ここのうどんは、生きている。丸亀製麺
大事なのは、経験の長さより「深さ」。
藤本 智美Satomi Fujimoto
麺匠

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「こころ」まで伝えるのが、私の役割。

麺匠は、ひとことで言うと「丸亀製麺のうどん作りの総責任者」でしょうか。新人や若手に日々接する中で、品質管理や工法といっしょに伝えているのは、うどん作りの心構え。「技術」と「知識」と「こころ」。どれが欠けても、おいしいうどんは出来ませんからね。 ですから、丸亀製麺のうどんが今の形になるまでは多くの試行錯誤がありましたけど、これだけは大切にしようと考えていたのは、作り手の「おいしいうどんを作りたい!」という想い。そこは絶対にぶらしたくない。若い人たちにもそのことをきちんと理解してもらえるように話しています。

おいしいうどんは五感でつくる。

水の温度ひとつとっても日によって違うでしょ?だから、小麦粉のしっとり感を手で触ったり、うどんの透明感を目で見たり、茹で上がりの匂いを嗅いだりと、五感を使ってうどんの出来を日々調整するんです。 作り方にはもちろんマニュアルはあります。でも、丸亀製麺はお店で生地をひとつひとつ手作りしますから、最後はうどんを作る人の感覚が勝負なんです。 「おいしい」を決めるのはお客様です。お客様の「おいしい」の基準は進化しますから、私たちの「おいしい」も日々進化させていかなくちゃいけない。それには、自分たちの五感を研ぎ澄ませ、おいしさを突き詰めていくことだと思います。

私にとってうどんは、自分を成長させてくれたもの。

大切なのは、経験の長さよりは「深さ」でしょうか。うどん作りがうまくなりたければ、うどんに対してもっと深く向き合ってほしいと言っています。 私にとってうどんは、自分を成長させてくれたものです。うどんの知識や経験はもちろん必要ですから、勉強によって向上させてきた部分はあります。ただ一方で、「うどんを教えること」を通じて、職人たちやお客様の想いも学ばせてもらいました。 この経験や知識、想いを多くの後輩に伝え、丸亀製麺のうどんのおいしさを未来に残していきたいなと思っています。
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この春、
すべての店に
麺職人が誕生。

丸亀製麺の「打ち立て・生」を
さらにおいしくするために、この春、
すべての店に麺職人が誕生しました。

彼らがつくりたいのは、
ただのうどんではなく、
心まで震わせるうどん。
日々磨いた技と感性で、
今日も麺一本一本に
命を吹き込んでいきます。

  • 麺職人が不在の日や時間帯もございます。

ここの うどんは、 生きている。