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一緒に働くスタッフのおかげで今がある
植物や動物を育ててもいいし、料理をつくるのでもいいんです。自分の手で何かを生み出したり育んだりすることが昔からすごく好きでした。以前はお弁当屋さんに勤めていたんですが、もうちょっと違った経験もしたかったので50歳を前に丸亀製麺に転職。でも最初はすごく大変でしたね。想像してたより忙しくて覚えることも多いから、全然気が抜けないんです。そんな中でも続けられたのは、一緒に働くスタッフが優しく支えてくれたからです。この人たちに恩返しがしたい、一緒に頑張っていきたいと思って今の自分がありますね。麺職人試験の時もみんながシフトを調整してくれたおかげで、勉強する時間を確保することができました。常に応援してくれる仲間たちに囲まれて、自分も成長させてもらってます。
一度はよぎった麺職人辞退
みんなに応援され、努力して受かった麺職人ですが、いざなってみると「本当に私でいいんだろうか」「おいしいうどんをつくり続けられるのかな」と不安が込み上げてきました。プレッシャーから逃げたくて、みんなに申し訳ないと思いつつ一時は「辞退」という言葉が頭をよぎったほどです。今はそこから半年くらい経ち、麺づくりがすっかり楽しくなりました(笑)。麺は日によって仕上がりが違うんですが、うどんのことがわかってくるとそういった変化にも興味が湧くんですね。うまくできたらもちろん嬉しいですし、イマイチだなという時も「さて、どう調整しようかな」と楽しめるくらい余裕が出てきました。過去に遡って悩んでいた頃の自分に声をかけられるとしたら「とにかく一度やってみたら?」と言ってあげたいです。「毎日すごく勉強になるし、お客さまに喜んでもらう機会も増えていいことがいっぱい待ってるよ」って、背中を押したいですね。
誰もがおいしいと思ってくれるうどんを目指す
おいしいうどんのために、茹でる作業にはかなりこだわっています。生地の状態って1日の中でもすごく変化するんですね。同時に釜の中のお湯の状態もずっと一定ではないので、いつもその両方の状態を見極めながら茹で時間を調整しています。一生懸命つくった麺もそこで失敗すると台無しになってしまうので、かなり気をつけていますね。逆にコンディションのよくない麺がおいしくなったりすると「よし!」って思ったりします。私が目指しているのは万人がおいしいといってくれるうどんです。ちょっとハードルが高いですけど目指してみる価値はあるのかなって。勉強しながら少しでも実現できたらと思います。
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この春、
※すべての店に
麺職人が誕生。
丸亀製麺の「打ち立て・生」を
さらにおいしくするために、この春、
※すべての店に麺職人が誕生しました。
彼らがつくりたいのは、
ただのうどんではなく、
心まで震わせるうどん。
日々磨いた技と感性で、
今日も麺一本一本に
命を吹き込んでいきます。
- 麺職人が不在の日や時間帯もございます。
ここの うどんは、 生きている。