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涙なしでは語れないオープン当時のエピソード
11年前にオープニングスタッフで入ってから、ずっと製麺を担当しています。飲食店で働くのは始めてで、もちろん製麺なんてやったこともなかったので最初は苦労の連続でした。仕事を覚えるだけで必死な上に、ピークタイムは時間に追われてますます焦るし…。当時の店長から厳しい指導をうけることも多くて、バックヤードで悔しくてよく泣きましたよ。思えばこの時の経験と仲間の絆が、今の千葉ニュータウン中央店に生きているんだと思います。当時を知るスタッフとは「あの頃まかないで食べたうどんは、涙でしょっぱかったねー」なんて、冗談を言って笑ってます!
試験に合格したときのうれし涙は忘れない
麺職人の試験を受けるようにと聞かされたのが、ちょうど1年前。その時も嫌で嫌で泣きました(笑)。昔から勉強が本当に嫌いで、しかも根っからのあがり症。試験っていうのがずっと苦手だったんです。「細かい知識を覚えきれるのかな?」「水を一滴でもこぼしたら不合格かな?」なんて考え始めたら、不安で涙が出てきちゃって…。それでも頑張れたのは、店長やスタッフのみんなが「あなたのうどんはおいしい」と励ましてくれたから。無事に合格の報告ができたときにはみんなが喜んでくれて、諦めなくてよかったなって。店長なんて涙を浮かべて喜んでくれるもんだから、わたしも思わずうれし泣き。そんな店長から勤続10年を記念してもらったメッセージカードには、「石川は天真爛漫で純粋で愛嬌がある人。誰よりもうどんに愛情を注いでいる人。千葉ニュータウン中央店に石川がいてくれてよかった!」って書いてあって、これまた号泣でした!
大事にしているのは優しい愛情
うどんの仕上がりって、つくり手の心と鏡合わせだと思うんです。つらい状況でつくったうどんはなんとなく頑固で硬いイメージ。逆に優しい気持ちでつくったら、ふわふわで幸せな感じがします。だから私がうどん作りで一番大事にしているのは、母のような優しい愛情を込めること。目指すは「赤ちゃんのおしり」みたいにふわふわもちもちのうどんです。自分で言うのは図々しくて恥ずかしいのですが、お客さまからもよく「あなたがつくったうどんはおいしい」と言ってもらえます。この言葉はとてもうれしいのですが、さらに欲を言えば「千葉ニュータウン中央店のうどんはいつもおいしい」とお客さまに思ってもらいたいんです。私がいない日でも安定しておいしいうどんを提供するために、一緒に働くスタッフに私の知識やノウハウを伝えることも大切にしていきたいです。
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麺職人インタビュー
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彼らがつくりたいのは、
ただのうどんではなく、
心まで震わせるうどん。
日々磨いた技と感性で、
今日も麺一本一本に
命を吹き込んでいきます。
- 麺職人が不在の日や時間帯もございます。
ここの うどんは、 生きている。