あたらしい定石「星の両ガカリ」豆知識
1図
囲碁AI誕生以降、星のカカリに手抜きすることが、とても増えました。
両ガカリが怖くない。正しく応対すれば損にならないどころか、むしろ良くなる。ということになったからです。
左ツケで0.5目有利と出ていますが、同じツケでも左右で差があるのが不思議です。
2図
白1からツケノビの手法は大昔からあるものですが、AIが大好きな手の1つです。そして白5のキリが「あたらしい定石」です。
このキリを打つためには、シチョウ有利が条件となるため、右上の配置によって変わります。この場合は左にツケノビを打てばシチョウが良くなるわけです。
3図
ツケノビに対して黒4トビツケの評価が高く、シチョウ不利でキリが打てない場合、白5から7となることが多いです。
4図
白1ワリツギが昔の定石で、私が子供の頃は良く打ってました。
白が愚形で、黒は形が良いが低位である点で、バランスが取れていると考えられていたと思います。
ここで白7はカケツギ(青いところ)が最善で、白半目損の結果ということみたいです。
5図
昔の棋士たちの碁では、この様な実戦例が多かったと思います。
でも白が甘いのですね。
4図の青いカケツギは、呉清源先生が主張されていた手です。
やっぱり凄いですね~。
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