N. KOUMURA
Natural scientist15 Earned Likes2 Followers
氏名:甲村長利 東北大学大学院理学研究科化学専攻 博士後期課程修了後、オランダ・フローニンゲン大学博士研究員を経て、現在、公的研究機関にて研究職として在籍。 専門は有機合成化学、有機立体化学。 過去の研究内容は、主に機能性有機分子材料の開発を行ってきており、光エネルギーを回転運動に変える分子や電気エネルギーに変換する有機色素材料の開発などがある。 現在は、有機合成の新しい方法の開発を行っている。
Joined in September 2021
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有機合成でエネルギーが多くかかるところは、加熱(もしくは冷却)とそれにかかる時間(反応時間も含めて)、それから化合物の精製過程です。
加熱・冷却については、大きな釜で行う反応では中の温度を一定にするまで時間がかかることもありますが、フローの場合は反応器が比較的小さいので、それにかける熱量は少なくてすみます。また開発中の連続フロー法では、化合物の精製過程を極力少なくすることを開発目標にしていますので、方法が確立すれば省エネになります。