA=宇宙航空研究開発機構の実験場の再建に向けた工事が、来年にも始まることがわかりました。
着工から稼働まで数年かかる見通しですが事故のあとできなくなっていたモーターの燃焼実験が再びできるようになります。

実験場の再建に向けた動きは、JAXAが周辺の住民や能代市に対して事業の進捗などを報告する能代市観測ロケット協力会で明らかになったものです。

JAXA宇宙科学研究所 立川誉治さん
「早ければ2025年度からの工事着工を目指して我々は進めてまいりたいというふうに考えているところでございます」

能代市浅内にあるJAXAの能代ロケット実験場では去年7月、次世代型の小型ロケット=イプシロンSロケットの固体燃料モーターの燃焼実験で点火から57秒後に爆発が起きました。
JAXAは爆発事故について固体燃料の点火装置の一部が溶けて飛び散り、モーターの圧力容器の断熱材が損傷したことが原因だと特定しています。

爆発した実験用の施設は解体が進められていて5月までに工事が終わる見通しです。
その場所でJAXAは施設の再建に向けた工事を来年にも始める方針です。
着工から稼働まで数年かかる見通しですが事故のあとできなくなっていた固体燃料モーターの燃焼実験が再びできるようになります。

また、いまの実験場から南におよそ2・5キロ離れた海岸には新たに液体水素の貯蔵や運搬に関する大規模な実験ができる研究拠点を設ける計画で、こちらは2025年度の稼働を目指しています。

JAXA宇宙科学研究所 立川誉治さん
「秋田県能代市も含めて一体となって協力させていただいてより『能代にJAXAの能代ロケット実験場あり』というところを目指してまいりたい」
「どんどんアピールして能代の活性化にも寄与できたら」

固体燃料モーターの開発に欠かせない精度の高い性能試験=真空燃焼試験ができるのは全国で能代ロケット実験場だけです。
日本の固体燃料ロケット開発に多大な貢献を果たしてきた実験場が、再生への一歩を踏み出します。

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