閉校記念式典で「日光和楽踊り」のおはやしを披露する安良沢小の児童ら

閉校記念式典で「日光和楽踊り」のおはやしを披露する安良沢小の児童ら 雪が降る中で一斉に風船を飛ばす安良沢小の児童ら

 【日光】本年度で閉校する久次良町の安良沢小で23日、閉校記念式典が行われた。33人の全校児童、保護者、卒業生や地域住民ら約400人が思い出の学びやに別れを告げ、1955年の開校以来、69年の歴史に幕を下ろした。

 式典で先崎智幸(せんざきともゆき)校長が「閉校決定以降、地域と一体で学校祭『安良沢フェスティバル』を開くなど本校にふさわしい、最後の1年を迎えることができた」と語った。

 児童を代表してあいさつした6年土屋湧(つちやわく)君(12)と新井叶桜(あらいかお)さん(12)は「学校行事を通じて地域の皆さんに支えられていることを実感した」「最後の本校卒業生という誇りを持って前へ進みたい」とそれぞれ話した。

 その後、児童らが日光地域の夏の風物詩「日光和楽踊り」のおはやしを披露したほか、雪が降る中、感謝の気持ちを込めてカウントダウンに合わせて一斉に風船を飛ばした。