破れば処罰の選挙ポスターで妻を中傷、49歳男に有罪判決…東京地裁「非常に悪質」

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 4月の東京都大田区議選に立候補した際、妻を中傷する選挙ポスターを貼り出したとして、名誉 毀損きそん 罪に問われた男(49)に対し、東京地裁(高嶋諒裁判官)は6日、懲役1年6月、執行猶予4年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。

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東京地裁
東京地裁

 判決によると、男は選挙期間中の4月16~20日、「DV(ドメスティック・バイオレンス)妻に連れ去られて約3年、ほとんど娘たちに会えていません」などの文言を妻や子どもの顔写真とともに掲載した選挙ポスター99枚を、同区内に設置された掲示場に貼り出した。

 判決は、妻が子どもを連れて家を出たことに不満を募らせ、嫌がらせとして男が犯行に及んだと認定。選挙運動用ポスターを破くなどの行為は厳しく処罰されることから、名誉を傷つける表現を含んだポスターでも野放しになってしまう特性に目を付けたと指摘した上で、「選挙運動に名を借りた非常に悪質な犯行だ」と述べた。

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4815348 0 社会 2023/12/08 13:06:00 2023/12/14 11:54:55 2023/12/14 11:54:55 https://www.yomiuri.co.jp/media/2023/12/20231207-OYT1I50159-T.jpg?type=thumbnail
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